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来るはずだったのに、目を背けていた日が来た。 



いつかはくる話だった。ただそれをないことにして、今日まで騙し騙し続けていただけの話で。そういう話です。


11月9日、千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希投手のポスティングを容認するという発表が球団からなされました。正直な話、ああ、きてしまったか。というところで。最初友人から「朗希…」というDMをもらって、その時点で察しました。ああ、日本から離れていくんだなと。

これは、その日の思いを推敲せずそのまま載せています。今自分が思っていることを、数ヶ月後自分が見返したときにどうか、よかったねあの頃の自分、今は素直に受け止められているよ。と言えていることを心から願って。
また加筆だけしていくかもだけど、この部分は見せる日記のようなつもりで。佐々木朗希のファンとしての文です。

私にとって彼は特別なピッチャーです。
誰よりも美しく、誰よりも儚く、そして誰よりも強い。スペシャルで伝説的で、過去誰にもいないようなそんなピッチャー。
初めて野球選手を現地で応援したいと思わせててくれたのも、好きな球団ができたのも、プロ野球に興味を持つきっかけが大谷さんなら、全て私の「野球ファン」人生は彼がきっかけです。

寂しい。

本当に、耐えられないくらい寂しいし、悲しいし、心にぽっかりと穴が空いたような、そんな空虚な気持ちのまま、こんな時間になってしまいました。
プレミア12の壮行試合で、セリーグで一番好きな選手を見ながら、心はそこになく。
ただファインダー越しに頑張っている選手をのぞいているだけの人だった3時間。
佐々木朗希という存在の重さと偉大さを思い知り、何よりあのピッチングをもう2度とNPBで見れなくなるかもしれないという喪失感が私に襲いかかってくるような感じで。

辛い。

帰路の間中、堪える涙が不味くて仕方がなかった。もっと近くで、ファンとして見ていたかったし、そして応援していたかった。他の誰でもできない息を飲むようなピッチングを、たくさんたくさん感じていたかった。

悲しい。

重たかった。何よりも、毎朝携帯を開いて今日もまだなんの報道も出ていない、と安堵する毎日が。それももうなくなるね。千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希でなくなる瞬間がもうそこまできていて、それはもう下手したら年内の話になって。去年あれだけ嬉しかったキャンプ前がもう本当に佐々木朗希とのお別れを意味することになるなんて。本当は全く受け止めたくない現実で、でも私は今とても眠たくて、ということはこれは夢でもなんでもないという証明で。


それでも。

応援したいのです。あなたが自分で決めたことなのだから。もうプレー内容で優しい言葉をかけてあげられないけれど。その轍を食いちぎって、そして獣道を進んでいく令和の怪物を。もうあなた以外のピッチャーでは満足できません。強くて儚くて美しい、人を骨まで魅了するピッチャー。強い選手も儚い選手も、そして美しい選手ももちろんいるけど、その全てを駆使して凌駕するのはあなただけです。

どうか負けないでください。
「あの佐々木朗希はロッテにいたんだぞ」
そう言わせてください。だってあなたならできるから。あなたしかいないのです。そんな全てを持ってなお、今の全てを捨ててでも貫き通すその精神まで持ち合わせているなんて。

応援してくれるチームメイトがいて、球団がいて、監督がいて。それはあなたが築き上げてきた勲章です。胸を張ってください。
きっと小さい頃描いていた人生とは大きく異なることもたくさんあるでしょう。夢のために失ったものはたくさんあったでしょう。いろんな人と比べられて、辛かったこともたくさんあるでしょう。それでもあなたがそこに立っているのは、きっと何か理由があるはずです。それを人生全てで証明してくれると信じています。もしファンに見せてもいいと思ったら、教えてくださいね。

寒いからあったかくしてね。

大好きです、これからも。



朗希、ファイティン!



20241110 🥟(@mm__098765)

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