人生の主人公は自分!自分で自分の人生を決められる人を増やす。-株式会社emology 荒井貴成
2021年も残り3日!
昨日のおかしょーさんの記事に続き、周りの素敵な人を紹介していく自己満企画 第三弾は、株式会社emology 代表取締役の荒井さんです!
(荒井さん、公開がなかなかできずすみませんでしたm(_ _)m)
荒井さんとの出会いは約4年前、当時荒井さんが人事を務める会社に、私がWantedly経由でお話を聞きに行ったのがきっかけでした。
当時は一緒に働くことにはなりませんでしたが、今でもご飯に行ったり、お仕事の話をしたりする関係です。コロナもあり、まだ参加はできていませんが、荒井さん主催のバレーボールチームにも今後顔を出させていただく予定で、仕事でもプライベートでも良くしていただいています!
そんな荒井さんは昨年独立され、今年1月に「自分で自分の人生を決められる人を増やす」をミッションにおく株式会社emologyを設立されました。
それでは、さっそくですが荒井さんをご紹介をしていきます!
いままでの人生と起業のきっかけ
- 荒井さんはどんな人生を歩んできたのでしょうか?
僕はずっと人に合わせるタイプの人間でした。誰かが言ったことに従うだけで、あまり自分の意見をいうことがなかったんです。そんな自分が変わったきっかけは、大学1年時に参加したイベントでしたね。全国から大学生が集まって、ディスカッションなどを行う3泊4日の合宿で、そこでは自分の意見を発信することを求められたんです。
ディスカッションの中で自分の考えを発言してみたら、先輩たちが耳を傾けてくれ、そして認めてくれたんですよね。その時、思っていることを発信していいということ、そして認め合うことの大切さを学びました。
それと同時に、そのイベントではなかなか思うように思いを伝えられない自分を歯がゆく思ったんです。先輩たちは自分の考えや思いをしっかり持っていて、それを伝えるのが上手でかっこいい、自分もこうなりたい。そう思ったのが自分が変わったきっかけでした。
その後、自分の思いを周囲に発信するようになり、その思いに共感して集まった仲間たちと学生団体の立ち上げを経験しました。できないことなんてない、全て自分次第だなと行動するようになったんです。
発信することで思いが伝わり、協力してくれたり、ついてきてくれる仲間が増える。もっと自分で自分の道を決断できて、そしてそれを伝えていける人が増えていったらいいな、そう思ったのが将来起業をしようと思ったきっかけでした。
起業を軸に過ごした社会人1年目
- 起業をするためにどんな会社に入社したのでしょうか?
今思うと浅はかだったなと思う部分もあるのですが、当時の自分は経営者になるためには、営業力とマネジメント力が必要だと考えたんです。
そこで就職活動では、この2つのスキルをつけられる会社かどうかを軸に、広告代理店に入社を決めました。営業として提案をしつつ、社内ではチームで動いていく。身につけたい2つの力が得られると思ったんですよね。
ただ、当時新卒で営業の配属はほとんどありませんでした。実際に配属されたのも運用の部署でした。でも、この部署は若いメンバーが多く「ここで最年少リーダーになればマネジメントを経験できるのではないか」「営業力よりも先に、今ここで経験できるマネジメント力を鍛えよう」と思うようになりました。
入社半年で目標にしていた部内のMVPを受賞して、最年少リーダーになれる可能性もあったかもしれないんですが、「今の自分は隣の部署、他の会社で通用するのか?」そう考えたときに、通用する気がしないと思ったんです。
「専門性はつくけど経営者に近づいている気がしない」
マネジメントとか人の面倒を見る前にまずは自分自身の成長が大事だと思いました。先に営業力を極めどこでも通用する力ををつけてから、マネジメントをできるようになりたい、そう思い転職を決めました。
営業力をつけることを軸にした転職
- 経営者に近づくことを意識した転職活動。どんなことを軸にされていましたか?
転職を考えたときに、当時の会社で活躍していた人はリクルート出身者が多かったんです。あまり世の中の会社を知らなかったというのもあり、当時の自分は「営業力=リクルート」と考え、リクルート一択で転職活動をしました。
リクルートに入社してからは圧倒的な成績を収めるべく、「3年以内に全社MVPをとる」ことを目標にしました。大変なことも心が折れることもありましたが、その目標は無事、2年半で達成することができました。約2000人のうち1名だけが得られる全社内最大表彰でMVPを獲得することができたときは、努力が報われたと思いましたね。
- 有言実行、すごいですね!達成するために意識してきたことはありましたか?
意識していたことは2つありましたね。
1つめは「目標に期限を定める」こと
目標はあるけど、期限を定める人は意外に少ないんですよね。
いつまでにどうなりたいのか、それによって1日1日の過ごし方が変わると思うんです。1年なのか、3年なのか、毎日どこまで頑張るのかが期限によってかわる。僕は常に「いつまでに」を意識して過ごしていました。
2つめは「向き合うべきは相手ではなく、相手の抱えている課題」ということ
お客さんがいいねといってくれたり、上司が褒めてくれると気持ちはいいけど、課題を解決できていなければ意味がないと思うんです。向き合うべきはお客さまの抱えてる課題、本質に相手以上に向き合うことを大事にしていました。
ゼロイチの世界へ
- そんな活躍していたリクルートをなぜ飛び出したのでしょうか?
5年の営業経験で、他の誰かが作ったプロダクトの価値を100%から120%にして売ることはできるようになったけど、ゼロからイチはできないと感じたんです。経営者になるうえで「誰かが生み出したモノを届けるのではなく、生み出せるようになりたい」そう思ったのが転職の理由でした。
もともと教育問題には興味をもっていて、「自分で自分の人生を決められる人を増やしたい」その想いがあったので、教育の力で社会を変えていくことを目指す、株式会社クルイトへ入社しました。そこでは社長の横でビジネスを学び、最後1年は役員を務めました。
ただ、役員になり1年経って「自分で会社をやるタイミングはいつなのか?」を考えるようになりました。そのときに、やるなら早いほうがいい、リスクをとれるのはいまだなと独立を決めました。
叶えたいもうひとつの夢
話変わるんですけど、僕、両親に家をプレゼントしたいんです。正直、僕の実家は裕福な家庭ではありませんでした。それでも、両親は昔から好きなことをやらせてくれていました。
前に家族で旅番組を見ていたとき、「ヨーロッパきれいだね」といっていて、その時、そういえば父はパスポートも持っていないと気づいたんです。きっと自分のやりたいことを我慢して、こどもに投資してくれたんだと実感しましたね。よく「親に与えられたことは子に返そう」といいますが、僕は、「両親にも返したい」そう思いました。
そこで、「社会人になったら最初に貯まった100万円で両親を海外旅行に連れて行く」と決めました。その目標は、1年目で果たせて、今は快適な家をプレゼントしたいと思っています。
実家、古くて寒いんですよね(笑)
でも、家をプレゼントと考えたときに、普通のサラリーマンじゃ無理だなと思って。会社をつくり、最高のチームで、ミッションに取り組みながら親への恩返しもしたいと思いました。
戦略は「人」で勝つ。
- 素敵なお話ですね。では、株式会社emologyさんについて教えてください!
株式会社emologyでは主に、業界特化型のデジタルマーケティング支援事業を行っています。最終的には「自分で自分の人生を決められる人を増やす」というミッションに向けて、教育事業やtoC事業をやっていきたいと思っていますが、事業を多角化させるためにもまずは、経営人材の育成やマーケティングノウハウの蓄積、投資資金の拡充などのためにtoBのコンサルティング型の事業を中心に行っています。
ただ、商品力や資金力というよりは、「人の力で勝つ」ことを戦略においています。同じ商品でも誰から買うかでだいぶ変わると思うんですよね。
昔、メンバーが「ほんとに人の力なんだぁと思った」と言っていたんです。営業力とかマーケティングに強いことも大事だけど、最後は人間力が勝つなって。というのも、法人にして数ヶ月が経ちますが、過去のお客さまのご紹介でのお問い合わせが多いんです。紹介が多いのもあり、新規の受注率は50%を超えています。
今までの信頼関係が今に繋がっているんだと感じています。
今までのお客さまが「荒井さん、前にすごくよくしてくれたから」と紹介をしてくれていて感動したんですよ。それを狙っていたわけではないけど「過去に自分が価値貢献できていた」「覚えてくれていた」ってことなんだなと。何年もの月日が経って返ってきたことが本当に嬉しくて、そして信頼を築く人間力って大事だなと改めて思ったんです。
もちろん自分もまだまだですし、もっともっと人に信頼される人間にならなくてはならないと思っているのですが、今の会社のメンバーにもこういった素敵な経験を沢山してもらえるような環境・事業を作りたいなと思っています。
大事にしたい想い
- 数年越しの恩返し、とても嬉しいですね。そんな荒井さんが大事にしていることはなんですか?
今、すごくいいチームだと思ってるんです。みんなが「一緒に会社を大きくしていきたい、そのために成長したい」と会社や自分の目標に向かっていて、描いていた最高のチームができてきていると感じています。約1年経ってメンバーも10人を超えましたが、会社が大きくなってもこのDNAを残していきたいと思いますね。
なので、採用はとてもこだわっています。「すぐに売上あげてくれそう」など目先の採用ではなく、中長期で良いチームをつくり続けるための採用をしています。
また、僕は素直で他責ではない、与えてもらいたいではなく掴み取る人と働きたいと思ってます。メンバーも増えましたが、「会社がこうしてくれないから不満」などいわれたことはないですね。
自分が関わることでどう変わるのか、みんなにとってどうなのか、相手目線で会話ができていると感じます。それぞれがそれぞれの役割で「よりよくするためにどうするか」を考えている、最高の仲間達です。これからもこの想いは大事にしていきたいと思います。
素敵なチームですね。
- 最後に世の中の働くみなさんへ、一言お願いします!
「自分の人生、自分で決めよう」と伝えたいです。
嫌だったらやめればいい。その不満のある環境を選んでいるのも自分。「自分にとってのいい環境はなんなのか?」答えはない、正解はない。誰かが責任をとってくれるわけでもなく、責任をとれるのは自分だけ。自分じゃない誰かに大事な意思決定を委ねるのはよくないと思うんですよね。
環境や他者に求めるのではなく、自分の人生の主人公は自分で、自分でなんとかすることが人生を豊かにすることだと思います。
自分で自分の人生を決められる人を増やすべく、僕も頑張ります!
- 「自分の人生の主人公は自分」私も大事にしていきます!ありがとうございました!
荒井さんの目標と期限を定め、ひとつひとつ達成しながら夢に向かっていく姿にとても刺激を受けました。
私も過去、自分の意見を言えない人間だったからこそ「自分で自分の人生を決められる人を増やす」というミッションは本当に素敵だと共感します。
「決断」とは決めて、断つこと。
荒井さんも過去、自分の進むべき道を行くために、たくさんの決断をしてきたんだと、インタビューからも伝わってきました。
荒井さんが大学時代の経験で人生が変わったように、人はなにかのきっかけで変われると思います。
株式会社emologyさんが、「自分で自分の人生を決められる人」を増やし、豊かな社会を築いていってくれるんだろうと楽しみにしています!
貴重なお話、ありがとうございました!
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