退職を告げた。
このnoteを書いてからもう4ヶ月が経っていた。年始には退職を告げていて、4月からはもう職場にいないはずだった。でも現実はやっぱり違った。
今日、仕事辞めますと伝えた。とても気まずかった。けど、すっきりした。
退職時期については有給の消化もあるから調整しないといけないけど、年末に書いたnoteでもあったとおり、同僚が育児休暇で6月から一か月いなくなる。それが帰ってくる7月末に入れ替わりで自分がいなくなるという形が理想だ。
今すぐ辞めて、やりたいことにとっかかりたい気持ちもある。ただ、普通なら入れなかっただろう会社に入れて雇ってもらった恩義もあるなとかいろいろ考えてしまう。
辞めるはずだったのに、結局年始には言えなかった。タイミングや金銭的問題、なにかと理由をつけた。
でも、本当は自分が弱いからだ。
フリーターでバイトをずっとしてきて給料は毎月バラバラ。そんな生活から正社員という安定した生活を手に入れた。最初はネクタイを締めるのが嫌で、これが社会の首輪かと思った。
それでも2年以上続ければ安定した生活は当たり前の生活に変わる。夜勤だから生活リズムは昼職の人と全然違うけど、それでも食に困る事はなかった。
そんな安定した生活を捨てる。それがめちゃくちゃ怖くなった。そんなものくそくらえと思っていたのに、急に怖くなった。きっと家族がいて奥さんや子どもがいたら安定を一番に望むだろう。
でも、今の自分にそんな存在はいない。仕事がなくなって野垂れ死のうが、ホームレスになろうが全部自己責任。最悪、自死を選んだって良い。
子どもの頃から夢見ていたものは、何一つ叶っていない。叶えようとしていなかったんじゃないか?
ありがたいことに、大人になってからもやりたいことは消えないし増えていく一方だ。もう叶えられない夢も出てきて、それは一生後悔するだろう。ただ、もう後悔するような叶えられない夢は増やしたくない。
不思議なことに、就職が決まって入社するタイミングでONE OK ROCKのStand Out Fit Inが公開された。嬉しかったね。背中を押してくれているようで。歌詞の意味も温かくて。ロックじゃなくなった!とか周りはあーだこーだ言っていたけれど、俺はポップになったワンオクの曲でも全く違和感なく聴けた。変わろうとしている自分と重ねた。
今回の新曲の公開というタイミングで今度は退職を告げた。新たなステップだ。
このインタビュー読んでまた自分と重ねてしまった。前作のアルバムはあえてポップに寄っていき、自分たちがロックが好きだという確信を掴みにいった。自分もそうだ。正社員としてただ普通の仕事を全うする。でも、俺がやりたかったことはこれじゃない。よりいっそうやりたいことへの思いが強くなった。
思えば、ONE OK ROCKには助けてもらってばかりだ。原点のバンドだ。出会っていなかったらまた全然違う道に歩んでいたかもしれない。もしかしたらそっちのほうが良かったのかもしれない?笑
彼らは世界を変えたいって本気で思っている。自分の世界を変えるためにはまずは自分をぶっ壊すところから始めないと。
もちろん、行動に移すためには準備が必要だ。さらにこのご時世、イヤなウイルスが世界を漂っている。より慎重になってもいい。
退職までにはまだ時間があるから、それまでに動き出すための基盤を作り上げておく。頭の中にあるものを形にできるように。
やめると伝えただけで、不安だったものが沸々とワクワクに変わる。もちろん、怖さはずっとあるだろう。それといかにどう戦うかだ。
ここからがスタートだし、より忙しくなるだろう。
がんばってこーぜ。