法律事務所から商社法務部に転職してみて
企業法務系法律事務所から商社法務部に転職して感じた点を簡単にまとめておく。
プラス面
①より幅広い分野の案件を担当できる(プロファイ、M&A、知財、紛争案件等)
②法律事務所より早い生煮え段階で案件に関与でき、ビジネス面の知識が磨かれる
③営業部に限らず財務部・経理部等関連部署と議論することも多く、法律以外の会計・税務等の知識も(その気になれば)磨かれる
④労働時間が一日2~3時間減り十分な睡眠が取れる(これがQOL的には一番のメリットかも)
⑤海外駐在のチャンスがある(30代後半で行く人が多い印象。法務拠点は基本大都市にしかないので、NY、ロンドン、シンガポール等大都市に行きたい人には良い)
マイナス面
①あくまで案件は営業部が開発・主導するため(外部弁護士とのやり取りも含め。場合によるが)、案件を主導・ハンドリングできる場面は多くない
②プラス面の①と裏腹だが、薄く広く案件を取り扱うため、何かの分野を極めるのは難しめ
③サラリーマンなので人事異動希望が通るとは限らず、興味のない産業分野・営業部の担当になりうる(通常異動は3~5年ペース)
④日中自由に外出できない
⑤給与が少し下がる(ボーナス幅が大きいので、会社の業績が上がることを日々祈る)