32.神との対話【解説】P52~53 自分原因説② 小さな魂と太陽
ここには、自分原因説を説明するわかりやすい”たとえ話”が書かれています。
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大きく光り輝く太陽の国で、小さな魂が生まれました。
その魂は自分を知っていて「わたしは光だ」と言うのですが、周囲のみんなも太陽の神々しい光の中にいるので、自分が光であることを経験することができませんでした。
自分を見ることも体験することもできない小さな魂が、
本当は素晴らしい存在である自分をあまりに経験したがるので、とうとう太陽が言いました。
「あなたは私たちから離れ、闇に入らなければならない」と。
小さな魂は闇を知らなかったのでたずねました。
「闇とは何ですか?」
太陽は答えました。
「それは、あなたではないものだ」
小さな魂は理解して、太陽から離れました。
ようやく自分を経験できると、闇の中に入っていきました。
小さな魂は、あらゆる闇を体験する力をもち、闇を体験しました。
長い時間をかけて、小さな魂は闇の中で自分を思い出し、
さんぜんと輝く光となることができましたが、
それでもとても苦しい時、叫びました。
「父よ、父よ、どうして、あなたはわたしを見捨てたのですか?」
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ちなみにこの言葉は、イエス・キリストが放った言葉と、聖書に書かれています。
私たちも苦しい時は、誰にも守られず、たった一人で生きているような孤独な気持ちになるものです。
光であることは、栄光であることでもあります。
P36で説明されていることと、何ら矛盾がありません。
闇の世界に生きる私たちですが、それは自ら望んだ経験だということが、よくわかるたとえ話でした。また、私たち人間の全員が神の子であるかぎり、栄光を経験することは約束されていることだということが、改めて分かりました。
そして神から見捨てられることは絶対にないとのことでした。
自分が創った創造物がイヤなものであったとしても、そこには自らの光を経験できるヒントが隠されています。
よく、「不平不満や悪口を言わないのが良い」とスピリチュアルの世界でも言われていますが、その理由は、ここがただ自分のために創り出した世界だからです。
「不平不満を感じてはいけない」ということではなく、そのネガティブな感情の奥に、何かしらの学びや成長できることや手放せることなどがあって、その結果、私たちは自身の光を輝かせる(幸せを呼び込む)ことができると言われています。
「体験」は「宣言」であると、書かれてあります。
闇の中で味わう体験とそれにともなう感情によって、あなたや私は何者になろうとしているのでしょうか。
何者になりたいのでしょうか。
身辺にある”闇”に気付いたとき、自分自身の在り方について考察していくと、心の中にあった自分の弱さや許せていない部分、まだ癒されていない部分に行き当たることができます。
そうやって気付きや洞察を得て、自分自身を解放していくことで、私たちは以前よりも大きな光になり、栄光が体験できるのです。
また、自分自身がより大きな光(幸せ)に近づくにしたがって、周囲にいる人たちも似たような波動に変化していることを感じられるはずです。
すべて自分が選び、すべて自分が創造したことということを徐々にでも知っていくと、確かに世界は変わりうると思いました。
この世は苦しく辛い世界だと信じ込んでいた生きてきたニールさんは、まだ納得できなかったため、もう一度似たことを神さまに質問しました。
わたしたちの身に『悪い』ことが起こる理由は、本当に私たち自身が選んだからなのでしょうか?