オフシーズン企画:MLB30球団ファン合同note企画メンバーが選ぶ、2024年チーム別MVP
MLBファン合同note企画をいつもご覧の皆様、MLB2024年シーズンお疲れさまでした!
オフシーズン企画の一環として、昨年に続き今年も当企画メンバーがチーム別のMVPを選出いたしました。注目するチームのMVPに誰が選ばれたか、早速見ていきましょう!(メンバー名敬称略)
ナショナルリーグ東地区
アトランタ・ブレーブス
Chris Sale
投手三冠を獲得するなどローテーションの大黒柱として1年チームを支えたから。(ぴろ)
マイアミ・マーリンズ
Jake Burger
実際に今年BBWAA(全米野球記者協会)の投票でチームMVPに選出された選手。故障,成績不振,移籍の選手が非常に多く、その影響で昨年のPS進出から今年は100敗と大きく低迷したマーリンズで、数少ないほぼ1年間レギュラーとして出場した選手として、チーム最多の29本塁打。調子の波が年間通じて大きくWARやwRC+といった指標は高くないが、彼が大砲として打線にいるだけで受ける影響は大きかった。(マイア・ミッシー)
Xavier Edwards
シーズン前半はILしており大半をマイナーで過ごすもアンダーソンが見切られたころにコールアップし70試合で打率.328、OPS.820を記録。7月末にはメジャー初本塁打の日にサイクルヒットを達成し、MLB.tvのイニング間CMでも流されていたので知っている人も多いのでは。シーズン終盤に楽しみがなかったマーリンズの試合を見てられたのも彼が打ってくれたから。(あおいち)
ニューヨーク・メッツ
Pete Alonso
チームへの貢献度という面では、シーズン終盤に大谷ともMVP争いの議論があがったLindor が筆頭。ただ、ワイルドカードシリーズでの9回の一発があまりにも印象的。相手はリーグを代表するクローザーのウィリアムズ、2点ビハインドであと2アウトでシーズン終了という状況での逆転3ラン。その後、チームはリーグチャンピオンシップシリーズまで進出し、チームに勢いをもたらす劇的な一発でした。(いただきなべべ)
フィラデルフィア・フィリーズ
Nick Castellanos
RSでは、全試合出場とチームの不調時に打撃でチームを引っ張っていた印象があり、PSでの活躍も含めて、WAR以上の貢献度があったと判断したため。(積分定数C)
Alec Bohm
まさかの守備力向上とシーズン終盤で失速したがシュアな打撃でハーパーの後を打つ4番として活躍した点を評価(ペン)
ワシントン・ナショナルズ
Luis Garcia
メジャー5年目にして、チームトップのfWAR3.1とブレイク。打率.282はリーグ10位、守備指標OAA+5はリーグ二塁手4位と攻守に成長。(ハーパー)
ナショナルリーグ中地区
シカゴ・カブス
今永昇太
怪我人の多いシーズンで1年目からローテーションを守り抜き、安定感抜群の投球を披露してくれたのはチームにとって非常に大きな「誤算」だったと思います。個人的には文句なしのチームMVPです。(イサシキ)
誰か1人挙げるなら今永昇太を選出します。メジャー1年目で非常に注目されましたが、ハイスピンレートの4シームとスプリットチェンジを武器に29試合でチームトップの15勝/防御率2.91/173.1回/174奪三振。WARも3.0を超え、新人王候補にも挙がるほどの活躍を見せてくれました。これだけの好成績を残しながら常に最高の投球を目指すその姿は"Pitching Philosopher"そのものです。(Masato)
シンシナティ・レッズ
Elly De La Cruz
今季のレッズは再びプレーオフを逃すという非常に残念なシーズンでしたが、EllyはNLMVPの候補者として名前が挙がるほどの活躍ぶりでした。ルーキーイヤーで問題だった三振は改善の兆しを見せ、塁上では言うまでもないほどの活躍でした。守備の面でも、エラー数は積もったものの守備範囲は非常に広く、並外れのプレーを多く見せました。紛れもなく、今季のレッズを盛り上げてくれたMVPです!(Masa)
今年も走攻守で強烈なインパクトを与えてくれました。結果的に成績もなかなか極端なものにはなりましたが、プレーオフを逃したチームの中でも一際目立っていた存在だと思います。リーダーシップも発揮するようになっているので来年以降が非常に楽しみです。(中山善貴)
ミルウォーキー・ブルワーズ
Jackson Chourio
Chourioはデビュー前に異例の長期契約を結ぶと、前半戦こそ苦しむも後半戦から怒涛の快進撃で20-20を達成。20歳での到達は史上最年少だ。今季ブルワーズは一度も4連敗がなかったが、彼なしではシーズン通して勝ち続けるのは難しかっただろう。(a.na.n.)
セントルイス・カージナルス
Masyn Winn
遊撃で148試合出場し、fWARがチーム2位、rWARはチームトップの成績を残したから。若返りを図りたいSTLにおいて、平均くらい打てて平均以上に走って守れる22歳の遊撃手は大きな希望。(Porygon2)
ピッツバーグ・パイレーツ
Paul Skenes
シーズン成績もさることながら、「このままズルズル行くと今シーズンはもう…誰でも良いから雰囲気変えてくれ」というタイミングでMLBデビューして本当に雰囲気を変えたのはお見事。チームはその後失速したとはいえ、TDLまでプレーオフ争いに食い込めたのは間違いなく彼のおかげ。強いて苦言を呈するなら、活躍しすぎてサービスタイム調整が無駄になりそうな点。勘弁して貰いたい。(のば)
ナショナルリーグ西地区
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
Ketel Marte
キャリアハイの36HR 95RBI、カメラの映りとガムの膨らまし方しか気にしてないと言われた守りでもOAA+8と大きく貢献、GG賞とSS賞共にファイナリスト。初回に13HR、9回に9HR、先制打も殊勲打も打ちまくった。来年は右打席に専念を。(あき)
コロラド・ロッキーズ
Brenton Doyle
Ezequiel Tovar と迷ったのですが、共に WAR が 3.7 とチームトップなので SS と張り合った CF としてのチーム貢献を評価したいのと、昨年までの目がついてないかのような荒すぎる打撃が一気に開眼し成長した点も含め、MIP的な意味を込めての MVP とさせていただきます。(ARA)
ロサンゼルス・ドジャース
大谷翔平
史上初の50-50達成はもちろんのこと、レギュラーシーズンでは主力が怪我などで離脱した際にはその穴を埋めてくれたことに加え、ポストシーズンでもチームに火をつけるパドレス戦での一発を放った。彼がいなければ、地区優勝もワールドシリーズ制覇もできていなかったと思う。(雨宿り)
Freddie Freeman
大谷!と言いたいところだが、あえてフリーマン。34歳と言う年齢、息子Maximusの重病との戦い、ポストシーズンでは肋骨と足首の故障、と様々な障害を乗り越えチームfWARは大谷、ベッツに次ぐ3位。21年から続く4年連続20本塁打。WSでは劇的な満塁ホームランと連続試合ホームラン記録樹立、シリーズMVPと最高の活躍をしてくれた。満身創痍で最高の結果を出してくれたフリーマンがチームMVP。(Eli)
サンディエゴ・パドレス
Jackson Merrill
新人ながら攻撃でも守備でも大貢献し下馬評をひっくり返すシーズンになりました。後半戦は彼のクラッチに何度も救われ如何なる時でもチームを引っ張り続けた彼にはMVPを与えたいです。(テルチカ)
共にオールスターに出場したJurickson Profarと迷ったが、彼にはMost Vibes Player賞を授けたいので(つかみ男)
サンフランシスコ・ジャイアンツ
Ryan Walker
Dovalの不振もあり火消しにクローザーに大車輪の活躍でリリーフの屋台骨を支えてくれたのでWalkerを推したいと思います。(Yudai Yamaguchi)
アメリカンリーグ東地区
ボルティモア・オリオールズ
Colton Cowser
成績面だけならHenderson、Burnesの方が上かもしれません。しかし、彼のスタメン定着はチームに世代交代を促すかのようなものでした。呪縛のような再建の残り香に苦しめられた2024年のBALにおいて、彼の活躍に宿った意味は大きかったと思います。(ジャンさん)
Gunnar Henderson
1年間フル回転し、チームが打てずに彼にマークが集中した時期も彼が支えてくれたので。来年以降彼のおかげでPSで1勝でもできればそこから大爆発する姿が思い描けます。(もくろー)
ボストン・レッドソックス
Jarren Duran
今季ゴールドグラブ賞には選ばれなかったものの守備面と打撃面において見事な活躍をしチームに貢献した。また自身初のオールスターにも選ばれ決勝打となる本塁打を放ちMVPを獲得した。このような今季の見事な活躍もあり私はデュランがMVPに最も相応しいと思う。(Kei6628)
Wilyer Abreu
意外に一番右翼の代役として一番素晴らしい活躍をしたのではないだろうか?実際、2023年ライトのVerdugo選手の代役を務め、結果、Abreuはゴールデングラブ賞を獲得した。さらに、一発も期待できるのでこれほど期待の新人はMLB界に早々いない。彼が次世代Mookieになる日もそう遠くはないだろう。(ミミマル)
ニューヨーク・ヤンキース
Aaron Judge
自身3度目となる50HRに加え、右打者に限れば史上最高クラスの傑出度を見せてチームを地区優勝へ。WS含むPSでのパフォーマンスはいまひとつでも、やはりNYYはJudgeあってのチームと再確認できた一年。契約年数・年齢的にもあと何年ゴールデンエラが続くかに注目。(助手)
間違えなくチームを引っ張った最大の存在。OPSベースではキャリアハイ、58HRはキャリアハイには届かないものの十分すぎる内容。チームリーダーとしても申し分ない(プレイオフでのパフォーマンスはさておき...)(KZilla)
Luis Gil
Trent Grisham(?)との大型トレードで放出されたMichael Kingの代役を存分に発揮し、先発ローテーションの崩壊を防いだから。WSでも良い投球を見せてくれたので、来年も期待できそう。(文々)
タンパベイ・レイズ
Kevin Kelly
移籍・故障・降格が絡んで開幕から通年で活躍した選手がおらず悩んだが、再昇格した4月22日以降は離脱する事無く68試合に投げ、17ホールドとブルペンを支えた点を評価。失点したのは7月22日が最後で、そこから26試合連続無失点(レギュラーシーズン終了地点でも継続中)は見事だった。球界内でもまだまだ無名であり、低いアングルからシンカー主体の投球でゴロを誘発するスタイルのリリーバーという地味なポジションではあるが、地位を固めた1年だったと言えるだろう。(タク)
トロント・ブルージェイズ
Vladimir Guerrero Jr.
絶望的な貧打に陥り地区最下位に低迷したチームにおいて、打率.323 30本 103打点 OPS.940と申し分のない成績を残し、一人気を吐いていた。(Go)
アメリカンリーグ中地区
クリーブランド・ガーディアンズ
Cade Smith
火消し、回跨ぎ、セットアップとルーキーシーズンにも関わらず数多くのタスクを課されながら、クオリティを落とさず100奪三振をクリア。個人的にはクローザーとして圧倒的な成績を残したEmmanuel Claseよりも評価が高かった。そしてポストシーズンもSmithを軸に継投を組み立てていった結果、レギュラーシーズンと合わせて85登板もしてしまうほど首脳陣からの信頼を得ていた。1年間本当にお疲れ様でした。(Windians)
シカゴ・ホワイトソックス
Garrett Crochet
今季から先発投手に転向した Garrett Crochetは、オールスターに選出され、シーズン200奪三振を超えるなど、好成績を残しました。特に5月は、5月5日のカージナルス戦から5月21日のブルージェイズ戦まで4試合に先発して4勝をあげました。またこの4先発試合で、19イニング連続無失点を記録するなど、低迷するホワイトソックスで、唯一光った選手です。(スーパートミー)
Eric Fedde
KBOから1年でホワイトソックスと2年契約。チームは歴史的な敗戦をしていく中で唯一好投し、その後カージナルスはトレードされるまで活躍しました。KBOのブランドが向上した意味でもMVPと思います。(R)
デトロイト・タイガース
Tarik Skubal
投手三冠を達成するなど圧倒的なパフォーマンスでエースとして君臨し、10年ぶりのポストシーズン進出に大きく貢献。まだ発表されていないがサイ・ヤング賞もほぼ確定で、球界最高峰の投手に成長した。(右井)
カンザスシティ・ロイヤルズ
Bobby Witt Jr.
初のタイトルに加え、2年連続の30-30達成など素晴らしいシーズンだった。今年のロイヤルズの躍進が彼のおかげなのは言うまでもなく、文句なしのMVP。リーグMVP投票でもたくさんの票を獲得してほしい。(Kyoo)
長年低迷していた球団を押し上げたという意味で個人的MVPです。来季も応援します。(鯖茶漬)
ミネソタ・ツインズ
Willi Castro
今季はチーム内トップの158試合に出場し、オールスターに選出され実りのあるシーズンとなった。そして1番のストロングポイントであるユーティリティ性を存分に発揮し、史上初めての5つの異なるポジション(2B,3B,SS,LF,CF)で25試合に出場した。スーパースターの部類ではないが怪我人の多いこのチームにとって必要不可欠な存在でしたのでMVPに選ばせていただきました。(ナナイ//)
アメリカンリーグ西地区
ヒューストン・アストロズ
Spencer Arrighetti
ルーキーながら、勝敗などの成績関係なく、まず1年間ローテを守り、不振の先発陣で一人気を吐いたことを称えたい。(Eurofighter)
今回はアリゲッティを個人的にMVPとしたい。今年初めてMLBのローテを1年間担うことになったが、初めは慣れていないせいか打たれることも多かったものの、後半戦からは先発陣の中でも安定した投手となり月間MVPを獲得している。まだ若い彼の活躍にここで拍手を送りたい(あすとろビエボ)
ロサンゼルス・エンジェルス
Zach Neto
2023年4月に爆速MLBデビューを果たし、5月に現地観戦した僕は日本プロ野球の若手のユニフォームを買うようなノリでまだ数字を残せていないネトのユニフォームを買おうとした。結局、このままネトが阪神ロサリオのようになることを危惧した僕はトラウトを買ったのだが(大谷は売り切れていた)、2024年はそれが杞憂になるショートでのフランチャイズレコードとなる23本塁打30盗塁の活躍。頼もしかったです。(トナカイ)
自身初のフルシーズンでしたが、本職ショートで155試合に出場し、23本塁打30盗塁を決めました。 fWARは3.5をマークしており、ここ10年、エンゼルスの野手(トラウトと大谷を除く)でこれを上回ったのは、2017,18年のシモンズと2022年のウォードのみです。 2番起用を監督に志願した試合で逆転スリーランを放ったのは印象的で、今後リーダーシップの発揮にも期待です。(Kengels)
オークランド・アスレティックス
Brent Rooker
運悪くオールスターのDH枠には選出されませんでしたが、比較的安定した打撃貢献でチームの主砲として活躍しました。投手有利のコロシアムを本拠としてホームラン39本、wRC+も164と文句なし。WAR5オーバーはシーズンのほとんどをDHで過ごした選手で大谷翔平に次ぐ成績です。正直この選手を差し置いてのほかの選手の選出は考えられないというところ。(運河)
昨季のオールスター選出はフロックではなかったことを証明するシーズンに。打球の質のすさまじいほどの優秀さは変わらず、コンタクト力が改善した今季はその成果が存分に発揮された。大谷翔平ほどではないが、DH専でWAR5オーバーは並大抵の数字ではない。(もー)
シアトル・マリナーズ
Cal Raleigh
1年間正捕手としてチームを支えた上に自己最多のホームラン34本、100打点を達成し、GG賞も受賞したから、契約延長求めます。(HBえんぴつ)
テキサス・レンジャーズ
Wyatt Langford
故障・不振の選手が多発して収穫も少なかったシーズンにあって、守備走塁は期待を大幅に超え、打撃面も9月に来年の飛躍を期待させる爆発を見せるなど、唯一の希望といってもよい活躍を見せたため。単純にWARで見てもチームトップクラス。(もりまる)
Kirby Yates
今年のTEXの中で先発、ブルペン、野手全てひっくるめた全選手の中で唯一故障離脱もなく高パフォーマンスをみせた選手だと思います。最高の2023年シーズンと比較して全スタッツが落ちた2024年シーズンでしたが9回の安心感に関しては唯一昨シーズンよりも上回ってました。チームが負け越してる為セーブ数は33とそこまで多くありませんが贔屓目込みで安定感は今年の全守護神の中でトップだったと思います。来シーズンどこのチームで投げるかはまだ分かりませんがTEXを仮に離れたとしても今年の様な活躍を見せて頂きたいと思います。(カットリズム)
いかがでしょうか?来季も続けてこのページに名を連ねる選手もいれば、チームの新たなMVPが誕生するかもしれません。またこちら以降のオフシーズン企画もお楽しみに!
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