働くとは自分自身が楽しむこと!その先に叶えたい未来がある。 -株式会社RASHISA 岡本 翔
こんばんは!2021年も残り4日ですね。
実は今年の4,5月に周りの働くを楽しんでいる方にインタビューさせてもらおう!と趣味で動いていたのですが……なんと、忙しいを言い訳に元上司の鎌田さんの記事しか公開していませんでした……。
ということで!2021年でしっかり公開しようと今久々にnoteにログインしているわけです。
改めて、周りの素敵な人をご紹介する自己満企画。今回は株式会社RASHISA 代表取締役の岡本さん(通称:おかしょーさん)のご紹介です!
(おかしょーさん、お時間いただいたのに本当にすみませんm(_ _)m)
おかしょーさんとの出会いは前々職のとき。
当時おかしょーさんが運営していたキャリアアドバイザー.com(現在は譲渡)にキャリアアドバイザーだった私がお世話になっており、一緒にお仕事をさせていただいていました。
現在は仕事上のお付き合いはないのですが、今も時々連絡をさせていただく関係です!
そんなおかしょーさんは「ビジネスの力で世界一虐待問題を解決する」をミッションにおく株式会社RASHISAを設立し、虐待問題と向き合っています。
それでは、さっそくですがおかしょーさんのご紹介です。
今までの人生
- 今まではどんな人生だったのでしょうか?
広島で生まれ、18歳までは広島にいました。
その後、福岡の大学に進学し、大学3年生(21歳)のときに会社をつくりました。
18歳のときに読んだ「毎日が冒険」という本が起業のきっかけでしたね。
高校卒業まではずっとバスケットボールをしていて、本気でバスケ選手を目指していたんです。バスケ以外の道があることを知らなかった当時の僕に、他の選択肢を与えてくれたのがこの本です。
21歳での起業
- 学生で起業、不安はなかったんですか?
逆に学生だからできると思いました。
社会人になるとできないことも、学生であれば許されるかなと。
当時は、九州の大学生と東京のベンチャー企業のマッチング事業を行っていました。人の生き方に関心があったんですよね。人生を豊かにするには出会いや選択肢が大事。学生の選択肢を広げつつ、ビジネスができたらいいなと思ったんです。学生の選択肢を広げつつ、ビジネスができたらいいなと思ったんです。その後は4年時に大学を中退し、上京しました。東京に来てからも人材事業を行っていましたね。
そんな中「本当にやりたいことはなんだろう?」と考えるきっかけがあり、
2019年末から虐待問題に向き合うことにしました。
虐待問題と向き合い1年半、仲間も増えました。
虐待問題に向き合う
- なぜ虐待問題に向き合おうと思ったんですか?
僕、母1人に父が3人いるんですよね。と言っても、1人は死別。残り2人は話したこともありません。
僕は5人きょうだいの長男でいわゆる機能不全家族という家庭で育ちました。当時はかなり辛いこともありましたね。そんなバックグラウンドがあり、本来は家族やパートナーシップに関わることをやりたいと思ったんですよね。
- いつも笑顔のおかしょーさんさんからは想像できない過去ですね。虐待問題に向き合うという中で、どう事業展開をしていこうと思ったんですか?
「虐待を減らす」か「悩みに寄り添う」かどっちをやろうか悩みました。
そこで最初は虐待を減らすための事業をやろうと決めましたね。
その中でもはじめは、虐待を受けた人の転職支援事業からスタートしました。虐待受けた人は働くことに課題をもってる人が多いんですよね。そこで、いままでのHRに関する知見を活かしていけたらと思ったんです。
ただ、正直全然うまくいきませんでした。そもそも正社員という働き方がベストではなかったんですよね。正社員で働けないのにはいろんな理由があって。虐待の後遺症で人目を気にしすぎてしまい、対人恐怖症になったり。
仕事が長続きしない結果 履歴書がきれいじゃないという理由で採用されなかったり、エージェントも助けてくれなかったりするんですよ。
そこで正社員ではない働き方に広げ、虐待サバイバーの方々が在宅ワークで働ける仕組みを作るRASHISAワークスが生まれました。
※虐待サバイバー=虐待を受けて育った人のこと
RASHISAワークスなら単発の仕事で働くことができるんです。そこから結果を残して、フルタイムの雇用になったりしているんですよ!信用のない状態から信用を蓄積していき、その先に繋げる事ができるんです。仕事で結果が出ることで、精神的な安定と成長につながったりしているのも嬉しく思いますね。
- 仕事の支援だけでなく、心理的な変化も感じられるのは嬉しいですね。現在の登録者はどのくらいなのでしょうか?
登録者は累計で180名ほどですね。
広告は一切出さず、ごきょうだいや友人の紹介、SNSでの登録がほとんどです。企業様も1年で60社程のお付き合いとなりました。こちらもアウトバウンドは3割ほどで、7割は紹介やSNSからですね。
私たちは想いやビジョンを大事にしているので、その想いを応援してくれ、お付き合いに繋がることが多いです。
- おかしょーさん自身も過去大変だったこともあったと思いますが、どう乗り越えてきたんでしょうか?
僕も虐待を受けていたからか、男性恐怖症なんですよね。普通に働いて、男性の上司だと怖いだろうというのもありました。なので、自分で組織を作る側にまわりましたね。
届けたい想い
- 克服のために、自分で環境をつくるおかしょーさん、すごいです!この事業を通して、ユーザーさんに届けたい想いはありますか?
虐待を受けていた人って良くしてもらうことに罪悪感を感じる傾向にあるんです。例えば、お誕生日を祝われるのに罪悪感を感じたり。
普通のことに「幸せ」を感じていいんだよと伝えていきたいです。実際に、僕も社員もメンバーも過去になにかあった人が多いんですよ。なので、気持ちもわかるし、逆に信頼もしてくれます。
だからこそ、当事者ファーストで「その人が幸せか?」を大事にしたいです。ビジネスをやる上では、もちろん判断に悩むこともあります。
でも、そのときは「当事者がハッピーなのか?」を判断軸にしています。
メンバーもバリューを大事にしています。
- バリューに沿った事業展開と経営判断、素敵ですね。この先叶えたい社会はどのようなものですか?
虐待の相談数を減らしていきたいです。
そこの解決のための事業展開をしていきたいと考えています。
まずは、メインのRASHISAワークスを確立させることが優先ですが、その先、家族やパートナーシップにつながることもしていきたいですね。
大事にしていること
- おかしょーさんが働く上で大事にしていることはなんですか?
「自分自身が楽しむこと」ですね。
「誰かを助けたい」だけだと自分が潰れていってしまうと思うんです。その中でしっかりと「自分自身が楽しむ」ことを意識していますね。
正直、仕事もビジネスも手段だと思っています。僕は、その先、自己成長に繋がると思い、楽しんで取り組んでいますね。今やっていることは何に繋がっているのか?その過程を楽しむようにしています。
この考え方は昔から身についていましたね。
それこそバスケをしていたときもマインドチェンジをしていかなきゃやっていけなくて。落ち込むことは意味がない、反省をして前を向き、プロセス大事にしていくことを意識しています。
- 「自分が楽しむ」継続していくうえでも大事ですよね。最後に世の中の働くみなさんへ、一言お願いします!
「ご自愛しましょう」と伝えたいです。
自分自身を愛してほしいですね。
会社のバリューに「半径5m以内の人を大事にしよう」というものがあります。
自分や家族を大事にしようとメンバーにも伝えています。いくら仕事を頑張っても、自分が倒れるくらいなら意味がないんです。まずは自分を大切に、周りの人を大切にしていってほしいです。
- 「半径5m以内の人を大事にしよう」私も体現していきます。ありがとうございました!
原体験からくる想いと、その想いをカタチにする事業展開。
そして、いろんな過去があったおかしょーさんだからこそ、ヒトに優しく、
愛をもってメンバーやユーザーさん、そしてサービスに向き合っていると感じるお時間でした。
どんな時も前向きで、ポジティブに捉え挑戦する姿勢や、自分も仲間も、仲間の家族も大切にする思いに刺激を受けました。
幼少期に受ける教育や家族の愛は、その先の人生にも影響が大きいと思います。虐待を減らすということは、まずは大人が心理的なゆとりを持つことも大事だと思いました。
虐待は連鎖すると言われてしまいがちですが、虐待を受けた過去と向き合い、克服していくことで、虐待も減るのではと思います。
これからもおかしょーさんを応援していきます!
ありがとうございました!
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現在、株式会社RASHISAは虐待サバイバーと共に作るBPOサービス、RASHISAワークスを運営中です!
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