不動産売買では、一括査定を使うと「大変」で「安く」売られてしまいます
本日の結論
不動産売買では、一括査定を使うと「大変」で「安く」売られてしまいます。
一括査定サイトとは
中古車販売や生命保険などでもよく見かける一括査定。
複数の業者に販売についての見積もりを依頼する仕組みです。
不動産の売買でも一括査定サイトが利用されており、ご登録されると複数の不動産業者から連絡が入り、売却したいと考えている不動産に関する想定販売価格の提示を受ける事になります。
最大のメリットは、一括査定サイトを利用すると売却を考えている不動産の販売価格に関する相場を確認することが出来るという点です。
一括査定サイトが「大変」な理由
反対にデメリットは、複数の不動産業者から連絡が入り、複数の営業マンに対して電話やオンラインで物件を見ながらの対応などを行わなくてはならなくなります。
同じ話、同じ説明を何度も繰り返さなくてはいけないという点でとても負担が大きい作業です。
私自身も個人で所有していた車を一括査定サイトに登録したところ5分間で15件ほどの電話が鳴り、1日3人の営業マンの方と会って話をするだけでクタクタになりました。
自分自身が業界のルールや仕組み、流れや相場などを把握していない状態で営業マンと話をする事が大きく負担になる事を身をもって感じております。
一括査定サイトで「安く」売られてしまう理由
一括査定を避けて頂きたい最大の理由は、販売をされたい物件について、
不動産業者自身が、
仕入れたいのか
仲介に入りたいのか
上記をお客様が不動産業者との対話の中で判断する事が困難であり、心理的にも体力的にも大きな負担が掛かり最良な選択を行いずらい状況を生み出してしまう点にあります。
仕入れたい業者の場合には、販売をされたい物件を1円でも安く仕入れるために、出来る限りマイナス要素を強調し、物件の価格を下げようとします。
仲介に入りたい業者は、【販売価格×3%+60,000円】という手数料が自社の利益になるため、販売価格は1円でも高い方が良いと考え、マイナスは考慮しながらも、プラスの側面をきちんと説明します。
上記の点だけで見ると、販売価格が高い業者に依頼すれば良いとお感じになられるかと思います。しかし、不動産業者も営業ですので、一括査定提示額の段階では高く見積もりを出しておくなど、物件の売却を自分自身に任せてもらうために必死に話を続け売却の依頼を獲得しようとします。
では、保有されている不動産を販売する場合にはどうするべきか。
それは、専任媒介を選択して頂くのが1番有効であると考えております。
次回!家を高く売る方法「実践編」専任媒介契約について
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