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ザンビアでワークショップ その3
ザンビアでのワークショップ。
2年目の今年は、商品を売るときにラベルをつけることと、ディスプレイをするトレーシングをしました。
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農村での加工品にラベルはなく、村人同士が教会に集まったときなどにコミュニティ内で販売をしている事が多いようです。商品が自分の手を離れたときにも情報が伝わるように、フォーマットを使って書き込んでいきます。
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自分が販売したい加工品を決め、
・品名
・原材料
・賞味期限
・連絡先
を記入。
トマトソース、マンゴージャム、ドライマンゴー、チリソースなどが人気です。賞味期限の設定は長期の観察が必要になるので、ここに難しさを感じる方が多かったようです。
そしてディスプレイ用POPの作成。ザンビアのマーケットでは、積まれた商品の横に値段だけ表示されていることがほとんどです。もう少し自分たちの特徴を理解してPRできたら、売れ行きも違ってくるのではという見立てがありました。
このワークのために日本のPOPをいろいろ調べたのですが、日本人の味覚に対する繊細さや表現の豊かさに改めて驚きました。生産者さんや販売している方が切磋琢磨しているのを感じます。
日本の事例を紹介した後、自分たちの商品の特徴を洗い出すワークをしました。こちらは、あまり意見が出てこなかったり、意図が伝わっているのかわからない部分もありました。日本語→英語→現地語と通訳を介していくうちに表現が削られてしまうところもありますし、生産者がほとんどなので販売への実感がなかったのかもしれません。
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いろんなことが刺激的であっという間に過ぎた前回に比べて、今回は自問自答の日々でした。この内容は現地のニーズに合っているのだろうか、どうすれば伝わるのだろうかと。
そんなモヤモヤを抱えながらの最終日。今回現地で農業新聞の取材があり、記者の方に向けて村の皆さんがこれまで受けてきた支援について発表をしていました。新しい作物が作れるようになったこと、使い勝手のいい農機具を知り効率が良くなったこと、収入が増えて暮らしが豊かになったこと
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これらは良い一面だけを詰め込んだ内容かもしれませんが、長期的に振り返れば、こういう成果があったのだなぁと。近視眼的になっていた私にとって、最後にこの発表を見られたことはとても良かったです。今回のワークもいつか役に立つ日が来たらいいなと、少しの希望を持って帰国しました。
2016年にスタートしたザンビア丸森プロジェクトも、今年の9月で終了します。どちらの地域の住民にとっても、様々なインパクトがあったのではないかと思います。