2024 NFLドラフトビッグボード 1.0 | シーズン前のプロスペクトランキング
2023年のドラフトで意中の選手を取れなかったみなさま!ドラフトは来年もあります!来年のドラフトの特徴はなんといってもQBの層の厚さ。凄まじいメンツがDraft Eligibleとなります。とはいえ、どれだけ良いQBが多くても、スターターになれるのは32人ということを考えると、QBは明らかに飽和状態。この状態の中でどれだけ「お得」な選手を獲得できるかというのは争点になってくるのではないでしょうか。
この時期に毎年プロスペクトランキングを公開していますが、せっかくなので昨年のランキングを振り返ってみると、Top50に挙げた選手の中で、実際に今年Top50で指名された選手20人、Top100は7人、ドラフトにエントリーしなかった選手は9人でした。昨年のこの時期にまったく名前が出ていなくて上位指名された選手は、Devon Witherspoon、Tyree Wilson、Darnell Wright、Lukas Van Nessあたりでしょうか。こう考えると、上位指名されるような選手は意外と誰かはすでに評価しているということでしょう。
さて、この記事は本当は5月に出したかったのですが、色々と忙しくてこの時期まで延びてしまいました。その割には内容は薄いですが、シーズン前ということで多めに見ていただければ幸いです。
Top 100
1 Caleb Williams QB USC (6-1, 220lbs)
昨年のハイズマン賞受賞選手。21年にシーズン途中にSpencer RattlerからOklahomaのQBの座をTrue Freshmanで奪うと、22年にはHCについていく形でUSCへ転校。そこで4,537yds 42TD 5INTを記録し、ハイズマン賞を受賞。マジシャンのような華麗なプレーと、NFLクラスの肩、判断力やプレーの独創性など、今年のドラフトに出ていても全体1位の力を持っている。Archie Griffin以来のハイズマン賞2回受賞まで。
2 Drake Maye QB North Carolina (6-4, 225lbs)
先発1年目の昨年に4,321yds 38TD 7INTの好成績。プロが大好きな体格に落ち着いたポケットワーク、素晴らしい弾道の球、クイックスローの速さ、判断力の良さを兼ね備えたQB。見れば見るほどスケールを感じる選手で、チームによっては彼を全体1位としてもおかしくない実力。OCとエースWR、さらに2番手が同時に抜けるのがどう成績に作用するか。
3 Marvin Harrison Jr. WR Ohio State (6-4, 205lbs)
父親はHoFのMarvin Harrison。先発1年目だが1,263yds 14TDを記録した。昨年の動きは誰がどう見ても全米ナンバーワンWR。サイズがあり、スピードも抜けていて、キャッチ力も超一流。Stroudが抜ける今年も同じような活躍ができるかが注目。スター性も抜群で、2013年からカレッジを追いかけている自分が見た中で最もすごいWRと言える。近年ではカレッジ時のSammy Watkinsを超えるレベルの評価で、AJ GreenやJulio Jones級。
4 Olumuyiwa Fashanu OT Penn State (6-6, 308lbs)
昨年からPenn StateのLTに定着。今年のドラフトにエントリーしていても、個人的にはTop10で推していたと思うが、まさかのステイを選択。パスプロではブルラッシュに耐える足腰の強さがありつつも、しっかりしたキックスライドで広い範囲をカバーできる。
5 Joe Alt OT Notre Dame (6-8, 315lbs)
素晴らしいサイズに素晴らしい身体能力を持ったLT。高身長OTにありがちなバランスの悪さもなく、デカくて強いLTとして定着している。AP All-Americanの1stチームに選ばれ、名実ともに現在のカレッジフットボール界を代表するOTとなっている。
6 Brock Bowers TE Georgia (6-4, 230lbs)
True Freshmanから活躍のGeorgiaのエースTE。ライン上にセットするタイプではないが、凄まじいスピードと身体の強さでパスゲームで大活躍。エンドアラウンドなどのランプレーもでき、2年間でラン・レシーブで通算24TDを上げている。スピードもかなりあり、Kyle Pittsともまったく異なる雰囲気のTEで、Bowersは唯一無二。
7 JC Latham OT Alabama (6-6, 335lbs)
世代ナンバーワンOT。AlabamaのトップLTと同じく、OG→RT→LTと移るかと思いきや、春の時点ではRTにステイの様子。OTとしては完璧な体格に、キックスライドの速さはNFLと比較してもトップクラスの可能性あり。幅広い範囲をカバーでき、上半身の強さもしっかりある。LTに移るのか、RTにステイでもどこまで評価されるのか注目。
8 Joe Milton QB Tennessee (6-5, 244lbs)
来年のドラフトのAnthony Richardson枠。カレッジNFLを合わせてもナンバーワンの強さの肩を持っていて、昨季まではそれのみを売りにしていたが、Hendon Hooker負傷後に先発に入ると活躍。シーズンは10TD 0INTで乗り切った。パサーとしては成長は必要だが、ショートのパスも投げれるようになっている。制球力はAR-15様より良い。足も使えて4.5台は出せそう。本人談では90ydsを投げられる。
9 Bo Nix QB Oregon (6-3, 214lbs)
AuburnからOregonへ転校して覚醒。Auburnでは異なるオフェンスのスタイルを経験し、パサーとしての能力を3年目に身につけた。1年生でOregonとAlabamaを撃破するスター性が魅力。クイックスロー力の高さを見ると最もNFL向きな選手かもしれない。昨年はパス成功率71.9% 3,593yds 29TD 7INTの成績。ランでもかなり速く、元々はデュアルスレットという印象だった。肩の強さもプロ級。
10 Kool-Aid McKinstry CB Alabama (6-1, 180lbs)
2年目の昨年に大幅に進化。13試合で1INT、15PD。AlabamaのCBらしい身体能力の高さが目立ち、プレスカバレッジではしっかりボールを叩ける腕の長さと視野、そしてフットワークの軽さを持っている。今年のドラフトにエントリーしていても現状の能力だけでCB2-3くらいの評価は得ていたかもしれない。
11 Dallas Turner EDGE/LB Alabama (6-4, 245lbs)
True Freshmanで8.5サックを記録し、Will Anderson 2.0?と騒がれていたが、昨年の4サックは物足りない。非常に一歩目が速いEDGEで、LBとしてもブリッツ力が高い。2ポイントでセットしても、3ポイントでセットしても効果的なディフェンダーになれ、プレーへの嗅覚もランパスともに優れている。持っている能力はプロでも2桁サック。
12 Jared Verse EDGE Florida State (6-4, 248lbs)
FCSのAlbanyからFSUへ転校の2年目。12試合で17ロスタックル 9サックは見事な成績。それでいて怪我を抱えながらプレーもしていた。 決してスピードラッシャータイプではないが、ヒットの強さや手の強さ、パワーなどは今年のプロスペクトと比較してもトップ。今年のEDGEでも2番目か3番目に指名されただろう。強いと言う言葉が似合う選手。
13 Bralen Trice EDGE Washington (6-4, 260lbs)
来年のトップEDGE候補の1人。13試合で12ロスタックル 9サックと活躍。スピードとモーターを兼ね備えたEDGEで、OTの外側からスピードと足首の柔らかさでうまく捲れる。ハンドテクの能力は普通も、カレッジレベルなら身体能力だけでサックを量産している。
14 Amarius Mims OT Georgia (6-7, 330lbs)
元5-starで昨年は控えだったがプレーオフではRTとして出場。Ohio State戦ではすでにドラフト上位候補であるかのように右側からのラッシュを封殺した。パスプロの安定感が素晴らしく、幅広の身体に水準以上のキックスライドを持ち、上半身のパワーやグリップ力、アームの長さを活かしてパスラッシャーを食い止める。下半身の力もなかなか。OT1に食い込む能力は持っていそう。
15 Emeka Egbuka WR Ohio State (6-1, 203lbs)
Marvin Harrison Jr.とともに1,000yds超え。1,151yds 10TDの成績で今年のカレッジ最強WRデュオを組んでいる。Harrison、Egbukaは19年LSUのChaseとJefferson級。スロットも外もできるWRで、キャッチセンスが抜群。スピードも十分あり、ルートも滑らか。現時点ですでに1巡クラスの能力を持っている。
16 Rome Odunze WR Washington (6-3, 200lbs)
キャリアハイの1,145yds 7TD。ドラフトの資格はあったが、ステイを決断。仮にエントリーしてれば1巡指名の可能性もあった。大型WRで、セパレートもできディープも狙える。キャッチレンジも広く、キャッチの安定感もある。なおセパレート力はあるがトップスピードは少し疑問。
17 Cooper Beebe G Northwestern (6-4, 332lbs)
元々はLTもサイズ不足でプロを見据えてLGに転向。LT時代から安定感のある上位候補だったが、Gとして昨年はFirst Team All-Americanに選出された。バランスが取れたGでパスプロで一度掴んだら離さないグリップ力を持っている。ランブロックではテクニックを見せていていて2枚目を取りに行く角度が良い。
18 Chop Robinson EDGE Penn State (6-3, 253lbs)
MarylandからPenn Stateに転校。昨年は10ロスタックル 5.5サック。スピードで捲れる本格パスラッシャーで、スピンムーブもうまい。スピードとパワーを合わせたようなパスラッシュもでき、プレーへの反応も上々。身体のサイズは普通めではあるが、体重があるのはプラス。
19 Laiatu Latu EDGE UCLA (6-4, 265lbs)
13試合で13ロスタックル 10.5サックを記録したエッジラッシャー。2020年の首の怪我で引退するも、22年にUCLAで復帰。短い距離のスピードがあるパスラッシャーで細かい動きで有利なポジションを取りQBに迫る。モーターもあり、パワーでも押せる。怪我歴がドラフト時にどう評価されるか。
20 Brandon Coleman OT TCU (6-6, 325lbs)
昨年はすべての試合で先発した不動のLT。LTとして非常に安定しており、パスプロでは大きい体格を活かしてる。下半身と上半身の力の連動も良く、ブルラッシュを押し返すシーンも。ランブロックもスムーズで軽やかに動ける。誰も話題にしていないのが解せないが上位候補。
21 Tyler Davis DT Clemson (6-2, 300lbs)
True Freshmanで6.5サックの鮮烈なデビューを飾ったが、その後2年は怪我の影響で成績下降。22年シーズンは復活し9.5ロスタックル 5.5サック。上背がないのがプロでの評価的にどうかだが、ランディフェンスとパスラッシュ双方ともにハイレベル。身体の芯が強く、OLが押し込もうとしても押し込めない雰囲気がある。
22 Spencer Rattler QB South Carolina (6-1, 200lbs)
元々は22年のドラフトの全体1位との呼び声もあった選手だが、Oklahomaでスターターを奪われ、South Carolinaへ転校。そのSouth Carolinaでは、3,026yds 18TD 12INTという成績も、Tennessee戦では6TDを投げ本領発揮した。このパフォーマンスをコンスタントに出せるなら1巡は十分にある。
23 Jalen McMillan WR Washington (6-1, 180lbs)
1,098yds 9TDとブレイク。OdunzeとMcMillanのデュオもOhio StateのWRに負けないくらいの破壊力。外もスロットもできるタイプでトップスピードとルートの上手さが光る。キャッチも滑らかでYACの意識も高い。Oregon戦ではChristian Gonzalezにカバーされながらもうまいレシーブを見せていた。
24 TreVeyon Henderson RB Ohio State (5-10, 210lbs)
True Freshmanで1,248yds 15TDの活躍も、昨年は怪我でシーズン途中で離脱。怪我からの復帰がどうかではあるが、トップスピードと加速力、さらに縦の上がりのセンスは抜群。身体はRBとしては普通のサイズだが、ヒットが強いのも評価高い。
25 Kingsley Suamataia OT BYU (6-6, 315lbs)
元々はOregonで247の5-starとして入学もBYUへ転校。RTを務めた昨年は安定感抜群の活躍。アスレチック寄りのプレースタイルでスピードあり、グリップ力も強く、ランブロックではディフェンスの選手を離さない(良い意味で)。身体のバランスも良く、LT転向で高いレベルのプレーができれば、トップ3のOTに迫れる可能性も。
26 J.J. McCarthy QB Michigan (6-3, 196lbs)
MichiganのエースQB。2022年シーズンは2,719yds 22TD 5INTの成績。パサーとしては成長途上ではあるものの、低弾道の伸びがある球を正確に投げることができる。身体能力抜群で、スクランブル能力も非常に高く、スピードは40-ydで4.50くらいの雰囲気。
27 Josh Newton CB TCU (5-11, 195lbs)
TCU転校初年度から3INT 12PDと活躍でチャンピオンシップ進出に貢献。4.3台を出しそうなスピードがあるCBで、WRのミラーリングとバンプが非常に上手。足腰の回転やアジリティ力も水準以上の雰囲気。
28 Kyle McCord QB Ohio State (6-3, 215lbs)
CJ Stroudの下でバックアップを経験。今年は遂にスターターの模様。未知数なところは多いが、生で練習を目にした印象だと、Stroudよりも良い球を投げていたので、大ブレイクする可能性はあると感じる。オフェンスは一流選手しかいないので、いきなり言い訳ができないシーズン。
29 Jer'Zhan Newton DT Illinois (6-2, 295lbs)
アンダーサイズめのDTだが、シーズンで14ロスタックル 5.5サックと活躍。ショートエリアの加速力とトップスピードが速く、ラインを割るとものすごい勢いでQBに迫れる。ランディフェンスでもゾーンプレーなどは持ち前のスピードと一定以上のパワーで好守備を見せる。持っている素材はすごく、ラッシュのテクニックを極めたら面白い存在になれる。
30 Donovan Jackson G Ohio State (6-4, 320lbs)
身体能力高めのLG。パワーは及第点という感じも一歩目の速さとプルのスピードがなかなか。36インチのアームを高校時代に持っていたらしく、IOLで世代ナンバーワンリクルートも、OTもプレーできるよう。
31 Calen Bullock S USC (6-3, 180lbs)
14試合で5INT。6-3ありながらも細身でWRのような雰囲気。スピードが異常に速くカバー範囲はトップクラス。腕の長さで競り合ってもしっかりボールを叩ける点も良い。タックル力も水準以上。
32 Malik Nabers WR LSU (6-0, 199lbs)
3年目でキャリアハイの1,017yds 3TDを記録。快速系でキャッチ力とセンスを兼ね備えているWR。Georgia戦では5レシーブ 128yds 1TDと活躍し、Kelee Ringoをスピードで置き去りにした。YACの意欲も強く、キャッチしてからの加速力がかなりある。スロットと大外どちらもプレー可能。
33 Fentrell Cypress CB Florida State (5-11, 180lbs)
VirginiaからFSUへ転校1年目。昨年は9試合で39トータルタックル 14PD。スムーズなバックペダルと判断力、足腰の回転の良さでビッグプレーを防ぐタイプ。身体能力も高そうで、新天地で活躍して1巡の可能性もあり。
34 Mike Sainristil CB Michigan (5-10, 185lbs)
WRとして3シーズンを過ごし5TDを記録していたが、昨年からCBに転向。CB転向初年度で58タックル 6.5ロスタックル 2サック 1INT 7PDは優秀な成績。体格は小さめもスピードを活かせている。上積み十分で技術を伸ばすと考えればさらに上位も。去年はニッケルメイン。
35 Ruke Orhorhoro DT Clemson (6-4, 295lbs)
今年のドラフトにエントリーするかと思いきやステイを決断。ローテーションでプレー機会は限られていたが堅実に活躍を重ね8ロスタックル 4サック。ヒット力と腕のパワーがありながら、ショートエリアを細かく動ける。
36 JT Tuimoloau DE Ohio State (6-4, 277lbs)
Penn State戦で2サック、2INT、1FF、1FR、1TDと大無双。世代ナンバーワンのDLの実力を見せた。なお全体を通した試合のパフォーマンスはまだまだも、持っている能力や身体能力から、上位で指名されても不思議ではない。
37 Tony Grimes CB Texas A&M (6-0, 190lbs)
元々5-starのCBでNorth CarolinaからTexas A&Mへ転校。過去2年間で0INTも16PD。スピードはかなりのもので、CBとしてのセンスも抜群。SECで活躍できれば1巡候補。
38 Blake Corum RB Michigan (5-8, 210lbs)
シーズン途中で怪我で離脱も、離脱前はハイズマンを獲るかくらいの好成績。12試合で1,463yds 18TD。負傷した試合以外ではすべての試合でTDを奪っていた。加速力とトップスピードが魅力で、ディフェンスの動きもよく見れている。今ドラフトでエントリーしていても2巡級で、今年のシーズンでどこまで伸ばせるか。
39 Tyleik Williams DT Ohio State (6-2, 290lbs)
13試合で2.5ロスタックル 1サックも、動けるタイプのDTとして成長に期待。ラン守備も悪くなく、しっかりOLとの間にレバレッジを作りランナーにタックルできる。
40 Ainias Smith WR Texas A&M (5-10, 190lbs)
Texas A&Mでなければもっとスタッツを稼げる選手。昨季はシーズン途中に無念のシーズンエンド。クイックネスがあるスロットWRで、ランプレーなどでも使えるバーサタリティが魅力。YACも加速力とセンスが光る。
41 Will Shipley RB Clemson (5-11, 200lbs)
True Freshmanから試合に出続けて2年間でランで26TDの決定力が魅力。そこまでサイズはないものの、タックルを破る力強さと、独走するスピードもある。レシーブ力も一流。
42 Dontay Corleone DT Cincinnati (6-2, 320lbs)
NTメインも45トータルタックルを記録したランストッパー。身長は高くなく、そこまで幅広でもないが、ブロックに押されない芯の強さと下半身の強靭さあり。手の使い方もうまく、ランナーを捕捉する能力も高い。パスラッシュは普通。
43 Michael Hall Jr. DT Ohio State (6-2, 285lbs)
12試合で7.5ロスタックル 4.5サックのDT。少しアンダーサイズもスピードとパスラッシュの動きは光るものがある。本領発揮したらサックを量産できそうではあるが、ラン守備がどうか。生で練習を見ると現在のOhio StateのDLの中でも動きは別格。
44 Raheim Sanders RB Arkansas (6-2, 237lbs)
13試合で1,443yds 10TD。レシーブでも28レシーブ 271ydsとランパス両方で活躍。237lbs登録の巨大RBもスピードがなかなかあり、動きも軽やか。相手D#を引き摺るようなプレーは少ないが、パワーは一級品。NFLでもスタッツを残せるタイプに見える。
45 Maason Smith DT LSU (6-6, 310lbs)
True Freshmanで7試合で4サックを記録した5-star DT。昨年はシーズン開幕戦でのセレブレーションでACLを断裂しシーズンエンドで試合に出れず。DTとしては素早いステップを持っているが、1年目はまだまだ若いプレーが多く、目立たないプレーもよく見られた。2年間でしっかり進化していれば1巡候補。
46 Bryson Nesbit TE North Carolina (6-5, 235lbs)
恵まれた体格と身体能力が魅力のレシービングTE。507yds 4TDでAvg14.5ydsとゲインできる。エースWRのJosh Downsがプロ入りしたUNCでKyle Pittsのような存在になれる可能性あり。父親はSaintsでリングを持っているJamar Nesbit。
47 Braelon Allen RB Wisconsin (6-2, 235lbs)
True Freshmanから2年連続で1,000yds 2桁TD超え。パワー系のRBだが、独走に持っていけるスピードもある。Henry 2世になれる可能性は十分。2004年生まれで来年のドラフトでは20歳という若さも注目。
48 Max Melton CB Rutgers (6-0, 190lbs)
12試合で2INT 10PD。Ohio State戦では一線級のWRと互角級のマッチアップをしていた。なお2021年に車に乗りながらペイントボールを撃って通行人を怪我させた容疑で逮捕されている。
49 Xavier Worthy WR Texas (6-1, 164lbs)
QBがQuinn Ewersになった昨年にブレイクが期待されるもいまいち結果を残せず760yds 9TD。ルートランのクイックネスもあるが本質的にはディープスレット。4.3台は出せると言われている。
50 Shedeur Sanders QB Colorado (6-2, 215lbs)
ご存知Deion Sandersの息子。昨年はFCSのJackson Stateで3,732yds 40TD 6INTの実績を引っ提げてFBS最弱クラスのColoradoへ父親についていく形で転校。クイックリリース力や肩は上のレベルでも通用しそう。
51 Tommy Eichenberg LB Ohio State (6-2, 239lbs)
チームで圧倒的にトップの120タックル。12ロスタックルからも分かるようにラン守備では素晴らしい反応を見せる。OLに当たれるのは吉。突っ込みすぎなところはあるか。
52 Brandon Dorlus DT Oregon (6-3, 290lbs)
9.5サック 2タックルもコンスタントにQBに迫っている印象もあるDT/EDGE。体重はDTとしては足りずトゥイナーとしての雰囲気はある。EDGEとしてもハンドテクのうまさや下半身の方向転換のうまさが光り、プレッシャーはかけられる。プロでの適正ポジションはクイックネスを活かすことを考えると3テクDTか。
53 TJ Tampa CB Iowa State (6-2, 190lbs)
12試合で9PDとキャリアハイの成績。サイズはそこそこあるが足腰の動きがスムーズでスピード負けもしない。Oklahoma戦では40-yd 4.38のMarvin Mimsを封じ込んでいた。タックルもうまく、膝に寝転がるタイプも、しっかり一発で倒せている。
54 Kalen King CB Penn State (5-11, 187lbs)
小柄ながらもアグレッシブなプレーが魅力的な選手。13試合で3INT 16PDも、シャットダウンコーナーという域には達しておらず。一方で致命的なプレーも少ない印象。Joey Porter Jr.が抜け、DBを引っ張る姿が期待される。
55 Graham Barton OT Duke (6-5, 306lbs)
DukeのLTとして2年間スターター。アスレチック能力が高めの選手で視野の広さとパスプロのミラーリングのうまさが特徴的。GもCもできるようではあるが、純粋なパワーが少々足りないように見えるのがネックか。
56 Jacoby Windmon LB Michigan State (6-2, 250lbs)
UNLVから転校で8試合で10.5ロスタックル 5.5サックに6FFを記録した。LBとEDGEの両方にセット可能。現段階で推している人は少ないようだが、OLBとしての評価が上がればこのサイズでも問題なし。なおEDGEとしてはアンダーサイズ。パスラッシュ力をさらに磨けばDay2上位も。
57 Kurtis Rourke QB Ohio (6-3, 211lbs)
スモールスクールの中での今年のドラフト上位候補は彼。11試合で3,257yds 25TD 4INT パス成功率69.1%の安定した成績。ACL断裂で昨年はシーズン完走できずも、しっかり復帰できれば上位の可能性はある実力。
58 Simote Pepa DT Utah (6-3, 330lbs)
330lbs登録だが相当大きく見える選手。NTとして十分なパワーと、クイックネスが魅力。4サックを記録した。Siaki Ikaをクイックネスにした選手という感じ。
59 Kris Abrams-Draine CB Missouri (5-11, 178lbs)
0INTも14PDはSECではKool-Aid McKinstryに次ぐ記録。元WRで大学でCBに転向。細身ながらも競り合えて、ボールを狙うのが非常にうまい。
60 Christian Mahogany G Boston College (6-3, 335lbs)
昨年は怪我で全休も、一昨年のプレーから判断するとDay2級の実力を持っている。
61 Jacob Cowing WR Arizona (5-11, 170lbs)
UTEPからArizonaに転校し、レベルが上がった舞台でも1,032yds 7TDと活躍。トップスピードがありながらもルートランのクイックネスもなかなかで、YACのセンスも良い。
62 Kendall Milton RB Georgia (6-1, 220lbs)
スタッツは伸びていないが、Georgia大の主力選手となっている。安定しているRBで、プレーに落ち着きがある。サイズもあり前に倒れられるのも高評価。
63 Jaheim Bell TE Florida State (6-3, 232lbs)
TE登録なのに、昨年はラン261yds レシーブ231ydsとランプレーの方でよく使われていた。今年からオフェンスが揃っているFlorida Stateへ転校。バーサタリティの高さはSouth Carolina時代の先輩のDeebo Samuelを彷彿とさせる。
64 James Williams S Miami (FL) (6-5, 224lbs)
6-5ある巨大Sも、マンカバー力もなかなかあり、フィールドでは存在感抜群。タックルの精度と強さをもう少し高めることができれば上位も。
65 Jeremiah Trotter Jr. LB Clemson (6-1, 210lbs)
父親はEaglesなどで活躍したJeremiah Trotter。身長は父親同様そこまで高くないががっしりとした体格が特徴。昨年は89タックル 13.5ロスタックル 6.5サック 2INT 5PDと文句なしの成績。体格とスピードがどう評価されるか。
66 Ja'Tavion Sanders TE Texas (6-4, 256lbs)
元5-starでチームのオフェンスの顔に成長。スピードがあるアスリートタイプのTEでブロックもしっかりできる。Texasの躍進の鍵を握っている選手のひとり。
67 Trey Benson RB Florida State (6-1, 215lbs)
フィールド上ではサイズがあるように見えるRB。走り方はFournetteのよう。ミスタックルを誘うのが得意で、前に進み続けられる。オープンに出てもなかなかのスピードと迫力がある。
68 Sedrick Van Pran C Georgia (6-4, 310lbs)
GeorgiaのスターターC。今年のドラフトでエントリーするかと思いきや1年ステイを決断。スピーディーかつ下半身の力が強い選手で、コンボブロックなどの動きが速く、パスプロも安定感がかなりある。
69 Johnny Wilson WR Florida State (6-7, 235lbs)
6-7, 235lbsの超巨大WR。Florida Stateに転校してブレイク。13試合で897yds 5TDもAvgは20.9yds。実際のスピードは怪しいも、この体格でディープを狙えるのは武器。G前で高さを活かしたプレーも期待できる。
70 Nehemiah Pritchett CB Auburn (6-1, 184lbs)
Auburnで3シーズンスターターを務めているCB。プレスカバレッジが上手くて、長い手足でボールを叩ける。大型WRと対峙しても押し負けないフィジカルの強さも魅力的。昨年は12試合で8PD。
71 Troy Franklin WR Oregon (6-2, 170lbs)
OregonのエースWR。ディープを狙えるスピードがある。成績は891yds 9TDと決定力も目立つ。フットワークの良さも光り、スクリメージライン上でセパレートもできる。
72 Dorian Singer WR USC (6-0, 180lbs)
USC戦で141yds 3TDの無双。今年からはそのUSCに転校。キャッチ力が相当あり、芸術点が高めのプレーも多い。
73 Donovan Edwards RB Michigan (6-0, 202lbs)
チームメイトのCorumが怪我した後に本領発揮。プレーオフを含む最後の3試合で520ydsと荒稼ぎ。絶対に負けられないOhio State戦では216yds 2TDの成績を残した。202lbsには見えないパワーと止まらなさがある。
74 Bru Mccoy WR Tennessee (6-3, 220lbs)
元々はUSCの5-starで長らく期待されていたが、転校後にHendon Hookerと組んで本領発揮。この体格ながらスピードはかなりあるように見える。ルートランの技術も高く、すでに穴選手感が出ている。
75 Michael Penix Jr. QB Washington (6-3, 213lbs)
Washingtonへの転校で才能開花。パス成功率50%台のQBだったが、4,641yds 31TD 8INTの活躍。パス成功率も65.3%だった。サウスポーのQB。走れそうではあるが、プレースタイルは完全なポケットパサー。
76 Kamren Kinchens S Miami (FL) (5-11, 202lbs)
昨年は6INTとボールホーク系FSとして活躍。スピードが速くカバー範囲が広い。ただ裏を取られるプレーも散見され、そこを改善できればさらに上位。
77 Oronde Gatsden Ⅱ WR Syracuse (6-5, 216lbs)
父はDolphinsなどで活躍したOronde Gatsden。昨年は初のスターターも13試合で969yds 6TDと一気にエースの座へ登り詰めた。登録はTE。
78 Darrell Jackson Jr. DT Florida State (6-6, 300lbs)
Miami (FL)から転校でFSUに。昨年は12試合で3サック。長いリーチと筋肉が詰まったような身体でOLに当たり負けない。パスラッシュ力もなかなか。
79 Ben Yurosek TE Stanford (6-5, 232lbs)
大幅に負け越したStanfordで445yds 1TDを記録。成績は大したことないが、WR級のスピードを持っていそう。ブロックは上達中。
80 Cam Hart CB Notre Dame (6-2, 198lbs)
昨年は11試合で0INT 4PDと成績を残せなかったが、2021年のテープは秀逸で、本領を発揮できれば1巡候補に名乗りあげてきてもおかしくない。
81 Tayvion Robinson WR Kentucky (5-10, 187lbs)
Virginia Techから転校し、Will Levisと組むも想像していたような成績は残せず。スロット専門のWR。4年連続で400ydsを残しているのはある意味安定感ではある。
82 Leonard Taylor DT Miami (FL) (6-3, 305lbs)
アンダーサイズ気味もプレーの爆発力が魅力。ランブロック受けもパスラッシュも少々物足りない気はするが、テクニックを身につけたら化けそう。昨年は10.5ロスタックル 3サック
83 Quinyon Mitchell CB Toledo (6-0, 200lbs)
Toledoとはいえ、昨年は14試合で5INT 19PDと大無双。4INTと2 pick-6を1試合で決めた爆発力がある。ゾーン守備で活躍。
84 Eyabi Okie EDGE Charlotte (6-5, 244lbs)
元5-starの全米No.1 DEだったが、AlabamaからUT-Martin、Michiganと来て最終年はCharlotteへ。一流パスラッシャーになる素質は感じる。大学のレベルが落ちるので2桁サックはマスト。
85 Quinn Ewers QB Texas (6-3, 206lbs)
鳴物入りでOhio Stateに高校卒業を早めて入学するもTexasへ転校。スターターの座は掴んだが、怪我などもあり10試合で58.1% 2,177yds 15TD 6INT。クイックスローは良いが、ミドルからディープの精度に問題あり。
86 Brevyn Spann-Ford TE Minnesota (6-7, 270lbs)
理想的なサイズのTE。OL級のブロッキング能力に高さを活かしたキャッチ力が光る。アスレチック能力も光るが、爆発力よりも安定感。
87 Brant Kuithe TE Utah (6-2, 220lbs)
TEとしてはアンダーサイズもレシーブ能力は元々はBills 1巡のKincaidより上の評価。スピードさえあればTop100評価も。
88 DJ James CB Auburn (6-0, 185lbs)
Oregonから転校。Pritchettとともにチームに残った。12試合で1INT 8PD。プレーではそこまで目立っていないが大やらかしをしないカバー力が魅力。身体能力も高そうでPFFで高評価。
89 Zak Zinter G Michigan (6-6, 315lbs)
MichiganのRGを支えてきた男。パスプロの安定感があり、視野の広さも注目。プレーの強度はそこまでで、ランブロックでもう少し圧倒したい。
90 Denzel Burke CB Ohio State (6-0, 189lbs)
True Freshmanから12PDと活躍で1巡かと騒がれていたが、昨年は不調。身体能力は悪くないが、フィールド上のプレーが微妙。復活なるか。
91 Keon Coleman WR Florida State (6-4, 215lbs)
カンファレンス王者を何が何でも狙っているFlorida Stateへ転校。身体の使い方とコントロールが上手い印象のWR。798yds 7TDを記録。スピードも身長にしてはなかなかで加速力ある。
92 Princely Umanmielen EDGE Florida (6-4, 260lbs)
3年目でフル出場で9.5ロスタックル 4.5サックを記録。ツール的には一巡級のものを持っているが果たして。
93 Jarquez Hunter RB Auburn (5-10, 210lbs)
Tank Bigsbyの下で2年間活躍。昨年は668yds 7TDも平均は6.4yds。トップスピードはそこまでも細かいフットワークとディフェンスの動きがよく見えている選手で、ミスタックルを誘発できる。
94 Antwane Wells Jr. WR South Carolina (6-1, 207lbs)
FCS時代のJames MadisonからSECへステップアップした昨年にチームトップの928yds 6TDを記録。FCS時代は大舞台で力を発揮する選手で、FBSでも上位校相手に活躍。サイズがある万能WR。
95 D.J. Uiagalelei QB Oregon State (6-4, 235lbs)
ClemsonからOregon Stateへ転校。QBのレベルが非常に高いPac-12で本来の実力を見せることができれば上位指名も。制球力は良くなりつつあり、肩の強さとサイズはNFL級。
96 Kobe Savage S Kansas State (5-11, 202lbs)
サイズは小さめだが、上がりが速くランサポート力が高いS。ヒットも強くしっかり足に抱きついてタックルできる。PD 0は気になるが3INTを決めている。
97 Jason Marshall Jr. CB Florida (6-0, 191lbs)
Floridaっぽい身体能力高めのCB。プレスカバレッジの成績が良いも、プレーを見ているとシャットダウンコーナーの域には達しておらず。FloridaのCBの上位候補で成功できるか。
98 Cade Stover TE Ohio State (6-4, 255lbs)
初のフルシーズンとなった昨年はWRが一流ばかりの中でも406yds 5TDと爪痕を残した。ランブロックが一流で、レシーブ能力もかなりのもの。ビッグゲインはディフェンスの裏をかくプレーが多いものの、通常のルートでもしっかり活躍。
99 Simeon Barrow DT Michigan State (6-2, 285lbs)
アンダーサイズのDTではあるがプレーからはまったく感じさせない。2年間で7サック、昨年は9ロスタックルを記録。パスラッシュだけでなくランストップの意識も強く、一瞬のスイムでラインを割ってくる。
100 Jordan Morgan OT Arizona (6-6, 320lbs)
Arizonaという2年で1-16だったチームが5-7まで持ってこれたのは彼の安定感もある。シーズン途中で膝の怪我で手術を受け、怪我明けのシーズンだが、パスプロのフットワークとグリップ力はなかなか。動けるOTで怪我が問題なければ上位指名も。
ロマン枠
Desmond Watson DT Florida (6-5, 449lbs)
449lbsのお化けDL。オフでさらに増量し、明らかに太り過ぎもランストッパーとしては優秀。
Riley Leonard QB Duke (6-4, 205lbs)
ダニジョン級の選手になる可能性はある。サイズはありながらもランパスともに頼れて、ランでは13TD、パスではパス成功率63.8% 2,967yds 20TD 6INT。
Javontae Jean-Baptiste EDGE Notre Dame (6-5, 255lbs)
Ohio Stateでは出場機会に恵まれずも昨年はキャリアハイの4サック。新天地で爆発を狙う。個人的にOhio Stateの練習を見ていて、動きが良いと思った選手の1人。
Korey Foreman EDGE USC (6-4, 235lbs)
世代Top5の期待の星も2年間ほとんど活躍できずに3年目。試合の動きを見てると厳しそうで転校濃厚だが、ロマン枠としての期待はある。
Jack Sawyer EDGE Ohio State (6-4, 265lbs)
Foremanと並び世代トップクラスのEDGE。入学時はBosa兄弟のようになれるかと思われたが、昨年は4.5サックでまだまだ。パスラッシュスキルを上げれれば上位の可能性も。