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2025 NFLドラフトビッグボード 1.0 | シーズン前のプロスペクトランキング

気づけばカレッジフットボール開幕まで1ヶ月を切っています!今年のカレッジフットボールは昨年までのシーズンと大きく異なり、よりエキサイティングかつ読めないシーズンになっています。

まずはカンファレンスの再編成があります。我らがSECにはTexasとOklahomaが加入。そしてBig TenにUSC、Oregon、Washington、UCLAの4チームが加入。さらにBig 12にUtah、Arizona、Arizona State、Coloradoが加入し、Pac 12からチームがほとんどいなくなって事実上の解体状態となってしまいました。

さらに、今年からは新スタイルのプレーオフも開始します。これまでの4チームのプレーオフが12チームに拡張し、全米王者になれるチャンスがより広がりました。

ただでさえ多くのチームに全米王者のチャンスが到来しているのに、今年は加えて大本命不在のシーズンです。あえて言うならエースQBがステイしたGeorgiaは今年もチャンスでしょうが、AlabamaではHC Nick Sabanが勇退、昨年王者のMichiganはQB含む多くのオフェンス選手が抜け、さらにJim HarbaughがNFL復帰となりました。

と、少し今年のカレッジフットボールの全体像をお話ししましたが、来年も当然ドラフトも大注目です。今年のドラフトは「1巡でQBが6人指名」×「全体14位までオフェンスの選手」というオフェンス大豊作ドラフトでしたが、来年はガラリと変わりそうです。

まずは、全体1位候補が不在。QBがとにかく不作です。現段階で最も評価の高いCarson Beckは昨年で言うと、Drake Mayeちょっと下くらいでしょうか。この時点でTop 10の評価も有識者によって大きく違うのも特徴です。

一方で1巡後半から2巡級の選手はかなり多い印象です。トップクラスは全然いないが、その後のレベルの選手は山ほどいる印象があります。

さて、私はこの時期に毎年プロスペクトランキングを公開していますが、せっかくなので昨年の7月に公開したランキングを振り返ってみると、Top50に挙げた選手の中で、実際に今年Top50で指名された選手は23人、Top100は8人、ドラフトにエントリーしなかった選手は12人でした。

昨年のこの時期にまったく名前が出ていなくて上位指名された選手は、Michael Penix Jr.、Taliese Fuaga、Byron Murphy II、Troy Fautanu、Quinyon Mitchell、Brian Thomas Jr.あたりでしょうか。と、まあこの記事は1年後に見ても、そこそこ楽しめるものとなっています。

ということでぜひご覧ください。なお、今年はこの記事の次に出すものは来年4月のドラフト直前に出す記事となると思います!

1位〜32位(1巡級)

1. Travis Hunter CB/WR Colorado (6-1, 185lbs)

真の二刀流選手。全米ナンバーワンリクルートだったが名だたる強豪校のオファーを蹴ってDeion Sanders率いるFCSのJackson Stateに入学して全米を驚かせた。昨季は怪我で途中離脱があったも9試合で721yds 5TDと、30タックル 3INT 5PDの成績。プレーリードとセンスの高さを抜群に発揮するパスカバーとINTはあるが、CBではやられることも多く、現状ではWRとしての方が個人的には評価が高い。WRでは、トップクラスのルートランのスムーズさと爆発力がある。ただトップオブトップになれるのはCBの方か。NFLでも二刀流でプレーする可能性は十分のスーパースター候補。ちなみに片面だけの個人的順位はWRは全体8位、CBは全体20位。

2. Luther Burden Ⅲ WR Missouri (5-11, 208lbs)

世代トップクラスのWRで、地元のMissouriに入学。True Freshmanから将来の1巡のプレーを見せると昨年は1,212yds 9TDと活躍。スロットがメインも大外もできる体格と実力。モーションで使ったりスクリーンで使ったりミスマッチで奥に走らせたりと大車輪。スピードもかなりあり加速力が特に良い。

3. Abdul Carter EDGE Penn State (6-3, 250lbs)

Micah Parsons 2世は完全にこの男。メインはオフボールLBもブリッツ力とクロージングスピードが光って2年間で11サック。今季は遂にEDGEに転向。パスラッシュ能力を存分に磨いて2桁サックを狙える逸材。成長すればTop10ピックもある。スピードもなかなかで試合のテープから40-yd 4.50-4.55は狙える。

4. Will Campbell OT LSU (6-6, 320lbs)

LSUでTrue FreshmanからLTのスターター。バランスが良いLTで、アームの長さもあり、パスプロが非常に安定している。パンチのタイミングも割と的確で先手で相手を封じる。ミラーリング能力も高く足捌きもクイック。今年のドラフトのトップOTと比較すると少し物足りないが、今季の活躍次第でTop10級の素質はある。

5. Will Johnson CB Michigan (6-2, 202lbs)

来年のトップCB候補。True Freshmanからスターターで、いきなり3INTの活躍。昨年は4INTとボールホークを見せつけた。Ohio State戦ではMarvin Harrison Jr.を完璧にカバーしてピック。エリート級のボールスキルとフィジカルの強さがあり、3年目に同じ活躍を見せれば1巡は確実。

6. Carson Beck QB Georgia (6-4, 220lbs)

GeorgiaのスターターQB。スターター1年目の昨季は3,941yds パス成功率72.4% 24TD 6INTとなかなかの成績も、Alabama戦の1敗のみでプレーオフを逃す。理想的な体格で、スローイングモーションが小さく、クイックスローが得意で、ミドル系のパスの精度はなかなか。ハッシュとハッシュの間に投げ込める。プレーが崩れた後のリカバリー能力は今年のドラフトトップQBと比較すると持ち合わせてはいないが、無難なQB1となる可能性も。

7. Evan Stewart WR Oregon (6-0, 175lbs)

元世代トップWRがOregonへ転校。昨年は怪我に泣かされ8試合で514yds 4TD。True FreshmanではあわやアップセットのAlabama戦で8レシーブ106ydsを記録した。NFLのトップWRと遜色のないブレイク力を持っていて、ルートランはキレがあってスムーズ。ドラ1のArnoldをフットワークで転ばせた。スピードもあり、WR1になる可能性も十分秘めている選手。

8. Shedeur Sanders QB Colorado (6-2, 215lbs)

FCSのJackson Stateで無双後、前年1勝のColoradoに父親Deionについて行く形で転校。彼以外にも様々なトランスファーを獲得して、4勝8敗の成績も、インパクトだけで見ると勝ち越し級。Shedeurは69.3% 3,230yds 27TD 3INTの成績だが、ヒッチ系などのショートパス連発の印象。空いている選手に投げる能力と球筋の良さは魅力的もNFL仕様のQBかというのは不明。パスラッシュの回避能力は高いが、身体能力は水準以上に見える。親父のツテでTom Bradyとワークアウトをしており、Tom Brady 2.0の可能性も。

9. James Pearce Jr. EDGE Tennessee (6-5, 242lbs)

13試合で10サックを記録し一気に注目を集めた選手。登録サイズはそこそこあるもフィールド上では細めの雰囲気。スピードラッシャーではあるが、爆発力は少なめ。パワーとパスラッシュの手数はあまりないが、身体の長さが生きている。Dallas Turnerをスローにした雰囲気がある。

10. JT Tuimoloau EDGE Ohio State (6-5, 269lbs)

世代トップDLで、全米2位のリクルート。その割には13試合 7ロスタックル 5サックと物足りない成績だが、Olu Fashanuをブルラッシュで破り、Joe Altとも対等だった歴史あり。1歩目のクイックネスとその後のスピードにパワーを乗せたブルラッシュが得意ムーブ。レバレッジを取ってランプレーに絡みに行ったり、プレーへの嗅覚も優秀。本格パスラッシャーとしては開花してないが、1年次よりも成長してる雰囲気がある。

11. Quincy Riley CB Louisville (6-0, 195lbs)

2年連続で3INT。プレスカバレッジの上手さが目立つ選手で、ハンドファイトのテクニックやミラーリングはすでに高レベル。スクリメージラインでのバトルもうまくこなしていてバランスも良いCB。すでに洗練されていて1巡候補。スピードも陸上で短距離をやっていたバックグラウンドから心配はなさそう。

12. Harold Perkins Jr. LB LSU (6-1, 220lbs)

True Freshmanから2年連続13ロスタックルに、昨季は5.5サックと成績を残せるOLB。EDGEラッシャーとしての能力の高さは凄まじく、アンダーサイズながらもスピードと足首を柔らかく低い体勢で迫れる力がある。パスカバー力も一流で軽やかに動くことが可能。一方でLBとしてのタックル力および正確性が甘く、そこがどう評価されるか。

13. Deone Walker DT Kentucky (6-6, 348lbs)

来年のドラフト屈指のフリーク。この体格ながらDT・DE・パスカバーができる。成績もフリークで55タックル 12.5ロスタックル 7.5サック。Jordan Davis的な選手で全然足が動いていないこともあるが、コンタクトの強さは体重を感じる。パスラッシュのムーブも兼ね備えていて、NTとして必要なアンカリング能力をさらに改善させれば1巡10位前後の指名は見える。

14. Wyatt Milum OT West Virginia (6-6, 317lbs)

WVUからは昨年Zach Frazierが2巡で指名されたが、LTもドラフト候補。31試合連続で先発している耐久性がある選手で、圧倒的な上半身のパワーとバランスの良い下半身があり、素晴らしいフィニッシャーかつ地面に手をつかない安定感が魅力。Penn State戦ではChop Robinsonを抑え、実力を見せた。

15. Tory Horton WR Colorado State (6-2, 190lbs)

96レシーブ 1,136yds 11TDとショートからミドル系のパスが多い昨年だったが、トップスピードはWRの中でもトップクラス。ギアがかかるのは少し遅い印象も、23mph近いフィールドでのスピードを見せている。YACの意識が強く、キャッチの直前から次の動きを見せていることが多い。またキャッチ力も超一流。チームが弱いが、1巡WRの素質はありそう。

16. Tyleik Williams DT Ohio State (6-3, 327lbs)

13試合で53タックル 10ロスタックル 3サックとインパクト十分の活躍。ランパス関わらずにプレーに絡むことができる破壊力抜群のヒットとラッシュ能力を持っている。OLを処理しながらのタックル、細かいステップと下半身の機敏さを活かしたパスラッシュ能力で万能DTとして活躍した。

17. Aireontae Ersery OT Minnesota (6-6, 330lbs)

2年連続でLTとして全試合出場。体格の良さはもちろんだが、動きのスムーズさとキックスライドのバネの良さが目立っている選手。ゾーンブロック能力も高い。一方でパワーの弱さとアームの短さがある雰囲気。スターター3年目で懸念点を潰せればトップOTのディスカッションに入れる。

18. Ricardo Hallman CB Wisconsin (5-10, 185lbs)

昨年FBSトップの7INTでブレイク。小さめの体格ではあるが、Marvin Harrison Jr.とも互角級のマッチアップを見せている。ボールをしっかり見ながらプレーができ、ゾーンカバーの視野の広さも目立つ。義理の父親はFrank Gore。

19. T.J. Sanders DT South Carolina (6-4, 290lbs)

昨年ブレイクで12試合で43タックル 9.5ロスタックル 4.5サック。登録体重は軽いが、OLにまったく負けないパワーと、押し込まれないアンカリング能力の高さ、さらにポジションをキープする能力があり、RBへの反応も良い。パスラッシュ能力も高く、パワーとクイックネスの組み合わせでラッシュをかけられる。

20. Blake Miller OT Clemson (6-6, 310lbs)

ClemsonでTrue Freshmanから全ての試合に出場しているRT。プレー自体に圧倒感はないが、すでに完成度が高く、パスプロの範囲とバランスの良さから、相手の動きの読みまで高レベル。ランブロックの精度も高く、1巡級の動きを見せている。

21. Mason Graham DT Michigan (6-3, 318lbs)

7.5ロスタックル 3サックの成績も、本気を出したときのパスラッシュは、今年のドラフト2巡のBraden Fiske級。彼よりもパワーがあり、プレーに絡める印象。パスラッシュのムーブが豊富で小回りのきくタイプ。スピードもある。身体の長さは感じない。

22. Elic Ayomanor WR Stanford (6-2, 210lbs)

StanfordでJJ Arcega-Whiteside以来の1,000yds獲得。Colorado戦では13レシーブ 296yds 3TDと大無双し、マッチアップしたTravis Hunterを撃破。がっしりした体格でルートツリーは限られているようだが、スピードはかなりのもの。40-ydで4.4前半は狙えそう。

23. Benjamin Morrison CB Notre Dame (6-0, 186lbs)

True Freshmanで6INTを記録しエースCBに。昨年は3INT 10PD。ミラーリングがうまくWRにしっかりついていけるが、少し動きが硬い雰囲気はある。トップスピードはそこまでという印象。Marvin Harrison Jr.とのマッチアップでは、洗練さはないもののしっかりとついていけていた。

24. Nic Scourton EDGE Texas A&M (6-4, 280lbs)

Purdueで15ロスタックルは10サックを記録し、Texas A&Mにステップアップ。純粋な身体能力はそこまでという感じもするが、すでにパスラッシュのムーブが多く、十八番のスピンムーブをはじめ、体格を考えるとクイックネスもかなり感じられる。若さも魅力で、うまくいけば1巡。

25. Denzel Burke CB Ohio State (6-1, 193lbs)

True Freshmanで1INT 12PDも、翌年はパフォーマンスが低下。3年目の昨年はパフォーマンスを取り戻した。スムーズなフットワークとルートへの反応が魅力もトップスピードはエリートではなさそう。タックル力とサイズもあり、同じようなパフォーマンスができるのなら1巡に。

26. Dani Dennis-Sutton EDGE Penn State (6-5, 270lbs)

EDGEとして文句ない体格を持ち、昨年は3.5サックもスターター定着の今年に更なる成績増加を見込める。Abdul CarterとのEDGEコンビはFBSナンバーワンになれる可能性あり。OTとの間合いの取り方と、QBへ迫るモーターは天性的な才能がある。一方で足首の柔らかさはあまりなさそうで、ハンドテクの手数については改善の余地はありそう。1巡でも驚かない選手。

27. Emery Jones Jr. OT LSU (6-6, 322lbs)

LSUでRTとして 巨大な体格でランブロックで押せるパワーと、ブルラッシュに動じない下半身の力およびパスラッシュを押し返す上半身の力を持っている。また、ディフェンスの選手と組めれば力強いグリップ力でコントロールも続けられる。スピードラッシャーへの対応が鍵。

28. Antwane Wells Jr. WR Ole Miss (6-1, 210lbs)

James Madison時代の21年に1,250yds 15TD。転校先のSouth Carolinaでも928yds 6TDと活躍するも、昨季はわずか3レシーブでシーズンエンド。Ole Missに転校し、上位指名を目指す。センス抜群でサイズとスピード、相手選手をかわすカット能力など1巡になる素質は十分。

29. Jabbar Muhammad CB Oregon (5-10, 183lbs)

Washingtonに転校初年で昨年大ブレイクの15試合 3INT 16PD。今年のドラフトエントリーでも1巡候補だったが、Oregonに転校した。小柄ではあるがアグレッシブなプレースタイルが特徴。フットワークはトップクラスに良く、WRのルートの読みもピカイチ。ソロタックルも多く直近2年は73ソロタックル。年齢がネックでルーキー年に24歳なのがどう評価されるか。

30. Tetairoa McMillan WR Arizona (6-5, 210lbs)

1,402yds 10TDを記録した巨大WR。レシービング能力と競り合いに勝てる強さ、キャッチレンジの広さが魅力の選手。純粋なスピードは疑問視も、とりあえず彼の方向に投げておけば密集の中でもキャッチしている雰囲気がある。

31. Jalen Milroe QB Alabama (6-2, 220lbs)

パスが全然ダメなモバイルQBという評価から、パスも割と投げられるQBへ進化を見せた2023年。パス成功率は65.8% 2,834yds 23TD 6INT、走っては531yds 12TD。オフにはバルクアップもしており、筋肉隆々という雰囲気。パサーとしてもさらなる進化をしていそうな練習動画も流れている。

32. Kelvin Banks Jr. OT Texas (6-4, 324lbs)

高校トップ級のOTで1年目からLTを経験。身長はそこまでも横幅があり、パスプロのカバー範囲はなかなか。下半身の粘りが良く、不利な体勢でもパスラッシュをしっかり押さえ込む印象。アームの長さも感じる。まだトップクラスのOTではないが、成長次第で1巡級。

33位〜100位(2日目級)

33. Jack Sawyer EDGE Ohio State (6-5, 260lbs)

時間はかかったが3年目の昨年に本格パスラッシャーとして開花の兆しが見えた。13試合で48タックル 10ロスタックル 6.5サックの成績。5-starのパスラッシャーてしてはまだ物足りないが、時折見せる本気ラッシュはBosa兄弟をほんの少しだけ感じさせる。

34. Nicholas Singleton RB Penn State (6-0, 227lbs)

元世代No.1 RBで、True Freshmanで1,061yds 12TDを記録。昨年は752yds 8TDと成績を落とすも、カット能力と加速力はサイズから考えると一流。RBとしてのビジョンの高さもあり、昨年成績が伸びたパスレシーブ能力とYAC力含めRB1になる可能性まで感じさせる。

35. Emeka Egbuka WR Ohio State (6-1, 205lbs)

今年のドラフトのトップWRの1人と見られていたが、足首の怪我とQBの不調で成績が伸びずにステイした。天才的なキャッチセンスとスムーズなルートランが魅力で、ゾーンディフェンス相手にセンスの高いプレーを発揮する。復活なら1巡候補。

36. Isaiah Bond WR Texas (5-11, 180lbs)

Alabamaでチーム最多の48レシーブを記録し、668yds 4TDの成績でTexasへ電撃転校。WRとしては細身のフレームだが、スピードは一流で4.2台も狙える雰囲気。ルートランもなかなかのキレとスピードがある。Iron Bowlでは試合を決めるレシーブで一躍有名に。

37. Ollie Gordon Ⅱ RB Oklahoma State (6-2, 211lbs)

昨年のFBSのリーディングラッシャー。14試合で1,732yds 21TD。加速力のあるRBでビジョンの良さも光る。体格の割にパワーはあまり感じないが、タックルを受けてもなかなか倒れない足の回転の良さを持っている。

38. Kevin Winston Jr. S Penn State (6-2, 205lbs)

昨季はチームトップの61タックルを記録。1INT 5PDとパスカバーでもある程度の数字を残した。アグレッシブなプレースタイルが特徴で、タックルへの上りの速さはピカイチ。プレーへの反応、レシーバーへのカバー力もなかなかのもの。一方でパシュートの角度は改善の余地あり。洗練されれば1巡後半まで見える。

39. Colston Loveland TE Michigan (6-5, 245lbs)

昨年はチーム2位となる649ydsを記録し4TD。今年のドラフト入りでもTE2は確実だった注目株。プレーを作る能力が高い選手で、キャッチ力とスピードはTEでも上位。加速力もあり、40-ydでは4.50台前半も出せそうな雰囲気。ブロック力はNFLクラスだと平均という感じだが、献身的ではある。

40. Mykel Williams EDGE Georgia (6-5, 265lbs)

高校時代の世代トップクラスのDLで、2年連続4.5サックを記録。DTにも入れる選手だが、EDGEがベスト。とはいえトップEDGEになるにはあと一歩足りていない印象。パスラッシュのプランを増やし、モーターをつけたいところだが、そうでなくても素質のみで上位指名はある。

41. Trey Moore EDGE Texas (6-3, 242lbs)

アンダーサイズ目のLB/EDGEだが、昨年はUTSAで17.5ロスタックルとFBS2位となる14サックと成績を残した。プレーへの反応が速くクイックネスと加速力でQBへ迫る。試合を通して身体能力の高さを見せていて、Texasでも成績を残せれば1巡指名もあり得る。

42. Kenneth Grant DT Michigan (6-3, 339lbs)

15試合で5ロスタックル 3.5サック。昨年はPenn State戦でRBをチェイスして追いつくとんでもないスピードを見せた。パワーはなかなかあり、この体重でクイックネスもなかなか。ボールの位置把握にも優れている。コンバインでとんでもない数字を叩き出して1巡になる姿も見える。

43. Tyler Booker IOL Alabama (6-5, 352lbs)

352lbsの巨体を活かすLG。元々はトップクラスのLTも大学ではIOLを担当。体重にしてはプルや2枚目に行くスピードがなあり、押し込むパワーとテクニックもある。プレーを途中でやめがちなのが気になるが、身体能力の高さで上位評価されそうな雰囲気がある。パスプロは水準級。

44. Jordan Burch EDGE Oregon (6-6, 290lbs)

元5-star DT。Oregonに転校して2シーズン目。OregonではDEを担当している。昨年は14試合 7.5ロスタックル 3サック。サイズはDT的ではあるが、DEでも通用するスピードとパスラッシュ能力。上半身の力が相当強く、上半身の長さでOTにブロックされててもQBにプレッシャーをかけられる。

45. Luke Lachey TE Iowa (6-6, 247lbs)

昨季は3試合でシーズンエンドも、最初の2試合で10レシーブ 131ydsを記録したTEUの新たなエース。サイズの割にスピードがあり、リリースでセパレートできる。キャッチ力もなかなかで強いヒットを喰らっても落とさない。ランブロック力も十分あり、ドライブできて、ランオフェンスにも貢献できる。LovelandとTE1を争う存在。

46. Trevor Etienne RB Georgia (5-9, 205lbs)

ご存知JAXのTravis Etienneの弟。True Freshmanの活躍からすると2年目の昨季は伸びておらず、753yds 8TD。3年目の今年はGeorgiaに転校した。加速力と思い切りの良さ、スピードに乗りながらのカットは兄よりも鋭く、爆発力も備えている。パワー不足は気になるが、兄が達成できていないRB1になってもおかしくない素質はある。

47. Earnest Greene Ⅲ OT Georgia (6-4, 320lbs)

昨年のFreshman All-AmericanのFirst Team。元々はIOLプロスペクトなので、NFLでもサイズ含めたらそちらが理想だろう。パワフルなパンチが魅力でランブロックもそこそこ強い。OTとしてはスピードラッシャーには苦労しそうだが、成長分含めて期待。おそらく2026以降のエントリー。

48. Landon Jackson DE Arkansas (6-7, 282lbs)

12試合で13.5ロスタックル 6.5サックと開花。DEとしてトップクラスのサイズを持っていて存在感抜群。NFLのDEとしてはクイックネスは微妙も、長い身体を活かした外からのパスラッシュでプレッシャーをかけまくる。アームの長さを活かしたラン守備も得意。プロでは3-4DEか。

49. Drew Allar QB Penn State (6-5, 241lbs)

同年代トップで大学に入ったPenn StateのQB。先発に抜擢された昨年はパス成功率59.9%も、2,631yds 25TD 2INTとピックの少なさが際立つ。チームのオフェンスのアサインメントのせいもありそうだが、トップチーム相手だと突然投げられなくなる。本格派で球筋はスローイングは一流っぽいが、ディフェンスの読みが甘すぎる上にプレッシャーがかかると突然ダメになるのがまだ厳しい。20年前なら全体1位の雰囲気。

50. Tacario Davis CB Arizona (6-4, 195lbs)

昨季13試合で15PDでブレイクした長身CB。スピードは十分でバックペダルからの縦への動きはスムーズも、細かい動きに関しては腰の動きは少し硬い雰囲気。Odunzeの縦を完璧にカバーしていたプレーでは長所が光っていた。アジリティ力を高めて上位候補。

51. Seabstian Castro CB Iowa (5-11, 205lbs)

Iowaのスロットコーナー。昨年は3INT 8PDだが67タックル 8ロスタックルが光る。タックルの強さはピカイチで爆発力のあるハードタックルが得意。一方でパスカバーは微妙な雰囲気で、フットワークのクイックさは目立たないが伸びる素質はありそう。

52. Riley Mahlman OT Wisconsin (6-8, 313lbs)

Wisconsinは両OTがドラフト候補だが、個人的により評価が高いのが彼。巨体から繰り出される手の使い方がうまく、手だけでラッシュを無力化できる。下半身のバランスもサイズを考えたら高レベル。ランゲームでも力強いブロックを見せられる。

53. Xavier Nwankpa S Iowa (6-2, 215lbs)

Iowa史上最高のリクルートという元5-star。昨季は14試合で42タックル 1INT 2PDと目立った成績は残していないが、タックルの正確性とヒット力はすでにトップクラスの風格。ゾーンカバーは安定感がある雰囲気も、マンカバーはタッチダウンを奪われてるシーンも。とはいえ、抜かれてる訳ではないので、自身の成長とともに何とかなる範囲だろう。

54. Tahj Brooks RB Texas Tech (5-10, 230lbs)

Texas Tech一筋4年目の昨年は1,538yds 10TDを記録。タックルしてもなかなか倒れない推進力が魅力のRB。スクリメージラインで我慢しがちなのは諸刃の剣ではあるが、通常のRBだとロスになるところをしっかりゲインできる。クイックネスもなかなかでトップスピードのみ。

55. TreVeyon Henderson RB Ohio State (5-10, 208lbs)

True Freshmanで1,248yds 15TDの大活躍も、その後は怪我に悩まされているが、昨年は10試合で926yds 11TD。インサイドのプレーではあまり怖さはないが、オフタックルのプレーでは一発持っていけるスピードとセンスが魅力。

56. Ben Yurosek TE Georgia (6-4, 247lbs)

Stanfordで4年間プレーし、最後の1年をGeorgiaで過ごす。2年目に658yds 3TDを記録し注目のレシービングTEとなるも、昨年は怪我の影響もあり6試合 239yds 1TDにとどまった。スピーディなTEでキャッチ力抜群。昔はブロック力に課題があったも、体重を増やし年々パワーアップ。Bowersのようなエンドアラウンドのような使われ方もしており、軽いバージョンのBowersとして注目。

57. Xavier Truss OT Georgia (6-7, 320lbs)

サイズがありつつもバーサタイルな選手で昨季はAmarius Mimsの負傷に合わせてRTで出ていた印象。全米優勝時にはLGのスターターだった。サイズの割に動きはスローではなく、IOLとしても評価は高い。Mimsの方がパスプロは安定感あるが、彼も2日目にはドラフトにかかっても良いレベルの雰囲気。

58. Lathan Ransom S Ohio State (6-1, 200lbs)

昨年はスタッツは残してないものの、22年には74タックルを記録したFS。フィジカルが強めでプレーの強度があり、タックルも力強い。パスカバー力もコンサバながらも、しっかり守れている印象。強力DLがいるので、パスカバーではそこまで出番はないかもしれないが、Day2では指名されそうな雰囲気はある。

59. Barrett Carter LB Clemson (6-1, 230lbs)

同年代No.1 LBとして大学入学。タックラーとしての能力はそこまで高くはないが、フリーク的な身体能力の高さとスピードが魅力。ラン守備よりもパス守備の方が目立っていて、パスカバー能力とレシーバーへの反応力は高い。昨年は62タックル 9.5ロスタックル 3.5サック 1INT 5PD。NFLクラスのオフェンス相手にはOLに埋もれそうだが、ポテンシャルは高い。

60. Princely Umanmielen EDGE Ole Miss (6-5, 255lbs)

昨年のシーズン前もトップパスラッシャーの1人に数えられていた選手で昨年は11.5ロスタックル 7サック。FloridaからOle Missに転校。パスカバーにも下がれる身体能力が特徴で、プレーの強度は足りないが、アームの長さを活かしたパスラッシュが得意。

61. Miles Frazier G LSU (6-6, 328lbs)

パワフルなRG。サイズはトップクラスも筋肉が詰まったような体格で安定感がある。下半身のバランスと安定感、アンカリング能力があり、ランブロックでも力強い。

62. Ashton Jeanty RB Boise State (5-9, 215lbs)

Boise Stateで1,347yds 14TD、レシービングでも43レシーブ 569yds 5TDとスクリメージヤードを稼ぎまくった選手。身体能力の高さとカットのキレがあり、スピードも4.4台の雰囲気。ヒットへの強さは平凡だが、スピードに乗ったときの強さはかなりのもの。

63. Danny Stutsman LB Oklahoma (6-4, 231lbs)

2年連続で100トータルタックルを超え、昨年はキャリアハイの16ロスタックルを記録。2年で3INTもしており、サイズがある万能LB。圧倒的な存在ではないが、OL処理も良く、ベターなプレーを量産する。

64. Donovan Edwards RB Michigan (6-0, 202lbs)

MichiganではCorumの2番手だったが、爆発力はCorumよりも上。昨年は497yds 5TDに沈んだが、Washingtonとの全米チャンピオンシップで104yds 2TDと貢献した。22年のOhio State戦では216yds 2TD。一発でTDを持っていくスピードと、ビジョンの良さがある。

65. Omari Thomas DT Tennessee (6-4, 316lbs)

12試合で4.5ロスタックル 1サックも、3シーズン安定したプレーを見せている。NTもできる体格ながらスペースの動きが良く、細かいステップでパスラッシュをかけられる。プレーへの反応も良く、ランプレーを壊せるギャップを破る能力も備えている。

66. Deion Burks WR Oklahoma (5-9, 189lbs)

Purdueで629yds 7TDを記録しOklahomaへ転向。Oklahomaでは主にスロットとして使用される模様。体格は小さいながらもコンタクトバランスに優れ、加速力とショートエリアのクイックネスも兼ね備えている。ビッグプレーメーカーの風格もあり、ブレイク候補のひとり。

67. Cobee Bryant CB Kansas (6-0, 170lbs)

Kansasは両CBともに4INTを記録してるが、Ra'Mello DotsonよりもBryantの方が上位か。スムーズなバックペダルと腰の回転があり、スピードではWorthyに置いていかれないレベル。タックルではハードヒットが多く見られ30ソロタックル 2アシストタックルはCBとしては珍しいソロタックルの比率。

68. Malachi Moore S Alabama (6-0, 198lbs)

True Freshmanで3INT 6PDを記録して注目を浴びた選手。昨季は52タックル 1INT 5PD。S登録もスロットコーナーを中心にプレーし、前に置いた相手のパスルートの動きへの反応と足腰の柔らかさと俊敏性は本職のCBに負けてない。一方でスピードは微妙か。

69. Omarion Hampton RB North Carolina (6-0, 220lbs)

昨年1,504yds 15TDでブレイク。トップスピードも割とある力強いRBで、ディフェンスの位置を素早く把握するビジョンと足をドライブし続ける能力を持っている。体勢低くファーストダウンをもぎ取るプレーもでき、ショートヤード、インサイドアウトサイドに関わらずヤードを稼いでくれる選手。

70. Tyler Warren TE Penn State (6-6, 257lbs)

今年のドラフト4巡で指名されたTheo Johnsonと並んでチームトップタイの7TD。ボウルゲームではキャリアハイの5レシーブ 127ydsを記録。ランブロック力はTEトップ級ながらも、スピードもある様子。YACのランもスムーズかつパワフルでTE1候補になってもおかしくない。

71. Quinn Ewers QB Texas (6-3, 206lbs)

高校卒業を1年早めてOhio Stateに世代トップ選手として入学したがスターターにはなれずにTexasへ転校。2年目の昨年はチームをプレーオフへ導くパス成功率69.0% 3,479yds 22TD 6INT。クイックスローの精度はなかなかで、ショートとミドル系のパスは処理能力も高く通用しそうな内容だが、ディープではXavier Worthyが活躍できないレベルのスローイング能力。修正点は多いが、進歩してるのは評価できる。

72. Jason Marshall Jr. CB Florida (6-1, 205lbs)

昨年のシーズン前にはドラ1評価とも言われていたCBで、昨季は12試合10PD。スムーズな動きでゾーン・マン双方ともになかなかのレベル。特にゾーンカバーの位置取りはセンスありそうで、マンカバーのミラーリング力も良い。一方でリカバリーできるショートエリアの爆発力は足りない印象。

73. Fa'alili Fa'amoe OT Washington State (6-5, 305lbs)

22年にDLからOTに転向し、昨年はRTのスターターを勝ち取った。手の使い方が良く、威力の強い一撃で相手のバランスを崩せる。ランブロックでは正確性はまだまだも、素早いフットワークで2枚目に行ける。パスプロはなかなかの安定感で、スタンツ系にはそこまで強くないが、OT転向3年目というアップサイド含めて注目の選手。

74. J. Michael Sturdivant WR UCLA (6-3, 205lbs)

CalからUCLAに転校の昨季はチーム2位の597yds 4TD。Cal時代の2年目にはChristian Gonzalezとも互角級のマッチアップで注目を浴びていた。サイズと天性のキャッチ力に注目。ディープを狙えるスピードもある。

75. Devin Neal RB Kansas (5-11, 215lbs)

2年連続で平均6yds以上稼ぎ、昨年は1,280yds 16TD。トップスピードがあるタイプのRBで、スペースの使い方とディフェンスの動きに対する反応力に長けている。ヒット力の強さはそこまで感じないが、カレッジレベルではスピードで押し切れている。

76. Jordan Hancock CB Ohio State (6-1, 195lbs)

Ohio Stateのスロットコーナー。大外も務められそうな足腰のスムーズな使い方とボールを狙いに行く能力が注目。オフマンカバレッジの方が得意そうで、前にWRを置いたときの反応が素晴らしい。

77. Cade Klubnik QB Clemson (6-2, 205lbs)

Drew Allarの次点評価の高校のトップQB。昨年はパス成功率63.9% 2,844yds 19TD 9INTのまずまずの成績も、肝心のチームがプレーオフにかすりもしない9勝4敗。体格は小さいが判断力は高く、ボールの球筋はNFL級。プレッシャーがかかっているときに適当に投げている感じもするが、ポテンシャルは1巡級。

78 . Bear Alexander DT USC (6-3, 313lbs)

GeorgiaでJalen Carterなどの後釜と期待されていた選手。True Freshmanで2サック(1サックはナショナルチャンピオンシップ)を挙げるも、昨年にUSCに転校。2年目の昨年は48タックル、6.5ロスタックル、1.5サックと活躍した。芯が詰まって動きの軽やかさがある選手。パスラッシュ能力もかなりある。パワー勝負になるランディフェンスでもっと耐えられれば上位。

79. Rashod Owens WR Oklahoma State (6-2, 219lbs)

4年目の昨年に遂にブレイク。895yds 5TD。恵まれた体格を持っているが、むしろ軽さを感じるルートランとRAC力。レシーブ能力もトップクラスで身体の使い方がうまいのと、ボールへの反応力に天性のものを見せる。今季成績を伸ばせれば2日目級か。

80. Tez Johnson WR Oregon (5-10, 160lbs)

Troyから転校してBo Nixのトップターゲットの1人に。昨年は86レシーブ 1,182yds 10TD。スロットメインでモーションをよくしているイメージ。加速力とスピードはトップクラスで、キャッチ力もなかなか。細身ながらRACの能力も高い。160lbsという体重(Tank Dell以下)がどう評価されるか。

81. Dontay Corleone DT Cincinnati (6-1, 320lbs)

身長的にアンダーサイズめのDTではあるが、個としての強さがとにかく目立つフリーク的なNT。残念なのはシーズン前に肺に血栓が見つかったようで、復帰時期が現時点では不明。

82. Will Howard QB Ohio State (6-4, 235lbs)

Kansas StateのスターターがOhio Stateに転校。昨年は12試合でパス成功率61.3% 2,643yds 24TD 10INT。強肩ではないが、軽く投げて勢いのある球を投げられる。一昔前のQBみたいな雰囲気・フォームをしている。プレッシャーがかかって適当に投げてるプレーも散見されるが、Ohio Stateでならハイズマン級の活躍をする可能性もあり。

83. Thor Griffith DT Louisville (6-2, 320lbs)

Harvardで10試合で55タックル 11ロスタックル 3.5サックを記録。今年からLouisvilleに転校でレベルの上がった選手達と対峙する。225lbsのベンチプレスを45回挙げるというパワーと320lbsとは思えないクイックネスがあり、身長的にアンダーサイズも気にならない。今は注目を浴びていないが、身体能力だけでも人気になりそう。

84. Xavier Watts S Notre Dame (6-0, 201lbs)

昨年大ブレイクで7INTを記録した。Caleb Williamsから2INTも記録。守備範囲は広くなく、スピードも平凡という感じだが、いるべきところにいる選手。フィジカル強めのプレーもできる。プレーへの反応は上々だが、圧倒感は感じない。

85. Riley Mills DT Notre Dame (6-5, 297lbs)

サイズのあるDEが昨年からDTに転向。昨年は47タックル 5.5ロスタックル 2.5サック。DEでは足りなかった感のあるクイックネスがDTで生きている。純粋なパワー勝負はまだまだだが、OLを外す能力は高い。今のところ評価は低そうだが上位で指名される可能性は十分ある。

86. Ricky White WR UNLV (6-1, 185lbs)

昨年はOdunze、Nabersに次ぐFBS 3位の1,483yds 8TD。Michigan State時代にはデビュー2戦目のMichigan戦で196yds 1TDでアップセットを演出。しかし、その後はチームからの出場停止などで伸び悩み、UNLVに転校した。ルートランはいまいちもキャッチ力と爆発力があるWR。スピード次第で2日目指名、もしくは素行が悪すぎて全然指名されない可能性はある。

87. Aydan White CB NC State (6-0, 178lbs)

2年前に4INTを挙げ注目を浴びたCB。昨年は2INT 10PD。トップCBになるには不安定なプレーも目立つが、身体能力次第で2日目の指名は十分ある。ボールスキルが高く、ボールを狙えるタイプのCB。

88. Tre Harris WR Ole Miss (6-2, 205lbs)

Louisiana Techからレベルの高いOle Missへ転校し、チームトップの985yds 8TD。スムーズなブレイクとYACの脅威がありながら、ルートのスムーズさも注目できる。

89. Moliki Matavao TE UCLA (6-6, 263lbs)

OregonからUCLAに転校してきた昨季は282yds 2TDも、平均20.2ydsと素質を見せた。巨体の割にかなりのスピードがあり、ディフェンスからのヒットへの強さも兼ね備えている。元々はクラストップ級のTE。

90. Malaki Starks S Georgia (6-1, 205lbs)

True Freshmanからスターターで昨年は52タックル 3INT 7PD。昨年はConsensus All-Americanとトップ評価を受けているSの1人。強度の高いプレーができ、フットボールセンスもかなりある方だが、パスカバーに難があり、マンカバーでは反応が遅い。そこが来年のドラフトでどう評価されるか。

91. Fernando Carmona OT Arkansas (6-5, 324lbs)

San Jose StateでLTを務めた選手。スクリーンなどのブロックが得意の雰囲気があり、今年からArkansasへ転校。才能はある感じだが、SECで通用するテクニックを磨きたい。

92. Quinshon Judkins RB Ohio State (6-0, 219lbs)

Ole MissでTrue FreshmanからFBS 7位の1,567yds 16TD。昨年は1,158yds 15TDと成績を落とした。今年からOhio Stateに転校。成績はかなり残しているが加速力はいまいちで爆発力に欠けている。パワー系ならインサイドのランをもっと出したいところ。

93. Grayson McCall QB NC State (6-3, 220lbs)

Coastal Carolinaという無名校に旋風を巻き起こしたQB。Coastal Carolinaでは4シーズンスターターを務め、87TD 14INTの成績。経験値が高く、制球力そしてタッチの良さはかなり目立つが、純粋な肩の強さに疑問視。2年目に全米注目のZach Wilsonと戦った試合は試合として面白い。

94. Jay Higgins LB Iowa (6-2, 232lbs)

FBSトップの171トータルタックルを記録。ソロタックルは少なめでフィールド上での圧倒感は少ないが、芯が詰まった肉体はOLのブロックをしっかり受けることができる。パスカバーも平均以上。NFLのスピードについていけるか。

95. Riley Leonard QB Notre Dame (6-4, 216lbs)

Dukeから転校。昨年はドラフトの評価を確固たるものとするシーズンと期待されたが、シーズン途中に負傷でシーズンアウト。22年は2,967yds 20TD 6INT、ランで699yds 13TDを記録した。足首の負傷で手術を2回受けているということで復帰後のパフォーマンスに期待。肩の強さと制球力はアバウトも、ポケットワークとスクランブル能力、ミドル系のパスの能力は高そう。

96. Clay Webb G Jacksonville State (6-3, 290lbs)

非常に難しいのが彼の扱い。スモールスクールのLGでサイズはどう考えても小さい。しかし、昨年はDLが揃っているSouth Carolinaへランオフェンスで互角以上の戦い。プルのスピードが速く、ランブロックは粗削りながらも強い。体重を増やすのを前提ならTop100で指名されてもおかしくない。

97. Jaydn Ott RB Cal (6-0, 210lbs)

True Freshmanから2年連続で高い成績を残した。ランパスリターンで頼れる選手で、スピードもトップクラス。パワーはRBてしては平凡だが、緩急をつけたプレーと加速力は魅力でどこからでも一発持っていける。

98. Warren Brinson DT Georgia (6-4, 305lbs)

まだ注目してる有識者はほとんどいないが、時折見せる1巡級のプレーが光るDT。昨年は13試合で3ロスタックル 2サック。パスラッシュ能力があり、サックにまでは至っていないが、プレッシャーをかけられる。

99. Jamon Dumas Johnson LB Kentucky (6-1, 245lbs)

Georgiaで2年間スターターのILBで今年はKentuckyでプレー。昨年は怪我の影響で9試合出場にとどまるも、34タックル 5.5ロスタックル 3.5サック。上背はないが体重があり、Georgiaではアグレッシブなプレーが目立った。OLに負けないパワーと一定以上のスピードがあり、プレーへの反応も速い。D#のシステムが変わってどうか。

100. Sonny Styles S/LB Ohio State (6-4, 235lbs)

ニッケルLB的なポジションの選手で、今年からLBに転向したとの話。身体能力の高さが売りでこのサイズでもWRのマンカバーが可能。改善点は多くあるが、フルタイムのLBになることで、スピーディーかつパワーで負けないLBに進化する可能性あり。

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