「The Birth」が苦手だったのにある日突然好きになった話

2020年7月27日 02:34

宮野真守のThe Birth。

タイトルにもある通り、私は聞き始めは本当に苦手だった。

とても今の私の語彙力ではその苦手さを言い表すことが出来ない程の苦手ぶり。

元々宮野真守の楽曲の中でこのThe Birthはとても異様な、珍しく唯一の確立している曲だと私は思っている。

映画「亜人 -衝戟-」の主題歌となったこの曲だが、本当にこの作品のためだけに作られた曲と言っても過言ではないかと私は思う。
(既に宮野さんが言っていたらすみません。)

話が逸れたので軌道修正。

とりあえずどこが苦手だったのか。

これは本当に私の中の感覚の問題なのだけれど、初めて聞いた時にとてつもない気持ち悪さを感じた。悪口に捉えられてしまいそうなので、補足すると自分の心臓に直接触れられているような、そんな感覚が一気に感じた。

これは本当に作曲センスが抜群によかったが故のものだろう。Jin Nakamuraさん凄い。(語彙力)

次に歌詞。
宮野真守自身が「亜人」に寄り添って作詞したもの。
私は歌詞を見た瞬間に泣いてしまった。
「あぁ、辛い。無理だ。」
そう思ってしまった。

なぜそうなったか。
少し自分と重ねてしまったから。
歌詞を見るタイミングを間違えたんです。単純に。
この時は本当に病んでて、生きる意味をずっと考えていて。
そんな時にThe Birthの歌詞見てみ？さらにしんどさ増すから()

生きる意味ってなんだろうねほんと。

そしてトドメを指したMV

宮野真守「The Birth」MUSIC VIDEO（Short Ver.）
https://youtu.be/NR0aAaLJDPg
@YouTubeより

ほんっとこのMVを見た瞬間絶句してしまって。
拘束されて暴れてる。苦しそうだけどたまに笑みがこぼれていてこの状況をさも楽しんでいるかのような表情がすごい心に来ちゃって。

「待って...ギブ。」

内心こんな気持ちだったけど、とりあえず1回はMV全部見ておきたいタイプの人間なんで、途中離脱せず何とか最後まで見たんですけど、心抉られそうな気持ちでした...(思わず敬語)

まあ未だにMV見るのに勇気はいるけれど笑
前より比較的見る頻度は少し上がったかな。

こんなにも苦手要素たっぷりになってしまったThe Birthがなぜ好きになったのか。

きっかけはライブで歌っているのを聴いたから。まだ現地行けてない民だから円盤で聴いたのは許してほしい。

そのきっかけとなったライブ円盤はLOVING!。
センターステージで感情全部乗せのThe Birthを聴いて泣いた。
でもその泣いたのは苦しくてじゃなく、宮野真守の歌声に乗っている感情に共感して。

人生で初めて苦手だったものが好きになった瞬間。
それが宮野真守の楽曲でよかった。

そこからというもの、私はふとThe Birthのことについて考えるようになって今はひとつの考えにたどり着いた。

恐らくこれからこの考えは変わっていくと思う。
考察していくうちに新たなThe Birthの顔を見つけていくと思うから。

これからもたくさんThe Birthを聴いていこう。
そしていつかライブで歌唱してくれることを信じて。

今は生でThe Birthを聴くのがオタクの夢のひとつ。