2024/09/10
20時を過ぎた夜の道
この時間の仕事終わりはいつも車で帰るところを
今夜は20分程度歩いて帰ることに
イヤフォンで大好きな平沢進のプレイリストを流すと周囲が一気に非現実みたい
家に帰りたくない
夜空にふっくらした三日月と星が出ていて
わたしが見る月は今夜も金色をしている
というのも「富士日記」で武田百合子さんが
銀色の満月が光る
という具合に
月を銀色と称していた
そこから数ヶ月
意識して月を見るのだけどいつも金色
ある日
しっかり上り切った深夜の月を見上げてみたら
黄色みが薄れて確かに銀色に光っている
きっと百合子さんは深夜の満月を御覧になられたのでしょう
金色の月は低い空に浮いていてなんだか人間にも身近
まさしくお月見の月
銀色の月は宇宙空間に浮いている天体の様
ともすると「2001年宇宙の旅」HALの魅力的な声が響いてきそう
めちゃくちゃ月について考えながら帰宅
帰りたくないけど
行くところもなく。
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