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【長島】長島チームが大崎チームとの練習試合をやってきました

移住ドラフト会議のダークフォースである大崎町、現在トップを走っているということもあり、練習試合を申し込み対談してきました

ドラフト会議唯一の行政団体チームの意味

地域のことを一番かんがえて実行している地方自治体のなかで、「大崎町」は中野伸一さんを筆頭に熱量が高い。いや高すぎるのでその謎に迫りました。

そもそも地方行政とはwikipediaによると

地方行政(ちほうぎょうせい)は、国家の方針に従いつつ、各地方・地域に適用した政策や住民サービス、問題の解決や対応などを行政が主体的になって行うことである

とのことなので、適切かどうかわかりませんが、まさに地方自治体とは、「まちづくり」をする最高の非営利団体なのだと思います。

何がそんなにすごいの?

たとえば、道の駅をローソンの中に作っちゃったり、ゴミのリサイクル率が日本一だったり、うなぎの生産量が日本一だったり、ふるさと納税が鹿児島最強だったりします。町を訪れた人がお土産買うのに、24時間お店は開けておきたいけど、人員確保や収益性でリスクをとれないから、だったら民間のコンビニと提携して、そこに商品を地域住民から集めちゃえばいいという話を行政が主体的にすすめてきたという話です。

特にゴミのリサイクルは見に行きましたが、町内で出るゴミの80%以上を土に返したり、再利用したりしています。町内だけでなく、ほかの自治体のゴミも、宮崎のゴミもあつめて再利用していると聞きました。それはすごい設備なのかと思って見てみると、生ゴミの処理場はイケてる若い方が2人で働いていて、臭気も特になく、シンプルだけど理にかなったところでした。その一方、ゴミの分別を20種類以上分けなくてはいけなかったり住民の努力もあるようです。さらに素敵だなと思ったのは、このリサイクルの技術をJICAと連携いてインドネシアに広げる活動も行政職員がやっているとのことです。我々もグローバルに目を向けなければならないなと思いました。

お金があるからできるの?

行政がいろいろできるのは、予算があるからできるの?って思うかもしれませんが、そうじゃないようです。ゴミも焼却施設を作ることができないから、だったらリサイクルだという話で、突き詰めた結果日本一になったとのことでした。

なんで、日本一にみんなこだわるの?

「日本一の●●」って、いろんなものが全国には溢れていると思います。いつも、「それを自慢してどうするの?」って思うようなことがいろいろなところを見ていて思いました。

でも、あれはラブメッセージだったのだと思いました。刺さる人に刺さる。差別化して日本一になると、いろんなところから声をかけられる。それをまたプロジェクトにしていくというサイクルができあがってるのだと思いました。詳しくは、中野さんが自分のところで書くと思うので割愛します。

なんで大崎町は、そういうベンチャー気質なの?

ここ14年で、全国の自治体は合併の嵐に巻き込まれました。世にいう平成の大合併であります。

全国に3000近くあった自治体の数は1700個くらいにここ十数年で減りました。1300くらいの数の町の名前がなくなったのです。

でもその3000近くの自治体の数も昭和28年までは10000近くあり、町村合併法によって、減っていったという経緯があります。詳しくはこちら

ですので、世の中で騒がれていた地方消滅も、自治体の名前がなくなるだけで、本質的なことは消滅する町があることではなく日本全体の人口減少なのだと思います。

さてさて、話をもどすと鹿児島の自治体も100以上から43に減りました。

離島を載せていませんが、合併によって町は形を買えているのがわかりますが、このなかで真っ白な地区がいくつかあるのがおわかりでしょうか?その一つが大崎町です。

合併戦国時代に合併を拒み、独自に理想な町をつくることをやることがそこから始まっているのです。いや、その前から始まっていたのです。

外からの人材を取り込みつつ、自治体が本気になっている大崎町はすごい町だなと思いました。

文責:長島未来企画 土井隆

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