2つのやり方を融合したリペア
経年劣化によるシート剥がれの補修でした。
シートが経年で硬化してきて剥がれた場合、シートの張り替えをすることも多いのですが、今回はシート張り替えでなく、パテ打ちして塗装で仕上げて欲しいとのことでした。
こういう依頼は結構あります。予算からそういう選択される事も多いです。
施工自体は可能なのですが、シートが残っているところと剥がれてしまったところの僅かな段差ってきれいに仕上げようとすると結構厄介なんですよね。
1mmあるかないかくらいの段差を埋めて均一に面出しするのは範囲が広いとかなり時間かかります、手触りでよくなったと思って塗装してみると面出しが甘かったせいで、なんだかイマイチな仕上がりになったりします。
なので今回は思い切って劣化したシートを剥がし切ってしまい、在庫のシートで近い色のものを使って新しいシートを貼ってしまった方が早いのではないかという仮説をたてました。
早速在庫にあったシートで近いものないかなぁと探しましたが、窓枠に使われているシートがあまり見かけない模様だったので、なかなかいいシートがない。
そこで更に路線変更。
在庫の中から出てきた真っ白な無地のシートがあったので、無地のシートに似た様な模様を塗装などの技術を使って似た様な模様を作ってしまおうという作戦にしました。
・シート仕上げ作業
・塗装仕上げ作業
通常はどちらかの作業を選択した場合、もう一方作業をすることはないです。
でも、なんとなく頭の中では上手く行きそうな気が7割でいます。
ワクワク半分、失敗したときの徒労感による緊張が半分、、、(汗
、、、、良いじゃない?
、、、いいよね?
シートの模様もなんとなく似せることができたので、違和感なし。
塗装仕上げよりも仕上がりは良いですし、耐久性もあります。
二つの作業の良いところをミックス出来たので、一つ引き出しが増えたというか少し新しいやり方を見つけられて楽しかったです。
今後も色々と応用していける様に頭の中から柔軟にしておこうと思います。
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