広瀬川白く流れたり?
タイトルの「広瀬川白く流れたり」は前橋が生んだ「日本近代詩の父」とも言われる萩原朔太郎が読んだ詩の中に登場する一説です。
私は昼食に弁当を持参したとき、購入したときににはしばしば整備がされた広瀬川河畔のベンチで食べています(最近は寒すぎるので止めていますが)。
その時に時折ふと写真を撮るのですが、たまたま同じような構図の写真が出てきたので、見比べてみます。
交水堰から下流の水量や取水口の見えている範囲から流れる水の総量が減っていることが分かります。水量が減って「白く流れたり」感も若干弱くなっているように思われます。
川から目を上に向けると青々と茂っていた木は落葉し、綺麗に赤く色づいているものもあります。6月は若干曇っていますが、垣間見える青空の色が12月とは異なります。手前に咲いている紫陽花は当然ですが、枯れ落ちてしまっています。12月の写真からは寒さを感じます。
季節が移ろえば、同じ場所でも見える物事や感じる空気感が変わることは至極当たり前なのですが、こうして定点で明確に見るとこんなにも違うのだな~という印象を受けます。
前橋はまだ空っ風は吹いていませんが、非常に寒くなっています。自転車通勤の私には厳しい時期になりました。