2024 NFLドラフトビッグボード 3.0(最終版) | カレッジプロスペクトランキング
いよいよNFLドラフトです!
今年からNFLドラフトを見る方はじめまして。ドラフトはSuper Bowlより楽しみというファンが一定数いる最強イベントです。
私は毎年、カレッジフットボールを1年中追いかけており、2020年からこのような形でドラフトの注目選手をランキング形式で紹介しております。今年もベースボールマガジン社からNFLドラフト候補名鑑も出ており、200選手くらい紹介されているので、上位が気になる方は最悪この記事は必要ないかもしれません。しかし、下位やドラフト外、日本ではほぼ誰も取り上げてない選手もカバーしているのはこのnoteだけです。ですので、ドラフトを3日間楽しみたい方はぜひお供にしてください!
さて、今回のランキングの順位の付け方としては、基本的には、
試合での動き
コンバインでの動き、数字
過去にドラフトされた選手との比較(2016~)
ポジションバリュー
で考えています。上に基づき、基本的にはNFLで活躍しそう / 選手の能力から選んでいます。
なおスタッツに関しては基本的にはSports Referenceを参考にしています。
今年のドラフトの特徴としてアーリーエントリーの選手の少なさが挙げられるでしょう。以前は120人くらいいたアーリーエントリーが半減。この事実と、コロナ禍で1年延ばした選手が多くなり、中下位では大学で5-6年プレーした選手も多くなっています。以前だったらドラフトにかからない選手も多くドラフトにかかるかもしれません。ということで、おすすめは3-4巡までで欲しいポジションの選手を獲ってしまうことです。
では、早速見ていきましょう。(ちなみに7万字超の文量があるため、スマホのブラウザでは落ちてしまうかもしれません。PCで観るのをおすすめします。)
1位〜32位(1巡級)
1 Caleb Williams QB USC (6-1, 214lbs)
Mahomesのようなスーパースターになれるか。高校時代からその名を轟かせ、世代ほぼトップ評価でOklahomaに入学。1年目にSpencer Rattlerの不調でライバルのTexas戦に投入されると逆転勝ちを演出。その後はスターターに落ち着いた。翌年はHCのLincoln Rileyに付いていきUSCへ転校。2022年シーズンは14試合で4,537yds パス成功率66.6% 42TD 5INT、ランで10TDを挙げてハイズマン賞を受賞。昨年はチームは8勝5敗に沈んだが、3,633yds パス成功率68.6% 30TD 5INTだった。試合に出始めたタイミングから全体1位という話が語られていた選手。天才的なプレーメーカーでスター性抜群。一方で子供っぽさもある。
主な受賞歴: ハイズマン賞 (2022)、Maxwell Award (2022)、AP College Football Player of the Year (2022)、Unanimous All-American (2022)
STRENGTHS: どのような体勢からでもパスを通せる肩、プレーが崩れてもパスを通せる天才的な能力、プレッシャーの察知能力、TDINT率の良さ、OLが崩壊してるチームでも高い成績を残せる能力、ショートミドルディープへの安定したスロー、走りながらのパスの正確性、スクランブル能力
WEAKNESSES: サイズが小さめ、負けた試合でスタンドにいる家族の中で泣くとエモーショナルな一面、攻撃的なネイルをしている、カレッジでランキング入りをしている強いチームへの対戦成績の悪さ、ボールセキュリティ
比較: Patrick Mahomes
2 Marvin Harrison Jr. WR Ohio State (6-3, 209lbs)
父親はHoFで歴代レジービングヤードで9位のMarvin Harrison。父親は6-0, 185lbsだったが、彼は6-3, 209lbsと一回り大きい。実は高校時代はトップリクルートではあったものの世代21位のWRとトップofトップではない。しかし、True Freshman時のスターターデビュー戦となったRose BowlでJSNが347yds 3TDを稼ぐ裏で71yds 3TDと片鱗を見せた。スターター定着の翌年はStroudと組み、1,263yds 14TD。昨年はオフェンスが不調の中、チームで圧倒的な1,211yds 14TDを記録。過去20年を振り返っても体格を含めてこのクラスのコンプリートなWRはCalvin Johnson以来か。すでに風格はスーパースターで、Louis Vuittonのクリーツが似合う男。
主な受賞歴: Fred Biletnikoff Award (2023)、Unanimous All-American (2023, 2022)
STRENGTHS: コンプリートなWRとしか言えないサイズ・スピード・センスのレベルの高さ、どのルートも走れる能力とスムーズさ、TDを奪える男、プレスカバー・ダブルカバーを喰らっても成績を残せる強さ、大外・スロット両方で高レベルでミスマッチを製造できる、キャッチレンジの広さ、リリースの素早さ、ボールのトラッキング能力、ビッグゲームでも活躍できる能力、スター性、DNA
WEAKNESSES: ルートランはスムーズだがキレはJustin JeffersonのようなWRと比較すると足りない、RACでのタックルを破る強さ
比較: Larry Fitzgerald
3 Drake Maye QB North Carolina (6-4, 223lbs)
今年のドラフトで最も"プロ向き"のQB。5-starで地元であり父親がQBとしてプレーをしていたNorth Carolinaに進学すると、Redshirt Freshmanの年には4,321yds パス成功率66.2% 38TD 7INTで突然2024年ドラフトの本命QBに。エースWRのJosh DownsとAntoine Green、さらにはOCが抜けた昨年は2試合少ない中3,608yds 24TD 9INTと少し成績を落とした。すでにNFL選手のような風格が漂っており、本格的なパサーとしては一級品。兄はUNCでバスケットボールをプレーし、現在は茨城ロボッツに所属するLuke Maye。
主な受賞歴: ACC Player of the Year (2022)、ACC Offensive Player of the Year (2022)、ACC Rookie of the Year (2022)、First-team All-ACC (2022)
STRENGTHS: ポケット内での落ち着き、すべてのレベルへの制球力とボールの弾道の良さ、体格の大きさと頑丈さ、2年間で1,137yds 16TDを上げている走力、最後の最後までプレーを伸ばせる視野の広さ、ポケットの外からのスローイングの良さ、リーダーシップ能力に優れている(との話)、プレッシャー下でのスローイングの安定
WEAKNESSES: リスキーなプレーを決めたがる傾向(カレッジでは問題ないがプロのディフェンスだとどうか)、ディープボールが少し短くなる傾向あり、プレーを最後まで決めようと努力するがそのせいでボールを進めない、フットワークの乱れ
比較: Justin Herbert
4 Malik Nabers WR LSU (6-0, 200lbs)
昨年最も評価を上げたWR。FBS 2位の1,569yds
14TDでJayden Danielsのハイズマン受賞に大きく貢献。1,017yds 3TDから大きく成績を上げた。昨年は9試合で100yds超え。Mississippi State戦では13レシーブ 239yds 2TDの大爆発を記録した。コンバインで40-ydは未計測もプロデイではXXを記録。圧倒的なスピードでセパレーションができる上に、ルートランのスムーズさやカムバック系の上手さも光る。WR1評価でも驚かない。
主な受賞歴: Unanimous All-American (2023)、First-team All-SEC (2023)
STRENGTHS: 加速力と直線スピード、すべてのルートがスムーズ、YACのスピードとセンス、コンタクトされてもキャッチできる能力、1試合での爆発力がありつつもコンスタントに成績を残せる安定感、ボールへのトラッキング能力、サイドラインの把握力
WEAKNESSES: プレスカバレッジのリリース能力、ボールをDBから遠ざけてキャッチする能力、
比較: Jaylen Waddle
5 Bo Nix QB Oregon (6-2, 214lbs)
Auburnのエースから全米のエースへ。父親がAuburnのQBで息子もAuburnへ進学。True Freshmanからスターターの座を奪い、デビュー戦ではJustin Herbert率いるOregonへの4Qに逆転し勝利するアップセットを演出。同じ年にはMac Jones率いるAlabamaにも勝利した。元々はデュアルスレットのQBでパス能力は平均以下だったが、HCが変わった21年シーズンにパサーとしての片鱗を見せた。22年にOregonに転校すると才能開花。昨年はパス成功率77.4%で4,508yds 45TD 3INTという数値。Freshmanでは57.6% 2,542yds 16TD 6INTから大きな成長を見せた。Auburn時代はドラ外もOregonではドラ1級。 NFLでも必要な非常に速いクイックリリース能力を持っている。
主な受賞歴: First-team All-Pac-12 (2023)、SEC Freshman of the Year (2019)
STRENGTHS: ショートからミドルまでのクイックスローのスピードと精度、プレーの遂行能力の速さと判断力、ポケットプレゼンスの高さ、タフさ、スクランブル能力の高さ、足のスピード、22年にはランディ14TD、ディープボールのタッチの良さ、カレッジのキャリアで成長を続けてる、Auburn時代に最低クラスのオフェンスと浮き沈みを経験、キャリア通算61試合出場の経験、4th downのパンターとしても頼れる
WEAKNESSES: すでに24歳という年齢、同じ相手(Washington)に3敗、Oregonのオフェンスのスタイルがプロと比較したら随分シンプル、ドロップバック能力、時折見せるショートするパス
比較: Brock Purdy
6 Olumuyiwa Fashanu OT Penn State (6-6, 312lbs)
パスプロの安定感と今後のアップサイド含めて注目のOT。リクルート時の評価は大して高くはなく、1年間プレーなしで過ごし、デビューは2年目のボウルゲーム。しかし、そのゲームのプレー内容の高さで注目を浴び、そのままLTのスターターとして定着。昨年のドラフトでもNFL入りは可能だったが、1年間ステイしてプロ入り。4年目ではあるが、21歳という若さが注目で、動きは一流LT。サイズも申し分なく、OT1としての指名は十分に考えられる。
主な受賞歴: Consensus All-American (2023)、Rimington–Pace Offensive Lineman of the Year (2023)、First-team All-Big Ten (2023)など
STRENGTHS: LTとして十分な体格、パスプロの体勢の安定感、ミラーリングの技術、パスプロ時の下半身の強さ・位置をキープする力、ホールディングにならないグリップ力、パスプロの範囲の広さと抜かせないフレーム、アスレチック能力の高さ
WEAKNESSES: パスプロ時の重心と姿勢の高さ、OLとしてのアグレッシブさ、NFLが好きそうなスピードとパワーを備えてるEDGEへの対処
比較: Laremy Tunsil
7 Joe Alt OT Notre Dame (6-9, 321lbs)
OLの名門Notre Dameのトップクラスの素材を持ったLT。登録より大きい6-9, 321lbsはNFLでもなかなか見ない超巨大な体格。高校時代はTEもプレーしていて体格の割にアスレチック能力も高いのも注目。True FreshmanでLTに据えられると不動のLTとして君臨し、同学年で同じドラフトに出てくるBlake Fisherのポジションを奪った。父は2度のプロボウラーでKCで13シーズンプレーしたJohn Alt。兄はNHL選手でDNA的にも優秀。このサイズでこの動きができるコンプリートな能力を持ったLTはなかなか現れないだろうと思われる。
主な受賞歴: Unanimous All-American (2023)、First-team All-American (2022)
STRENGTHS: カレッジフットボールでは無双できるサイズと身体能力、わずか1サック・5プレッシャーの成績の高さ、パンチの正確さ、大外までカバーできるパスプロの範囲の広さ、40-ydのスピード(5.05)、身長に対するバランスの良さ、ブルドーザーのようなランブロック
WEAKNESSES: アジリティ能力はコンバインでも目立たないレベル、前への一歩目は速いがキックスライドのスピードは特筆できない
比較: Taylor Decker
8 Brock Bowers TE Georgia (6-3, 243lbs)
近年最高のレシービング能力を持ったTE。加速力・キャッチ力・身体の使い方・センスがすでに超一流。トップTEの1人としてGeorgiaに入学すると、True Freshmanで882yds 13TDを記録しチームのリーディングレシーバーとなり、全米優勝へ貢献。その後も3年連続でチームトップのレシーブ数・ヤードを獲得する安定感も魅力。これまでのトップTEプロスペクトとは異なるタイプの選手で、NFLでも似た存在があまりいない新時代のTEだ。
主な受賞歴: John Mackey Award (2022, 2023)、Unanimous All-American (2023)、First-team All-American (2022)
STRENGTHS: 身体能力と高さとサイズ、驚異的な加速力とYACのセンス、プレースピードの速さ、ボールを持った時に倒れない強さ、密集でも頼れるキャッチ力、ランブロック能力の高さ、スロットだけででなく伝統的なYのポジションでもプレーできる、ルートランのスムーズさとクイックネス、ジェットやエンドアラウンドなどのランプレーではRB級の能力を発揮
WEAKNESSES: Yのポジションと考えると体格小さいか、NFLレベルのSを相手にしたときのルートの切れ味
比較: George Kittle
9 Taliese Fuaga OT Oregon State (6-6, 324lbs)
昨年最も評価を上げたOL。高校時代は3-starでOregon Stateに入学すると、3年目の22年からスターターを奪い、不動のRTとして活躍。シーズン中からドラフト上位候補のEDGEを退けたりで1巡候補として注目を浴びると、Senior Bowlのパフォーマンスで上位を確実なものにした。カレッジレベルでは敵なしでNFLでも即スターターになれる逸材。コンバインの身体能力はトップオブトップではないものの、ドリルの動きはOLでも圧倒的。
主な受賞歴: First-team All-American (2023)、First-team All-Pac-12 (2023)
STRENGTHS: パスプロの安定感、平均以上のサイズ、スピードラッシャーでもパワー系のラッシャーでも両方に対応できる万能さ、フットワークの軽さと瞬発力、ハンドの強さと手のサイズ、下半身の強さとトップクラスの身体全体のバランス、ブロックのスピードとパワー、スクリーンのブロックのスピードと正確性、アグレッシブなプレースタイル
WEAKNESSES: アームの長さがNFLのLT向きではない(33 1/8)、ブロックの際に掴み続けられないことがある
比較: Penei Sewell
10 Rome Odunze WR Washington (6-3, 212lbs)
昨年のFBSのリーディングレシーバーで、チームのプレーオフ決勝進出に大きく貢献。昨年時点のドラフトエントリーでも1巡の雰囲気はあったが、ステイして臨んだ今季の活躍で確実なものにした。6-3, 212lbsというサイズで、1,640yds 13TDの大エースの成績。まさにスーパースターという風格が漂っており、プレー内容も輝いている。エリート級のボールスキルは今ドラフトでもトップクラスで、リーグを代表するエースWRになれる素質はある。
主な受賞歴: Consensus All-American (2023)、First-team All-Pac-12 (2022, 2023)
STRENGTHS: サイズとスピードのコンビネーション(40-yd 4.45)、どんな不利な体勢でもキャッチができるボディコントロール、ハンドアイコーディネーションの正確さ、コンテステッドキャッチの強さ、空中での安定感、シーズン序盤に肋骨の骨折と肺に穴が開く怪我をするも試合に出場し続けるタフさ、ルートランのスムーズさ
WEAKNESSES: コンテステッドキャッチが目立つテープ、40-ydのタイムは良いが試合でのスピードは不安定、ルートランやリリースはスムーズだが、少々キレ不足
比較: Keenan Allen
11 Laiatu Latu EDGE UCLA (6-5, 259lbs)
NFLでも2桁サックを稼げそうなEDGEのプロスペクトだが、怪我のリスクがあり、その辺りがどう評価されるか。高校時代はトップEDGEの1人としてWashingtonでキャリアをスタートするも、20年に首の怪我で一度は引退。しかし22年に医者の許可が降りUCLAでアメフトに復帰。最初のシーズンで10.5サックを記録すると、昨年は13サック 21.5ロスタックル 2INTの圧倒的な成績でトップEDGEプロスペクトにまで上り詰めた。NFLでも通用しそうなパスラッシュのスピードとクイックネス・爆発力を持っており、サイズも申し分なし。
主な受賞歴: Ted Hendricks Award (2023)、Lombardi Award (2023)、Unanimous All-American (2023)、Pat Tillman Defensive Player of the Year (2023)
STRENGTHS: パスラッシュ時のクイックネスと爆発力、ハンドテクの多彩さと正確性、トップクラスの成績を残している、足首の柔らかさでOTの外を回る能力が高い、IOLともマッチアップできてギャップを割れる、角度の浅い角も曲がれる腰の回転力
WEAKNESSES: 首の怪我は心配材料、ランディフェンスは普通、身体能力はエリートではない(EDGEで9番目の40-yd 4.64、19番目のBroad Jumpなど)、ランディフェンス時のパワーやアンカリング能力
比較: Jaelan Phillips
12 Jared Verse EDGE Florida State (6-4, 254lbs)
FCSのスモールスクールからドラフト1巡へ。スピードとパワーのコンビネーションが特徴のEDGEで、FCSのAlbanyで14.5サックと無双すると、遥か上のレベルのFlorida Stateへ転校。FBS2戦目のLSU戦で2サックを上げて一躍有名選手になった。その後は2シーズンで9サックずつを記録し、コンバインでも好記録。パワーメインかと思いきや、40-ydではEDGEで4番目の4.58、トップのベンチプレス31回を記録し、身体能力の高さを見せた。
主な受賞歴: First-team All-American (2022, 2023)、First-team All-ACC (2022, 2023)
STRENGTHS: ヒットの強さと一歩目の爆発力、長く速い脚、パスラッシュプランの多さ、ハンドテクの多彩さと相手の腕をしっかり叩く能力、パスラッシュ時およびボールを追いかける際のモーター、プレーへの嗅覚、ブルラッシュ時のパワーと押し込む能力、身体能力の高さ、内からも外からもパスラッシュをかけられる、大学時代で完全無名からドラ1候補にまでのし上がった成長具合
WEAKNESSES: パスラッシュ時のステップが大きめ、このスペックなのに奨学金がゼロ・・・?、バックフィールドでのミスタックルが少し目立つ
比較: Jadeveon Clowney
13 Quinyon Mitchell CB Toledo (6-0, 195lbs)
コンバインではCB 2位の40-ydの4.33に、FBS 2位の18TDと無双。3年次には5INT 19PDというとんでもない成績を残している。大学はスモールスクールのToledoであるが、昨季のOhio State戦ではMarvin Harrison Jr.と良いマッチアップを演じていて、Senior Bowlの1on1では圧巻の活躍し、実力を証明した上にNFLのCBとしてもトップクラスのスピードのおまけ付き。
主な受賞歴: First team All-MAC (2022, 2023)
STRENGTHS: ゾーンカバーの視野の広さと反応はエリート級、マンカバーでもSenior Bowlでドラフト中位級に圧勝、フットワークの細かさと正確性、ボールスキルの良さ、相手のルートへの反応の加速力とクロージングスピードの速さ、とんでもない成績の高さ
WEAKNESSES: とはいえ相手チームのレベルの低さ、バックペダルから腰を切るのが速いことがある、プレスカバーの実戦での扱い
比較: Marshon Lattimore
14 JC Latham OT Alabama (6-6, 342lbs)
文句なしのサイズを持った高校時代の世代ナンバーワンOT。AlabamaではTrue FreshmanでGのバックアップとして経験を積んだ後にRTへ転向。2年間不動のRTとしてプレーした。安定感を欠くAlabamaのOLの中でも高いレベルでのプレーを続けていて、サイズや動きもトップクラス。過去数年のAlabama産の1巡OLはJonah Williams、Jedrick Wills、Alex Leatherwood、Evan Nealだが、Jedrick Wills級の能力はカレッジでも見せている。
主な受賞歴: First-team All-SEC (2023)
STRENGTHS: NFLで理想とされるサイズ・アームの長さ(35 1/8")・手の大きさ(11")、パスプロ時のキックスライドの範囲と一歩目のスピード、パスプロのカバー範囲、高いミラーリング能力、ブルドーザータイプのランブロック、上半身のパワーの強さ、押し込まれた時の下半身の粘り、パスぷろんのパンチの正確さ、不利な体勢からランブロックで押し込む能力、アグレッシブさでフィニッシュできる
WEAKNESSES: スクリーンなどのブロックは平凡、アスリート的な身体能力は持っていない、体重を減らす余地はありそう、
比較: Tristan Wirfs
15 Troy Fautanu OT Washington (6-4, 317lbs)
チームの全米準優勝を支えたLT。上位OTと比較すると身長の低さが目立つが能力自体は大きな差はないか。22年からLTに定着し、昨年は全15試合に出場。動きのスムーズさと身体能力の高さ、そしてプレーの余裕が目立つLTで、全体的にバランスよくプレーしている印象。身長のせいもありプロではIOLとして育てられそうだが、パワーさえ通用すれば問題なくスターターになれる。
主な受賞歴: Morris Trophy (2023)、First-team All-Pac-12 (2023)
STRENGTHS: 身体能力の高さとフットワークの良さを併せ持っている、40-yd 5.01の走力、パスプロ時のミラーリング能力、パスプロ時の手の使い方が上手い、視野の広さとブリッツケア能力、バランスの良いキックスライド
WEAKNESSES: パワーとスピードを兼ね備えたパスラッシャーが苦手か、アグレッシブにパスプロ時に当たりに行くこともあるがバランスを取れていないシーンあり、一歩目の速さと爆発力、グリップ力が弱め
比較: Rashawn Slater
16 Dallas Turner EDGE/LB Alabama (6-3, 247lbs)
Top10級の身体能力を持ったEDGEラッシャー。5-starでAlabamaに入学し、True Freshmanからスナップ機会に恵まれ8.5サック。翌年は期待外れの4サックだったが、昨年は14試合で10サックでチームトップの成績を残した。コンバインでは40-ydでEDGEトップの4.46を記録し、跳躍系でも最上級の数字を記録した。一方で身体能力を考えたら、さらに成績を伸ばさなきゃならない選手。身体能力一辺倒ではなく、NFLに向けてテクニックを増やすことは必須か。
主な受賞歴: Consensus All-American (2023)、SEC Defensive Player of the Year (2023)、First-team All-SEC (2023)
STRENGTHS: 身体能力(スピード・跳躍系)がエリート、1歩目のスピードとそこからの加速力、パスラッシュだけでなくパスカバーにも入れる下半身のスムーズさ、クロージングスピード、ブルラッシュではスピードをパワーに乗せられる、スタンディングでも3ポイントセットでも対応できる
WEAKNESSES: パワー不足、アンカリング能力の低さ、パスラッシュムーブの少なさ、成績の足りなさ、パスラッシュがハマるまでに時間がかかる
比較: Haason Reddick
17 Chop Robinson EDGE Penn State (6-3, 254lbs)
成績と持っている素質・能力がかなり乖離している選手。高校時代はDallas Turnerの次点のEDGE 2位の5-starのトップリクルートで、地元のMarylandに進学。1年でPenn Stateに転校すると12試合で5.5サックを残した。飛躍を期待された昨年は12試合で4.0サック。しかし、パスラッシュスキルと身体能力は2桁を狙える逸材。コンバインではEDGE 2位の40-yd 4.48を記録した。
主な受賞歴: First-team All-Big Ten (2023)
STRENGTHS: 身体能力の高さ、パスラッシュ時の1歩目の加速力・スピード、OTの外側からスピードに乗ったパスラッシュとそれを可能にする足首の柔らかさ、パスラッシュ時の左右の動きの素早さ、内側へのラッシュのスピードとギャップを割れる能力、Pass Rush Win Rateの高さ(約21%)
WEAKNESSES: 成績の低さ、力vs力の弱さ、ハンドテクの技術は向上可能
比較: Micah Parsons
18 Amarius Mims OT Georgia (6-8, 340lbs)
ハイリスクハイリターンのOT。リスクの点はキャリアで通算8試合の先発出場のみということ。また昨年は負傷でシーズンを途中で抜けていた。リターンは6-8, 340lbsの体格に、アームの長さが36 1/8"、さらには40-ydが5.07という身体能力。元々は5-starで、キャリア初先発がプレーオフのOhio State戦。カレッジではRTを務めた。カレッジでの試合経験が少なすぎて、OT不足のチームが賭けるのは少し厳しい気がするが、育てばTop10級の選手。
主な受賞歴: 特になし
STRENGTHS: 巨大な体格とトップクラスのアームの長さ、手のサイズも11 1/4"とトップクラス、長いアームを使ったパスプロの範囲、ブルラッシュで押し込まれない下半身の強さと押し返せる上半身のパワー、視野広くパスプロ可能、パンチの位置の良さ
WEAKNESSES: 試合の経験不足、キックスライドが遅め、スピードラッシャーの対応が鍵
比較: Mekhi Becton
19 Jayden Daniels QB LSU (6-4, 210lbs)
23年シーズンのハイズマン賞。デュアルスレットQBとしてトップクラスの評価を受けてArizona Stateに入学し、True Freshmanで2,943yds 17TD 2INTと片鱗を見せる。4年目にLSUに転校するとランパスで活躍し、5年目にパス3,812yds パス成功率72.2% 40TD 4INT、ラン1,134yds 10TDと大化けしてハイズマン賞を受賞。一気にドラフト上位まで上り詰めた。身長を感じさせないランナーとしてのスピードが魅力で、ボールタッチのセンスもなかなか。試合を壊さないQBとしての安定感を持っている。
主な受賞歴: ハイズマン賞 (2023)、Walter Camp Award (2023)、AP College Football Player of the Year (2023)、Johnny Unitas Golden Arm Award (2023)、Manning Award (2023)、Consensus All-American (2023)
STRENGTHS: QBとしてトップクラスのスピードと十分な身長、スクランブル能力の高さ、ミドルからディープにかけてのレシーバーの走り込むところに投げられるボールタッチの良さ、フィールドを把握する能力、パスラッシャーを避ける能力、走りながら投げる能力、
WEAKNESSES: 細めの体格、パスの軌道と球のスピード、年齢(今年で24歳)、パサーっぽくないフォーム
比較: Kyler Murray
20 Jer'Zhan Newton DT Illinois (6-2, 304lbs)
Aaron Donaldが引退した今、Donald2世になる可能性を秘めているのが愛称がJohnnyのJer'Zhan Newton。DTとしてはNFLではアンダーサイズではあるが、4年間で毎年成績を伸ばし、昨年は12試合で52タックル 7.5サック。モンスター的な強さを持っている選手で、一歩目からのスピードとクイックネスのコンビネーション、パスラッシュ能力の高さはカレッジではトップクラス。パワーも水準以上あり、いきなり結果を残してもおかしくない。
主な受賞歴: Consensus All-American (2023)、Nagurski–Woodson Defensive Player of the Year (2023)
STRENGTHS: 一歩目の速さとクイックネスで一瞬でOLを抜ける・レバレッジを取れる、手の使い方が上手くOLにブロックさせない、DLのどこのポジションでもセットできるバーサタリティ、体の小ささを感じさせない筋肉が詰まったボディ、フットワークの軽さ、QBに迫るスピードとモーター、パスラッシュプランの豊富さ、クイックネスでダブルチームを破れる、ランディフェンス
WEAKNESSES: DTとしては平均以下のサイズの小ささ、NFLクラスのOLへの対処(特にパワーとアンカリング能力)、パスラッシュのプランよりも身体能力でラッシュをしている感じ
比較: Calijah Kancey
21 Byron Murphy Ⅱ DT Texas (6-1, 297lbs)
シーズン中の強烈なパフォーマンスで今季評価を伸ばしまくったDT。13試合3ロスタックル 1サックから、14試合8.5ロスタックル 5サックに大幅に成績が改善された。DTの中ではかなりのアンダーサイズの身長も、それを気にさせない圧倒的な能力を見せていた。パスラッシュ能力とギャップを攻める能力に特に長けている。DLのどこにもラインナップ可能もサイズから3テクか。なおオフェンスではランレシーブで1TDずつ記録している。
主な受賞歴: Big 12 Defensive Lineman of the Year (2023)、First-team All-Big 12 (2023)
STRENGTHS: 身体能力の高さ(40-yd 3位の4.87)、コンスタントにプレーを破壊できる能力とセンス、パスラッシュ能力全般の高さからくるPass Rush Win Rateの高さ(約20%)、下半身のフットワーク・強さ・柔らかさのコンビネーション、フットボールIQの高さ、ギャップを正確に狙う能力、すべてのダウンに置ける選手
WEAKNESSES: ボディの小ささとアームの短さ、下半身のパワー等もNFLクラスのOL相手にはどうか
比較: Ed Oliver
22 Brian Thomas Jr. WR LSU (6-3, 209lbs)
6-3, 209lbsで今年のコンバインでWR2位の4.33を記録。True Freshmanからの2年間は300yds台で燻っていたが、昨年大爆発でFBSトップの17レシービングTD。1,177ydsで平均17.3ydsを記録した。Jayden Danielsとも息ぴったりで、この体格とスピードで大外もスロットも可能で、ショートとディープを狙うことができる。スムーズなルートランは見られるが、ルートはかなり限定されており、体格を活かしきれていない点は課題か。17TDの決定力は魅力で、ドロップもそこまで多くない。
主な受賞歴: Second-team All-SEC (2023)
STRENGTHS: WRとしてトップクラスのスピード(40-yd 4.33)、スロットに入ってミスマッチを製造できる、滑らかなルートラン、ボールの落下点把握能力、ディープを狙う能力
WEAKNESSES: 身長の高さを活かしたプレーが少ない、YACは体格の割に普通、ルートランのキレがあまりない、コンテステッドキャッチが強くない
比較: Martavis Bryant
23 Ladd McConkey WR Georgia (6-0, 186lbs)
GeorgiaのWRのエースで、コンバインの勝ち組WRの1人。WR6位タイの40-yd 4.39を記録した。コンバインのドリルでも、フィールド上と同じキレ・スピードを見せていて、コンバイン参加者の中でも際立って動けていた。昨年の成績は足首の怪我もあり、9試合で478yds 2TD。全米優勝の2年前は762yds 7TDだった。NFLではスロットとして見られている。しかし、タイプは一見違うように見えるが、Garrett Wilsonとほぼスペックが同じ。フィジカルの向上は絶対に必要もNFLでも外WRを務める能力は持っていそう。
主な受賞歴: Second team All-SEC (2022)
STRENGTHS: ショートエリアの加速力とトップスピードのコンビネーション、ルートランのスピードとキレ・タイミングの良さ、CB相手に良いポジションを取る能力、どのルートも走れる能力、パントリターンも可能、フィールドのどこのエリアも攻められる、モーションマンとして様々な位置にラインナップ、ランブロックは献身的
WEAKNESSES: フレームの細さ、プレーのフィジカルの弱さ、バンプを割と喰らっている
比較: Garrett Wilson
24 Terrion Arnold CB Alabama (6-0, 189lbs)
Alabamaの上位候補CBのひとり。シーズン前は相方のKool-Aid McKinstryの方が評価が圧倒的に高かったが、23年のパフォーマンスが大幅に向上し、14試合で63タックル 6.5ロスタックル 1サック 5INT 12PDという文句ない成績を残した。元々はSのトップリクルートで、フィジカル強めのプレーが可能でタックル力の上に、タックルのうまさはトップクラス。カバー力も上位で、身体能力の高さを活かしてぴったりとマンカバー可能。S上がりのせいか40-ydは4.50と期待外れだったのが懸念点。
主な受賞歴: First-team All-American (2023), First-team All-SEC (2023)
STRENGTHS: フィジカルの強さ、スクリメージライン上での攻防と反応の速さ、相手へのミラーリング能力、タックル力、ボールスキルの高さ、プレスカバレッジで進化を発揮、ブロッカーをかわしてタックルする能力、リカバリー能力の高さ
WEAKNESSES: スピードの遅さからか後ろ目線になり純粋なフックへの反応が少し遅い(それでもかなりぴったりくっ付ける)、フィジカルの強いプレーが多く反則を誘引する可能性が、ジャンプ力と競り合う力
比較: Jaylon Johnson
25 Kool-Aid McKinstry CB Alabama (6-0, 199lbs)
シーズン前はトップCB評価の呼び声も高かったが、PD数が15から7へ半減し、INTもゼロへ。同僚のTerrion Arnoldが評価を伸ばす一方で、評価は据え置きから少し下がった雰囲気。高校時代の世代ナンバーワンCBで、Alabamaでは3年間で42試合に出場した。テクニックと素質は一級品でプレーに派手さはないが基本的に安定している。Pro DayではJones骨折(足の指の骨折)を抱えながら40-ydで4.47あたりを記録したということでスピードも悪くない。上のレベルでもすぐにキャッチアップできそうな雰囲気はある。
主な受賞歴: First-team All-American (2023)、First-team All-SEC (2022, 2023)
STRENGTHS: フィジカル強めのプレスカバレッジを見せられる、フットワークの細かさと軽やかな尻の動き、ゾーンカバーでは反応の良さと爆発力を披露、自分のポジショニングとルートランの読みの高さ、全体的に動きが洗練されている、プレスカバレッジでもボールを振り返り高いポイントでも勝負できる、身体のバランスの良さ
WEAKNESSES: 最終年の成績の低さ、ゾーンカバーでの視野をもっと広げたい(反応はかなり良いが)、エリート級のスピードがない、リカバリースピードは微妙
比較: Patrick Surtain II
26 J.J. McCarthy QB Michigan (6-3, 219lbs)
Michiganの26シーズンぶりの全米優勝のエースQB。Michiganでのスターターでは27勝1敗というまさに勝てる選手。スタッツは決して派手ではないが、3年間で順調に伸びており、昨年は15試合で2,991ds パス成功率72.3% 22TD 4INT。Michiganがランヘビーのオフェンスを敷いていることもあり、また多くの試合で圧勝をしているので、MaCarthyのスローがすべてを決めるような試合経験は少ない。とはいえ、肩の強さやラン能力の高さなど持っている素質はNFL級。即戦力ではないが、すぐに育つ可能性はありそう。
主な受賞歴: Griese–Brees Quarterback of the Year (2023)、First-team All-Big Ten (2023)
STRENGTHS: チームの成績の高さおよび自身の成績の安定感、球筋と球のスピードは一級品、デュアルスレットになる可能性がある走力の高さとスピード(23シーズンは202yds 3TDも)、ポケット外からプレーを決める能力、タイトウィンドウに投げる能力
WEAKNESSES: 全体的なコントロールがアバウト、ディープのタッチと弾道が肩の力に頼っている、ポケットワークの中でも特にステップアップが上手くない、パス能力に頼るシチュエーションの少なさ
比較: Zach Wilson
27 Xavier Worthy WR Texas (5-11, 165lbs)
40-ydで史上最速の4.21を記録した男。TexasではTrue Freshmanの頃からエース級の活躍を見せており、当時から1巡候補として叫ばれていたが、成績は3年間で毎年1,000yds前後。昨年遂に1,014yds 5TDで1,000ydsを超えた。スピードから考えると物足りない成績ではあるが、QBの問題ということで目を瞑っても問題なし。フィールド上の加速力とスピードはやはり一級品ではあるが、NFLクラスのWRでは最軽量級の165lbsとフレームの細さは気になるか。40-ydで好タイムを出したWRが悉く大成していないジンクスを破れるか注目。
主な受賞歴: First-team All-Big 12 (2021, 2023)、Freshman All-American (2021)、Big 12 Offensive Freshman of the Year (2021)
STRENGTHS: 超速的なスピードとすぐにトップスピードに乗れる加速力、ビッグプレーメーカー、ルートランはキレがありスムーズ(コンバインのドリルに出ていたらWRでトップのレベルの可能性も)、パントリターナーとしても脅威(FBSトップの371yds 1TD)、大外でもスロットでも安定感のある活躍が可能、自らスペースを作れる(自分のためにもチームメイトのためにも)、50-yd近く投げられる肩
WEAKNESSES: サイズ特に細さと体重、持っている能力の割に成績がついてきていない、時折NFLレベルにないドロップを見せる
比較: DeSean Jackson
28 Nate Wiggins CB Clemson (6-1, 173lbs)
今年のCBの40-ydナンバーワン 4.28を記録。22年は13試合で1INT 13PDと活躍したが、そこまで評価は高くなかった。昨年は10試合で2INT 6PDとそこまで振るわなかったがも、サイズとスピードが特に評価されている。試合でのスピードは1人だけ違うレベルの速さを見せている。ゾーンカバー、マンカバーの両方安定しており、Drake MayeからもINTを奪っている。アームは30 1/2"とそこまで長くはないが、6-1の身長でこのトップスピードはプロも大注目。
主な受賞歴: First-team All-ACC (2023)
STRENGTHS: 超トップクラスのスピード(40-yd 4.28)、バックペダルの安定感、腰のスムーズな動き、フットワークの軽さとプレーへの反応、全力でチェイスできる、ゾーンカバーの視野の広さとスムーズなフットワーク、WRの動きについていくミラーリング力
WEAKNESSES: バックペダルからディープルートへの切り返しが少し遅い、クッションが深すぎる姿が見られる、抜かされた後の一瞬のスピードの足りなさ(10-ydが1.59で出ているが本当の数値なのかは不明)、ランサポート力
比較: Dominique Rodgers-Cromartie
29 Jackson Powers-Johnson C Oregon (6-3, 328lbs)
カレッジのNo.1 センターとしてRimington Trophy を受賞し、Unanimous All-American。シーズン中から評価の高さは聞こえてきたが、Senior Bowlで評価を確固たるものとした。True FreshmanではDTとしての出場もありタックルを記録している。2年目の22シーズンはOLのポジションを行き来し、RGメインもCやRTとしても試合出場。昨年Cとして定着し大ブレイクを果たした。幅広の体格のCでトップクラスの上半身の強さがありパワフルながらもフットワークもスムーズ。身体能力は高くはないが、問題にはならなそう。
主な受賞歴: Rimington Trophy (2023)、Unanimous All-American (2023)
STRENGTHS: 圧倒的な上半身の強さ、パスプロの安定感、視野の広さ、プレー全体のレベルの高さ、2枚目やスクリーンに行くときの動きのスムーズさ、IOLならどこでもプレーできるバーサタリティ
WEAKNESSES: フットワークとクイックネス不足、身体能力、プルではスピードに乗るのに時間がかかる、スターターとしての経験不足
比較: Ryan Jensen
30 Tyler Guyton OT Oklahoma (6-8, 322lbs)
素晴らしいサイズと幅広のフレームを持ったRTで、Senior Bowlでのパワフルなプレースタイルとパスプロの点で評価を上げた。TCUからOklahomaに転校し、OklahomaではRTを担当も、LTも可能。2年で14試合の先発で毎年どこかを傷めている様子ではある。サイズの割に素早く動け、パワーと獰猛さは申し分なし。身体能力の点やスピードは少々足りなそうだが、しっかり育てる必要はありそう。アップサイドは魅力。
主な受賞歴: 特になし
STRENGTHS: NFLのOTの中でも上位に位置する身長と体重、体格の割に動けるフットワークと身体の使い方(身体能力はOLの中では平均以上)、リードブロッカーやプルしたときのスピードと迫力、ブラインドサイドを守った実績(OklahomaはQBが左腕)、DLへのパンチが正確、ランブロックも強烈でしっかり自分の役割を果たせる
WEAKNESSES: 重心がかなり高めでプレーしている、グリップ力が足りずに外されるシーンがある、パスプロのカバー範囲は上位OTと比較すると狭め、経験不足
比較: Spencer Brown
31 Xavier Legette WR South Carolina (6-1, 221lbs)
大学で4年間無名だった男が突然の覚醒。キャリア最高が167yds 3TDだったのが、昨年は12試合で1,255yds 7TD。爆発すると止まらない選手で今季は150yds以上の試合が3試合。221lbsながら40-ydは4.39のフリークでキャリアを通してキックリターナーも務めている。跳躍力も40"と一流でDB泣かせの選手。キャッチ力も一流でコンテステッドキャッチにも強い。DK MetcalfやAJ Brownのようなバイブスを感じる選手。身体能力とフィジカルモンスターで化ければ大活躍の予感。
主な受賞歴: 特になし
STRENGTHS: サイズとスピードのコンビネーション、様々なルートでロングゲインが可能な能力、カバーを破るフィジカルの強さ、コンテステッドキャッチの強さ、手は小さめだがドロップ率の低さ、YACのスピード、リターナーとしての才能
WEAKNESSES: 4シーズン燻っていた事実、コンバインのガントレットのキャッチが変、プレスカバレッジに対するリリースが微妙
比較: DK Metcalf
32 Cooper Beebe G Kansas State (6-3, 322lbs)
48試合に先発しており、3年連続でカンファレンス1st team、今季はUnanimous All-Americanと常に評価が高いIOL。元々はLTをプレーも、Gに転向した。サイズは十分もアームの長さは31 1/2"と下の方。しかしパスプロのパンチは正確で、下半身の動きと安定感があり、ランブロックの質の高さなど、どの項目を取ってもカレッジのGとしては文句のつけようのない高いレベル。40-ydでもGとして上位の5.03を記録した。即戦力として期待できる。
33位〜100位(Day 2級)
33 TJ Tampa CB Iowa State (6-1, 189lbs)
プレスカバーのうまさが際立ち、32インチを超えるアームの長さを持っているCB。高校時代はDBとWRの二刀流で活躍し、WRでリクルートされるも大学でCBに専念。3年目にブレイクを果たすと、4年目の昨年は12試合 2INT 7PDの成績。コンバインではハムストリングの怪我で測定もワークアウトも行っておらず、プロデイでは40-yd 4.5前半の数値だった模様。フィジカルが強く大型WRともマッチアップ可能なのが魅力で、フットワークの良さと腰の回転のスムーズさを持っている。ランディフェンスでの頼れるフィジカルあり。しかし、テープの動きだけでも上位評価されても良い。
34 Kamari Lassiter CB Georgia (6-0, 186lbs)
2年連続で高いレベルでプレーしている安定感が魅力のCB。昨年は14試合で0INT 8PD。スターター定着後の2年でINTはゼロ。プレーへの反応と嗅覚の良さが光り、カバーの良さだけでなくランサポートも頼れる。プレスカバレッジ時のフットワークの良さとボールを叩ける能力も上位。また、コンバインのドリルで見せた動きはCBの中でダントツトップ。なお40-ydはコンバインでは未測定でPro Dayでは4.50付近とのことで、プロではニッケルへの転向も考えられる(カレッジでもスナップ数あり)。
35 Cooper DeJean CB Iowa (6-1, 203lbs)
今年のUnanimous All-American。22年は75タックル 5INT 8PDで、23年は41タックル 2INT 5PD。CBとしてもSとしても試合に出場経験がある。NFL向きの体格をしており、タックルの強さも注目。チームがゾーンカバー主体でプレスカバレッジの本当の強さは未知数。シーズン終盤の怪我の影響でコンバインはスキップしている。なお、パントリターナーとしても優秀で、リターンTDも決めている。プロデイでは40-yd 4.45周辺を叩き出してスピードは問題なし。
36 T'Vondre Sweat DT Texas (6-5, 366lbs)
体格から考えると信じられないほどの身体能力を持っている巨大NT。昨年キャリアハイの45タックル 8ロスタックル 2サックを記録し、トップインテリアラインマンに贈られるOutland Trophyを受賞。366lbsはPercentileでも100%近いトップオブトップだが、40-ydは5.27。巨大な体格を活かしたランディフェンスが特徴でダブルチームの対処も余裕。パスラッシュではこのサイズではトップクラスのクイックネスとブルラッシュを使える。Pass Rush Win Rateも15%で、パスラッシュの場面では置かれないとはいえ上位級。Jordan Davisですら時間がかかっていると考えると、一流になるのには時間がかかるかもしれないが、NFLでもインパクトを残せるだろう。ドラフト直前にDWIで逮捕もセーフな逮捕。
37 Graham Barton OT Duke (6-5, 313lbs)
アスレチック能力の高さで本職のIOLではなく3年間LTを務めていた。Freshman時代はCのバックアップ。IOL譲りの下半身のドライブ力を活かしたランブロックの足の推進力が特に目を引き、相手を押し込む能力には長けている。一方で押されている状態からパワーで押し返す力は弱い感じで、OTのパスプロは及第点。Pro Dayでは4.95付近で40-ydを走り、アスレチック能力の高さとパワーの観点から、プロではCとして見られているよう。OLのどのポジションもこなせそうなのも評価される。
38 Jonah Elliss EDGE Utah (6-2, 248lbs)
アンダーサイズのEDGEも、3人の兄弟(Kaden、Christian、Noah)がNFL選手というNFL一家出身。10試合で12サックは1試合あたりのサック数ではFBSトップの成績。パスラッシュ能力はかなり高くキレがありバランスが取れたスピンムーブが得意。ハイモーターな選手でQBをチェイスする能力も高い。Pro Dayの3-coneでは6.69というEDGEとしては異次元のタイムを記録したようで、ドラフト直前に評価が急激に上昇してもおかしくない。
39 Braden Fiske DT Florida State (6-4, 292lbs)
コンバインのDT組の勝ち組。Western Michiganで5シーズン過ごし最終年に12ロスタックル 6サックの活躍し上のレベルのFlorida Stateに転校。昨年は13試合9ロスタックル 6サックとDTとしては高い数字を残した。身体能力が高くスクリメージライン上での爆発力とクイックネスを見せる。コンバインでは40-ydでDTトップの4.78を出し、ドリルでも凄まじいフットワークとアジリティを見せた。ギャップを割るのもお手のものでロスタックルを増やしている。一方でギャップを守る技術や高いレベルのOL相手にはしばらく苦労する雰囲気があり、またアームの長さはDTの中では相当下の31"。
40 Kingsley Suamataia OT BYU (6-5, 326lbs)
高校時代は5-starでOregonに入学後にBYUへ転校。22年までRTで昨年はLTでプレーした。サイズがありながらもバランスが取れていて身体能力の高さを感じるプレースタイルが特徴で、40-ydは5.04を記録した。RT時代の方がパスプロは輝いてはいた。ハンドも強く、下半身のパワーもなかなか。スペースで動けるタイプでダウンブロックも得意。プロでの成功は素早いラッシュへの対応と見られるも、能力的にまだまだ成長しそうではある。
41 Max Melton CB Rutgers (5-11, 187lbs)
3年で8INTを記録。サイズは平凡だが、全体的にフィジカルが強いプレーが多く、バンプの強さもある。マンカバー能力は高めで、フィジカルの強さで大型WRのマッチアップを苦にせずに、40-yd 4.39のスピードでしっかり継いていける。ランディフェンスも献身的。外もニッケルも同じようなレベルの高さでこなせる。また、コンバインの跳躍系ではトップクラスでBroad JumpではCBトップの11'4"を出した。22年はMarvin Harrison Jr.など互角級のマッチアップでレベルの高さを見せた。兄は今季少しブレイクしたGBのBo Melton。
42 Marshawn Kneeland EDGE Western Michigan (6-3, 267lbs)
10試合で57タックル 7.5ロスタックル 4.5サックを記録。クロージング能力はあまりないが力強いヒット力と手を使った押し込みのパスラッシュが魅力。コンスタントにQBに向かっていくモーターは兼ね備えてる。プレーへの反応や方向転換能力もずば抜けていて、フットワークの軽さも評価できる。コンバインのEDGEのドリルではトップクラスの動き。一方で40-ydは4.75だったが、ハンドテクとOTへの攻め方をプロで教われば良い選手に
43 Jonathon Brooks RB Texas (6-0, 216lbs)
Bijan Robinsonを輩出したTexasのエースRB。ACLの断裂でシーズンを途中で完走できずも、11試合 1,139yds 10TD。パスで25レシーブ 286yds 1TD。2年間はBijan Robinsonの控えだったため、3年で238キャリーと経験は少なめ。インサイドもアウトサイドも得意で、ホールが空いてなくても天性のビジョンでジュークしながら見つけられる。スピードの緩急のつけ方のセンスもあり、どこを走ればゲインできるかを理解している。怪我はあるもののRB1候補。
44 Jalen McMillan WR Washington (6-1, 197lbs)
2日目で指名されても穴WRになるかもしれない男。22年は1,000yds超えでOdunzeと並んで今季シーズン前はWashingtonの2トップだったが、昨年は開幕4戦目から欠場。最初の3試合でどの試合も95yds以上稼いでいる安定感は特徴。スムーズなリリースと洗練されたルートランが目につくスロットWRで、キャッチ力とハンドアイコーディネーションは10"の手を活かしてすでに一流。プレーの爆発力はないが、ショート・ミドル・ディープどのルートも同じような安定感で走れるので使いやすさはありそう。
45 Ricky Pearsall WR Florida (6-1, 189lbs)
Floridaで2年連続でリーディングレシーバー。基本はスロットメインで、3-cone 6.64のクイックネスと40-yd 4.41のスピードでカレッジレベルではコンスタントにセパレートできている。派手なミスはあるが、基本的にレシーブ能力も高い。ミドル系のパスで本領発揮。ルートランの動きの良さもある。素質抜群のスロットWRでルートランやプレーにNFLでの洗練さを身につければエース級に。
46 Michael Hall Jr. DT Ohio State (6-3, 299lbs)
成績は低いが身体能力その他素材は一流のDT。昨年はトップDTの1人としてシーズンを迎えたが、24タックル 2ロスタックル 1.5サックと昨季の7.5ロスタックル 4.5サックから成績は下降。サック数は少ないがPass Rush Win Rateは18%でドラフトプロスペクトの中で2位とのこと。ランストップ能力はアンダーサイズ感を感じさせなくてOLにパワーと強靭な下半身で相手できる。身体能力も高く、Pro Dayでは40-ydで非公式ながらも4.75付近を計測。昨年は怪我もあったが、パスラッシュ能力を考えるともっと成績が伸びるべき選手。6月に21歳になる若さも魅力。
47 Darius Robinson EDGE Missouri (6-5, 285lbs)
開花するのに5年かかったが、直近の1年だけでも上位候補になり得るインパクトと成績を残した。昨年は12試合で43タックル 14ロスタックル 8.5サック。身体のサイズとアームの長さ(34 1/2")・ウィングスパンの長さが注目のEDGEで、Senior Bowlの練習でも持ち味を存分に活かした活躍。元々はDTだったこともあり、ブロッカーへの扱いも慣れていて、長いアームを駆使してブロックをうまく外している。スピードはそこまで速くはなく、コーン系ではDT並のタイム、身体能力も普通なので、NFLでの活躍は時間がかかるかもしれない。
48 Christian Mahogany G Boston College (6-3, 314lbs)
2023年ドラフトでも上位候補のGだったが、22年はACL断裂で全休。怪我明けのシーズンの今年の動きが心配されたが、怪我を感じさせないパフォーマンスの高さを見せていた。出場したShrine Bowlでも別格の動きで、最も安定しているGの1人。ショートエリアのスピード、パワー、下半身の強さはどれも高レベル。ランブロックをさせてもパスプロでも強い。圧倒的なパワーは感じないが、NFLでも高いレベルでもプレーが期待できる。
49 Zach Frazier C West Virginia (6-3, 313lbs)
4年間コンスタントに試合に出続けているベテラン選手。LGからキャリアを始めCに転向した。インサイドのプレーよりも、アウトサイドのゾーンブロックなどがより得意そうな雰囲気でスナップ後の動きはスムーズ。インサイドのプレーでも2枚目に行くスピードは速い。パンケーキブロックもよく決めているよう。パスプロではアンカリング能力はあるが、相手を取りきれないことも見受けられる。レスリングのバックグラウンドがあり、バランスの良さはそこから来ていそう。
50 Troy Franklin WR Oregon (6-2, 176lbs)
Oregonで2年連続リーディングレシーバーで、昨年は1,383yds 14TD。成績が非常に安定していて、昨年は13試合中12試合で75yds以上。8試合で100yds +1TD以上を記録。リリースのクイックネスでDBに対してセパレートできるs選手でその後のスピードも上位だが、身長の高さはあまり活かせておらず、フィジカルの弱さはコンテステッドキャッチなどで露見している。
51 Kris Abrams-Draine CB Missouri (5-11, 179lbs)
逸材揃いのMissouriのディフェンスで最も生産的だった選手と言える。昨年はチーム5位の51タックル 4INT 13PD。線の細さは気になるところだが、Senior BowlではWR最大級のJohnny Wilsonとしっかりやり合えていた。プレスカバレッジに定評があり、相手のキャッチポイントをしっかり狙える能力も高い。タックルは足首を狙うのがうまそうだが、体重の軽さからかOLに当たらないシーンもある。40-yd 4.44は良い数値。外も内も両方のCBでプレー可能。
52 Edgerrin Cooper LB Texas A&M (6-3, 230lbs)
文句ない成績で今年のConsensus All-American(5つの媒体でAll-American半数以上)。昨年は12試合 84タックル 17ロスタックル 8サック。成績から示すように上がりが速く、コンバインではLB3位の40-yd 4.51と1位タイの10-yd 1.54を持っている。スピードのおかげでQBスパイやRB・TEのカバー、ブリッツ要員でも使える。プレーへの反応とタックルに行く判断の速さはピカイチではあるが、タックル力の強さは微妙。その点がNFLで苦労する可能性はある。
53 Patrick Paul OT Houston (6-8, 331lbs)
3年で39試合LTを務めている経験豊富なOTで、アームの長さは36 1/4"と文句のつけようのない誰もが羨ましがる数字。身体能力はサイズから考えると優秀も特にエリートの数字はなし。幅広な体格でガッチリと相手を掴むパスプロが得意。キックスライドは爆発力がある雰囲気でパスプロの重心の高さと正確性を増せればさらに良くなる。ランブロックはパワー系ではあるが改善余地ありでスピード、狙い、ブロックのアングル等を鍛え直したい。1巡もあり得るスペック。
54 Tanor Bortolini C Wisconsin (6-4, 303lbs)
CとGを高いレベルでプレーできる選手で、OTの先発経験もあり。コンバインでは、OLトップの3-coneとShuttleを記録した他、40-ydでは2位の4.94。3-coneはJason Kelceの記録を破りコンバイン最高記録とのこと。身体の使い方がうまくバランス力があり、クイックにコーナリングも身軽なプルもできるCとして、NFLでは即戦力になれる。パスプロではフットワークの軽さとミラーリング能力の下半身、パスプロのグリップ力と相手をコントロールする上半身が上手く合わさっていて安定感が高い。
55 MarShawn Lloyd RB USC (5-9, 220lbs)
成績は820yds 9TDも平均7.1ydsとコンスタントにプレーを出せる能力のあるRB。コンバインのドリルで最もNFLのエースRB的な動きを見せていたのが彼。NFLのRBとして十分な体重と40-yd 4.46のトップスピード、ディフェンスを把握するビジョンに優れてる。一方でスクリメージラインまではスピードは遅めでホールやルートを選んでいる節があり、さらにボールセキュリティが悪め。この辺りは改善しないとNFLではなかなかヤードを稼げなそう。行くチームによるが、NFLでエース級の活躍をしても不思議ではない逸材。
56 Christian Haynes G Connecticut (6-3, 317lbs)
キャリアを通してRGで毎年800スナップ以上出続けている選手。2018年にFreshmanのため、年齢もそこそこいっているようだが、経験の多さから裏打ちされた安定感が魅力。317lbsとGでは平均的な体重ではあるが、重さを感じないフットワークの良さと、ブロック時のクイックネスとプル・スクリーンの速さを持っている。パスプロでは下半身の強さとグリップ力の強さで相手を抑えられる。しつこいブロックで押し続けられる選手。
57 Mike Sainristil CB Michigan (5-9, 182lbs)
3シーズンWRで過ごした後にDBへ転向。WR時代は通算5TDを記録している。DB転向後はニッケルを担当し、昨年は44タックル 6INT 6PD。サイズの小ささからプロでもニッケルとして見られているが、プレーの強度とタフさが特徴的なフィジカル強めの選手。細かくて正確なフットワークが高評価もその他のCBとしての点は改善の余地あり。ゾーンカバーでは視野の広さを見せている。OLにしっかり当たれる点も良い。ボールスキルも優秀。
58 Roman Wilson WR Michigan (5-10, 186lbs)
全米優勝を果たしたMichiganのリーディングWRで、スロットメインで昨年は789yds 12TD。スロットからスムーズなルートランで様々な方向を狙え、40-ydは4.39とスピードも一線級。ショートエリアのクイックネスよりも、ミドルからディープにかけて長いスピードを持っている。空いたスペースに走り込める能力も高い。サイズは小さめではあるが、手のサイズはなかなかあり、コンバインのドリルではワンハンドキャッチも披露していた。
59 Payton Wilson LB NC State (6-4, 233lbs)
LBトップクラスのスピードを持ったタックルマシーンで昨年は138タックル 17.5ロスタックル 6サック 3INT。コンバインではこのサイズで40-ydを4.43で走った。前へ前への意識が強く、ブリッツのスピードとパシュートの速さが際立ち、ランプレーでは爆発力を持ってランナーを仕留められる。キャリアで何回も怪我をしており、ACLも2度切っているとのことで耐久性がかなり疑問か。兄はMLBのBrewersで昨季ブレイクした投手Bryse Wilson。
60 Jordan Morgan OT Arizona (6-5, 311lbs)
近年躍進しているArizonaのLT。2日目に指名されれば大学ではNick Foles以来12年ぶり。ACLの怪我からの復帰明けのシーズンでもパフォーマンスは落ちず。上位候補のLatuやTriceなどのPac-12の一線級のEDGEとも互角にやり合っていた。下半身の強さも目立ちプレーの安定感は高いが、32 7/8"のアームの短さはプロでは少し問題になる可能性あり。身体能力もOTとしては高め。
61 Bralen Trice EDGE Washington (6-4, 245lbs)
プレーオフ決勝へ進んだWashingtonのサック王。昨年は15試合で7サックも、Texasとのプレーオフ準決勝で2サックの活躍。コンバインでは登録の274lbsから大きく落とした245lbsで現れたが、40-ydでは下から数えた方が速い4.72の凡の成績。QBへ迫るモーターとクロージングスピードはかなりのものがあるが、キャリアーへの反応と純粋なパワーは不足気味。とはいえフレームがガッチリしていてフィールドでの存在感は抜群。
62 Junior Colson LB Michigan (6-2, 238lbs)
全米優勝したMichiganで2年連続リーディングタックラー。サイズとスピードを兼ね備えている選手で、タックルだけでなくパスカバーでも活躍。ゾーンの下がり方が非常にスムーズ。フィールド全体に現れるタイプだが、ランプレーの読みは甘いこともあり、正面から入れないタックルも多い。一方でプレーアクションの判断はかなり良さそう。プレーぶりもタフだが、NFLに辿り着く経緯もタフ。ハイチ出身で大地震後に9歳で養子としてアメリカに来た。
63 Kris Jenkins DT Michigan (6-3, 299lbs)
父親はCARなどで活躍し2度のFirst-team All Proに選ばれているKris Jenkins。父親は巨大だったようだが彼は比較すると小さめのDT。チームが全米優勝を果たした昨年は15試合で37タックル 4.5ロスタックル 2.5サック。バランスよく強い選手で、強者揃いのMichiganのDLの中でも目立つ存在。サイズの小ささはカレッジレベルでは気にならず、プレーへの反応よくOLを処理できる選手。40-ydでは4.91とDT上位で、ベンチプレスも29回と上半身のパワーも注目。
64 Adonai Mitchell WR Texas (6-2, 205lbs)
とんでもないフリーク系WR。コンバインではWR 3位となる40-yd 4.34に、トップクラスの跳躍系の数字。昨年はGeorgiaから転校で845ydsとチームトップの11TD。手のサイズは普通もレシーブの正確性に定評があり、今季は78ターゲットでわずか0とのこと。レッドゾーンオフェンスで勝負強さを発揮。一方でコンバインでは参加者の中でワースト級のルートランの下手さが目立った。素材形ゆえにそこを直せばNFLでのエース級の活躍も見込めるか。
65 Jaden Hicks S Washington State (6-2, 211lbs)
12試合で79タックル 6ロスタックル 2.5サック 2INT 4PDと数字の良さが目立つS。理想的なフレームの大きさがありながら、ラン・パスディフェンス両方で強度の高いプレーができる。タックラーとしてはハードタックラーの部類で、正確性は欲しいが、勢いだけは良い。コンバインで40-yd未計測でスピードのなさが指摘されていたが、Pro Dayでは4.50を切るタイムを出したとのこと。ボールスキルもある。プレーの正確性と洗練さは欲しいところだが、DBとしてどのポジションにもラインナップでき、パスラッシュ能力も備えていることを考えると、様々な使い方ができそう。
66 Trey Benson RB Florida State (6-0, 216lbs)
コンバインの40-ydでRB 3位の4.39を記録。FSUでは2年連続で900ydsを超え、昨年は906yds 14TD。NFL向きの体格を持ったRBで、フィールドではサイズがあるように見えるが、ヒットは強くない。密集では止まってしまうことが多く、オープンの方がスムーズに走れている雰囲気。キャリアで20回以上のキャリーを1回しかしたことがないのは少々気になる。能力はエース級だが、NFLでの活躍はOLが凄まじく強いチームに行くか、密集での動き方を身につけるかのどちらかが必要。
67 Tyler Nubin S Minnesota (6-1, 199lbs)
直近3年間12INTのボールホーク系FS。NFL的にも問題にならないサイズを持っていて、パスカバーの安定感とWRの読みが光る。フットワークの素早さと方向転換能力が目立ちプレーにも生きている。昨年5INTのボールスキルも抜群でラン守備も及第点となんでもできるS。Antoine Winfield Jr.を輩出したMinnesota出身で、今年のFirst-team All-Americanにも選出。
68 Ennis Rakestraw Jr. CB Missouri (5-11, 183lbs)
フィジカル強めのCBで、22年の13試合1INT 12PDから昨年は9試合で0INT 4PD。相手WRに合わせて動くのが得意でディープでもフック系でもフックアンドゴーでも関係なくぴったりくっつける。身体のバランスの安定感も注目。相方のKris Abrams-Draineと比較するとランサポートもより積極的か。ロングスピードは40-yd 4.51からも分かるように不足しているがショートエリアのスピードは問題なし。
69 Spencer Rattler QB South Carolina (6-0, 211lbs)
Oklahoma時代は全米トップクラスのQBと評されていた時期もあったが、Caleb Williamsにスターターを奪われ、South Carolinaへ転校した。キャリア通算で68.5%のパス成功率を誇っている。昨年は3,186yds 19TD 8INT。OLが壊滅していたのを考えると優秀な数字。プレッシャー下でもしっかり投げられるし、ポケットの外に出てからもプレーを決められる。肩の強さは昔は強肩と呼ばれてはいたが、現在のレベルは平均よりも上という感じか。試合のパフォーマンスもばらつきはあるが、ゾーンに入ったら止められない。中位指名でもNFLでの先発は見たくなる選手。バックアップに収まる器ではない。
70 Johnny Wilson WR Florida State (6-6, 231lbs)
6-6, 231lbsの巨大WR。アームの長さは35 3/8"でウインズスパンはコンバイン史上最長でどんなディフェンス相手にも高さで圧倒できる。昨年は617yds 2TDも、Senior Bowlではなかなかの動き。注目の40-ydは4.52とサイズを考えると全く問題ないタイム。ルートランはスラントなどのスピードに乗るタイプのルートは下半身の不器用さが目立つが、フック系では迫力抜群でスムーズなブレイクができる。ルートランをNFL向きに改善することで活躍の幅を広がる。
71 Calen Bullock S USC (6-2, 188lbs)
22年は5INTで昨年は2INTも7PDとCBと遜色ない成績。本職はディープを守るFSもスロットコーナーもできる身体能力と動きの滑らかさが特徴。1ハイのSとしては、守備範囲はカレッジでもトップクラスに広く、プレーの予測と合わさって、ターンオーバーの機会を作りまくっている。高校時代はWRでも名を上げている二刀流プレイヤーで、当時の活躍を感じさせるかのようなボールスキルの良さもある。タックル数は63と多めも、タックルの上手さや強さはあまり感じなく、そこの能力を磨くことで、FSとしてもスロットコーナーとしても活躍できる。
72 Michael Penix Jr. QB Washington (6-2, 216lbs)
チームの全米優勝に一歩届かずに悔しいシーズンを過ごした。苦労人のフットボール人生を送っており、2018年にIndianaに入学も右膝のACL断裂。同じ箇所を20年にも断裂している。Indiana時代は決して良いパサーではなく、最終年は5試合でパス成功率53.7% 939yds 4TD 7INT。Washingtonに入り才能開花で昨年は65.4% 4,903yds 36TD 11INT。24歳のルーキー左腕で、ボールタッチの良さとボールをしっかり運べる肩と判断力を持っている。膝に爆弾を抱えてるもPro Dayでは40-ydで4.46を記録したとのこと。
73 Joe Milton Ⅲ QB Tennessee (6-5, 235lbs)
カレッジナンバーワンの強肩で本人は90ydsを投げれると豪語。22年はHendon Hookerのバックアップとして10TD 0INT。昨年は主力が抜けたTennesseeオフェンスでパス成功率64.7% 2,813yds 20TD 5INT。ランでは299yds 7TD。基本的にはとんでもない身体能力を持っていて、プロデイでは40-yd 4.55を記録したとのこと。こんな逸材はなかなか出てこないので、1巡下位のNFLチームが大リーチ指名しても驚かない。
74 Theo Johnson TE Penn State (6-6, 259lbs)
Michael Mayerの次に評価の高いTEとしてPenn Stateへ入学。キャリア最高の成績は昨年の341yds 7TDという成績ではあるが、このサイズで40-ydを4.57で走れる能力はかなり注目で、コンバインのドリルの動きからもさらなる活躍が期待できる。レシービング能力は比較的高く、さらに10インチ以上の手の大きさもあり、球への集中力が高い。レッドゾーンでのセパレート能力もなかなか。なお、YAC能力はサイズの割に止められない感じではないし、ショートエリアの加速力は4.57を感じない(でも10-ydは好成績)。ランブロッキングは積極的で、NFLでもYは務まるレベル。TEは行くチームによるが、比較的汎用性が高い選手のようには見える。
75 Javon Bullard S Georgia (5-11, 198lbs)
プロではニッケルでもFSでも務まりそうな選手。昨年は前年と比較して成績は落ちてはいるものの、ニッケルの役割が減ったことに起因するはず。小柄ながらもランサポート能力が素晴らしく、パスカバーに関しても本職のCB級のフットワークと反応を持っており問題なし。40-yd 4.47のスピードで、ブリッツにも入れる強さも持っているのは評価高い。
76 Renardo Green CB Florida State (6-0, 186lbs)
FSUでチームトップの13PDを記録したプレスカバレッジが得意なCB。サイズと身体能力は普通も、ボールを狙いに行く能力が高い。注目を浴びたのがLSU戦。Top10確実のMalik Nabers相手に互角のマッチアップを演じ1INTも記録している。バックペダルや腰の回転、ステップなど改善点は多いが、NFL仕様になることでスターターへの定着も十分あり。
77 Brenden Rice WR USC (6-2, 208lbs)
世界最強のWR Jerry Riceの息子。高校時代は3-starとまずまずも、Coloradoから転校先のUSCで活躍。昨年は45レシーブで791yds 12TDでキャリアハイの成績。すでにNFLのWRのような風格があり、ルートランの能力とキレはかなりのもの。一方でスピードが足りておらず(40-ydは4.5、10-ydは1.55)、プレスカバレッジのリリース力が足りない。イン系のリリースはなかなかも、ディープやアウト系では縦へのストレッチのスピード不足が目立つ。競り合いには強いがトラッキング能力は高めたいところ。コンバインで見せた素晴らしいルートランがあるのである程度の活躍は期待できるが、1,000ydsを越えるためにはリリースの能力をつける必要あり。
78 Blake Corum RB Michigan (5-8, 205lbs)
全米優勝チームのエースRB。エースとして大車輪の活躍で、昨年は1,245yds 27TD レシーブでは16レシーブ 117yds 1TDとタッチダウンを決めまくり。22年の膝の怪我もあってか、40-ydのタイムは4.53と、昨季のプレースピードよりも少し遅そう。しかし、RBとしてのビジョンは非常に高く、フットワークの軽さや、左右へのカット能力も高い。ランでシーズン27TDはチームのOL力だけではない。
79 Cole Bishop S Utah (6-2, 206lbs)
True Freshmanから高い成績を残しているSで昨年は11試合 60タックル 6.5ロスタックル 3サック 2INT 4PD。NFLのSとしては悪くないサイズを持ち、フィールドのどこにでも現れてプレーを決めるタイプのS。アグレッシブなプレースタイルと、正確な判断能力を持っている。40-ydは4.45とスピードを見せたが、マンカバーの能力はそこまで。
80 Keon Coleman WR Florida State (6-3, 213lbs)
658yds 11TDとパントリターンでチームのシーズン全勝に貢献。長身WRでコンテステッドキャッチの達人。40-ydは4.61と決して理想的ではないし何なら黄信号とは言えるが、10-ydは1.54で長い距離のスピードはないが、短い距離でなら十分戦える。コンテステッドキャッチが強く身体の強さもあり、Allen Robinsonになる可能性は十分秘めている。
81 Blake Fisher OT Notre Dame (6-6, 310lbs)
Joe Altの同期で、元々は高校時代より評価の高かった彼がLT。AltのLT定着後はRTに移行した。幅広の体格を活かして相手を一掃するランブロックが魅力的。2枚目に行くクイックネスも持っている。パスプロは一発目のヒットが強い雰囲気。身体能力は決して高くないが、相手DEの動きを予測する能力が高そうで、スムーズにプレーしている。
82 Ruke Orhorhoro DT Clemson (6-4, 294lbs)
22年にSenior Bowlの出場を承認したも大学にステイで今年のドラフトに。3年連続で8ロスタックルで今季は5サック。一歩目のスピードとヒット力が強くレバレッジを生かしてランナーにタックルできる。DTとして洗練してきたものの、5サックは身体能力の高さから生まれたもの。トップクラスの身体能力の高さは持っているので、テクニックをさらに磨くことで、NFLでの活躍が見える。
83 Nehemiah Pritchett CB Auburn (6-0, 190lbs)
Auburnで4シーズンスターターのベテランCB。フィールドの上では身長の高いCBに見えるが、実際のサイズは平均以上。40-yd 4.36を誇るスピードと、フットワークの細かさ、腰の回転の良さ、さらにはキャッチの際のボールの狙いの良さでプレスカバレッジはかなりのレベル。SECの一流レシーバーと長年対峙してきた経験からもNFLでは下位でも即戦力になるかもしれない。
84 Ja'Lynn Polk WR Washington (6-1, 203lbs)
キャリアハイの1,159yds 9TDでチーム2位のレシービング成績。スロットでも大外でもどちらでも高いプレーを見せた。40-ydは4.52と少々物足りないも、10-ydは1.52と素早い。とはいえ、クイックネス系のWRではなく、安定したルートランとキャッチ力で魅せるタイプ。ボールトラッキング能力の良さはディープでも発揮されていて、手の大きさ(9 3/4")を活かしたキャッチの上手さもある。
85 Will Shipley RB Clemson (5-11, 206lbs)
True Freshmanの2021年からスナップ数をもらい、昨年はランで827yds 5TD。レシービング能力も優れていて244yds 2TD。3年間で31TDを稼ぎだす決定力があり、スピードの速さとスピードに乗った状態でディフェンスの選手をかわすカット力が魅力的。コンバインは怪我の影響で測定せずも、Pro Dayでは4.44あたりを記録した。パワーで押し切れるタイプではないが、ビジョンの良さで密集にも突っ込めてロングゲインを狙える。OLが強ければエース級の成績を残してもおかしくない。
86 Kamren Kinchens S Miami (FL) (5-11, 203lbs)
22年に6INT、23年に5INTのボールホーク。昨年はSophomoreでFirst-team All-Americanを受賞している。守備範囲が広いFSだが、40-ydはS最下位タイの4.65。ビッグプレーは多いが、コンサバすぎる側面もあり、タックラーとしてもそこそこ。プレーへの反応スピードは良いが、NFLレベルだとどうなるか。
87 Brandon Coleman G TCU (6-5, 313lbs)
アスレチック能力が高いOL。CFP決勝に進んだシーズンではLTを担当していたが、昨年はLTとLGも担当。アームの長さは34 5/8"でCFP決勝のGeorgia戦でのLTの動きを観ると、プロでもLTとしてプレーは可能。コンバインでは跳躍系・スピードともにトップクラスのサプライズでRASでG史上最上位の素質。体格の雰囲気はGでキックスライドのスムーズさもどちらかといえばG向きという感じだが、パスプロの効果的なパンチはOTという雰囲気。
88 Javon Baker WR UCF (6-1, 202lbs)
AlabamaからUCFに転校でブレイク。2年連続チームのリーディングレシーバーで昨年は1,139yds 7TDで平均21.9yds。サイズがそこそこあるWRで、リリースの瞬発力とルートランのキレが良い。40-ydは4.54と下から数えた方が早いしょぼいタイムも、プレーで見せるセパレーション力はスピード以上のものを感じる。ビジョンの良さを感じさせるYACも魅力。
89 Ja'Tavion Sanders TE Texas (6-4, 245lbs)
高校時代のNo. 1 アスリートのリクルートで、WRとDEを元々プレーしていた模様。大学でTEに転向し、2年連続600ydsを獲得。コンバインでは40-yd 4.69という能力から考えると失望的な数値を出していてこれがどう捉えられるか。TEとしてそこまで体格が大きい訳ではないが、プレーの強度は高く、ランアフターキャッチ能力も高い。
90 Dominick Puni G Kansas (6-5, 313lbs)
バーサタイルなOLで昨年はLTのスターター、22年はLGで活躍した。身体能力はそこまで高くなく、直線スピードはコンバインで下から数えた方が早いが、3-coneではOL10位で、Shuttleは3位。フットワークの良さが目立ち、短距離のスピードもありそう。プロではIOLだろうが、LTのバックアップは務まりそう。
91 Chris Braswell EDGE Alabama (6-3, 251lbs)
チーム2位の8サックを記録。Alabamaのエース格ではないEDGEらしく、パスラッシュのスピードはそこまでないが、テクニックの多さと、体重を乗せたブルラッシュでOTの動きを止められる。数字以上の体重とパワーを感じられ、PFFによるとQB Hurry数はDallas Turnerと同じ33回。DEの中では5番目の40-yd 4.60で、サイズの小ささはあれでアップサイドもありそう。
92 Mason McCormick G South Dakota State (6-4, 309lbs)
2年連続でFCSのナショナルチャンピオンになったSouth Dakota Stateで4シーズンLGを務めているベテラン。FCSということで相手のレベルを疑問視されていたがShrine Bowlで輝いており問題なし。強靭な下半身とトップクラスのコンバインの数値からも分かる身体能力の高さで並のDTなら相手にならない。プルは正確かつスピードがあり(試合のテープではタイミング重視)、ブロック・パスプロのグリップも強く、相手をコントロールするのにも長けている。24歳のルーキーという点は多少気になるチームもいるかも。
93 Roger Rosengarten OT Washington (6-5, 308lbs)
WashingtonのRT。パワーは足りないがパスプロの角度がよくテクニックでQBを守っている。下半身の動きはスムーズで、スクリーンなどのプレーでもしっかり走れるタイプ。コンバインではOLトップの40-yd 4.92を記録した。一方でスピードラッシャー相手についていくフットワークはまだなさそう。
94 Jarvis Brownlee Jr. CB Louisville (5-10, 194lbs)
Senior Bowlで評価を伸ばしたCB。22年は13試合66タックル 2INT 12PDとタックル数が顕著。昨年は30タックル 1INT 6PDと大きく成績を落とした。コンバインでは未計測。フィジカルが強くアグレッシブなCBでトップスピードが疑問か。マンカバー時の相手のルートの読みがすごく、試合じゃありえない1on1をSenior Bowlの練習で見せていた。CBとしてのファンダメンタルを改善することでより良い選手になれる。
95 Braelon Allen RB Wisconsin (6-1, 235lbs)
True Freshmanから走らされまくるWisconsinの系譜を継いでいるRB(例;Jonathan Taylor)。3年で3,494yds 35TD。昨年は984yds 12TD。235lbsのRBとしてはトップクラスのサイズがあり、バランスよくボールを進めることができる。サイズの割には細かいカットも切れる。コンバインで40-ydは未計測。一方でファンブル癖が気になる。
96 Kiran Amegadjie OT Yale (6-5, 323lbs)
来日したIvy Leagueが誇るトッププロスペクト(彼は当然来日メンバーから外れる)。OTとして十分なサイズに、36 1/8"というトップクラスのアームの長さを持っている。元々はRGだったが、LTにスイッチ。アームの長さを活かしたパスプロが魅力で、手の使い方が効果的で相手に懐に入られない。ランブロックではブルドーザータイプでしつこいブロックも多く、2枚目に取りに行くスピードも速い。しかし、Ivy Leagueはプレーのレベル的には格落ちで、プレースピードに慣れるのが先決か。
97 Tykee Smith S Georgia (5-10, 205lbs)
サイズの小ささを感じさせないS。GeorgiaではSTARというニッケルパッケージのNB/LBのようなポジションでプレー。小柄ながらも破壊力と爆発力のあるプレーで昨年は70タックル 8.5ロスタックル 2サック 4INT。チームのリーディングタックラー・インターセプトとなった。ランディフェンスもパスディフェンスも高レベルでバーサタリティ溢れる選手で、身体能力も高い。40-ydでは4.46。ステップの安定感とマンカバー能力を高めれば、プロではNBとしてもプレーできそう。
98 Jeremiah Trotter Jr. LB Clemson (6-0, 228lbs)
父親はEaglesなどで活躍したJeremiah Trotter。2年連続で文句のない成績で昨年は88タックル 15ロスタックル 5.5サック 2INT。サイズが小さいILBでプレーに埋もれてしまうシーンもあるが、ブリッツなどの積極的なプレーで持ち味が発揮。プレーのリード能力と反応などのフットボールセンスとIQは父親譲り。
99 Maason Smith DT LSU (6-5, 306lbs)
5-star DTでTrue Freshmanのシーズンから7試合で4サックと活躍。2年目のシーズン開幕戦のセレブレーションでACLを断裂で全休も、昨年は12試合で4.5ロスタックル 2.5サック。3テクDTがメインで、非常に荒削りだが、パスラッシュでは一定のプレッシャーをかけられている。身体の長さ、身体能力の高さは魅力。使い物になるためには成長が必要。
100 Jaylen Wright RB Tennessee (5-11, 210lbs)
RB2位の40-ydを記録したスピードタイプのRB。キャリー数は少ないものの平均7.4ydsで1,013yds 4TDを記録した。Georgia戦では1プレー目で75ydsの独走タッチダウン。ビジョンの良さは光るが、RBとしての強さはまだまだで、NFLレベルのプレーの強さを見せることは少ない。ファンブル癖もあるよう。
101位〜257位(Day 3級)
101 Cam Hart CB Notre Dame (6-3, 202lbs)
Notre Dameで3年スターターの大型CB。2021年にキャリアハイの大活躍。昨年は12試合で4PDも、PFFによると0TDでレーティングも昨季より改善。大型CBだが、マンカバー能力に秀でていて相手WRへの反応が速い。自分のリズムに乗れないと立ち遅れる雰囲気はあるがリカバリー能力もあり、ギリギリのプレーでもアームの長さが助かっている雰囲気。WRのリクルートということもあり、ボールスキルは抜群。
102 Jermaine Burton WR Alabama (6-0, 196lbs)
カレッジでの成績は決して高くないが、毎年平均15ydsを超えているディープスレット。昨年は798yds 8TDで平均20.5yds。縦へ引っ張ってCBを抜く能力がありながら、フックの能力も高め。ルートランはキレよりもスムーズさが目立つ。手のサイズが大きくキャッチ力抜群でPFFによると今季のドロップ数は0。WR2としては文句ない選手。
103 Malik Mustapha S Wake Forest (5-10, 209lbs)
Sとしての理想的な身長はないが、筋肉が詰まったようなボディでハードにプレーできる選手。守備範囲が非常に広く、ランサポートからディープのカバーまでどちらもハイレベル。上がりも速く正確でRBへのタックルからQBへのプレッシャーまで迷うことなく決められる。能力を考えるともう少しINTやPDが増えそうだが、昨年は80タックル 1INT 3PD。
104 Mekhi Wingo DT LSU (6-0, 284lbs)
とてもアンダーサイズでも8試合で5ロスタックル 4.5サックの生産性の高さが魅力。40-yd 4.85の身体能力で、他のDTとはコンバインでの動きは違う。試合ではアンダーサイズでも力負けしている雰囲気はなく、ブロックもしっかり処理。ギャップを割るスピードと破壊力があるが、スナップへの反応がいまひとつでこのままではNFL級のOL相手には難しい可能性が。
105 D.J. James CB Auburn (6-0, 175lbs)
OregonからAuburnへ転校で2年連続で高いレベルでプレーしているものの、フレームの細さが気になるCB。40-yd 4.42という十分な数字に、ルートへの反応と加速力、正確にボールを狙う技術はかなりのものを持っている。Alabama戦では良いカバーを見せていたが、試合終了間際最後の最後の4th down longで通されてしまう戦犯。
106 Sataoa Laumea OT Utah (6-4, 319lbs)
過去2年はRT、その前はRGをプレー。おそらくプロではIOLの選手。RTとしては水準クラスだが、Gとしてはトップクラスの身体の安定感を持っている。上半身・下半身のバランスよく崩されない。ステップもしっかり。ブロックのスピードが速く、2枚目に行く上がりもスムーズ。GでもTでもAll-Pac-12に選ばれる能力はなかなか。
107 Christian Jones OT Texas (6-5, 305lbs)
元々はLTも過去2年間はRTのスターター。長いアームとキックスライドの安定感とクイックネスでパスラッシュに対処できる対応力がある選手。バランスは少し前屈みという感じでカレッジレベルでは問題ないが、NFLではどうか。ブルラッシュに対しては下半身の踏ん張りで吸収できる。ランブロックは平均という感じも、上半身の強さも目立ち、NFLのスピードに慣れればスターターも務まりそう。
108 Ben Sinnott TE Kansas State (6-4, 250lbs)
元ウォークオンのFB/TEの苦労人。どこにでもラインナップできるバーサタリティが魅力で、大外のWRからRBのポジションまで対応可能。TEとしてのブロック力は平均的も、下半身の使い方がスムーズで、3-coneではTEトップの6.82という素晴らしい数値を叩き出した。今季はキャリアハイの676yds 3YDで、40-ydも4.68と悪くない。一方で持っている能力をフルに活かしきれておらず、セパレート能力はまだまだ磨ける。
109 Jacob Cowing WR Arizona (5-8, 168lbs)
今年のスロットWRの中で最も生産性が高い選手のひとり。今季は90レシーブ 848yds 13TD。キャリア通算5シーズンで316レシーブと経験豊富。40-ydが4.38というスピーディーなWRも、3-coneは7.02とそこそこの数字。加速力がありYACでも脅威だが、体格の小ささでタックルには弱い。アウト系のパスの安定感が際立つ。アームの長さはさすがに短いが身体を目一杯伸ばしてレシーブする姿もあり、キャッチ範囲は身長にしてはなかなか。
110 Hunter Nourzad C Penn State (6-3, 317lbs)
CornellではRT、Penn StateではGとCを務め、今季はCに専念。俊敏性の良さとスムーズなフットワークで動ける範囲が多く、プルやゾーンブロックからの相手のコントロールが非常に上手い。パスプロも上々ではあるが、1人を気にかけすぎる癖があるようで、自分の担当に入ってきたディフェンスを見逃すことも。
111 Khristian Boyd DT Northern Iowa (6-4, 317lbs)
FCSのNorthern Iowaから現れたスモールスクールのスーパースター候補。Hula Bowlで別格の強さで注目を浴びると、Shrine Bowlへ招待。そこでも、上位校のOLを圧倒しまくった。シーズンは6.5ロスタックル 3.5サック。チームではかなりのスナップ数に出ており、このサイズでも3ダウンで置いておける。パスラッシュでは上半身の力とクイックネスのコンビネーションを持ち、ポケットを破壊できる。ランディフェンスでもOLを強さ一本で処理してRBに向かえる。純粋な強さでは今ドラフトのDTでも上位。身体能力が激低もNFL級のテクニックを身につけた後のアップサイド含めて注目。
112 Leonard Taylor III DT Miami (FL) (6-4, 303lbs)
シーズン前のトップDTの1人だったが、今季はスタッツを大きく落とし10試合で19タックル 3.5ロスタックル 1サック。昨季は24タックル 10.5ロスタックル 3サック。純粋な強さのあるDTで1歩目のスピードとパワーが目を引く。スクリメージラインでの爆発力は成績の低さを感じさせない。しかし、テクニックには乏しく、NFL級のOLに対応できるようになるには時間がかかりそう。
113 Dadrion Taylor-Demerson S Texas Tach (5-10, 197lbs)
3シーズン高い成績を見せた身体能力抜群のS。ポジションもFSだけでなくスロットコーナーもプレーできる。コンバインではS最速の4.41を記録。プレー内容は成績ほど良くないが、ミスタックルはそこまで多くなく、3年で10INTを記録できる能力・ボールスキルは特別。プレーアクションに引っ掛かる姿が散見されるが、リカバリー能力は高く、ボールを狙う能力はそこでも高レベル。
114 Zak Zinter G Michigan (6-6, 309lbs)
MichiganのRGを3年間支えてきたカレッジを代表するGで今季のUnanimous All-American。プレーオフ前に負傷して全米優勝の試合には出られず。パスプロの安定感があり、視野の広さも注目。プレーの強度はそこまでで、ランブロックはプルなどでスピードに乗ったら強いが、上半身だけではまだまだ。経験値は高めかつブロックの当たり方でプレー自体も強くなりそうで期待できる。
115 Malik Washington WR Virginia (5-9, 191lbs)
FBSの最多レシービング数の110レシーブと4位の1,426yds 9TDでブレイクしたスロットレシーバー。ドロップの少なさのレシーブの安定感とスムーズなルートランが特徴。クイックなルートのレシーブが多めもディフェンスが多く集まっている場所でも集中力高くレシーブできる。オプションプレーのルートの選び方も上手い。サイズの割にYACの強さもある。
116 Caelen Carson CB Wake Forest (6-0, 199lbs)
直近3年間で28試合で22PDの安定感があるCB。プレスカバレッジでフィジカル強めでカバーできるプレースタイルが魅力で、手はかなり使うものの相手にもぴったりくっつける。今年のCBのプロスペクトの中ではトップクラスのクロージングスピードがあり、短距離で加速できる。毎年のように怪我をしているのはマイナス。
117 Marist Liufau LB Notre Dame (6-2, 234lbs)
Puka Nacuaの従兄弟。成績は12試合で44タックル 6ロスタックル 3サックとLBとしてはタックル数が物足りないが、なぜタックルできないのかが謎なくらい良いプレーが多い印象。OLに思い切り当たれるヒットの強さと、フィールドの両端までプレーに絡めるスピードを持っている。リードの良さも光り、ブリッツもスピードがある。サイズも十分でアームの長さもトップクラス。細かいスペースでの動きが改善できればタックルも増えそう。
118 Jaylin Simpson S Auburn (6-0, 179lbs)
CBとしてスターターだったが今季はSメインの役割に。しかし体重的にプロではCBもしくはスロットコーナーというところ。今季は4INTを記録し、タックルやパスカバーでは自分より大きな相手を圧倒するような強さも見せた。フットワークや下半身の動きはCBとしても通用し、パスへの反応と爆発力もかなりのもの。ボールホークの役割も期待できるキャッチ力を持っていて、使い勝手が良い。
119 Javon Solomon EDGE Troy (6-1, 246lbs)
FBSのサックリーダーで16サックを記録。2年前にも11サックを記録している。低身長だがアームの長さ、手の大きさはEDGEでもトップクラスで33 7/8"のアームと10 3/4"の手のサイズを誇る。パスラッシュでは最初の2-3歩のクイックネスとスピードがなかなかで、そこから長いアームを使ったラッシュを繰り出し、パスプロの外し方もうまい。方向転換能力もスムーズでキレがある。身体能力は平均的だがQBへ迫るモーターもなかなか。アンダーサイズで評価が落ちるなら美味しい選手のように映る。
120 Fabien Lovett DT Florida State (6-4, 314lbs)
カレッジではクイックネスのあるNTという雰囲気で22タックル 4ロスタックル 1サックを記録。アームの長さ 35 1/2"と手のサイズ 10 3/8"がトップサイズで、ハンドの強さはNFL級。ランブロック受けの強さはもっと体重のあるNTを想像させるが、クイックネスも一定以上備えていて、スクリメージラインと並行にキープしたままRBに迫れる。
121 Cade Stover TE Ohio State (6-4, 247lbs)
トップLBの1人として入学して、2年目でTEへ転向。そこから成長を見せ、直近2年で10TDを挙げた。実際のサイズはそこまで大きくないが、フィールド上では身体を大きく見せている。ライン上でもスロットでも対応。パスゲーム・ランゲームの両方で本領発揮できる万能タイプ。キャッチ力が高く、頼りになるTE。
122 Dominique Hampton S Washington (6-2, 215lbs)
CBとしてWashingtonに入学したが目が出ずにSに転向。6年目の今季109タックル 2INT 7PDでブレイクした。33 1/4"のアームの長さを誇る長い身体とCB上がりのクイックな身体能力に注目で、どこにでもセットできるバーサタリティに、ラン守備の積極性とパスカバーのスキルが備わった選手。マンカバーでは長い身体を活かしてボールを狙いに行ける。かなり良い選手だが、24歳で経験が浅い点がどう評価されるか。
123 Gabe Hall DT Baylor (6-6, 291lbs)
試合では大したことないが、素質と身体能力はトップクラスのDT。2022年には約300kgをスクワットしたと報じられてる化け物。21年には5サックも今季は17タックル 2サック。Senior Bowlでは試合のテープが嘘かのように大アピール。40-ydも5.03で身体能力をアピールした。OLを押し込めるパワーがメインも、クイックネスも水準以上で、NFLのコーチ次第で大化けできる。
124 Bucky Irving RB Oregon (5-9, 192lbs)
2年連続で1,000ydsを記録し、今季はRBとしてはかなり多めの56レシーブ 413yds 2TDを出したランパスともに頼れる選手。フィールドでは一定以上のスピードがありそうだが、コンバインでは40-yd 4.55。サイズもNFLのRBとしては小さすぎるとはいえ、カレッジレベルでは体重の軽さを感じさせないランの力強さもある。レシーブ力はトップクラスでルートのキレ・スピードともにNFLでも即通用レベル。
125 Xavier Thomas EDGE Clemson (6-2, 244lbs)
高校時代の世代No.1 EDGE。怪我などもあり、6シーズン過ごしてからのNFL入り。ポテンシャルは高いが最高成績は11試合で4.5サック。今季も12試合で3サックと成績は低めだが、QB Hurry数は上位EDGEと遜色のないレベル。パスラッシュのスキルは今ドラフトでもトップクラスでLatu級。持っている能力はNFLでも2桁サック。使い方によってはParsons的な存在になる可能性まである。
126 Ray Davis RB Kentucky (5-8, 211lbs)
ランでは1,129yds 14TDも、Florida戦では280yds 3TDの大無双。パスレシーブでは323yds 7TDとランでもパスでも頼れる存在。サイズは大きくないが、勢いのあるラッシュ能力とカット能力、ダウンフィールドを見るビジョンが優秀。相手にも下から当たれるタイプでスピードに乗ると止められない。パスルートもスムーズでキレがあり、レシーブ成績を稼いでるだけある。
127 Gabriel Murphy EDGE UCLA (6-2, 247lbs)
双子の兄弟Grayson MurphyとNorth Texasより転校してきて2年目。今季は大きく差を開ける活躍の13試合 16ロスタックル 8サック。サイズの小ささはあるものの1テクからオフボールまでどこにでもラインナップできる選手。パスラッシュで外からも内からも攻められる。PFFによるとQB Hurriesは40で今ドラフトでもトップクラス。アームの長さが30 1/2"はEDGEとしてはかなり短い方で黄信号ではあるが、カレッジの試合では身体能力の高さと方向転換能力、球を追う能力そしてモーターとパスラッシャーとしては十分。
128 Decamerion Richardson CB Mississippi State (6-2, 188lbs)
高身長でアームの長さが目立つCB。40-ydでは4.34という超速的な数字を記録。12試合で79タックル 7PDとランサポートも積極的。マンカバーのミラーリング能力も高く、プレーに圧倒感はないものの、素質はかなりのものを持っている。ゾーンカバーでもまずまずの動きか。
129 Austin Booker EDGE Kansas (6-5, 240lbs)
通算2タックルだった選手がKansasへ転校し12試合 56タックル 12ロスタックル 8サックとブレイク。まだ粗いプロスペクトではあるが、テクニックの粗さを打ち消すモーターの良さとパスラッシュのムーブのセンスが魅力。パスラッシュに洗練さはないが、ゴーストラッシュやユーロステップ、スピードからパワーのラッシュなど手数は多め。ラン守備も反応良く、フィジカル強めで、ブロッカーを外しながらタックルに行ける。NFLでの活躍にはテクニック面の成長前提も、育てばなかなか面白そうなプロスペクト。
130 Beaux Limmer C Arkansas (6-5, 302lbs)
今季はCも昨季まではRG中心。ベンチプレスが圧倒的1位の39回という記録をコンバインで叩き出した。さらにスクワットでは700lbs(317.5kg)を上げれるモンスター。Senior BowlではT'Vondre Sweatにパワーで勝つシーンも。視野の広さと相手選手の動きの読みが良く、2枚目へのランブロックも素早いが、正確性や角度は微妙。全体的に重心も高めだが、パワーで押し切っている雰囲気。重心を下げて、NFLクラスの技術を学べば、余裕のスターターの風格。
131 Myles Harden CB South Dakota (5-11, 195lbs)
FCSのSouth Dakotaで今季は1INT 7PD。昨季はシーズンエンドの怪我も6試合3INTと大活躍。Shrine BowlではクイックネスがあるWRのスピードとクイックネスに難なく対応し、プロでの適性も見せていた。とにかくスムーズでキレのあるフットワークが魅力の選手も、直線スピードはあくまで問題ないレベル。タックル力もありハードタックルもできてミスも少ない。
132 Michael Pratt QB Tulane (6-3, 217lbs)
昨季ブレイクでボウルゲームではCaleb Williams率いるUSCにアップセット。今季は昨季並みの成績で11試合で2,406yds 22TD 5INT。カレッジの4年間で90TD 26INTで安定感を発揮。肩の強さやメカニクスはNFLの先発という雰囲気ではないが、無茶投げをしない判断力はNFLのバックアップ向き。
133 Ainias Smith WR Texas A&M (5-9, 190lbs)
5年目の今季はキャリアハイの795yds 2TDも、RBとのハイブリッドの役割で2年目に見せた能力から考えると成長が止まっている感じ。最近はスロットメインのWR。怪我でコンバインでは動いていないが、Pro Dayではそこそこのスピード40-yd 4.48あたりを見せた模様。Senior Bowlでは期待外れ。試合のテープはよく、一瞬でセパレートできるような加速力はないが、ルートランの鋭さとスピードはなかなか。ガジェット系に戻っても良さそう。
134 Mohamed Kamara EDGE Colorado State (6-1, 248lbs)
Hidetora Hanadaの同僚でFBS3位の13サックを記録したサックマシーン。明らかなアンダーサイズではあるが、アンダーサイズであること以外を除けばDay2には指名されるべき能力を持っている。一歩目の速さとパスラッシュの手数、OTの外を回ってくる能力と、破壊的なパスラッシュを連発して、今季はQB Hurries数は38。40-ydはEDGE 4位の4.58で10-ydは3位の1.58。小柄ながらもパワー不足は感じさせない。NFLで成功する素質は揃っている。
135 Jordan Magee LB Temple (6-1, 228lbs)
キャリアハイの11試合で80タックル 14ロスタックル 3.5サック 4PD。スピーディーなLBで、プレーへの反応の良さはピカイチで、パスディフェンスもNFL向きの選手。パスカバーではバックペダルの速さとパスコースの把握がかなり速く、軽やかかつ瞬発力のあるフットワーク(Pro Dayでは3-coneで7秒を切った模様)ですぐにカバーできる。LBとしての純粋な強さはなくアンダーサイズではあるが、OLBとして試合にすぐに出れそう。
136 Anthony Gould WR Oregon State (5-8, 174lbs)
今季の718yds 2TDは物足りない成績だが、コンバインで叩き出した4.39は注目を浴びるべき数字。アンダーサイズのスロットWRで、スピードに乗ったルートランが魅力的。リリースは左右にクイックに揺さぶりをかけれて2-3歩目でセパレートができる。パスコースでのサイドラインの使い方も上手く、ボールのトラッキング能力も悪くない。パントリターナーとしても水準以上。
137 Khyree Jackson CB Oregon (6-4, 194lbs)
6-4ある長身CB。Alabamaから転校でブレイク。3INT 7PDで許したタッチダウンはひとつのみ。バンプの強さとスクリメージラインでの忍耐力があり、長身CBにしてはミラーリングもスムーズ。しかし、トップCBと比較すると腰の回転が固く、40-ydも4.50とOKなレベル。
138 Isaac Guerendo RB Louisville (6-0, 221lbs)
この体格で40-yd 4.33、Vertical 41.5"、Broad Jump 10'9"、3-cone 6.94のモンスターも、Wisconsin時代の4年間は大きな活躍ができず。Louisvilleに転校した今季は810yds 11TDと成績はそこそこ。最大の問題はプレーの中でサイズもスピードも活かしきれていないところ。レシーブ能力はなかなか。キックオフリターンもできる。
139 Elijah Jones CB Boston College (6-2, 185lbs)
6シーズン試合に出ているベテランCBだが、昨季と今季に成績大向上でブレイク。今季は9試合で5INT 8PD。外もスロットコーナーもできる身体能力がありプレスカバーが得意。オフマンカバレッジではスラント系のパスへの反応は平均以上だが、ディープ系でセパレートされているのが目立つ。コンバイン全体トップタイのVertical 42.5"の跳躍力と身長の高さで大型WRへのコンテステッドキャッチ対応も可能。ランサポートも躊躇せずに密集へ飛び込める。
140 Adisa Isaac EDGE Penn State (6-4, 247lbs)
13試合で16ロスタックル 7.5サックと生産性の良い選手。プレーの質は高く、ボールに迫る能力は高め。パスラッシュは外からの一辺倒で角度があまりなくて楽にOTに流されてるシーンも。ゴーストラッシュが得意そうも、その他のパスラッシュの手数を身に付けたい。
141 Sedrick Van Pran-Granger C Georgia (6-4, 298lbs)
Georgiaの全米優勝を支えていたC。スピーディーかつ下半身の力が強い選手で、コンボブロックやスクリーンなどの動きが速く、パスプロも安定感がある。なお、プレースピードのクイックネスは問題ないが、コンバインでは40-yd 5.20の普通に遅めのタイムを記録した。
142 Brandon Dorlus DT Oregon (6-3, 283lbs)
DTとしてはアンダーサイズでDEとしては身体能力不足のいわゆる「Tweener」。カレッジレベルでは光るプレーも多く、1巡級のプレーもあり。DTとしてパスラッシュも可能だし、OLを外す能力も悪くない。NFLレベルのDTとしては身体能力も高いので体重を増やすべきか。
143 Sione Vaki S/RB Utah (5-11, 210lbs)
二刀流選手。ディフェンスでは12試合 51タックル 2サック 1INT 2PD、ランでは317yds 2TD、レシーブでは203yds 3TD。登録はSではあるが、オフェンスでの爆発力もあり、Cal戦では15キャリーで158yds 2TD。さらに翌週のUSC戦ではパスで5レシーブ149yds 2TD。オフェンスとしての期待も高いが40-ydは4.62と想像よりも遅い。フットワークの良さやクイックネス、ブレイクからの速さはWRやトップCBの動き。色物に見えながらもファンダメンタルがしっかりしている。
144 Malachi Corley WR Western Kentucky (5-11, 215lbs)
2年連続で10TD以上を記録しているWR。RBのようなフレームを持っており、試合ではスロットメインで出場している。YAC力が高くダイナミックなランを見せてくれるが、ショートヤードのパスが中心で、スクリーンでの成績稼ぎも多いのはどうか。
145 Josh Newton CB TCU (5-11, 190lbs)
キャリアで59試合に出場しているベテラン。TCU躍進の昨季に3INT 12PDを記録。プレスカバレッジが得意でフットワークが素早く、加速力がある。40-ydはプレースタイルからは驚きの4.51だが、試合とドリルの動きはNFLでもスターターになれるレベル。
146 Eric Watts EDGE Connecticut (6-6, 274lbs)
NFL好みの体格を誇るEDGE。35 3/4"のアームを活かしたコンタクトの強さで押し込むのが得意。ショートエリアの動きはさすがにもっさりしているが、ロングスピードは4.67とサイズを考えたら極めて優秀。昨年は2サックのみだが、2サックに収まってはいけない能力は持っている。
147 Jha'Quan Jackson WR Tulane (5-9, 188lbs)
成績は毎年500yds前後と伸びてはいないが、スピード(40-yd 4.42)とルートランのスムーズさを含めてNFLで化けるかもしれない選手。リターナーとしても活躍できる長いスピードと、短距離の爆発力の両方を持っていて、昨季のUSCとのボウルゲームでは90-yd級のタッチダウンを記録した。スピードに乗りながら方向転換ができる下半身の強さが随所で見られる。怪我が多いのは難点。
148 Garret Greenfield OT South Dakota State (6-6, 311lbs)
FCSのトップLT。2年連続でFirst Team All-Americanに選出。経験も耐久性も抜群で55試合に先発した。NFLのLTとしてはアームの短さは気にはなるが、全体的な身体のバランスの良さ、パンチの強さ、下半身の爆発力などは目を引くものがある。コンバインではVerticalでOL記録の38 1/2"を叩き出した。ランブロックでもしつこく押し込める能力がある。
149 Tyrice Knight LB UTEP (6-1, 233lbs)
今季FBSトップのソロタックル数を記録しているタックルマシーン。ランストップだけでなくサイズを感じさせない軽やかな動きでパスカバーを含めて動けている。反応や実際のタックル力はまずまず。プレーの判断と穴の詰め方は改善できる。
150 Brennan Jackson EDGE Washington State (6-4, 264lbs)
プレーの強度があるランディフェンスでも貢献できるEDGE。ファーストヒットの強さが目立ち、そのヒットでOLを凹ませられる。一方で下半身のドライブ力は未熟でヒットの強さを活かせられてないプレーも。パスカバーもこなし、動きはサイズにしては軽やかで、パシュートもどこまでも追いかけられる。パスラッシュでは一定のスピードもクロージング力はしっかりある。
151 Trevin Wallace LB Kentucky (6-1, 237lbs)
いわゆるオフボールLBではトップ級の身体能力を誇るアスリート。しかし、プレーの強度はまだまだで、コンサバなプレーが目立つ。OLへのヒットは弱く、掴まれたら外すのに苦労している印象も、身体能力と反応のみのプレーが良い結果をもたらしていることが多い。テクニックと基礎を叩き込めば、伸びる可能性はかなり感じる。
152 Daijahn Anthony S Ole Miss (6-0, 194lbs)
LibertyからOle Missに移って大ブレイク。61タックル 3INT 8PDを記録した。スロットコーナーの役割が多いがディープもできる元CB。Div ⅡのShepherdのウォークオンからここまで来るハングリー精神も良い。フィジカルが強く、Jayden Danielsのファンブルを誘ったヒットは凄まじいの一言。サイズの小ささはあるが、ミスタックルも少なめ。パスカバーの能力もボールを狙えるボールホーク寄り。
153 Aaron Casey LB Indiana (6-1, 230lbs)
109タックル 20ロスタックル 6.5サックが光るLB。アグレッシブでフィールド上ではスピードとプレーへの反応が目立つも、40-ydでは4.75と期待外れ。しかし、1人でしっかりタックルを決められる強さも持っており、クロージングスピードも優秀、オプションでもボールの位置把握能力も優れていて、NFL向きのLBと言えるかもしれない。
154 Qwan'tez Stiggers CB Toronto Argonauts (6-0, 197lbs)
カナダのプロフットボールリーグのCFLにいるプロスペクト。アメリカの大学でのフットボール経験はなく(マイナー校でのプレーが決まっていたが父親の死で精神的に難しかったとのこと)、母親が応募したFCFでプレーし、その後はCFLに行った超変わり種。CFLのToronto Argonautsではルーキーで5INTでCFL's Most Outstanding Rookieを獲得した。CFLのレベルの低さとルールの違いを考えるとドラフト外が妥当なのかもしれないが、Shrine Bowlでのパフォーマンスの高さを見ると磨けば光る原石感あり。
155 Tez Walker WR North Carolina (6-2, 193lbs)
Senior Bowlでダメダメでドロップ連発と集中力を欠いてはいたが、試合のテープはなかなか。今季は8試合で699yds 7TD。スピードが特徴で40-ydは4.36。体格のあるディープスレットでサイドライン際での足の残し方がうまい。センスはあるが、NFLで活躍するかは50/50という感じの選手。
156 Marcus Harris DT Auburn (6-2, 286lbs)
今季ブレイクで7サック。アンダーサイズの3テクDTだが、Pro Dayでは20lbs増量でパワーをつけて現れた。爆発力のある1歩目と、ギャップを割る能力が安定している。ギャップを割った後の方向転換やQBへ迫る能力もスムーズ。OLに組まれるとアンダーサイズもあり無力となってしまう印象だが、上半身の力で無理やり剥がすシーンも。体重をつけつつもクイックネスを維持できたら面白い存在になりそう。
157 Jared Wiley TE TCU (6-6, 249lbs)
身長とスピード(40-yd 4.62)で注目を浴びているTEで今季はキャリアハイの520yds 8TD。Yのポジションやスロット、バックにセットできる選手ではあるが、ルートランはかなりスロー。跳躍力でG前のターゲットとして頼れる雰囲気がある。
158 Cedric Gray LB North Carolina (6-2, 234lbs)
2年連続で120タックル 10ロスタックルを記録した成績の良さが光るLB。アグレッシブなプレースタイルが特徴だが、テクニックというより、嗅覚とプレーへの反応で動いている雰囲気。スピードはそこそこあり、オープン系やRBへのスイングなどの反応は水準以上。タックルでは突っ込みがちでミスタックルが増えている。
159 Jaheim Bell TE Florida State (6-2, 241lbs)
South Carolina時代にDeebo Samuelのような使われ方もしていたTEで、スロット、ワイドアウト、Yとどのポジションでもプレーできる。キャッチ力はかなりあり、YAC能力も高い。素質の割に成績は伸び悩んでいて、サイズの小ささとスピード(40-yd 4.61)からNFLでピッタリの役割を見つけるのは難しそう。
160 Jase McClellan RB Alabama (5-10, 221lbs)
Alabamaの今季のエース格RB。過去のエースと比べたら秀でるものは少ないが、タフという言葉が似合う強い選手。890yds 8TDで平均は4.9ydと物足りない成績だが、プレーオフでの先制TDなどで見せるNFLレベルのビジョンとタックルをさせないクイックネスは注目。トップスピードはあまりないが強さはNFL向き。
161 Jalyx Hunt EDGE Houston Christian (6-4, 252lbs)
Senior Bowlとコンバインに招待されたスモールスクールの選手。アスレチック能力の高さとアームの長さが特徴的なパスラッシャー。パスラッシュ時はスピードと足首の柔らかさでOTをかわせる。プレーへの反応からの腰の切り替えの速さもあり、スクランブルしたQBやチェックダウンの選手をしっかり追える。
162 Caedan Wallace OT Penn State (6-5, 314lbs)
LTにカレッジトップクラスの化け物がいるので目立ち方は少ないが、RTの彼もドラフト候補。長い腕と上半身の強さでランブロックで押し込んでいる。一方で重心がすぐ高くなってしまう癖あり。パスプロでは先手を取れればかなりの安定感だが、胸を先に取られて不利になることも多い。
163 Grayson Murphy EDGE UCLA (6-2, 251lbs)
双子のGabrielはコンバインに呼ばれたのに彼は呼ばれず。13試合で9ロスタックル 5サックは微妙な成績。しかし、QBに迫る能力はハマればGabrialと遜色ない。一歩目は同じように速く、彼はクロスチョップをよく使う印象がある。成績の違いはあるが、Gabrialが成功するなら、Graysonが成功しない理由はなさそう。
164 DeWayne Carter DT Duke (6-2, 302lbs)
ロスタックルとサック数は大幅に減ったが、常にプレーに絡む意志を感じるDT。ファーストコンタクトの強さとプレーの把握が早く、少しアンダーサイズとはいえランディフェンスのセンスはかなりのものがある。パスラッシュでは手数は少ないもののブルラッシュはなかなかの威力。身体の芯の強さやプレーで現れるモーターは時間はかかりそうだが、NFLでもローテーション要員として使われる姿は想像できる。
165 Matt Lee C Miami (FL) (6-4, 301lbs)
キャリアで48試合Cで先発したベテラン。キャリアの豊富さを感じさせる抜群の安定感で、圧倒さはないものの、試合を見ていて悪い点は特に見当たらない。あえていうなら40-yd 5.03のクイックネスをもう少し活かしたい
ところか。
166 Javon Foster OT Missouri (6-6, 313lbs)
3年間LTを続けた経験豊富な選手。34 5/8"のアームの長さとNFLクラスのサイズがありプレーへの安定感も見られるが、重心の高さとフットワークの不安定さは気になるところ。
167 Joshua Karty K Stanford (6-3, 205lbs)
今ドラフトのナンバーワンキッカー候補。昨季はFGを18/18と100%、今季は23/27と成績を落としたが、50-yd級を余裕で決められるのはプロ級の脚。Senior Bowlで30-yd台を外していたのは少し気になる。ドラフトでキッカーを指名すべきかは不明(UFLから拾ってくるべき?)ではあるが、キッカーとしてはトッププロスペクトの1人。
168 Luke McCaffrey WR Rice (6-2, 198lbs)
Christian McCaffreyの弟で兄よりも40-ydが速いWR。3-cone 6.70はWRとして優秀な数字ではあるが、元々はQBで、Riceに転校した2年目にWRになった。プレースタイルはスピードの緩急がなくルートランの実力もNFLのWRとは程遠い(コーナー系は良かった)。しかし、3-coneの数値からもルートランを改善する余地は大いにありそうで、スロットとして厄介な選手になれる可能性は十分。
169 Jordan Jefferson DT LSU (6-3, 313lbs)
1テクも3テクも守れるパワーが凄まじいDT。体重はNTとしてはそこまでないが、パワーの強さでCのシングルブロックなら突き破れる。13試合で36タックル 7ロスタックル 2.5サック。22年は5PDを記録していて、しっかりQBを見ながら、OLにも勝てるタイプ。一方でパスラッシュ能力は全然なく、改善点。
170 Javion Cohen G Miami (FL) (6-4, 324lbs)
Alabamaで2年間LGのスターターを務めたのちにMiami (FL)へ転校。体格の割にクイックネスがあり、プルの動きも上々。上半身のパワーもあり、アームの長さ(34")を活かしてSenior BowlではFiskeを投げ飛ばしていたのが印象的。最初のヒットは強烈も、そこからコントロールできずに、ブロックを外されてる姿が多い。
171 Layden Robinson G Texas A&M (6-4, 302lbs)
Texas A&Mで3年間RGのスターターを守り続けた。1・2歩目の爆発力とスピードはなかなかのものを持っていてGの中でもかなりクイックなタイプだが、ランブロックのドライブ力が足りない。パスプロは動けているが相手を掴む能力がまだまだ。しかし、ここから良いGになる素質はありそう。
172 Tommy Eichenberg LB Ohio State (6-2, 233lbs)
MIAのLiam Eichenbergの弟。昨季は120タックル 12ロスタックルの活躍も今季は82タックル 2.5ロスタックル。アグレッシブにブリッツをかけたり、ギャップに突っ込むプレースタイルがハマっているが、どっしりDLの後ろで構えさせると身体能力不足とカバレッジの未熟さが出てしまいそうである。
173 Tahj Washington WR USC (5-10, 174lbs)
Caleb Williamsのメインターゲットの1人。チームトップの1,062yds 8TDを記録。体重はかなり軽めの細さが目立つWRで、Pro Dayでは4.52という40-ydのタイムではあるが、コンスタントにセパレートができている。アンダーニースとディープの両方を攻めれるスピードとルートランの能力もあり、プレーが崩れた後のリカバリーではCalebの投げたいところにいれる印象。手は小さめだがドロップは少ない安定したキャッチ力がある。
174 Audric Estime RB Notre Dame (5-11, 221lbs)
飛躍のシーズンで1,341yds 18TD 平均6.4ydsと活躍。ボールセキュリティが抜群で、キャリアでファンブルはゼロ。レギュラーシーズン最終戦では238yds 4TDと爆発力も見せた。Notre DameのRBあるあるなのか、プレースピードと実際のスピードに乖離があり、コンバインではRBでは圧倒的最下位の4.71。
175 Curtis Jacobs LB Penn State (6-1, 241lbs)
3年間スターターでコンスタントな成績を残していた。なかなかの体重はあるが、ニッケルLBのポジションでパスカバーをしたり、TEへのマンカバーをしたりと動きの軽さが目立つ。タックル力はなかなかあるが、OLの処理が大きな課題でブロックを外す能力は低い。
176 Ryan Flournoy WR Southeast Missouri (6-1, 202lbs)
FCSのスモールスクールのドラフト候補。テクニックが非常に粗いWRではあるが、今季はFBSのKansas State戦で10レシーブ 96ydsの活躍。40-yd 4.44のスピードとDBが後ろにいてもボールを捕り切れる10 1/8"の手のサイズだけでも大注目。
177 Tanner McLachlan TE Arizona (6-5, 244lbs)
カナダ出身でバスケのバックグラウンドがあるが、フットボールの夢を追いかけるためにアメリカにやってきた男。スタートはFCSのSouthern Utahで、4年過ごしたのちにArizonaへ転校。2年で89レシーブ 984yds 6TDを記録した。バスケ上がりの手のサイズでキャッチ力抜群。40-yd 4.61とサイズの大きさを活かしたダイナミックなYACも魅力。すでに25歳という年齢がどうか。
178 Jarrian Jones CB Florida State (6-0, 190lbs)
昨季までは大外CBだったが、今季はスロットCBを担当。高い身体能力で3INT。今季はNorth Alabama戦で2023年のFBS唯一の1試合でロスタックル、サック、INT、FF、FRを記録した。プレーへの反応がよく、ランディフェンスも積極的。プレーに気付いてからの加速力と爆発力はかなりのものがある。
179 Dylan Laube RB New Hampshire (5-10, 206lbs)
ランとパスレシーブで同じくらいの生産性がある選手。パスレシーブでは68レシーブ699yds 7TDとWR並の成績を残している。スロットに入っても驚異。パントリターンとキックオフリターンでも活躍。肝心のRBとしての強さはヒットされてから弱く、スピードに乗るタイミングも遅め。パスレシーブができるRBが欲しい時の第一候補に。
180 Kingsley Eguakun C Florida (6-3, 304lbs)
3年間FloridaのCのスターター。雰囲気はパワー系のCではあるが、パワーは案外普通。ただDTとしっかり組んだときの下半身の強さとアンカリング能力は特筆したい。一方で常にバランスが良いわけではなく、転ぶシーンも見られる。ランブロックはしつこくて良い位置でブロックしているのでRBのゲインにつながっている。
181 Tory Taylor P Iowa (6-4, 223lbs)
シーズンのNCAAのパントヤード記録を塗り替えたカレッジナンバーワンパンター。シーズンは4,479yds(2位は3,583yds)とチームのオフェンスが弱すぎて蹴りまくった。50yds以上のパントを40本蹴ったキック力およびエンドゾーン手前で爆スピンをかけてタッチバックにしない能力にも長けている。
182 Matt Goncalves OT Pittsburgh (6-6, 327lbs)
今季はLTメインも3試合でシーズンエンド。昨季まではRTメイン。サイズが魅力のOTで、ヒット力の強さが目立つ。ただ相手にコントロールされることが多そうで、レバレッジを取られている姿もしばしば。身体能力は特筆する点はなさそう。パワーとヒット力を活かしてG起用でハマる可能性は見える。
183 Trevor Keegan G Michigan (6-5, 310lbs)
平均クラスの身体能力の選手だが、試合ではキーとなるブロックを決められる安定感のあるLG。40-ydは5.24も、プルでのクイックネスは感じられ、動いているブロッカーへのアジャスト力が高い。純粋なパワーのプレーでは少し分が悪いが、全体的なパフォーマンスは、パワーのなさを補うテクニックの高さで、安定感を見せている。
184 Tyler Davis DT Clemson (6-2, 301lbs)
昨季のフィルムの素晴らしさを考えると期待外れな一年に。1テクも守れるが、基本的には3テクのDTで、22年はランディフェンスとパスラッシュ双方ともにハイレベル。コンパクトなサイズながら身体の芯が強く、パワーとスピードもあり、OLが押し込もうとしても押し込めない雰囲気があった。22年のテープなら1巡下位の可能性まであった。
185 Isaiah Davis RB South Dakota State (6-0, 218lbs)
2年連続で約1,500yds 15TD+を記録したFCSを代表するRB。シーズン後半のプレーオフでの活躍が目立っている。トップスピードは4.57とそこそこも、ヒットの強さ、スティフアームでのディフェンスへの扱い、タックルされても倒れないバランスの良さと強いRBとしてチームを支えた。カット力はそこそこもサイズを考えると水準以上か。
186 Delmar Glaze OT Maryland (6-4, 315lbs)
LTもRTも経験豊富な選手。グリップ力が強いプレーが見られ、パスプロで外されてもすかさず長いアーム(34 7/8")でリカバーができる。パンチの正確さと効果的な使い方がよく見られる。NFLのスターターとしてはまだまだも、バックアップから将来的なスターターにはなれるかも。
187 Tip Reiman TE Illinois (6-5, 271lbs)
素晴らしいサイズがありながらも40-ydで4.64の好タイム。ブロッカー要員として同期トップクラスのブロッキング能力があるのは間違いないが、レシーブ能力も伸ばせそうな雰囲気がある。コンバインではドロップ連発も、シーズンでは0ドロップのよう。なおシーズンは203yds 3TD。
188 MJ Devonshire CB Pittsburgh (5-11, 186lbs)
2年で7INT 18PDとボールスキルの高い選手。Pick-6も3つ決めている。プレスカバレッジはアグレッシブにアタックするも、正確性はそこまで。決まったときは4.45の40-ydと合わせてシャットダウンコーナー級の能力を発揮できる。ランディフェンスではタックルは強くないが貢献できる。パントリターナーとしても貢献でき、リターンTDも過去にあり。
189 CJ Hanson G Holy Cross (6-5, 300lbs)
アスレチック能力に特化してるRG。Holy Crossではプルなどで多く使われているが、スピードがあるプルとコーナリングの良さが目立っている。パスプロでは視野広く、ミラーリング能力にも長けている。一方でNFLのGとしてはパワー不足は否めず、ヒット力もそこまでない。ただ、テクニックの高さと上半身と下半身を連動させた動きと芯の強さでFCSでは対応している。
190 JD Bertrand LB Notre Dame (6-1, 235lbs)
3年間安定した成績を残し、毎年チームで最もタックルをしているILB。タックラーとしての能力は高めで反応の良さで駆け上がってプレーを壊せる。ブリッツの正確性と技術も高い。一方でパスカバーは平凡で反応はあまり良くない。
191 Evan Williams S Oregon (5-11, 200lbs)
Fresno Stateから転校してきてしっかり結果を見せたSS。プレーに破壊力があり、全速力で突っ込んでこれるタフさが魅力。カバーリングの際のリカバリー能力でもスピードを感じる。プレーアクションやその他のプレーでも引っかかりにくいのもアドバンテージ。一方でタックルはかなり雑で、チームトップのタックル数とはいえ、ミスタックルも増えている。カバー能力はSenior Bowlである程度証明済。
192 Sam Hartman QB Notre Dame (6-1, 211lbs)
Wake Forestで2年で77TDを投げた後に転校。1試合で300yds以上投げられる能力があり、スローイングの安定感は常に持っていて、球の落とし所も良い。フットボールIQも高そうでバックアップとしては優秀か。
193 Andru Phillips CB Kentucky (5-11, 190lbs)
外もスロットコーナーもこなせる選手。コンバインでは跳躍系の数値でトップクラスの成績。ゾーンカバーが得意で腰の回転や反応は良い。スピードは4.48とそこまでで、プレーの内容も特筆すべきものはない。タックルは積極的。
194 Tarheeb Still CB Maryland (6-0, 185lbs)
4年間活躍し、FreshmanではFreshman All-Americanに選出された。3年連続で45タックル以上とランサポートも献身的。INTは昨年大幅に伸ばし5。体重は185lbsもフィジカル強くプレスカバレッジを続けられる選手で、カバー能力はなかなか高く、動きにも余裕がある。キャッチ能力が高くインターセプトの機会を逃さない。40-ydが4.52じゃなくもう少しフットワークが良ければ上位も狙えた。
195 Tyrone Tracy Jr. RB Purdue (5-11, 209lbs)
元WRで今年からRBに転向。6年間プレーをしているベテラン。体格は全然だが、密集の中でスペースを見つけてゲインする能力が高い。40-ydは4.48で、3-coneもRBの中ではトップ。キックオフリターナーとしても活躍。
196 Josiah Ezirim OT Eastern Kentucky (6-6, 329lbs)
FCSのEastern KentuckyのRT。テープは少ないが昨年はSECのKentuckyと試合あり。その試合のパフォーマンスが秀逸だった。35 3/4"を誇るアームとを誇るアームと10 3/4"の手のサイズで相手を掴んだら剥がされない強靭な上半身と握力がある。パスプロの範囲もそこそこ広く、下半身の安定感もあり、バランスも上々。サイズにしてはアスレチック能力もあるようで穴候補。
197 Kitan Oladapo S Oregon State (6-2, 216lbs)
0-starからOregon Stateに入り、3年間Sのスターターとして活躍した。毎年安定した成績を残しており今季は74タックル 3ロスタックル 1サック 2INT 8PD。DBの様々なポジションを守れるバーサタリティがある。サイズは十分でタックル力はそこそこあるが、プレーの認識が遅かったり、プレーアクションに引っかかるのをよく見る。
198 Beau Brade S Maryland (6-0, 203lbs)
平均的なスピードしかないが、プレーの強度があり、ランディフェンス・パスカバーともに水準以上のプレーを見せる。アグレッシブに上がっていたときのランディフェンスは正確性があって1人でRBをタックルできる。パスカバーでは、スピードがある相手には厳しいが、自分の前への反応はなかなか良い。
199 Isaiah Adams G Illinois (6-4, 315lbs)
カナダの無名大学から徐々にステップアップしてドラフト候補に。昨季はLGで今季はRTメイン。RTとしては身体能力的に厳しそうだが、LGとしては幅広の身体とそこそこ動ける身体能力、ブロックの強さが見られる。パスプロはしつこさがなく少し問題になりそう。
200 Blake Watson RB Memphis (5-9, 200lbs)
1,152yds 14TDというなかなかの成績で軽量ながらもトップクラスの跳躍力と40-yd 4.40を備えてる選手。RBの中ではレシーバーとしてもトップクラスで先輩のKenneth Gainwellを彷彿とさせるレシーブ力で53レシーブ 480yds 3TD。RBとしての強さは足りないが、バウンドしながらオープンになっている場所を見つける能力、ラインを抜けた後の加速力が高い。
201 Jamari Thrash WR Louisville (6-0, 188lbs)
Georgia Stateからよりレベルが高い競争のLouisvilleに転校でも与えたインパクトは変わらずにチームトップの63レシーブ 858yds 6TD。WRとして特筆すべき点はないが、スラントやアクロス系のパスコースを得意にしてそうで、YAC能力もそこそこ。
202 Ty'Ron Hopper LB Missouri (6-2, 231lbs)
スタッツは下がり気味だが、3年間目立つ活躍をしていたILB。ランディフェンスの反応やブロッカーの避け方はなかなかだが、ブロッカーに組まれたときに弱い。RBやTEのマンカバーも可能で、身体能力の高さを感じる選手。
203 Brady Latham G Arkansas (6-5, 305lbs)
クイックネスは遠い存在だが、パワーやサイズ、コンビネーションの良さはNFL級。芯のぶれなさもトップクラス。ゾーンメインのランオフェンスでは厳しそうも、それ以外ならスターターになる素質は十分ある。
204 Keith Randolph Jr. DT Illinois (6-4, 296lbs)
DTでここ2年で50タックル近く決めるランサポートが優秀なDT。一瞬でラインを割るスイムムーブが得意そう。ブロックされながらも有利な体勢を作ってプレーに絡める。パスラッシュ能力はあまりなさそうも、Senior Bowlではなかなかの動きは見せていた。
205 Daequan Hardy CB Penn State (5-9, 179lbs)
Penn Stateのスロットコーナー。身長・サイズともにNFLのCBとしては最低水準も、40-ydで4.38にVertical 42.5"は立派な成績。ショートエリアの爆発力は持っていて、マンカバー能力も高い。サイズからNFLのプレーヤー相手のタックルは厳しいか。
206 Kimani Vidal RB Troy (5-8, 213lbs)
FBS 2位の1,661yds 14TDと走りまくった今季。200yds以上走ったゲームが3試合と爆発力がある。成績の割にRBとしての能力は高くないがスピードに乗ってするするとゲインする姿が特徴。レシービング能力は平均的。スピードを落とさず(4.46)にパワーとヒットの強さをつけたい。
207 Braiden McGregor EDGE Michigan (6-5, 257lbs)
15試合で9ロスタックル 4.5サックは物足りないが、パスラッシュ能力はハマれば量産できそうな雰囲気。ハイモーターな選手で、パスラッシュの切れ味は相方のHarrellよりも上か。
208 Jalen Coker WR Holy Cross (6-1, 208lbs)
FCSのトップWRでAll-America first teamを獲得。今季は1,035yds 15TD。FCSクラスでDBを引き離せ、ボディコントロール抜群のレシーブを見せる。コンバインで40-yd 4.57と残念な成績も、ドリルのG前ジャンプキャッチではとんでもないセンス。レッドゾーンの強さは折り紙付き。FCSでの生産性の高さに賭けたい。
209 Rasheen Ali RB Marshall (5-11, 206lbs)
2年前に1,401yds 23TDを記録し、怪我明けの今季は1,135yds 15TD。40-ydは未計測もスピードの緩急の付け方や、上がるタイミングなどは経験の多さを感じさせる。トップスピードは一発持っていけるレベルで、レシーブ能力もなかなか。一方でヒットしてからの強さは乏しい。
210 Edefuan Ulofoshio LB Washington(6-1, 236lbs)
コロナシーズンに4試合で47タックルを記録したタックルマシーン。今季は15試合で94タックル 8ロスタックル。ベテランと呼べるくらい長い年月プレーしている元ウォークオンで、プレーに絡む能力が高く、ブロック受けも良い。21年と22年は怪我でシーズン完走できず。
211 Johnny Dixon CB Penn State (5-11, 188lbs)
プレスカバレッジに安定感が欲しいところではあるが、Marvin Harrison Jr.などともやり合ってきて悪くない競争力を見せている。アームの長さは短いが、しっかりボールを叩きに行け、反則も少なそう。ブリッツに入るのにも慣れており、2年で7.5サックを記録している。
212 Myles Cole EDGE Texas Tech (6-6, 278lbs)
体格と身体能力以外の評価要素が見つからないが、この体格に36 7/8"のアームと4.67の40-ydを持っているのは驚異すぎる。パスラッシュを一から教えてという作業が必要になりそうだが、下位で持っているものに賭けたいチームは多そう。
213 Cody Schrader RB Missouri (5-9, 202lbs)
Div Ⅱで2,074yds 25TDを稼いだ後に、トップレベルの競争を求めてSECのチームへ。実力でエースとなり、今季は今季は1,624yds 14TD。。数字上の体重はあまりないが、力強いラッシュとかき続ける足で止めるのが難しい選手。40-yd 4.61は体重の軽さを考えると物足りない数字。
214 Walter Rouse OT Oklahoma (6-6, 314lbs)
キャリアで一貫してLTという経験豊富な選手。22年までStanfordで39試合LTとしてスターター出場をしていた。テープを見ていてもわかるアームの長さ(35 1/8")が特徴的なOTでパンチを打つ位置も正確。一方でパスプロのフットワークは範囲含めてそこまで良くないので、パンチの素晴らしさを消している。ランブロックではパワーが欲しい。
215 Brevyn Spann-Ford TE Minnesota (6-6, 260lbs)
昨年のドラフトエントリーならさらに上位が見込めたTE。ブロッカー能力の高さと同じくらいレシービング能力が高く、22年が42レシーブ 487yds 2TDも、23年は成績半減にドロップ数増加。しかし、安定性を高められれば高さでも勝負でき、YACでもヤードを稼げるデカいTEとしての活躍が見える。
216 James Williams S Miami (FL) (6-4, 231lbs)
フィジカルが強い巨大S。Sと考えるとスピードは下位も、LBとしてなら中上位。Miamiでは2ディープが多かったも、プロではニッケルLB向きか。サイズの割にランディフェンスよりもパスカバーの動きが良く、タックルでは少しコンサバなヒットが目立つ。ミスタックルも3年間を通して多め。
217 Jaden Shirden RB Monmouth (5-8, 187lbs)
アンダーサイズのRBも、キレッキレの動きでヤードを稼ぎまくる。22年は11試合で1,722yds、昨年は11試合で1,478ydsととにかくヤードを稼ぐ能力がある。小さいがファンブルも少なくボールセキュリティ抜群。スピードの変化もうまく、加速を使い分けてビッグプレーを狙える。
218 Cedric Johnson EDGE Ole Miss (6-3, 260lbs)
サイズがあり、Senior Bowlでもそこそこ注目。プレーにアグレッシブさがないのか脱力感なのか微妙なプレースタイルも、身体能力の高さと、パスラッシュの際のステップはなかなか。とはいえ試合のテープが良くない。
219 Logan Lee DT Iowa (6-5, 281lbs)
カレッジだとアンダーサイズのDTで耐久性抜群で成績も悪くないが、下半身のパワー不足が目立つ。3-4のDEとしてなら身体能力の高さを活かせて活躍の可能性あり。パスラッシュの動きは悪くなく、DTとしてはスピーディーに足首の柔らかさを見せている。
220 Jordan Travis QB Florida State (6-1, 200lbs)
FSU全勝の立役者。シーズン途中で怪我でシーズンアウトも、11試合 2,756yds 20TD 2INT。ランもできるデュアルスレットで制球力は一定以上だが、肩の弱さが目立つ。
221 Mason Tipton WR Yale (5-10, 179lbs)
Pro Dayで40-ydで4.30前半を叩き出したというYaleのWR。シーズンは10試合で10TDと安定感を見せ、スロットだけでなく大外のWRもこなしていた。ボールのトラッキング能力も高く、CBがすぐそばにいても関係なくキャッチできる。
222 Chau Smith-Wade CB Washington State (5-10, 184lbs)
Senior Bowlとコンバインで高いレベルの動きを見せていた選手も、CBとしての身体能力はどれもプロとしては黄信号。下半身のスムーズかつキレのある動きはコンバイン参加者の中でもトップクラスで、それ動きがマンカバーの良さにも表れている。ボールを狙う能力もなかなか。スペシャルチームの経験が多い。
223 Karsen Barnhart G Michigan (6-4, 306lbs)
本職はGも1シーズンでRT、LT、RGで先発経験あり。試合の途中に異なるポジションでプレーしても高いレベルでプレーを遂行できる。Gとしては純粋なパワーはそこまでだが、相手を閉じ込めるセンスや、キーブロックをミスらない正確性、2枚目への上がりの良さなど、ランブロック能力の高さが評価されそう。OTとしてのパスプロは課題も、Gなら問題ないか。
224 Jaylon Carlies S Missouri (6-3, 227lbs)
サイズとスピード、ウィングスパンが際立つS。ディープもLBのように上がることも可能。タックルのクロージングスピードが素晴らしく、TEや大きいWRでも勝ち切れるフィジカルの強さを持っている。Sとしてのクイックネスは平均以下。
225 Jaylen Harrell EDGE Michigan (6-4, 250lbs)
全米優勝のMichiganでチームトップの6.5サックを記録。パスラッシュのスピードはそこまでという雰囲気だが、QBに迫る力のある選手。パワーを活かしつつも、スピンやインサイドへのカットを使ってOTを迷わせる。
226 Tylan Grable OT UCF (6-6, 306lbs)
サイズと身体能力を兼ね備えたLTで、元々TEだったこともありコンバインでの身体能力はすべてトップクラス。プレーにパワフルさは感じられないが、スムーズな動きやパスプロは伸びる余地がある。ランブロックとパスプロ両方で手の使い方とパンチに強さが出たらさらに良い選手に。
227 Nelson Ceaser EDGE Houston (6-3, 254lbs)
チームトップの9.5サックを記録。サック数ほどのパスラッシュ能力は感じず、ランディフェンスではボールから目を離すシーンが目立つ。スピードをパワーに乗せるラッシュが得意そう。
228 Javontae Jean-Baptiste EDGE Notre Dame (6-5, 239lbs)
Ohio StateからNotre Dameに転校して少し花開いた選手。パスラッシャーとしての能力は試合では見せきれていないが高く、スピーディーかつEDGEを回ってくる能力、足首の柔らかさを持っている。試合ではランディフェンスの方が目立っていて、ボールの位置把握能力が高く、細身だがレバレッジを効かせたフィジカル強めのプレーができる。
229 Bub Means WR Pittsburgh (6-1, 212lbs)
元DBでWRに転向(高校時代のポジション)し、3年目の昨年は721yds 6TD。ゴツい体つきの選手で、10 1/8"の手のサイズと40-yd 4.43でどこかで大ブレイクする可能性も感じさせるが、現状はルートランやブレイク等の能力はまだまだ。トップスピードはあるがショートエリアの加速力はあまりない。
230 Dwight McGlothern CB Arkansas (6-2, 185lbs)
LSUで大学のキャリアをはじめ2シーズン過ごした後にArkansasへ転校で2年で7INTのボールホーク系CB。今季は古巣のLSUでDanielsからINTする活躍。ゾーンカバーの際の嗅覚や反応はかなりのもの。直線スピードは40-yd 4.47だが、腰と尻の動きがかなり悪くプレスカバレッジはかなり弱い。
231 Gottlieb Ayedze OT Maryland (6-4, 308lbs)
Div Ⅱで無双してMarylandに転校。40-yd 5.01というタイムの良さが光り、試合では動きに固さを感じない。パスプロでは広い範囲を守り、スピンムーブへの弱さなどはあるが、そこまで悪くはない。一方でGとしてはまだまだ成長途上で、フィジカル強めのプレーやランブロック含めて大幅に改善する必要あり。
232 George Holani RB Boise State (5-10, 208lbs)
True Freshmanで1,014yds 7TDを稼いでから5年目。748yds 7TDも怪我で6試合欠場していた。一定レベルのスピードと優秀なビジョンの両方を兼ね備えていて、Hula Bowlでは別格の動きでヤードを稼ぎまくり。カット力はなかなかのキレ。相手の動きを読むのに長けていて、ロングゲインを狙える選手。
233 Ryan Watts CB Texas (6-3, 208lbs)
身体の長さとアームの長さ(34 1/2")が特徴のCB。直線スピードは4.53とあまりないが、3-coneの数値は優秀。CBとしてのフットワークはあまりなく、視野の広さとパスコースの反応の良さで補っている。
234 Giovanni Manu OT British Columbia (6-7, 352lbs)
カナダの大学にいる爆穴OT。サイズと身体能力はNFLでもトップクラス。ハイライトを観るとフットワークがまったくNFLレベルではなさそうだが、体格の割にバランスがかなり良く成長を期待できる。
235 Nathan Thomas OT Lousiana (6-5, 332lbs)
近年OLが育っているLouisianaのLT。幅広の身体と短い距離のクイックネスが特徴も、ランブロックの不安定さや身体のバランスの悪さなども見える。サイズを考えると、IOLをやらせてみたいが、カレッジではLTの経験しかない。
236 Tre'mon Morris-Brash EDGE UCF (6-3, 246lbs)
レベルが上がったBig 12でも13試合で20.5ロスタックル 8.5サックを残したEDGE。パスラッシュ能力は高く、スピンや足首の柔らかさを活かした外からのラッシュなど、手数が多い。
237 Dillon Johnson RB Washington (6-0, 217lbs)
パワー系のRBで、キャリアハイの1,195yds 16TDを記録。密集をするすると抜けていくタイプでパワーとバランスの良さでヒットを喰らっても倒れない。40-ydは4.68と良くない数値ではあるが、怪我の影響も多少はあるか。タフさが光ってはいるが、怪我にも悩まされていて、プレーオフのTexas戦終了後には松葉杖をついていて歩けない様子だったが、決勝戦には復帰。
238 Dallin Holker TE Colorado State (6-3, 234lbs)
アンダーサイズでスピードもそこそこだが、試合での集中力とキャッチ力はトップTEにも負けていない。767yds 6TDは優秀。BYU時代に伝道で2年間欠場している。
239 Jack Plummer QB Louisville (6-4, 215lbs)
PurdueからCal 1年、Louisville 1年と3年で3チームを渡り歩いた。パス成功率64.8% 3,204yds 21TD 12INTとまあまあな成績だが、パサーとして本格化しそうな雰囲気がある。ポケットワークと判断力とボールタッチはなかなかのものを見せ、一昔前なら上位指名されていた雰囲気も感じさせる。
240 Daijun Edwards RB Georgia (5-10, 207lbs)
2年間で20TDを記録したGeorgiaのエースRB。207lbsを感じさせない細身な雰囲気で、ランのキレが鋭いプレースタイルが特徴。カットバックのうまさが光り、縦への駆け上がりも速い。フィジカルはそこまで強くないが、しっかり前に倒れられる。
241 Travis Glover OT Georgia State (6-6, 317lbs)
Hula Bowlで活躍を見せ、Senior Bowlに呼ばれた選手。Hula BowlではRintaro Yamadaに1on1で負けるシーンもあったが、Senior Bowlでも安定感のある活躍。アームの長さとグリップの強さがあり一度良い位置でブロックされるとなかなか外せない。NFL級のパスラッシャー相手には苦労しそうだが、アップサイドは十分にある。
242 Kamal Hadden CB Tennessee (6-1, 196lbs)
サイズのあるCBで、基礎的なフットワークは良くないが、プレーの読みと反応力が良く、トップスピードはないがしっかりマンカバーできる。能力的にはNFLでも活躍できそうだが、スピードについていけるか。
243 Devin Leary QB Kentucky (6-1, 215lbs)
昨年はパス成功率56.3% 2,746yds 25TD 12INTと成績を落としているが、21年シーズンが65.7% 3,433yds 35TD 5INTと優秀。そこまで強肩ではなさそうだが、フィールドの真ん中へのミドル系のパスの軌道が非常に良い。ポケットワークは普通で、スクランブル能力は微妙。
244 Devin Culp TE Washington (6-3, 231lbs)
コンバインTEトップの40-yd 4.47を誇る選手だが、キャリアハイが22年の266yds 1TDとフィールドでの成績が残せていない。ブロッキング能力も高くなく、身長もTEとしては低いのでWRとしてのブレイクに期待。
245 Jalen Green EDGE James Madison (6-1, 245lbs)
同姓同名のすごいNBA選手がいるが、彼も成績は超一流の9試合21ロスタックル 15.5サック。試合のレベルは低いとはいえど、ここまでの成績を残せないのが普通。アンダーサイズだがハンドの強さがかなりあるようで、OTを圧倒している。ハイモーターかつスタンツにもスピードとセンスがある。
246 LaDarius Henderson OT Michigan (6-4, 309lbs)
MichiganでLTを支えた男。前年はArizona StateでLGをプレーしていたが、純粋なパワーのなさがNFLでも響きそう。アームの長さ(35")があり、パスプロの動きは上々もブルラッシュの対応が鍵。
247 Julian Pearl OT Illinois (6-6, 312lbs)
NFL好みの申し分のないサイズ・アーム・ウィングスパンを持っているLTで、プレーには獰猛さも感じて相手をグラウンドに叩きつける。基本的にプレー内容も安定しているが、Penn State戦では大崩れ。NFLのパスラッシャー相手には厳しいか。
248 Lideatrick Griffin WR Mississippi State (5-10, 181lbs)
キックリターナーとしての能力が高いが、WRとしては今ひとつ成績を残しきれておらず。とはいえ、チームのオフェンスのスタイルが合わなかった可能性を感じるくらい、ルートランはまとまっている。スピードは40-yd 4.43。
249 Matthew Jones G Ohio State (6-4, 316lbs)
サイズはあるも強さが足りないRG。試合ではあまり見せないが、コンバインのドリルではプルの速さなどのクイックネスを見せていた。直線スピードは速くないが、最初の2-3歩の瞬発力はなかなか。とはいえ、パワーと下半身の力がもっと欲しい。
250 Anim Dankwah OT Howard (6-8, 349lbs)
コンバインに呼ばれていた巨漢OT。試合でのスピードは重めでかなりスローも、コンバインではミラードリルで下半身の安定感と左右の動きの切り替えの良さを見せていた。
251 Levi Drake Rodriguez DT Texas A&M University-Commerce (6-2, 300lbs)
Southwestern Assemblies of Godという誰も聞いたことのないNAIAの大学出身で、その後FCSのTexas A&M Commerceに転校した。昨年は10試合で56タックル 7.5ロスタックル 5.5サックの成績。Tropical Bowlでラン守備・パスラッシュ両方で圧倒していてかなりの逸材も、そもそも知っている人が少なすぎる選手。試合のテープを見るとOLを外すのはうまそうだが、パワーとテクニック含めまだまだ改善の余地あり。
252 Jaylan Ford LB Texas (6-2, 240lbs)
高い身体能力は持っていないが、プレーへの判断に長けているILB。一方でミスタックルがかなり多めなのは気になる。
253 Eyabi Okie EDGE Charlotte (6-5, 260lbs)
高校時代はMicah Parsonsより評価の高いNo. 1 DEだが、Group of 5に行き着いた。10試合で5.5サックと結構きついが、Shrine Bowlの練習では本格パスラッシャーの雰囲気はあった。下位で一発枠。
254 Carter Bradley QB South Alabama (6-3, 213lbs)
伝統的なNFLチームが好きそうな体格を持ったQB。Senior Bowlの練習でのスローが割と良く、7巡で引っ掛かる可能性を感じる。スローイングは少し遅いが、悪くない肩を持っている。
255 Harrison Mevis K Missouri (6-0, 241lbs)
キッカーとは思えないサイズの選手。キック力が抜群で昨年は61-ydのサヨナラFGを決めた。
256 Jaxon Janke WR South Dakota State (6-2, 214lbs)
FCSで3年連続で高いレベルでプレーしている。レシーブ能力はすでにNFL級でサイズも申し分なし。直線スピードはPro Dayで4.58と遅めではあるが、RACのスピードとセンスは一級品。
257 Bayron Matos OT IPPP (6-7, 313lbs)
International Player Pathway ProgramでNFL入りを狙うドミニカ共和国出身の選手。本職はバスケットボールもこの体格で40-yd 4.90で走るモンスター感が魅力。Jordan Mailata 2世候補かも。
258位〜(UDFA級)
258 Isaiah Wooden WR Southern Utah (5-7, 176lbs)
Pro Dayで4.35を叩き出し、Verticalはこの身長でコンバインに出てたら圧倒的トップの44.5"のスモールスクールのスピードスター。FCSのチーム出身でシーズンは904yds 14TDだった。
259 Jason Bean QB Kansas (6-2, 196lbs)
Jalon DanielsのケガでスターターとなったKansasで62.3% 2,130yds 18TD 7INT。デュアルスレットのQBで全体的な制球力はアバウトも、Brock Purdyを感じさせるタッチの良いプレーも見られる。
260 Steele Chambers LB Ohio State (6-1, 226lbs)
成績は大したことなく83タックル 1.5サック 1INT 1PDも、Shrine Bowlではマンカバー力を見せていた。DLの後ろからバウンドしてきたRBにもしっかりパシュートしてタックルできるし、身体能力の割にはクロージングスピードも速め。
261 KT Leveston OT Kansas State (6-4, 326lbs)
326lbsの巨大な体格を持つLTも、NFLで試合に出れるレベルのクイックネスや動きは持ち合わせてない。LTの中でもパワーは強めでランブロックのドライブ力も見られるのでプロではGか。しかし、一貫してLTで試合に出ていて実力は不明。
262 Marcellas Dial CB South Carolina (6-0, 196lbs)
2年連続で10PD以上を記録。爆発力はないもののスムーズな動きが特徴で、ディープも4.46のスピードで軽く守れる。カバーのミスは少ないが、あと一歩のところでキャッチされるパスも多い印象。
263 Kedon Slovis QB BYU (6-2, 224lbs)
USC時代のTrue Freshmanで3,502yds 30TD 9INTも、その後は毎年パス成功率がダウン。40-ydで4.55の素早いタイムを記録。コンバインの投げっぷりは悪くない。
264 McKinnley Jackson DT Texas A&M (6-2, 326lbs)
体重の重さから1テクを守る機械の多いDT。下半身の強さはすぐに目につくが、押し込む以外の能力がまだまだ未熟。パスラッシュのムーブも少ない。
265 Frank Crum OT Wyoming (6-8, 312lbs)
このサイズがありながらも40-ydは4.94。ただ、直線のスピード以外のクイックネスは明らかに足りておらず。パスプロではキックスライドのスピード・範囲ともに低レベル。一方でランブロックではスピードがあり、アングルの良さも光っている。全般的に荒削り。
266 Willie Drew CB Virginia State (6-0, 191lbs)
Div ⅡのトップCBで昨年は6INT 22PDの圧倒的な成績。身体能力はかなりあるが、マンカバーの実力はまだFBSの上位WR相手には厳しめ。
267 Isaiah Williams WR Illinois (5-9, 179lbs)
ミスタックルを誘えるクイックネスと相手の動きの予測能力を持っているスロットレシーバー。コンバインでは40-yd 4.63と期待外れも、フィールド上ではもっと速く見える。
268 Miyan Williams RB Ohio State (5-8, 229lbs)
昨年は怪我の影響でほとんど活躍していないが22年が825yds 15TDと優秀。ミスタックルを誘うサイズと強さを持っていた。スピードは平均も、前への推進力が高い選手。倒れない。
269 Kendall Milton RB Geogia (6-1, 225lbs)
サイズのあるRBで昨年は14TDを記録。スピードはそこまでないがビッグプレーも多い。ブロッキング能力にも長けている。
270 Ramel Keyton WR Tennessee (6-2, 191lbs)
ビッグプレーを見せるが成績が安定しないWR。Joe Miltonと組んでいることからディープへのキャッチも慣れている。
271 Erick All TE Iowa (6-4, 252lbs)
MichiganからTE王国のIowaに転校。299yds 3TDも、レシービングヤードはチームトップ。コンバインでは未測定も身体能力は多少は感じる。集中力不足かドロップが多いのは気になる。
272 Micah Abraham CB Marshall (5-10, 185lbs)
3年連続で10PD以上記録。昨年は4INTとボールホークを見せたが、相手のレベルの低さと、相方で同じレベルにあったSteven Gilmoreがドラフト外と考えると彼もこの位置か。
273 Tyler Owens S Texas Tech (6-2, 216lbs)
成績は残しきれていない身体能力お化け。100mを10.38で走れていた過去があり、フィールドでも凄まじい速度を出している時がある。
274 Jaden Crumedy DT Mississippi State (6-4, 301lbs)
成績は毎年安定して2サックくらいというのを5シーズン続けている。試合のテープでは、パスラッシュはサックには永遠に結び付かなそうだが、ラン守備では良い反応を見せていたりする。
275 AJ Barner TE Michigan (6-6, 251lbs)
体格は一流でブロッキング能力に長けているTE。直線スピードはPro Dayの計測結果(4.84)からもレシービングTEとなるには遠そうだが、アジリティ力はフィールド上でも見せていて、パスコースでは良い動き。成績はついてきておらず、NFLでもTE3という雰囲気。
276 Frank Gore Jr. RB Southern Miss (5-8, 198lbs)
Frank Goreの息子。サイズはNFLのRBとしては厳しいくらい小さいが、動きの良さと小さいながらの迫力は父のDNAを感じる。チームではQBとしてボールを投げたりと色々やっていた。
277 Cornelius Johnson WR Michigan (6-3, 212lbs)
15試合で604yds 1TDとかなり物足りなく見えるが、体格とスピードを考えると試したくなる選手。この体格の割に手が小さくドロップ数が多いのは難点。
278 Justin Eboigbe DT Alabama (6-4, 297lbs)
14試合で64タックル 11.5ロスタックル 7サックと素晴らしい数字。今季はDEがメインも体重からNFLではDTか。OTを外してからの身体の伸びは良いが、なぜこんな好成績なのかは謎。
279 Jawhar Jordan RB Louisville (5-10, 193lbs)
実サイズよりも小さく見えるRBでパワーはなく、キレもそこまでないが、ヤードは割と稼げるタイプ。パスオプションというよりチェックダウンが多いも、パスルートの走りはなかなか。
280 Carson Steele RB UCLA (6-1, 228lbs)
下半身の太さが試合でも分かるパワー系RB。スピードはあまりないようだが、どんなタックルでも前に倒れられそうな身体の強さがある。
281 Zion Tupuola-Fetui EDGE Washington (6-3, 244lbs)
過去には3試合で7サックというとんでもない生産性の高さを見せていた選手。いまだにパワーとスピードを組み合わせた光るプレーはあるが、怪我の影響かパフォーマンスは低下している。
282 Jacob Monk C Duke (6-3, 308lbs)
RT、RG、Cと3ポジションをこなしている選手。キャリアで58試合先発と経験豊富で、パンチとハンドの強さはあるが、全体的なバランスが悪い。ドラフトにかかる可能性は大いにある。
283 Joshua Cephus WR UTSA (6-2, 193lbs)
22年はUTSAの3人のWRが成績を残しまくっていたが、昨年結果を残したのは彼のみ。キャッチ力がかなりあるWRでスピードはそこそこ。爆発力はない。
284 Trey Taylor S Air Force (6-2, 206lbs)
NFLのSと遜色しない体格を持っている。タックル等は平均的だが、短距離の爆発力がなくスピードの速い相手にはマンカバーには苦労しそう。
285 Jacoby Windmon EDGE Michigan State (6-1, 235lbs)
23年は3試合のみの出場で目立っていないが、22年には8試合で10.5ロスタックル 5.5サックという生産力を見せた。パワー不足もパスラッシュ能力はなかなかのもの。穴選手。
286 Dylan McMahon C NC State (6-3, 299lbs)
パワー不足と下半身のアンカリング能力不足は目立つが、それを補えるスピーディーなプレーが魅力。動きながらのブロックではクイックネスと正確性が見える。過去に両Gの経験はあるが、NFLレベルでは厳しそうか。
287 Nick Gargiulo G South Carolina (6-5, 318lbs)
IvyのYaleでキャプテンとCを務めていた選手。OTもプレー可能なバーサタリティを持っているが、無理やりねじ込んでくるタイプのパスラッシャーに苦戦。
288 Darius Muasau LB UCLA (6-0, 225lbs)
筋肉が詰まっているような体格のILBもOLの対処はまだまだ。Hawaii時代から毎年のように80タックル近くは積み重ねているが、時折良い反応を見せるラン守備も改善余地がある。
289 Kalen DeLoach LB Florida State (6-0, 210lbs)
LB 2位の40-yd 4.47を記録しているが、LBとしてのプレーの強度は全然ない。RBに転向したら面白い能力を持っている。
290 Will Reichard K Alabama (6-1, 187lbs)
Alabamaで4年間安定したキック成績を残してきた。NCAAのAll time scoring leaderの記録を所持している。
291 David Ugwoegbu EDGE Houston (6-4, 250lbs)
Oklahoma時代はLBだったが、転校してEDGEにポジションチェンジ。まだ本領は発揮できていないが、プレー判断力とモーターの良さは見せている。
292 Jack Westover TE Washington (6-3, 243lbs)
アンダーサイズめのTEで、特筆すべき身体能力や特徴があるわけではないが安定してる。プレーオフの2試合で6レシーブ 59ydsと5レシーブ 42ydsとビッグゲームでも安定した成績。
293 Solomon Byrd EDGE USC (6-3, 255lbs)
11ロスタックル 6サックで、Shrine Bowlで輝いてはいたが、Pro Dayの40-ydで5.01と最低の数字を叩き出した。しかし、ラッシュ能力の高さからドラ外からの穴候補。
294 Bo Richter LB Air Force (6-1, 248lbs)
EDGEとLBのTweener。パスラッシュ能力はそこそこありながらもクイックネスは体重のあるLBという雰囲気。19.5ロスタックル 10サックはなかなかの数字。
295 Cam Little K Arkansas (6-1, 172lbs)
毎年80%以上のFG成功率を記録しているキッカー。長距離を蹴る能力はある雰囲気だが、試合では発揮されていない。
296 Tatum Bethune LB Florida State (5-11, 227lbs)
スピーディーでパスカバーのセンスもあるOLB。Pro Dayでは40-yd 4.75と遅めだったが、プレースピードはもう少し速め。
297 James Ester DT Northern Illinois (6-2, 289lbs)
Hula Bowlで見せた活躍が印象的。アンダーサイズだが際立って強かった。コンスタントにスクリメージラインを割り、プレーを壊していた。
298 Keaton Bills G Utah (6-4, 324lbs)
2016年のリクルーティングクラスでJalen Hurtsと同期なのは流石に年齢・・・となるが、ランブロックではパワーを発揮していて良い動きをしているので7巡指名はあるかもしれない。
299 Kalen King CB Penn State (5-11, 191lbs)
元は1巡CBかとも言われていたが、身体能力の低さとSenior Bowlでのフルボッコでドラ外評価。
300 Cole Burgess WR Cortland (6-0, 192lbs)
Div Ⅲの雄。40-ydでは4.45を叩き出し、シーズンは1,375 16TDとのこと。ドラフトの超サプライズ指名もあるかもしれない。
301 Jordan Whittington WR Texas (6-1, 205lbs)
Texasでいぶし銀的な活躍を見せていたWR。スピードは全然なさそうだが、YACの切れ味は一級品。
302 Christian Roland-Wallace CB USC (5-11, 201lbs)
CBとしてはスピードはないが、体格の良さでSとしてプレーする雰囲気。スペシャルチーマーとしての貢献も高く、ドラフト7巡で指名されるかも。
303 Keilan Robinson RB Texas (5-8, 193lbs)
キックオフリターナーとして光っているRB。サイズは足りないが、新キックオフルールでは光る可能性が。
304 Zion Logue DT Georgia (6-6, 314lbs)
2ギャップ守れるDTも、Georgiaでの成績は平凡。試合ではたまに光るランディフェンスがあり、UDFAからロースターに残れればパスラッシュも身につけたことになるだろう。
305 Xavier Weaver WR Colorado (6-0, 169lbs)
昨年は開幕の2試合で288ydsを獲得したもその後は落ち着いた成績に。スピードはあるが、細さは心配。
306 Ethan Driskell OT Marshall (6-8, 313lbs)
誰もがうらやむサイズを持っているLTだが、サイズ以外の能力がまだ乏しい。
307 X'Zauvea Gadlin C Liberty (6-3, 322lbs)
全OLのポジションをこなし、3つで1,000スナップ以上。コンバインのドリルの動きが良かったものの、40-yd 5.50は良くない。
308 Jackson Mitchell LB Connecticut (6-1, 225lbs)
3年連続100タックル以上のタックルマシーンも、プレーの安定感に欠けている。スピードも遅いが、成長する余地はありそう。
309 Richard Jibunor EDGE Troy (6-2, 232lbs)
10サックを挙げたアンダーサイズのEDGE。パスラッシュ力は試合では見せきれていないが、練習ではなかなか。プレーへの反応も良くロスタックルは18。
310 John Rhys Plumlee QB UCF (6-0, 203lbs)
野球との二刀流。ランナーだけではなくパサーとしての片鱗を見せることもあり。野球では.286 10HR 32RBI 18SBで、こっちでドラフトにかかりそう。
311 Tramel Walthour DT Georgia (6-3, 273lbs)
身体能力があれば爆穴の7巡も身体能力は微妙のよう。ほとんどスタッツがないスペシャルチーマーだが、Shrine Bowlで少しだけ輝いていた。
312 Isaac Rex TE BYU (6-5, 247lbs)
Zach Wilsonがいた頃からBYUでエースだった。スピードはないが、キャッチ力が一級品。
313 Marcus Rosemy-Jacksaint WR Georgia (6-1, 206lbs)
ルートランの安定感やキャッチ力があるWRも、Pro Dayでは40-ydで4.8台を出したという情報あり。
314 Tayvion Robinson WR Kentucky (5-10, 194lbs)
40-ydがPro Dayで4.75というフィールドの動きを見ると信じられない悪いタイムを出していたが、キレのあるスロットとして注目。成績はついてきていない。
315 Tyler Harrell WR Miami (FL) (6-0, 193lbs)
Pro Dayで40-ydで4.2台を出したらしいが、シーズンの成績は4レシーブ 45yds。
316 Brennan Armstrong QB NC State (6-1, 199lbs)
317 Devaughn Vele WR Utah (6-4, 203lbs)
318 Garrett Shrader QB Syracuse (6-5, 231lbs)
319 Austin Reed QB Western Kentucky (6-1, 220lbs)
320 Sundiata Anderson EDGE Grambling State (6-4, 247lbs)
321 Charles Turner Ⅲ C LSU (6-4, 303lbs)
322 Myles Murphy DT North Carolina (6-4, 309lbs)
323 Jabari Small RB Tennessee (5-9, 186lbs)
324 Layton Jordan EDGE Temple (6-1, 240lbs)
325 TJ Franklin EDGE Baylor (6-5, 257lbs)
326 Emani Bailey RB TCU (5-7, 202lbs)
327 Taulia Tagovailoa QB Maryland (5-11, 186lbs)
328 Aidan Robbins RB BYU (6-2, 237lbs)