日本維新の会党代表選2022 意識調査結果(全体総括版)
みなさん、こんにちは。海原雄山です。
先日行われた日本維新の会党代表選について、TwitterやFacebookを利用した意識調査を実施しました。
ご協力いただいた527名のみなさんには、感謝申し上げます。
さて、その全体分析結果をまとめましたので、みなさまにご報告いたします。
はじめにお断りしておきますと、今回の調査はSNSを利用した調査であるため、実際の党代表選有権者層とは若干異なりますため、多少の偏りがあり、なおかつ補正等もかけておりませんので、ご了承願います。
調査対象者データ
居住地・年代・性別
調査にご協力いただいたみなさまについてのデータです。
まずは、ご回答いただいた527名のみなさまの居住地です。
ひとまずベスト10だけ。
やはり維新のおひざ元である大阪が圧倒的に多かったですが、東京や神奈川や埼玉も上位に食い込んでいます。
次にご回答者いただいたみなさまの性別とご年齢です。
男性と女性の比率が約2:1となっており、年代構成は上記円グラフのとおりです。
40代、50代の比率が多いのは、維新支持者のボリュームゾーンがその年代だからと言えるでしょう。
政治的属性
ここで言う政治的属性とは、以下の問いにより決まるものです。
Q5 あなたに当てはまるもののうち1つを選んでください。
(選択肢)
・日本維新の会党員(党代表選選挙権あり)
・日本維新の会党員(党代表選選挙権なし)
・特別党員(日本維新の会の政治家、支部長等)
・党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者、
・他党支持者
・支持政党なし(無党派)
今回の代表選の選挙権の有無はもちろん、そもそも維新支持者かどうかもこの問いで確認しています。
党員ではない維新支持者が断トツですが、今回の党代表選選挙権を持つ一般党員も100名ご回答いただけただけでなく、11名の特別党員の方々にもご回答いただいております。
普段の支持政治家
こちらは、以下の問いで確認した普段支持している政治家です。
普段の人気がどれだけ今回の党代表選の票につながっているかを確認するために設問しました。
Q4 日本維新の会党代表選への投票は別として、党代表選候補者の中であなたが普段最も支持している(または応援している、比較的好意的である等)候補者(当初出馬意向を示していた政治家を含む)は誰ですか。
(選択肢)
・足立康史 衆議院議員
・梅村みずほ 参議院議員
・馬場伸幸 衆議院議員
・東徹 参議院議員
・吉田豊文 衆議院議員
・上記にない
こちら、代表選への出馬が一度取りざたされたものの、出馬残念に至った政治家も含まれております。
「上記にない」の選択肢と、今回の代表選に出馬断念となった2名の分の票は、いわば「浮動票」と言えるでしょう。
全体は・・・
足立康史氏が他を引き離し第1位(38%)ですが、選択肢に出した名前の誰でもないという回答も次点(23%)についております。
有権者の間では
しかし、これが党代表選の選挙権を持つ人に絞ると様変わりします。
こちらは、代表選選挙権のある一般党員に絞った支持政治家の内訳です。
ここでは、全体の結果と異なり、足立康史氏(23%)と馬場伸幸氏(22%)が拮抗しており、さらに今回の代表選出馬を辞退した東徹氏(18%)が急伸しております。
しかし、全体以上に選択肢に出した名前の誰でもないという回答の比率が、最も高い結果となりました(32%)。
有権者である一般党員の間では、東票と合わせて浮動票の比率が高かったことが伺えます。
ちなみにサンプル数は11と限られておりますので参考までですが、特別党員の間では、馬場伸幸氏(45.5%)と東徹氏(27.3%)が足立康史氏(18.2%)を逆転しております。
年代別、性別別だと・・・
年代別支持議員はこちらのとおり。40代以下では足立康史氏が圧倒的ですが、50代以上では足立康史氏に馬場伸幸氏が追い上げています。
性別ごとの支持議員を見てみると、男性に比較して女性の方が馬場伸幸氏の人気があることと、同性でありながら梅村みずほ氏の支持率が男性より女性の方が低いことが、個人的に意外な結果でした。
(仮想)投票先はどこ?
調査にお答えいただいた方々の投票先は以下のとおりです。
党員でも2年以上党費を納めていなかったり、そもそも党員でない等、今回の党代表選の有権者以外の人たちには、もし選挙権があったと仮定してお答えいただきました。
全体は・・・
こちらはご回答いただいた方全体の投票先です。実際の結果(馬場(8,527票、77.1%)、足立(1,158票、10.5%)、梅村(1,140票、10.3%)※率は投票数を分母としたもの)とは大分乖離しております。
政治的属性別だと・・・
これを属性別に見ていくと景色が違ってきます。
有権者である一般党員に絞ると、馬場伸幸氏が圧倒的な票数を集めています。比率こそ異なるものの、馬場伸幸氏が圧勝して、足立康史氏と梅村みずほ氏が拮抗しており、現実の選挙結果に近い結果が得られました。
サンプル数は少ないですが、特別党員の投票先も同様の傾向です。
一方で、今回投票権の無かった党員や、党員ではない維新支持者はどうでしょう。
こちらになると馬場伸幸氏に足立康史氏が肉薄してきます。
さらに党員ではない支持者になると、足立康史氏が1位の得票率となります。
投票権の有無の違いはあるものの、同じ維新支持者であるにも関わらず、こうまで投票先に違いが出てくるのは、現実に投票権が無いことが意思決定に影響があるのでしょうか。それとも、選挙権をもたない(ある意味)ライト支持者の方々に、足立さんを代表にしたいという人が多いのでしょうか。
そこは私には見当もつきませんが、少なくとも言えるのは、今回の党代表選において選挙権のなかった維新支持者の方たちが、党員になって選挙権を持っていれば、選挙結果は大きく変わっていた可能性が高かったと考えられます。
年代別、性別別だと・・・
年代別だと足立康史氏が年代が低いほど投票先に選ばれる率が高く、逆に馬場伸幸氏は年代が高くなるほど投票先に選ばれる率が高くなります。
梅村みずほ氏の得票率は年代問わずある程度一定のレンジに収まっています。
男性では足立康史氏、女性では馬場伸幸氏が投票先として1番になっております。
梅村みずほ氏は男性よりも女性の方が得票率が低く、同性からの票を逃している状況です。
東票と浮動票の行方は
ところで、今回の党代表選有権者の間で、結局出馬しなかった東票と支持する政治家がいないと答えた方々は誰に投票したのでしょうか。
今回有権者となった一般党員の東票は、2割程度無投票や無効票になったものの、梅村みずほ氏と馬場伸幸氏に流れました。
馬場伸幸氏よりも、同じ参院選大阪選挙区で争う者同士であるはずの梅村みずほ氏に多く票が流れたのは、大阪維新の一部の府議会議員が、馬場伸幸氏への対抗馬として東徹氏の擁立に動いた経緯と無縁ではないかもしれません。
そして、有権者である一般党員のうち最も高いシェアを占めた浮動票である支持する政治家がいないと答えた方々の票ですが、こちらは馬場伸幸氏(43.8%)が最も票を得ました。
一方、足立康史氏は、東票も含め浮動票の獲得に苦戦した跡が見えます。
無投票・あえての無効票の理由
無投票またはあえて無効票を投じた理由について、いくつかご紹介します。
・決定打がない(日本維新の会党員(党代表選選挙権なし)・30代男性・北海道)
・抗議の意を示す(支持政党なし(無党派)・30代男性・京都)
・地方に力を入れる様に見れなかった為。そもそもの維新の都構想や道州制が達成できる様に思えなかった為。(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・40代男性・大阪)
・大阪維新の会の支持の延長で消極的な日本維新の会支持者なので、今回の代表選の候補者に維新らしさを感じなかった為(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・50代男性・福岡)
・投票したい候補者がいないため(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・40代女性・大阪)
・Twitterで代表戦の印象がめちゃめちゃ悪く、関わりたくないと思ったから(支持政党なし(無党派)・40代女性・大阪)
・東徹を応援しているので。(日本維新の会党員(党代表選選挙権あり)・50代女性・大阪)
投票したい候補者がいないという答えが目立つ一方、そもそも代表選の在り方に疑問を持つ声も多くみられました。
代表を選ぶに際し重視したもの
維新の代表を選ぶに際して重要な要素を最大5つまで選んでいただきました。
選択肢は、以下のとおり。
(選択肢)
1 人柄、2 ルックスの良さ、3 学歴・政治家になるまでのキャリア、4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力、5 経済政策への姿勢、6 行財政改革への姿勢、7 憲法9条改正への姿勢、8 統治機構改革への姿勢、9 身を切る改革への姿勢、10 ダイバーシティ・子育て政策への姿勢、11 税と社会保障政策への姿勢、12 外交安保政策への姿勢、13 党内のガバナンス改革への姿勢、14 党勢拡大政策への姿勢、15 国政や地方選挙の際に党の顔となるか、16 今回の党代表選挙で勝ちそうだから、17 今回の党代表選挙で負けそうだから、18 政治家の推薦や支持、19 その他(Q7-1に記載)※1つ目のみ、20 特になし
ご回答者全体だと、上位10位までは上記のとおりです。
上位5位のうち4つは「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」をはじめとした非政策要素の要素が並び、大阪都構想を実現するための政党としてスタートした維新らしく、「8 統治機構改革への姿勢」が唯一政策としてランクインしています。
政治的属性別だと・・・
政治属性別でみると、代表選有権者の間でも少々違いがあります。
代表選の選挙権のある一般党員も特別党員も、多少順位の前後はありますが、「1 人柄」「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」「13 党内のガバナンス改革への姿勢」「14 党勢拡大政策への姿勢」が上位4位に食い込んできますが、特別党員の間では、「15 国政や地方選挙の際に党の顔となるか」が比較的高い順位となり、「18 政治家の推薦や支持」が10位以内に入るのが特徴的と言えるでしょう。
もっとも、特別党員のサンプル数は11に過ぎないので、特別党員全体の傾向ととらえられるとは限らないことは付言しておきます。
有権者ではない維新支持者の間では、「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」「13 党内のガバナンス改革への姿勢」「14 党勢拡大政策への姿勢」が上位に名を連ねるのは、有権者と変わらない点ではありますが、最大のサンプル数を示す、党員ではない支持者の間で「8 統治機構改革への姿勢」が最も多く回答されたことが特徴的と言えるでしょう。
ライトな維新支持者の間で、大阪都構想をはじめとした統治機構改革への期待がそれだけ強いことの現れなのかもしれません。
また、代表選選挙権のない一般党員と党員ではない支持者の間で共通しているのは、「1 人柄」が有権者に比較してそこまで高い順位ではないことでしょうか。
非支持者の間では様相が大きく異なります。
まず、他党支持者も無党派も「5 経済政策への姿勢」がトップ5に名を連ねているのが、維新支持者らと大きく異なります。
他党支持者の間では、「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」「14 党勢拡大政策への姿勢」「15 国政や地方選挙の際に党の顔となるか」が同率1位に名を連ねています。
一方、無党派では、「13 党内のガバナンス改革への姿勢」が1位となっており、「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」は、上位10位には名を連ねるものの、他の政治属性と異なりそこまで重視されていないようです。
年代別だと・・・
次に年代別で見てみると、30代以下では「13 党内のガバナンス改革への姿勢」がいずれも1位になります。
それでも「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」は上位3位以内に入ってますが、「1 人柄」は先述の有権者層に比較して低い順位にあります。
次に最もボリュームのあるゾーンとなる40代、50代ですが、「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」いずれも1位になり、「13 党内のガバナンス改革への姿勢」は年代を経るごとに順位を落としています。
60代以上でも、「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」いずれも1位となっており、年齢を重ねるほどこの要素を重視する傾向が強まることがわかります。
逆に50代をボトムにして、「13 党内のガバナンス改革への姿勢」が順位を再び上げていく傾向にあります。
60代以下では、「14 党勢拡大政策への姿勢」が2~4位以内に安定してランクインしているものの、70歳以上では急激に順位を落とし、「11 税と社会保障政策への姿勢」が2位、「3 学歴・政治家になるまでのキャリア」が5位、「10 ダイバーシティ・子育て政策への姿勢」が9位に食い込むなど、60代以下とは関心事が大きく異なる傾向が読み取れます。
性別別だと・・・
性別ごとの傾向を見ると、男性では「8 統治機構改革への姿勢」が1位となる一方、女性では「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」「1 人柄」がワン・ツーフィニッシュとなっており、男性とは異なる観点で党代表を選ぶ傾向が見て取れます。
維新代表選の独特な傾向
実は、他党支持者および無党派の方を対象に、維新についてだけではなく一般論として党の代表を選ぶ際に重視する要素を問う質問をしました。
その際に上位に名を連ねたのは、「15 党勢拡大政策への姿勢」「16 国政や地方選挙の際に党の顔となるか」「4 組織を束ねる統率力・コミュニケーション能力」「5 経済政策への姿勢」といったものが上位に名を連ねましたが、「14 党内のガバナンス改革への姿勢」は9位と比較的低位にあります。
「14 党内のガバナンス改革への姿勢」は、自民党等の歴史ある政党の代表選ではまず論点になることが珍しいものであるが故、結成10年に過ぎない新興政党特有の論点であるとも言えるかもしれませんが、代表選を通じて足立康史氏等が党内ガバナンスを争点としたキャンペーンが一定成功したとみることもできます。
「19 その他」の内容
ご回答者の皆さんが重視する、選択肢以外の要素を、いくつかご紹介します。
・他に負けない強い党首像(日本維新の会党員(党代表選選挙権なし)・30代男性・東京)
・将来性(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・40代男性・大阪)
・若さ(日本維新の会党員(党代表選選挙権あり)・40代男性・福岡)
・いわゆるふわっと層の国民感覚の捉え方と、その上でのメッセージの出し方。(日本維新の会党員(党代表選選挙権あり)・50代女性・大阪)
・次回およびその後の吉村世代への継承の人脈(日本維新の会党員(党代表選選挙権あり)60代女性・大阪)
・人間力(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・40代女性・栃木)
党代表選を巡る一連の報道の影響
党代表選を巡って、秘密選挙の原則を侵した疑いのあるいわゆる空本事件や、一部総支部で票の取りまとめを有権者に働きかけているかのような疑いについての報道等について、投票先に影響があるか以下の問いで確認しました。
Q8 今回の党代表選において、いくつかの不正(投票の秘密を侵害する行為等)が報道されました。この報道を受けて、投票先を変えましたか。
(選択肢)
・投票先を変えなかった。
・投票先を変えた。
結論だけ申し上げますと、ご回答者全体の94.3%の方が投票先を変えなかったと回答いただきました。
選挙権を持つ一般党員や特別党員ではさらに高い割合で投票先を変えなかったと回答しており、特に特別党員では投票先を変えた方はおりませんでした。
一連のSNSでの炎上騒動や報道が投票に与えた影響は、限定的であったと言えるでしょう。
党代表選の満足度
今回の党代表選についての満足度についても、以下の問いで確認しました。
Q9 今回の日本維新の会代表選の結果の満足度を5段階でお答えください。
(選択肢)
・満足
・やや満足
・普通
・やや不満
・不満
ご回答者全体の満足度です。
満足~やや不満はほぼ同割合ですが、不満が頭一つ抜けて高い割合を示しています。
全体としては、不満寄りなのが世間の受け取りなのかもしれません。
政治属性別だと
政治属性別で見ますと、選挙権のある一般党員は満足・やや満足寄りで不満との差はあまりないようです。一方、選挙権のない一般党員は、普通という受け止めの人が少なく、満足・やや満足寄りと不満・やや不満寄りの二極化が激しく、特別党員は、普通と受け止める人が一番多く、満足・不満とともにトリプルトップを形成する形となっています。
党員ではない支持者は、不満ややや不満に重心があり、全体の傾向に近いですが、他党支持者・無党派では普通以下に偏る傾向が顕著になっています。
こうしてみると、党員以外への対外的なアピールの場としての代表選は、必ずしも良い結果となったとは限らないと考えられます。
不満の理由
「やや不満」「不満」を選んだ人にその理由を問う質問させていただいきましたので、ご回答をいくつかを記載しておきます。
・党員投票にもかかわらず投票率が半数程度となっており、これは党としての準備不足や広報不足によるものと考えたため。(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・30代男性・東京)
・特別党員の代表選挙への姿勢が納得いかない。(日本維新の会党員(党代表選選挙権なし)・40代男性・大阪)
・公正公平でないと感じたから。(支持政党なし(無党派)・40代男性・神奈川)
・党風とは正反対に、自分たち議員や党内部の話になると途端に守りに入っているように感じる(他党支持者・29歳以下女性・広島)
・柳ケ瀬さんに出て貰いたかったから(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・50代女性・大阪)
・馬場議員の推薦人の数。これでは、国会議員だけの選挙と感じられた。今後の道筋を作ってしまった事への失望感(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・50代女性・埼玉)
・候補者から、維新や松井さんの悪口ばかり聞こえてきて悲しかった(党員ではない日本維新の会(大阪維新の会)支持者・50代女性・大阪)
投票先別で見てみると
満足度について、投票先別に見てみると、少々興味深い結果が見えてきました。
代表選に勝った馬場伸幸氏に投票した人は、満足・やや満足の割合が高く、選挙に敗れた足立康史氏に投票した人の満足度は不満側に偏っているのは自然なことであるとは思いますが、3位に沈んだ梅村みずほ氏を投票先とした人の満足度は、足立康史氏に比べ普通や満足側にやや寄っていることがわかります。
これは、2位の足立康史氏に18票差に肉薄し善戦したことも影響しているかもしれません。
まとめ
馬場伸幸氏に軍配が上がった今回の党代表選ですが、本命となる候補者の不在や選挙の在り方に疑問を持つ声も多く、それが代表選の満足度にも影響を与えていることが伺われます。
ここは次回の代表選までに改善策を打たないと、党の信用にも関わることとなるため、日本維新の会には真摯な対応をお願いしたいところです。
対外的なアピールとしては、決して成功したとは言い切れない党代表選でしたが、馬場伸幸新代表率いる新体制でどれだけ世間に魅力をアピールできるか注目していきたいところです。
ところで、なぜこの度私がこのような調査を行ったのかということですが、自分としても党代表選の民意の実態はどうだったのか確かめたいという思いに駆られたからです。
今回の代表選は、その性質上国政選挙等と異なり出口調査などもないことから、選挙結果以外の動きがはっきりとわからないことがどうも「気持ち悪かった」のです。
誰がどのような思いで、この1票を投じたのか。なぜ投票しなかったのか。正味なところ、満足しているのか。
なんとなく雰囲気で把握するしかなかった民意を、数字で見える化したかったのです。
そこで、Googleフォームを使ったアンケートを用いて、Twitterのフォロワーのみなさま等を通じて民意を探ろうと決意した次第でした。
結果527名もの方々にご回答いただき、ある程度鑑賞に堪えうる調査分析結果を作ることができました。
1人1人の意思は、それ自体だけでは全体を把握することはできませんが、それが大きな塊になると、世の中の一端が見えてきます。
今回、そんなに長けていないExcelスキルを最大限に駆使して集計・分析する作業は、大変知的興奮を覚えるもので、数時間に及ぶ作業も時を忘れて夢中になってのめりこめました。
その成果物として、このようなnoteの記事にまとめるところまで至りましたが、ご満足いただけましたでしょうか。
もし、興味深くお読みいただけたなら、♡(スキ)のボタンを押していただけるとありがたいです。
最後になりましたが、今回調査にご協力いただいた527名のみなさまに、改めてお礼申し上げます。