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1週間の入院生活 その後 no.5

本日、午前に退院。
お昼前には自宅に着く。
退院した以上、もう食事は出てこない。
入院する前に冷蔵庫を片付けたので、食材がほとんどなかった。
主食用の米も切らしていた。

米は今後も必要なので、荷物を玄関先に置いて、そのまま近所のお米屋さんに向かう。
価格は今までのちょうど2倍くらいで、米の種類は3つしかなかった。
通常10種類ほど置いてあるのに…
「なかなか米が入ってこなくてね」
お店のおじさんが苦笑い。
オススメを聞くと、岐阜のコシヒカリが入ったばかりとのことだった。
いつもの5分づき2キロ、7分づき2キロを購入。

当分、薬は継続なので朝昼夜の食事は時間通り食べないといけない。
今日は五分粥状が理想。
冷蔵庫に残っている食材で食べられそうな、五分粥状になりそうなものを探す。

冷蔵庫にプリンがふたつ。
プリンを買うことって、私はほぼないと思いながらそのひとつを頂く。

卵は1パック(6個入り)あり、チーズもあるのでオムレツは作れる。
今から米を炊くと昼食の時間が大幅に遅れる。
棚や引き出しを探し、玄米トースト発見。
これは私のお気に入り。
普段はピーナツバターを付けて食べるのだけれど、砕いて器に入れ熱湯をかけると香ばしい玄米粥が完成。
この食べ方は初めてだけれど、まあ合格ライン。
『玄米五分粥、チーズオムレツ、プリン、ほとんどミルクコーヒー』
昼食はこれで完成。

入院中は食べ終えた食器も下げてくれたんだけどなあ…
そんなことを思いながら、食後のほとんどミルクコーヒーを飲む。
すぐに慣れるからと自分に言い聞かせ、食器を片付け薬を飲む。

ふと見るとテーブルの上のコーヒーの木が弱っていた。
葉を霧吹きで湿らせ土に水をかける。
他のプランターも。
ベランダのプランターを見に行くと、ヒヤシンスの花が咲き始めていた。
去年、水栽培が終わった後に土に植えた黄色のヒヤシンスだった。

今朝も担当医師が病室に来てくれた。
退院療養計画を聞きながら、来週の予約を確認。
コーヒーはまあ大丈夫とのことだったけれど、次回まではミルクコーヒー程度の方がいいような気がする。

持ち帰った荷物を片付け、書類や薬の整理をしていると、もう夕方が迫っている。
また食事のことを考えなくてはいけない。
買ってきた米を炊いて、再度、五分粥状の食材を探す。

冷蔵庫の豆腐をレンジで温め、ピンク岩塩を挽く。
いつもはオリーブオイルと酢もかけるけれど、当面はパス。
頂き物の大根は使えそうなので、薄く薄くスライスして味噌汁の具にした。
五分粥を作って、夜メニューの完成。
なぜか食事ばっかり作ってるような気がする。
器が違うだけで、病院のメニューにかなり近い気もする。
『五分粥、温豆腐、大根と葉の味噌汁』

病院食風の夜メニュー

明日は全粥、明後日からは柔らかめの普通食。
次回診察まで刺激物は避けるようにとのことだった。
術後二週間は切除部位から出血の可能性があるので、とにかく刺激しないに越したことはない。
できるだけ柔らかめでぬるめの食事を心がける。
気をつけよう…


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