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2024/09/20

前回 母の様子を見に行ってから2週間経ったらしい 
月日が過ぎるのはなんて早いのだろう
今日の母は体調も良さそうなので
半年振りに今や無人の実家に母も一緒に連れて行くことに

そんな予定をしながら車で京都に向かう途中
姉から渡さなくてはならないものがあるから会社に寄って頂戴と言われる
姉夫婦の経営する会社は四条烏丸のど真ん中

わたしは実家の手入れ用に汚れてもいいようなとんでもないダサい衣服を着ている
仕方なくそんな格好で足速に金曜日の少し華やかな人が往来する四条烏丸を歩く
姉の瀟洒な佇まいの会社に顔を出し
従業員に妹さん来はりましたーと言われる
恥ずかしい ほんとに勘弁して欲しい

半年振りの実家に母は嬉しそう
もう戻ってこれないと思っていたそうで
かつてひとりで思い思いに暮らした痕跡を愛でつつ少しづつ片付けもする
もう要らないという食器や本や装飾品を頂く

昭和の古民家
大黒柱の身長の刻みを眺めて
そういえばちっともわたしは背が伸びなかった。

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