ステイホーム 3食作るのが限界

新型コロナウイルスの影響で学校や保育園が休校休園になって2ヶ月半以上、自宅で家事や育児を担いながら在宅勤務中という人も多いですよね。
皆さん一体どうやってやりくりしているのでしょう? 

在宅勤務をしている主婦の皆さんにオンライン座談会をしてもらうと、今を乗り切るための工夫やアイデアがたくさん飛び出してきました。

今回のテーマは「毎日の食事どうしてる?」 。
料理に時間をかけないためのホットプレート料理や作りおき法など、働く主婦たちの工夫とは?

オンライン座談会参加者のみなさん
《オンライン座談会参加者》
Kさん:夫婦共に会社員で共に在宅勤務中。子どもは小5、年長。関東在住。
Oさん:夫婦共に会社員。妻は在宅勤務、夫は出社あり(帰宅は早め)。子どもは小4、2歳。義母と同居。関東在住。
Tさん:夫婦共に会社員。妻は在宅勤務、夫は午後から出社。子どもは年中、1歳。関東在住。
Yさん:夫婦共に会社員。妻は在宅勤務、夫は出社と在宅勤務半々。子どもは小2、年中。関東在住。
Uさん:夫婦共に自営業で共に在宅勤務中。子どもは小4、小1。関東在住。

あぁ給食が恋しい…! 朝昼晩、一日中台所にいるみたいです

Uさん:給食に頼れなくなった今、皆さん毎日三食どうしてますか?

Tさん:私は外出自粛生活が始まって以来、毎日三食作り続けていて、もう一日中台所にいるみたいな感覚ですよ。

Oさん:やっぱり給食がなくなったことが一番大きいですよね。夕飯を適当に済ませちゃう日があっても、給食で栄養バランスがとれていればいいかっていう安心感があったじゃないですか。それが今は私が家族の食の健康を背負っているんだというプレッシャーに押しつぶされそうです。

Uさんちのある日のお昼ごはん。ゆでた鶏肉をご飯に乗っけてカオマンガイ。
Uさん:栄養の偏りは確かに気になります。在宅勤務しながら子供の面倒もみなくちゃいけないとなると何かと慌ただしくて。「なにかしらの麺!」とか、「あまりご飯で丼もの!」とか、とにかく簡単に済ませられるメニューになりがちですよね。

Yさん:そうそう。どうしても炭水化物が多くなっちゃう。

Oさん:給食では食べていたものも、家だと平気で残すんですよ。残されるのがわかっているものを作るのはしんどいから、確実に食べてくれるものばっかりになってしまって。

Tさん:ちょっと苦手なものがあっても保育園ではお友達に影響されて食べたりするんですよね。家だと甘えがでちゃうのかな。

Yさん:うちの子は野菜が苦手なんですけど、栄養の偏りが気になるのでハンバーグに細かく刻んだにんじんやピーマンを入れて食べさせるとか、そういう手間をかけるようになりましたね。

Oさん:あと最近は肉に偏ってるかも。魚は高いから、どうしても安い豚こま肉や鶏むね肉ばかり買っちゃいます。食べ盛りの子がいると食費がやばいんですよ。お米もすぐになくなっちゃう。ずっと在宅で水道光熱費も上がってる中、少しでも節約しないとって思うと高くつく食材に手が出なくなってきました。

Kさん:給食では魚料理もわりと出てましたよね。栄養士さんがきちんと献立を考えてくれる給食って本当に偉大だったんだなとつくづく思います。

料理に時間をかけたくない!作りおきや冷凍食品、テイクアウトもフル活用

Uさん:なにかと忙しい毎日だから、料理にはあまり時間をかけたくないのが本音ですよね。何か工夫してることはありますか?

Oさん:子どもたちが食べてる間、何度も台所に立たなくて済むようにホットプレートの出番を増やしました。GW中なんてずっとテーブルにホットプレートを出しっぱなしでしたよ(笑)。材料さえ切っておけば目の前で調理して自分も座りながら食べられるからすごく楽です。

Kさん:子どもも好きなものを自分で焼いて食べられるから楽しいですよね。

Oさん:お好み焼きしたり、新じゃがを皮付きのまま焼いてみたり。鉄板の上でいろんな野菜を焼くだけで意外と喜んで食べてくれるんです。味付けもマンネリ化しないように、アルミカップに溶けるチーズを入れてチーズフォンデュにしたり工夫しました。

調理時間の短縮に「ゆでストック」始めました!
Uさん:毎日パーティーって感じで楽しそう!私は少しでも調理時間を短縮したいのと買い出しの回数を減らすために「ゆで肉ストック」を始めました。材料は鶏もも肉、豚肩ロース肉、玉ねぎ、にんじん、長ねぎの青い部分、しょうがの皮、にんにく。圧力釜で柔らかくなるまで煮込むだけ。それを保存容器にストックしておくんです。ゆでた肉は丼ものにしたり麺に乗せたりサンドイッチにはさんだり、茹で汁はスープにしたりカレールウにしたりと、とにかく何にでもアレンジできて重宝してます。

Tさん:うちはうどんやちゃんぽん、ビーフンなどの冷凍麺類をめっちゃ活用してます。麺だけだと少ないし栄養が偏るので、そこに冷凍のカット野菜をとお肉をプラスして、かさ増しして使ってます。毎日自分が作ったものばっかり食べてると本当に飽きてくるから、冷凍食品は自分の味じゃないところもいいんです。今は外食も控えてるし、とにかく人の作ったご飯が食べたい!

Yさん:人の作ったご飯が食べたいっていう魂の叫びに共感しかないです!

沖縄料理をテイクアウト。GWは旅行に行けなかった代わりに自宅でプチ沖縄パーティー!
Uさん:そういう意味ではテイクアウトは割と利用してますね。近所の飲食店がテイクアウトを始めたので応援の意味も込めて。

Kさん:うちも商店街が近くてお手頃な飲食店がたくさんあるので、昼夜どちらかテイクアウトすることが多いです。散歩がてら食べたいものを買って帰ってくる感じですね。

Yさん:結構な頻度で利用してるんですね!うちの近所の居酒屋もテイクアウトを始めて、ワンコインでおつまみセットを作ってくれます。この間は沖縄料理をテイクアウトしてプチ沖縄パーティーしました。

Yさん:もう何も作りたくない、でもおいしいものが食べたい…って時は、テイクアウトがないとやってられないですよ。

Oさん:みんないいな…うちは近くにそういうお店があまりないし、スーパーでお惣菜買うくらいなら自分で作ったほうが安上がりだしって結局自分で作っちゃう。あぁ…人の作ったご飯が食べたいなぁ。

長期化する外出自粛の中で、自由に外出できず、パワーを持て余す子どもの相手をしながら仕事しながらの三食の支度は大変。作りおきをアレンジしたりテイクアウトを活用したり、日々の食卓に変化を付けつつなんとかやりくりしている様子が分かりました。
緊急事態宣言が解除された地域も多いですが、まだまだ外出はしづらいままです。こうした工夫で少しでも食事の用意の悩みを減らし、家での食事を楽しい時間にしたいですね。

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