日記:Day2 三好観光→美馬・脇町へ
阿波安芸旅の二日目の朝は、三好市池田町のゲストハウス「heso camp」で迎えた。快眠。
外を見ると曇天。まぁ曇りでも良いよ、雨は勘弁ね、と空に向かって果される保証のない一方的な約束(依頼?)をする。
今日はまず、私が辞める20年勤めてきた会社の先輩方と三好観光。中にお一人、今回が初の三好という方が居るので、その方に向けて三好の魅力を伝えようというわけだ。他の方々が帰京の途に着いたら、私はスクーターで美馬市脇町に向かう算段である。
そんな一日を振り返ってみる。
三好観光に向かうための待ち合わせ場所へ
さぁ、1日の始まりだ。荷物をまとめてheso campを出て、スクーターにまたがってエンジンを掛けたら、また雨が降り出した…。ギャグなのか、これは?あまりにもタイミングが良すぎて、もはや笑けてくる。
ちなみにこの雨、私が待ち合わせ場所についたら、早々に止んだ。それどころか晴れてきた!
まじで、なんやねん・・・。
それでも、スクーターで5分の距離なので大きなダメージは負うことなく、待ち合わせ場所である三好市地域交流拠点施設「MINDE」の駐車場に到着。
待つこと数分、車でご一同が到着。その場でお別れとなる皆様に暇乞いの挨拶をしたあと、三好に住む先輩の車に、東京から来た二人の先輩と私の3名が乗せていただいて、いざ出発。
小歩危の吊り橋
国道32号を高知方面に向かって進んでいく。吉野川を遡上して小歩危まで来ると、路肩に停車。
そこは、小歩危の吊り橋「国政橋」だった。
鉄骨の欄干に、スケスケ網々の床板という、下を覗くとキ●タマが縮み上がるスポットだ。
しかし、そこは中高年の男の子の集団、キ●タマの収縮を感じさせない堂々とした歩を進めて絶景を楽しむ。
しかし、一人の先輩が、「さすがに下見ると怖いよね」と本音を漏らす。なんだ、平然としてそうで内心は皆さんもビビってたのか。なんだかホッとする。
再び車に乗り込み、さらに吉野川沿いを遡上し、国道32号に別れを告げて大歩危橋を渡る。大歩危橋駅前の大歩危マートをぐるり一瞥。そのあと、県道45号を東進して、長いトンネルを抜けて西祖谷山村へ。
フォレストアドベンチャー・祖谷
西祖谷山村に入り祖谷渓が見えるとすぐに、アドベンチャー施設が目に入る。「フォレストアドベンチャー・祖谷」である。
祖谷渓をまたぐように金属製ワイヤーが張られており、これにぶら下がって高速で空中を渡る「ジップライン」が名物になっている。
一通り見た後、さらに県道45号を奥に入っていく形で、県道32号に合流。
祖谷のかづら橋と、琵琶の滝
ほどなく、有名な「祖谷のかづら橋」が出てきた。
その降り口のところで、コトバスのオンラインツアーのガイド中だった琢斗さんにばったり出くわす。聞けば、コロナ禍でも8月は家族連れでそれなりに盛り上がったとのこと。そんな中でも、教育事業やツアーガイドなど、多方面で精力的にやっておられて、おっさんの俺から見ても敬意しかない。
さて、橋を渡ってみる。回を追うごとに、だんだんと渡るのが上手くなってきた気がする。
橋を渡ったあと、すぐ近くの「琵琶の滝」を見る。ここんところの雨で、水は増量中だった。
マイナスイオンがビシビシ。やはり、三好市は山河アクティビティ・サイトシーンは超強力だ。
我々は橋と滝を後にし、県道32号に沿って池田の町方面に向かった。
「ひの字」、しょんべん小僧
県道32号沿いの「ひの字渓谷」で景観を見る。まさに平仮名の「ひ」になっている。
さらに県道32号を北上すると、有名な「小便小僧」が出てきた。なんでも、この像が立ってる位置に地域の子どもが立って、度胸試しをしたとか。・・・ホントか?(笑)
ハレとケ珈琲
県道32号を北上して、出合簡易郵便局の角で右折して県道140号に入ってすぐのところに、旧・出合小学校 を活用した「ハレとケ珈琲」に入る。
私は、東京でサラリーマンとして過ごしている時、ここのオンラインショップで豆を買って飲んでいた。久しぶりにリアル店舗で、ランチとともにコーヒーを頂く。ランチは、私含む4名で、味の違う4つのピザを分け合った。三好のシンマチで取れたハチミツが旨かった。
箸蔵とことんで島さんに挨拶→吉野川HO
東京に帰る2人の先輩とは阿波池田駅でお別れし、そのままMINDEまで送っていただいて運転してくださった先輩とも別れる。
再び一人、スクーターにまたがった私は、吉野川を河口方面(東)に向かう。国道32号が吉野川を対岸に渡ってすぐ、地域交流拠点「箸蔵とことん」を除く。島さん居るかなぁ?・・居らんかった。
駐車場で島さんに、「覗いたけど居らんね」とメッセすると、今日は休暇日とのこと。残念・・・と後日を考えてヘルメットをかぶったら、なんと島さん登場。私のメッセを見て、来てくれたみたいなのだ。・・それにしても、反応速度が速い!わざわざありがとうございました!
島さんへの挨拶も果たし、国道32号から県道12号に入って、吉野川沿いを東へ向かう。そして、西阿波で私がお世話になってる方々も多く関わる、「吉野川ハイウェイオアシス」に立ち寄った。
「ハイウェイオアシス」という施設形態は、高速道路のSA・PAとレジャー施設が繋がっていて、高速を降りることなくレジャー施設を楽しめるというハイブリッド施設ということ。吉野川ハイウェイオアシスは、吉野川沿いのキャンピング・BBQ・温泉・マルシェといったものが楽しめるようになっている。
今日は、あいにくマルシェの日では無かった様子。土曜の15時くらいだったせいかも知れないが、人はまばらだった。宿泊施設、温泉、キャンプ場、バンガローなど揃っていて魅力的だが、素人目にパッと見たら、食事が手薄い感じがした。これで魅力的な食の店舗が3,4店舗あったら、高速道路利用者以外の地域の人なんかも集まるんじゃないかな・・などと思った。
美馬の寺町
吉野川ハイウェイオアシスを出たのち、県道12号を更に東へ。美馬市に入ってしばらく行ったところで、寺町に差し掛かった。
非常に狭いエリアに、現役の4つの寺院と1つの廃寺跡が固まっているというお寺の町。住所も「美馬市美馬町寺の下」である。
4つの寺院は、1つが真言宗で3つが浄土真宗であった。もれなく、ご本尊で拝む前にそれぞれ鐘を搗かせていただいた。
寺町で一通りお参りしたあと、さらに県道12号を東進して脇町に入る。宿泊地であるAD LIVへ夕方到着した。このAD LIVは、一言で表すと「泊まれる印刷工場」なのだが、広告会社の本社であり、ツアーイベンターさんの本拠地でもあり、ビアバーであり、ゲストハウスであり、コワークスペースであり、海賊の秘密基地みたいなところでもある。
明日は、先日 三好のスナックで同席した、つるぎ町の課長さんとつるぎ町を回らせていただく予定にしている。
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