日本語4クラスをご紹介!
私の仕事は外国人に日本語を教える日本語教師です。
日本人なのだから、日本語を教えることは簡単かと思われがちですが、意外と難しいです。
なぜなら、私たち日本人が当たり前に使っている言葉やフレーズに対して「どうして?」「なぜそう言うの?」と質問を投げかけられるからです。
例えば、「始める」と「始まる」の違いや「結局」と「つまり」の違いなど、ネイティブの日本人でも考えこんでしまうような難しい質問をされることも多々あります。
私が教えているのはポーランドにある大学で、今は4つのクラスを持っています。
ゼロ初級と言われる、ひらがな・カタカナから練習するクラス。
初級のひらがな・カタカナが読める、挨拶はできるくらいのクラス。
中級の挨拶や簡単な動詞を使って話せるクラス。
上級の日常会話はもちろん少し難しい会話もできるクラス。
<ゼロ初級>
このクラスは全員が高校生です。
一番最初は、何人かとても大人びていて大学生かと思っていましたが、高校生と聞いてびっくりしました。
そして、全員ハリーポッターに出てくるような美女、イケメン揃いでハリポタファンとしては嬉しい限りです。
先日このクラスで困ったことがありました。
「きょうかしょ」というひらがなを紹介して、意味を説明したときに、
女の子2人組がポーランド語で「Książka」(クションシュカ)です、と説明してくれました。
私もこの単語を知っていたので、盛り上がっていると、
一人の男の子が「Textbook is not "Książka".」と言いました。
すると、女の子2人組がポーランド語で何かを言い返して、男の子も言い返して、と急に「きょうかしょはKsiążkaなのか、そうじゃないのか」討論会が開催されてしまいました。
紛らわしい議題を持ってきた私はと言うと、
「(何を言っているか分からないけど、なんかすみません)」状態でした 笑
結局、私が「I found it depends on context or who use it.」(状況とか誰が使うかによるよね!)と言ってその場は収めたのですが。
男の子の腑に落ちない感が半端なかったです。
<初級>
このクラスは大学生と社会人です。
とても落ち着いていて、発言力も高いのでやり易くて助かっています。
<中級>
このクラスは高校生と社会人です。
高校生の方が意欲的で、会話から賢さが伝わってきます。
社会人の方もかなりシャイな方ですが、笑顔が可愛らしい方です。
<上級>
このクラスは大学院生と社会人です。
かなりレベルが高いので、私自身も相当準備をしていかないと恥ずかしい思いをすることがあります。
形容動詞の話が出てきたときに、すぐに答えられず勉強不足を実感しました。
このクラスでは、私自身のレベルアップも期待出来そうです。
では、今日はこのへんで Do widzenia!