第1回NFL穴ドラフト結果と考察
夢のような2021年NFLドラフトの3日間が早くも終わり、各チーム来季に向けてワクワクな気持ちでいっぱいでしょう。我がEaglesも神ムーブでDeVonta Smithを1巡指名しもうウハウハです。
さて、今年はNFLドラフト候補名鑑という、前代未聞の神雑誌がベースボールマガジン社から発売されましたが、今年はこの雑誌を使ってNFLクラスタ内でちょっとした遊びを開催しました。
それがNFL穴ドラフトです。
ルールはドラフト候補名鑑に掲載されていない選手を3人選び、
・最初に指名される選手を当てる(個人部門)
・選択した3人の指名合計順位の少なさを競う(総合部門)
という2つの部門で勝負しました。ちなみにドラフト名鑑には120人掲載されています。
選手を決めるドラフトは未練杯直後にしっかりランダマイザーで決め、スネークドラフト(1→11, 11→1, 1→11)で指名を行いました。
第1回NFL穴ドラフト結果
ということで3日間にわたるNFLドラフトが終了したので結果です。
結果は個人・総合部門で私Tamago(@mliteplz)が優勝しました🎉👑🍾
ちなみに私の指名選手は以下の3人です。
1. CB Kelvin Joseph Kentucky - 44位
2. WR Nico Collins Michigan - 89位
3. TE Tommy Tremble Notre Dame - 83位
総合216ポイント
個人部門の2位はWalker Little(45位)を指名したAndrew mLuck (@AmLuck12)さん、3位はD'Wayne Eskridge(56位)を指名したPackers Tarkun (@taaKun0811)さん。
また、総合部門の2位は264ポイントを獲得したベンガルいとう (@KonnyakuMondou) さん、3位は304ポイントを獲得したT. C. (@melting_pot_tw) さんでした。
ご参加いただいた皆さまありがとうございました!
ちなみに、同時にMr. Irrelevant予想も行いまして、こちらは正解者なし。最も近かったのは、254/259位のPressley Harvin IIIを予想したPackers Tarkun (@taaKun0811)さんという結果になりました。
ということで、ここまでは結果報告ということで、ここからは各指名選手に対するTamago目線のちょっとした紹介を行います。
Tamagoの指名
1. CB Kelvin Joseph Kentucky - 44位 (DAL)
オフフィールドでの問題がすごそうだが、CBとしての実力そして身体能力はトップクラス。こういう半分問題児みたいな選手を指名することに定評があるDALが素質を買ったか。
2. WR Nico Collins Michigan - 89位 (HOU)
シニアボウルで別格の動きを見せていた6-4 215lbsの長身WR。この体格で40は4.42。ルートランも奥も狙える選手として素質はトップクラス。成績は普通だが、特に長身WRで速さがある選手があまりいない今年は優先して指名されたか。
3. TE Tommy Tremble Notre Dame - 83位 (CAR)
TEだがパスキャッチよりもブロッカー能力に秀でている選手。スクリメージラインにセットさせるというよりもニアスロットやモーションで使うことが多い。NFLにはなかなかいないタイプのTE。このタイプの選手が何位で指名されるのかは不明だったが、そもそもTEのプロスペクト不足の今年は人気になった模様。
ベンガルいとうさんの指名
1. DT Milton Williams Louisiana Tech - 73位 (PHI)
身体能力お化けのDT。それらの数値はAaron Donald級。試合の動きもなかなか。DTとしては少し小さいが指名順位は妥当。
2. WR Amari Rodgers Clemson - 85位 (GB)
Lawrence様のメインターゲットのA Rodgersは、A RodgersがQBを行なっているGBへ着地。秀でた速さはないが、安定したルートランとキャッチ力は魅力。QBが完成しているチームでは成功できる。もう少し早く指名された可能性もあったかも。
3. DT Jay Tufele USC - 106位 (JAX)
20シーズンオプトアウトで、結構アナリストからの評価が高かった選手。身体能力などを考えるとMilton Wiliamsやもうちょいパフォが良いAlim McNeillの後、4巡トップバッターの指名は妥当かと。
T. C.さんの指名
1. C Quinn Meinerz Wisconsin–Whitewater - 98位 (DEN)
Div Ⅲの雄。Div Ⅲは実質4部。なので日本で言うと関東3部からすごい選手が出てきたことに。身体能力・強さは化け物級も、Div Ⅲ出身ということが響きここまで落ちたか。
2. DT Tommy Togiai Ohio State - 132位 (CLE)
もう1年大学に残ったら3巡上位くらいで消えそうな雰囲気。スターターは1年間のみ。CLEにとっては美味しいピック。
3. CB Benjamin St. Juste Minnesota - 74位 (WAS)
個人的びっくりピックの一つ。3年間でINT0、昨季は5試合でPD1の選手。6-3という身長の素材型ピックのよう。シニアボウルの活躍も大きかったか。
Packers Tarkunさんの指名
1. OT Brady Christensen BYU - 70位 (CAR)
Zach Wilsonのブラインドサイドで超安定。しかしアームの長さが32 1/4でなければ、もっと上位で指名されてたと思う。
2. WR D'Wayne Eskridge Western Michigan - 56位 (SEA)
直後にTutu Atwellが(個人的にはサプライズ)指名されてることを考えると、とにかく足が速くてDBをちぎれるWRの需要が高かった模様。
3. LB Charles Snowden Virginia - ドラ外 (CHI)
まさかのドラ外。昨季の怪我(足首)が響いたか(プロデイでも走れず)。また、身長はあっても体重がないためプロでの使い方も難しいタイプではある。
P-BLUEさんの指名
1. S Hamsah Nasirildeen Florida State - 186位 (NYJ)
どでかいSで元気ならなかなかの逸材だが、6巡までスリップ。SもLBもニッケルもできるが、プロでは使い方が難しいかも。と思ったらJetsはLBで使うようである。Sとしてのスピードは正直なさそう。また19年にACL断裂。復帰後は2試合にしか出場しておらず正直未知数。そう考えるとスリップは妥当なのかな。
2. TE Hunter Long Boston College - 81位 (MIA)
TEのプロスペクト不足の中、しっかり成績を残して3巡指名。個人的にNico Collinsか彼かで指名を迷った選手。妥当な順位。
3. CB Camryn Bynum California - 125位 (MIN)
Sで指名された記憶。40のタイムが遅いが (4.56) でかいWR相手にもしっかりカバーできる。4年間スターターの経験が買われたか。
茶王さんの指名
1. G Trey Smith Tennessee - 226位 (KC)
実力ではここまで落ちることはあり得ないので、過去の肺の病気(生死に関わる病気とのこと)が原因でスリップしたことに間違いない。この記事によると再発の可能性もあるとのことで、それが原因のスリップだろう。元気ならスーパーバリューピック。
2. CB Paulson Adebo Stanford - 76位 (NO)
なんだかんだ言って3巡で指名されたのはフィジカル & スピードありCBだからか。20シーズンはオプトアウトで、評価も下がりつつあったが、最終的には良い順位で指名された。
3. OT James Hudson Cincinnati - 110位 (CLE)
とても良い選手LTだが、彼も32 5/8インチと短めのアームを持っている。身体能力も普通。でもOjulariを抑えた。この順位はちょうど良い。
ファームゲームイーター=RT83さんの指名
1. S Jamar Johnson Indiana - 164位 (DEN)
今年のドラフトのサプライズスリップの1人。確かに40もショートシャトルも3-coneも微妙だが、フィールドの動きで語っているかと思っていた。語っていなかったんですね。とは言ってもおかしい。さすがに落ちすぎ。スティールピックですよこれ。
2. WR Simi Fehoko Stanford - 179位 (DAL)
彼も想像よりも順位が落ちた選手。6-4とでかくて速い (4.44) 。では、同じタイプのCollinsが3巡で先に指名されて、彼がなぜここまで落ちたのかを考えると、実はFehoko高校卒業時に2年間モルモン教の宣教師になるために韓国に伝道に行ってたとのこと。ということは今年で24歳か。またプレイヤーに必要な獰猛さなどもないと予想できる。
3. S Divine Deablo Virginia Tech - 80位 (LV)
6-3で足も速いS。元々WRでDB転向。同じような体格のNasirildeenに比べたらマイナスポイントはかなり少ない。彼もLBで使われるようではある。
minoluさんの指名
1. CB Shaun Wade Ohio State - 160位 (BAL)
シーズン前の "有識者" のトップCB候補。5つ星で20シーズンから外のCBを任せられた。シーズンの内容はボロボロも、なかなかのフィジカルと素質で5巡指名されたと考えられる。
2. DT Osa Odighizuwa UCLA - 75位 (DAL)
DALらしい我が道を進む指名。プロのDTとしてはアンダーサイズ気味でパワーも足りない印象。ただD#が整っているチームには良いアクセントになるかも。リーチ気味だけど、そこまで悪い指名ではない。
3. G Deonte Brown Alabama - 193位 (CAR)
化物みたいな体格のG。パワーは本物。パワー以外が何もないという極端な選手。BamaのようなOLユニットとして強かったら生きるタイプかも。試合のパフォか、シニアボウルのパフォか、どっちが優先されるのかは気になってはいたが、この指名順位は妥当か。
あんだーどっぐさんの指名
1. OT Spencer Brown Northern Iowa - 93位 (BUF)
6-8で身体能力抜群の怪物OT。大学はFCS。素材の良さと未知数な実力を天秤にかけると順位はちょうど良い。
2. WR Shi Smith South Carolina - 204位 (CAR)
とても良いスロットレシーバーなので、この順位での指名は驚き。ただ彼よりもっとすごいスロットレシーバーが上位にたくさんいたことからもこの順位になってしまった可能性も。スティールピックになる可能性は十分。
3. S Talanoa Hufanga USC - 180位 (SF)
アナリストの評価は高かった記憶がある選手。特筆すべき能力がないだけに、後半のS指名に追いやられてしまったか。全体的にSの評価が低かった年である。
Andrew mLuckさんの指名
1. OT Walker Little Stanford - 45位 (JAX)
2年間で1試合しか出てないvsドラ1級の素質は素質の勝利。これはある意味5つ星選手の利点ではある。
2. CB, Nick McCloud Notre Dame - ドラ外 (BUF)
NC Stateからの転校でNotre Dameへ。ファンの方によると4番はよくやられてたのこと。ただPD数はなかなかではあるし、活躍できる可能性はあるかも。順位はサプライズ指名はなくドラ外は順当か。
3. OT, Stone Forsythe Florida - 208位 (SEA)
壁みたいなデカさのLT。デカさの割に動けるのが魅力。試合のパフォーマンスはムラがある。試合でしっかり活躍しているアームが短い選手の方が先に指名された印象。
K猫さんの指名
1. C Drake Jackson Kentucky - ドラ外 (DET)
ドラ1級の実力vs明らかなアンダーサイズはアンダーサイズの勝利という結果に。2日目指名は正直疑問だったが、これは正直解せない。
2. WR Seth Williams Auburn - 219位 (DEN)
サイズはあるけど足が遅いタイプのWRの指名が遅れることに。20シーズンのドロップ癖も響いたか。実力で考えたら低い。
3. RB Rhamondre Stevenson Oklahoma - 120位 (NE)
今年、あまりいないゴリゴリ系のRBとしてなかなかの上位評価となった。トップスピードはないが、ビーストモードにはなれる可能性。良い順位。
ということで、第1回穴ドラフトの振り返りでした!来年も楽しみですね。そろそろ2022の最初のビッグボードを出します。