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SDGs:世界の食料廃棄問題について考えてみよう

世界の食料廃棄は深刻な問題であり、環境問題や食料不足に繋がっています。この記事では、食料廃棄の現状、原因、影響、そして個人レベルでできる対策を紹介します。

食料廃棄の現状:驚愕の数字と深刻な影響


国連環境計画(UNEP)の報告によると、2022年には約10億5,000万トンの食料が廃棄されています。これは、消費者が入手可能な食料全体の約19%に相当します。さらに、サプライチェーンで失われる食料の13%を加えると、生産された食料の約3分の1が廃棄されていることになります。

食品廃棄の現状と影響(2022年データによる)

食料廃棄による環境への影響


食料廃棄は、温室効果ガスの排出、資源の無駄遣い、埋立地の逼迫、生物多様性への影響など、様々な環境問題を引き起こしています。食品ロスや食料廃棄は世界の温室効果ガス排出量の最大10%を占め、これは航空部門の総排出量の約5倍に相当します。


食料廃棄の原因:多岐にわたる要因


食料廃棄の原因は多岐にわたり、生産段階、流通・小売段階、消費者の行動、技術・インフラの不足など、様々な要因が複合的に作用しています。

・生産段階での過剰生産
需要を超える量の食料を生産してしまうことで、売れ残りが発生し、廃棄されるケースがあります。

・厳しい品質基準
外観品質基準などにより、見た目が悪い農産物が廃棄されることがあります。

・流通・小売段階での問題
大量陳列や幅広い品揃えにより売れ残りが発生したり、賞味期限・消費期限切れによる廃棄が発生したりすることがあります。

・消費者の行動
買いすぎや使い切れないことによる廃棄、食べ残しや調理しすぎによる廃棄、賞味期限に対する誤解による早すぎる廃棄などが挙げられます。

食料廃棄の削減:個人レベルでできること


食料廃棄を減らすためには、生産者、流通業者、消費者のそれぞれが意識を変える必要があります。個人レベルでは、以下の点に注意することで、食料廃棄を減らすことができます。

・買い物計画を立てる
必要な量だけ買い、無駄な買い物を減らすようにしましょう。

・食品の保管方法を見直す
適切な方法で食品を保管することで、賞味期限切れを防ぎ、無駄を減らすことができます。

・食べ残しを減らす
適量を調理し、食べ残しを減らすように心がけましょう。

・食品ロス削減の取り組みを支援する
食品ロス削減に取り組む企業や団体を支援することで、社会全体の意識向上に貢献できます。


まとめ:持続可能な食生活に向けて


食料廃棄問題は、私たち一人ひとりの意識と行動によって解決できる問題です。食料廃棄を減らすことで、環境保護に貢献し、持続可能な食生活を実現することができます。

・食料廃棄削減の重要性
食料廃棄を減らすことは、環境保護、食料安全保障、資源の有効活用、経済活性化など、様々な面で重要な意味を持っています。

・行動を起こすことの大切さ
私たち一人ひとりが意識を持ち、行動を起こすことで、世界の食料廃棄問題の解決に貢献できます。毎日ひとつだけでもいい、共に動きましょう。

食品ロス削減と食料支援に取り組むフードバンク団体

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