麻雀最強戦2024 ザ・リベンジ出場者の初戦の結果を振り返る(11/17(日)開催)
こんにちは!
麻雀最強戦2024、11/17(日)に開催されるザ・リベンジ出場者の初戦の結果をゲームスタッツ等と合わせて振り返っていきます!
なお、データの取り扱いについて、下記2点を必ず守ってください。
営利目的でのデータ使用の禁止
誹謗中傷目的でのデータ使用の禁止
詳細については、以下の記事をご確認ください。
A卓
ももたん選手
ももたん選手のみ、麻雀最強戦2024に初登場となります。
2022, 2023とアマチュア最強位を連覇しており、プロ枠としての参戦となったものと考えられます。
原えりか選手
原えりか選手は、3/17に行われた「女流新スター決戦」に出場しました。
予選A卓では、前年にFinalに進出している篠原冴美選手、BEAST X所属のMリーガー菅原千瑛選手、そしてこの日2連勝を決めFinalへの出場権を得た小宮悠選手との対戦となりました。
原えりか選手は東2局に2,000点の放銃となるも、直後の東3局に満貫ツモでトップに立つと、4着まで僅か1,100点差の2着で迎えたオーラスでは、三色確定の手を黙聴で確実に決め、2着で決勝卓に進出しました。
続く決勝卓では、A卓を1位通過した小宮悠選手、B卓から勝ち上がったBEAST X所属のMリーガー中田花奈選手、昨年に続いての最強戦出場となった安藤りな選手との対戦となりました。
試合は、小宮悠選手が東場に4和了を決めてリードする中、原えりか選手は東4局1本場、南1局と捲り合いを制して連続和了を決め7,800点差まで追い上げる展開となります。そこから、南2局、南3局と小宮悠選手が連続和了を決め、原えりか選手はトップの小宮悠選手と20,800点差の2着でオーラスを迎えます。逆転トップには倍満ツモが必要となる中、条件を満たす混一色、七対子、ドラドラの手を作り上げリーチ、アガリ牌の八萬は山に1枚残っていたものの、残り3回のツモで引くことができず、惜しくも敗退となりました。
沢崎誠選手
沢崎誠選手は、3/31に行われた「伝説を継ぐ者」に出場しました。
予選A卓では、KONAMI麻雀格闘倶楽部所属のMリーガー佐々木寿人選手、元Mリーガーの前原雄大選手、Mリーグの解説でもおなじみの土田浩翔選手との対戦となりました。
沢崎誠選手は、東3局3本場に満貫、東4局に跳満の和了を決め大きくリードすると、南場は0和了0放銃と佐々木寿人選手と土田浩翔選手の2着争いを静観する格好となり、トップで決勝卓に進出しました。
なお、この試合では、オーラスに佐々木寿人選手が立直、自摸、七対子、ドラドラを決めて土田浩翔選手を逆転し2着で決勝卓に進出しています。
続く決勝卓では、A卓をオーラスの大逆転で2位通過した佐々木寿人選手、B卓を65,000点の大トップで通過した伊藤優孝選手、B卓を2位で通過したKONAMI麻雀格闘倶楽部所属のMリーガー滝沢和典選手との対戦となりました。
試合は、佐々木寿人選手がA卓をオーラスの大逆転で勝ち上がった勢いそのままに東場に3和了を決め大きくリードすると、南場も自らの3和了で着実に局を進めFinal進出を決めました。
沢崎誠選手は和了が東2局2本場の1回のみと思うように加点できず、南4局には裸単騎に構えるなど目一杯の攻めを見せるも、4着での敗退となりました。
朝倉康心選手
朝倉康心選手は、4/21に行われた「骨肉の乱闘」に出場しました。
予選B卓では、U-NEXT Pirates所属のMリーガー仲林圭選手と小林剛選手、元U-NEXT Pirates所属の石橋伸洋選手との対戦となり、新旧Pirates対決となりました。
朝倉康心選手は、東4局の満貫ツモで2着に浮上すると、南4局1本場を3着と11,000点差の2着で迎えます。しかし、3着だった親の仲林圭選手が満貫ツモを決め、朝倉康心選手は逆に6,400点差をつけられ3着に着順を落とします。そんな状況で迎えた南4局2本場、2着浮上には1,000-2,000のツモか6,400以上の出あがり(※)が必要な中、立直、自摸、ドラドラの満貫ツモを決めて再逆転し、2着で決勝卓に進出しました。
※ 厳密には、2本場のため5,800(90符2翻)の出あがりでも同点となり、麻雀最強戦では同点の場合は起家に近い方が着順が上位となるため、朝倉康心選手は2位通過となります。
続く決勝卓では、A卓をトップで通過した元赤坂ドリブンズ所属の丸山奏子選手と2位で通過した赤坂ドリブンズ所属のMリーガー渡辺太選手、B卓をトップで通過した小林剛選手との対戦となりました。
試合は、東3局に丸山奏子選手が満貫ツモを決めると、東4局は親の朝倉康心選手が満貫を決め、続く東4局1本場には再び丸山奏子選手が満貫和了を決めるなど、丸山奏子選手と朝倉康心選手が熾烈なトップ争いを繰り広げる展開となりました。丸山奏子選手は、朝倉康心選手を1,100点リードした状態で迎えた南3局1本場に仕掛けて断么九、ドラの和了を決めリードを広げると、朝倉康心選手も直後の南4局に立直、自摸、平和の和了を決め、800点差ではあるものの逆転に成功します。続く南4局1本場、あがればトップの丸山奏子選手は早々に2副露で聴牌を入れると、朝倉康心選手も完全一向聴の形まではたどり着くも、丸山奏子選手がツモり再逆転でトップを獲得、朝倉康心選手は惜しくも2着で敗退となりました。
B卓
谷井茂文選手
谷井茂文選手は、6/15に行われた「Mリーガーvsタイトルホルダー」に出場しました。
予選A卓では、EX風林火山所属のMリーガー松ヶ瀬隆弥選手、BEAST X所属のMリーガーで5年連続でFinalに進出している鈴木大介選手、十段位、王位のタイトルホルダーである三浦智博選手との対戦となりました。
谷井茂文選手は、東場の2和了でトップに立つと、南場は放銃0で安全に進行しつつ、オーラスは七対子のみを黙聴で確実に決め、トップで決勝卓に進出しました。
続く決勝卓では、A卓を2着で通過した鈴木大介選手、B卓をトップで通過したU-NEXT Pirates所属のMリーガー鈴木優選手、B卓を2着で通過した将王のタイトルホルダーであるむく大樹選手との対戦となりました。
試合は、序盤から激しく順位の入れ替わる展開で、南4局1本場を全員が2万点台で迎える、全員集合の大混戦となりました。谷井茂文選手はトップ目ではあるものの4着と5,200点差しかなく、加えて供託も2本あり、全員がかなり軽い逆転条件となっていました。南4局1本場は2副露で聴牌を入れるも、最後のツモ番でアタリ牌を掴みオリを選択、ノーテンとなり3着に順位を落とします。ただ、供託も残ったためアガれば再逆転でトップとなる南4局2本場、2着の鈴木大介選手が早々にダブ南を仕掛けて聴牌を入れると、谷井茂文選手の手に浮いていた六索で放銃となり、鈴木大介選手が6年連続のFinal進出を決め、谷井茂文選手は3着で敗退となりました。
瀬戸熊直樹選手
瀬戸熊直樹選手は、7/14に行われた「男の花道」に出場しました。
予選B卓では、KADOKAWAサクラナイツ所属のMリーガー渋川難波選手、セガサミーフェニックスの現監督である近藤誠一選手、元KONAMI麻雀格闘倶楽部所属の藤崎智選手との対戦となりました。
瀬戸熊直樹選手は、4着で迎えた東4局3本場に跳満和了を決め2着に浮上すると、南2局にも和了を決めトップに立ちます。しかし、直後の南2局1本場に3着の藤崎智選手への放銃で僅差の2着となると、南4局には2件リーチの中で三面張聴牌を入れるも、4着の渋川難波選手が4,000オールを決め全員が2万点台の大混戦となります。瀬戸熊直樹選手は南4局1本場を僅差の2着で迎えるも、4着の藤崎智選手がダブ南と中を仕掛けて誰から出あがりしても2着浮上の条件を確定させると、そのままツモり2着に浮上して対局終了、瀬戸熊直樹選手は3着で敗退となりました。
松本吉弘選手
松本吉弘選手は、8/4に行われた「読みの神髄」に出場しました。
予選A卓では、スポンサーカップで1/8を勝ち上がった菅原拓也選手、最強戦やMリーグでの実況でもお馴染みの古橋崇志選手、EX風林火山所属のMリーガー二階堂亜樹選手との対戦となりました。
松本吉弘選手は、東3局、南2局、南3局と3度の和了で細かく加点してトップでオーラスを迎えると、2着が親番の二階堂亜樹選手だったため放銃しなければほぼ通過が確実なため、ベタオリを選択しトップを確保して決勝卓に進出しました。
続く決勝卓では、A卓を2着で通過した二階堂亜樹選手、B卓をトップで通過した赤坂ドリブンズ所属のMリーガー園田賢選手、B卓を2着で通過した渋谷ABEMAS所属のMリーガー白鳥翔選手とのMリーガー対決となりました。
試合は、松本吉弘選手と園田賢選手が交互に和了を決め、激しくトップが入れ替わる展開となります。園田賢選手は南3局1本場、南4局と連続和了を決めるも決め手とはならず、松本吉弘選手は南4局1本場をトップの園田賢選手と4,000点差で迎えます。この点差では、松本吉弘選手の1人聴牌、もしくは園田賢選手の1人不聴であれば同点となるため、席順により松本吉弘選手がトップ通過する状況となっていました。園田賢選手は手を伏せられない状況のため、2副露で聴牌を入れるも、松本吉弘選手の不聴を読み切りノーテン宣言でトップを確保し、松本吉弘選手は2着で惜しくも敗退となりました。
東城りお選手
東城りお選手は、8/25に行われた「女神の乱」に出場しました。
予選B卓では、渋谷ABEMAS所属のMリーガー日向藍子選手、セガサミーフェニックス所属のMリーガー茅森早香選手、女流雀王のタイトルホルダーである逢川恵夢選手との対戦となりました。
試合は、東場に2度の大きな和了を2度決めた逢川恵夢選手がトップに立つと、東城りお選手は南2局に4,000オールを決めてトップに浮上、上位2名が抜け出した展開となりました。南2局1本場に日向藍子選手が跳満ツモを決め追い上げるも、南3局は逢川恵夢選手が黙聴で確実に和了し局を進め、南4局は茅森早香選手、日向藍子選手ともに条件を満たす手が入らず全員ノーテンとなり対局終了、東城りお選手はトップで決勝卓に進出しました。
続く決勝卓では、A卓をトップで通過したTEAM RAIDEN所属のMリーガー黒沢咲選手、A卓を2着で通過した読者投票トップで出場権を獲得した木崎ゆう選手、B卓を2着で通過した逢川恵夢選手との対戦となりました。
試合は、木崎ゆう選手が東1局2本場、東2局の連続和了で大きく加点しトップに立つと、続く東2局1本場から東城りお選手が6,000オール、4,000オールを含む3連続和了で一気に逆転しトップに、負けじと木崎ゆう選手が続く東3局2本場、東4局に連続和了を決めトップの東城りお選手に2,600点差と迫り、両選手による激しいトップ争いが繰り広げられます。その後、東城りお選手は南1局4本場の和了などでリードを9,900点に広げて迎えた南4局1本場、東城りお選手は自ら試合を決めるべくシャンポン待ちのリーチを敢行、しかし、木崎ゆう選手が高目三色なら誰からあがっても条件を満たす手を入れて追いつきリーチ、さらには親番の黒沢咲選手もリーチし、3件リーチの捲り合いとなります。結果は東城りお選手が木崎ゆう選手の高目の三筒を掴み放銃、木崎ゆう選手が逆転トップでFinal進出を決め、東城りお選手は2着で惜しくも敗退となりました。
おわりに
ということで、麻雀最強戦2024、11/17(日)に開催されるザ・リベンジ出場者の初戦の結果をゲームスタッツ等と合わせて振り返っていきました!
今回選出外となりましたが、6/2に行われた「最強の遺伝子」に出場した牧野伸彦選手が、決勝卓のオーラスに2山の四暗刻聴牌を入れた試合など、面白い対局が数多くありましたので、ABEMAプレミアムへの加入は必要になりますが、過去の予選もぜひご覧いただければ、Finalをより楽しめるかと思います!