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白血病は完治する病?


3ヶ月ごとの再発の恐怖

3ヶ月に1回の定期検査に行ってきました。血液検査の結果を聞くまでいつも恐怖で心臓が震えてます。再発していたらどうしようと毎回不安になりながら問診を待っています。

自分の番がやってきて、名前を呼ばれて、主治医の先生の診察室へ向かいます。主治医の先生が血液検査の結果を見ながら、お話ししてくださいます。

「問題ないですね。」この言葉を聞くと安心します。よかった、また次の3ヶ月後まで生きながらえることができる!と心の中ではもう一人の自分がガッツポーズをしています。3ヶ月ごとに命が繋がる綱渡りのようです。

ステージⅣ5年生存率40%だった私が今生きている

「もう10年ですね。完治したと言ってもいいでしょう。」
と主治医の先生が言われました。

「え!?完治?白血病は寛解としか言わないと思っていました。完治ってあるんですか?」
そんなことがあるのかと耳を疑いながら、心の中は花火が打ち上がり始めていました。

入院治療1年、外来治療3年、それから10年幾度か再発の危機を感じることもありましたが、やっとここまでくることができました。

「さすがに10年ですから、ここまできたら再発することもないでしょう。完治と言っていいでしょう」
「え〜!嬉しい!先生!完治って言ってもいいなんて!」こんな日が来るなんて信じられません。
「10年感慨深いですね」と主治医の先生がおっしゃてくださった言葉が心に響き続きました。
「ありがとうございます!今日はお祝いします!」そう言いながら診察室を出る時には涙が溢れていました。

家族で乗り越えたガン闘病

待っていた夫に報告。
「完治って言っていいんだって!寛解じゃなくて完治って!」
二人で涙を流して喜びました。

長かった辛かった10数年の終止符です。

しかし、完治したと言っていいと言っていただいたけど
大量の抗がん剤が投与されている私の体は、2次発がんの可能性もゼロではないということ、神経や筋肉や骨も抗がん剤の影響で以前の自分には戻っていないということ、抗がん剤の副作用が残っているということ、など様々な問題点は残っています。

でも、次再発したらどうしようという恐怖心が私の心の中を占めていた部分が7割くらい少なくなり、心がその分だけ軽くなりました。それだけで十分幸せです。

奇跡の繋がりで生きている

そして、大切なことが残っています。
それは、奇跡の繰り返しで たまたま奇跡で生きさせていただいている私がやるべき使命があるのだということ。

今闘病中で病室で闘っている人たちのために何かできること。
ちっぽけな私でも何かできること。それが何か、いつも頭の中で繰り返されています。

無菌室では、一人で病室の天井とにらめっこしながら、辛さに耐える毎日です。無菌室で過ごされている方のお辛さが少しでもやわらぐようにサポートできればといつも思っています。

「~やわらぎ~あなたのお話お聞きします」

一人でお辛い時、誰かに聞いて欲しい時、LINE等の無料通話でお話しをお聞きするサポートをしています。


もう一つは、骨髄ドナーさんが不足していることや血液が不足していることを一人でも多くの方に知っていただき、献血や骨髄ドナー登録に足を運んでいただけるように現在の危機的な現状を伝えていく活動です。

「骨髄ドナー支援チャリティーNFT」

第一弾のチャリティーでは、全額を「日本骨髄バンク」様へご寄付させていただくことができました!


こちらは、ご支援者様にMusicNFTをお迎えいただいて、メタバースで一緒にMusicVideoを作成し楽しむことができるNFTになっています。

命のバトンを繋げてください

「骨髄ドナー支援チャリティーMusicNFT」は、買ってメタバースで繋がり、命のバトンをつなぐことができます。
ブロックチェーンに刻まれているNFTはご支援していただいた記録が永遠に消えることはありません。

第二弾、第三弾と継続できるように活動していきます。ぜひご支援いただき一人でも多くの命のバトンを一緒に繋げてくださいますようどうぞよろしくお願いいたします。EMU KANO

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えむ|LIFE IS MAMAGOTO
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