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アパレル販売から、クリエイティブの会社に転職したお話。

こんにちは、ユニエル PRディレクターの大谷(@mm_chas)です。

先日コーポレートサイトでユニエルのスタッフについての記事を書きました。

【少人数でブランディングを行う会社が、プロセスを重要視する理由】


記事で少し触れていますが、私は業界職種未経験からユニエルに入社しています。

去年の今頃に前職のアパレル企業を退職し、ユニエルに入社してからもうすぐ1年…

個人的に節目となる時期に差し掛かりましたので、
この機会に異業種転職をした経緯、転職した1年間について振り返りたいと思います。

暇つぶしにでも読んでもらえたら嬉しいです!


──


改めまして、自己紹介


1990年生まれ。
大阪出身。
O型。
大谷 真美といいます。

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ユニエルに入社する前は、7年ほどアパレル企業に販売職として勤めていました。

転職してからお会いする方々には、

「アパレルからなぜユニエルに?」

と、毎回興味を持っていただきます…大変恐縮です。


前職では店長職として、店舗をまかせていただき、若いスタッフのマネジメント面も担当していました。

アパレルの販売員というと、華やかさがある一方で、拘束時間や待遇面での厳しさがあり、私がいた会社でも、販売職の離職率は低いとは言えない状況がありました。

2017年に発行された(もう3年前…)「誰がアパレルを殺すのか」でも、アパレル販売職の状況について触れられていましたね。


私の周りでも同じようにこの状況を嘆き、辞めていかれるスタッフを目の当たりにしてきました。(もちろん、離職は個人それぞれに理由があるので、そうではない場合もあります!)



販売職は、プロダクトをお客様の元に届ける最終工程を担うので、この工程を疎かにしてしまうと、良いプロダクトも評価されなくなってしまうという重要な生命線です。

その点、私は当時も今も、とても誇りの持てるお仕事だと思っています。

ですが、マネジメント担当になり、実際に働いているスタッフから待遇面での相談を受けることが多く…

この課題をどうにかしたい…と考えて少しずつ行動するようになりました。


同じような立場で、同じ悩みを抱えている方はいるのかなぁ、と、まずはインターネットで情報収集からはじめていきました。


新しいビジネスモデルとして、D2Cブランドが注目されていたり、ITの発達でアパレルでもクラウドPOSレジの利用が広がっていたりと、自分がいる業界の変化について、勉強不足だったことにとても反省しました…

(対象トピックスの記事を以下に添付しますね。ご参考までに。)


で、アパレル業界が新しい視点によって変化していることに希望を持てて。


私自身も、販売職の課題と向き合うためには、新しい視点も必要だなぁと考えていたときに、GoodpatchさんのDesigners gym第1期生の募集を見つけて応募をすることに。


「なぜデザインの勉強を??」

と、なるかと思うのですが、「UX(体験)デザインは販売職の現場でも役に立てられるかも…」と考えていて。

思い切って応募してみたらたまたま選出いただき、この時の出会いが私にとって大きな分岐点となりました。


gymでは、Goodpatchさんのナレッジを元に実際に手を動かして、サービスを作っていきます。

チームに分かれて、カスタマージャーニーマップなどの手法を用いて、ユーザーの課題を定義→仮説→検証していくのですが、販売職の現場でも応用ができて。

結果として、お店でイベントを開催する予算確保につながったり、社内ですが講習の機会をいただいたりと、成果も感じられました。
(一端の販売員でしたので、自分が仕切る講習ができたことにも驚きでした…)


gymで初めて「広報」を生業にされている二人に出会うのですが、この二人がとてもかっこよくて。

Goodpatch社のハコさん(@haaaaaaco)と、Soup Stock Tokyoでおなじみ、スマイルズ社のモモエさん(@sunagimomoe)です。


ご自身のキャラクターや、何をしていきたいかが明確。

芯があり、自信もあるけど、謙虚だから嫌味に感じない。つい動向を追いたくなってしまう、人を引きつける魅力を持った方々です。

ハコさん

入社して3年間は社内広報に力を入れてこられたそう。
その期間からも会社への愛を感じますね…すばらしい…
(そして美しい…)


モモエさん

モモエさんの文章が大好きで。
彼女ならではの言葉選びやストーリーにいつも癒されてます。
何度も読み返してしまう、アパートメントの記事。


で、この時は自分が広報になるとは考えてなくて、お二人のパワーにただただ驚いておりました…(広報ってかっこいい…)


──


で、どうして転職をすることになったかというと。

gymでもそうですが、他業種の方々と知り合う機会が増えて、アパレル以外の領域でも知見を深めてみたい、と考えたのが1番の理由でした。

元々は、前の会社が大好きだったので、全く転職は考えていませんでした。

だけど、

業界外から改めて見てみることで、中にいると気づけないことがあるかもしれない。それに気づけたら、何かもっと良くしていけるんじゃないのかな。とも考えるようになり。


自分の年齢的にも「転職を選択するとしたら今しかない。」と思い、転職活動に踏み込みました。


転職活動はタイミング


転職活動では、

・会社や業界に尊敬できる方がいる
・「この人のために頑張りたい」と思える
・お互いに共感しあえるチーム

を重視して動き始めました。


とはいえ、アパレル業界に7年ほど在籍していたこともあり、転職活動って何から始めたらいいんだろう…という日々で…


たまたま前職の職場が吉祥寺だったのですが、ユニエルもオフィスが吉祥寺。

同じエリアで「幅広い領域でお仕事をしている会社」としてユニエルを知り、応募をする運びとなりました。


面接では、経営層の二人に話をしてもらったのですが、人柄や、これまでの経歴、お客様への想いなどを聴いて、努力苦労を重ねてこられた方々だ…という印象を受けました。

(とても熱心に話してくださり、一次面接が1時間ほど延長していたと思います…)


私自身、未経験の業界へのチャレンジで不安もありましたが、お客様に対する考え方、お仕事への取り組み方には、これまでの自分と共通する部分が多くて。

経歴や、お仕事をしてきた領域は違っても、

「これからこの人たちと一緒にお仕事をしたい。」と考えるようになりました。


広報として入社したのは、先述した広報のお二人を見て興味があったのと、ユニエルが募集をしていた「未経験可」の職種が広報のみだったからで。


未経験の私でも、この人たちの力になれることが何かあるなら、なんでもやろう!と決意して、

自分の興味応募条件一緒に働きたいと想える人が一致したこともあり、もうここしかない!と。

転職できるのか不安もあったので、採用をいただいてからは、入社を決めるまでに時間はかかりませんでした。


入社した1年のこと


入社してからは、社内の取り組みが目白押しで、慌ただしい日々でした!

オフィス移転
ライフスタイル事業「ステイフルライフストア」の実店舗化

・体制変更と、それに伴う採用基準の見直し
新しい社内制度の導入
コーポレートサイトのアップデート
Awwwardsカンファレンスへの参加

などなど。

(それぞれの詳細はリンク先に掲載しているので、よかったら見てみてください!笑)


1年間は、ほとんど代表の野田さん(今回は愛称を使用させていただきます)の後ろをついて回っていました。

業界のみなさまにもご挨拶させていただき、ユニエルにいただくお仕事にもアサインしてもらい、ディレクターとしてお仕事をさせていただきました。


他の事業会社さんや、PR会社さんなどの広報の方々とは全く違った動き方をしてきた1年だったのですが、

野田さん曰く「僕らの仕事がなんなのかわかっていないと、広報もPRもできないでしょ。」と。


1年を通して、クリエイティブのお仕事を経験し、デザイナーさん、エンジニアさんの、生み出すことの苦しさ、大変さも肌で感じ、プレイヤーとして当事者意識を持つことができました。


ディレクターとしては、案件の進捗・予算の管理制作のクオリティチェックプランニングコンテンツの企画・制作に携わりました。

デザインの制作依頼をいただいた際は、デジタル、アナログ問わず、情報設計、コンテンツの設計・立案をメインに担当。

設計段階でライティングも任せてもらうので、自分が提案した設計が、ライティングも含めて採用いただいた時に、やりがいを感じられるようになりました。


ディレクションの難しさ


転職してから、クリエイティブのお仕事に難しさを感じる場面が多々あります。

販売職の頃と、マインドセットが違うといいますか。

(あくまで個人的見解ですが…)


アパレルの販売職では、お客様とのコミュニケーションのゴールが大まかに「購入」「検討」という2つの選択肢になると思っていて。

その2つの選択をする中で、どう付加価値をつけていくか(プラス、プラス、プラス、ギブ、ギブ、ギブ…)のコミュニケーションを行っていたように感じます。


その点、制作のディレクションとなると、課題や要望に対して、私たちは何を提供できるのか。

お客様の要望を形にするためには、何が必要で、何が不要で、その中で私たちに何ができて、何ができないのか、どの条件ならどこまで可能か、など、

プロジェクトでは、お客様ともチームとなるため、プラスやギブだけではない選択肢を持てなくてはならず、プロジェクト毎で最適で最善の解決策を導き出すコミュニケーションが必要でした。

業界市場競合ビジネスモデルへの理解を深めると同時に、お客様だけでは気付けない視点を持つことが不可欠で。そのために理解を深める→課題を言語化の部分にとても時間がかかってしまっていました。)


また、制作陣(デザイナー、エンジニア、フォトグラファーなど)を含めたチーム全体が、方向性に共感してはじめて制作へと進められるので、それぞれの領域に対する理解も必要。


ここが一番難しかったです。


デザインもコーディングも経験がなかったので、みなさんがどのようにお仕事をされているか、何に大変さを感じ、どのような判断軸で動いているのか…誰にどんな依頼を…この決断はどこで…私がどう動くと助かるんだろう…など…

チャレンジしてみて、失敗することでしか学べず、こうすればよかったのに…と反省の繰り返しでした。


しかし、この経験のおかげで、

プレイヤーの視点を持ち(やってみないとわからなかったことばかり。)

野田さんの近くでお仕事させていただいたので、経営者の視点にもアップデートできたことは、私の強みだなと思います。

プロジェクトをご一緒いただいたみなさまには、ご指導いただき本当に感謝です。


これからの取り組み


もうすぐユニエルに入社して1年が経過します。

先述したように、これまではユニエルのディレクターとしてのお仕事をメインに担当してきました。

今後は、広報・PRとして、ユニエルと社会との接点となれるよう、さらに動いていきたいと考えています。


例えば、ユニエルでは、どのプレイヤーもヒアリングや提案を行うことを大事にしています。


ものづくりに手を動かす時間が増える分良いものが作れる、という考えもございますが、ユニエルでは、プレイヤー(作り手)自身がヒアリングやご提案をさせていただいています。

作り手が直接お客様と関わりを持つことで、間接的な言葉や視覚情報以上に得られるものがある。

そして、それが実際のものづくりに反映され、お客様の想いが浸透した、人の温度を感じられるものが生み出せる、と信じています。


私が転職を選択したように、誰かの行動のきっかけは"人"であることが多いと思います。

企業や事業、サービス、商品となった瞬間に、人の温度が感じられなくなってしまうのは悲しい。


ユニエルとしても、個人としても、そういったことを少しでもなくしていきたいです。


さいごに…


ここまで読んでいただき、ありがとうございます…!

最後に、この1年、私を支えてくれたユニエルスタッフの紹介をさせてください。

野田さん


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ユニエルの代表兼アートディレクター兼デザイナー。

お客様想いが故の考えの深さ。

想うだけではなくて、きちんと形に現して成果へと結びつける。そして、そのプロセスも楽しもう。という考えなので、最強。

野田さんの提案の日には必ず同席してきましたが、自分にはできないかも…と思っても、「まみさんにもできるよ!」と後押ししてくださるところが、野田さんの懐の広さ。

ふざけていることもあるけど、誰よりも大変なことをかって出てはストイックにずんずん進んで行かれる、スーパー頼りになる代表です。



まほさん


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ステイフルライフストアのオーナー、まほさん。

元々はユニエルのデザイナーでしたが、ステイフルが実店舗化するにあたり、店舗オーナーに転身されました。

昨年末より、テイクアウトドリンクもスタートされるなど、未開の地に躍進されています。(お子さんがいらっしゃるにも関わらず、この行動力…!)

文具愛が大きく、店舗で販売しているプロダクトも全てまほさん自らがセレクトしているもの。

仕入れオリジナル開発も行っていて、プロダクトの幅はこれからもどんどん広げていきたいとのこと。

私は落ち込んでしまうといつもステイフルに行くのですが、その度に励ましていただき、私にとってまほさんは聖母…いつもありがとうございます…

大変さを理解しつつも、でも乗り越えられる!と、想わせてくれる強いパワーを持った素敵な女性です。



ヤーマン


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業界未経験から入社し、ユニエルの演出部分を担っているフロントエンドエンジニアのヤーマン。

ユニエルでは一番若いスタッフですが、フロントエンドとして最前に立ち、どんどん挑戦していくハングリー精神の持ち主です。

一見クールそうに見える彼ですが、ユニエルや一緒に働くスタッフに対してよく考えていて、熱い一面も持っています。年下だけど学ばせてもらうことが多い。

表現面で、ユニエルの強みを作っていくポジションなのでプレッシャーもあると言いますが、それも楽しんでいる彼を見ると、同じ未経験からスタートした身としては、目標でもありライバルでもあります。


今年に入って、入社してくれた個性豊かなスタッフもいますので、
次の機会に紹介しますね。



──


お仕事実例や、私たちに何ができるのかなど、コーポレートサイトで紹介しているので、お時間ある際にこちらもぜひ。

私たちのこれまでの経験が、何かみなさんのお悩みごとを解決するきっかけになれたらといいなと思います。



引き続きこのnoteでは、私個人の見解となりますが、お仕事のこと、そのとき興味のあることをつづっていきたいと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

それではまた!


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おおたにまみ
noteを読んでいただきありがとうございます! みなさまの何かきっかけになれたらうれしいです。 もし興味を持っていただけましたら、ぜひお気軽にお声かけくださいませ。