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Predicting 1 Trade for Your MLB Team at the 2020 Winter Meetings

さて12月に入ってそろそろ熱くなってきたMLBのオフシーズン。

 今年もどんなビッグトレードが行われるのだろう。Bleacher Reportの予測をもとに述べていこうと思う。なお、複数の選手がトレードされると予測した場合、その中で最大なものを取り扱うとする。

なお、Chicago White SoxとTexas Rangers、San Francisco Giantsはもうトレードの可能性がなくなっているため、省略する。

1. Arizona Diamondbacks : Eduardo Escobarを放出

 Arizona Diamondbacksはコスト削減を目指している状態にあり、大型契約の選手を放出しなければならないかもしれない。

 ダイアモンドバックスは8月にStarling Marteをトレードで放出し、2020年オフに入ってからは、Mike Leake、Hector Rondon、Junior Guerraの2021年のオプションを拒否した。

 彼らの次の動きとしては、まずMadison Bumgarnerはおそらくトレードされないだろう。しかし、David Peralta(2022年まで1500万ドル)、Kole Calhoun(2021年:800万ドル, 2022年 : 900万ドルの球団オプション又は200まんどるのバイアウト)、そしてEduardo Escobar (2021年まで770万ドル)は引き取り手が出るだろう。

 3人のうちでは、Escobarが一番可能性が高いだろう。2019年に35本塁打とブレイクしたが、2020年は4本塁打、OPS .605 と大不振に陥ってしまった。3塁手を必要としているチームは比較的多く、引き取りては見つかりやすいかもしれない。

2. Atlanta Braves : Ender Inciarte を放出

 MLB.comのMike Rosenbaumの言うように、Bravesはプロスペクトを何人も取り揃えているので、それらの選手で大型の選手を獲得しようとしている。

 しかし、ブレーブスのフロントは、近年、そのプロスペクトたちを自分たちで使用している。例えば、Ian Anderson やCristian Pache、Drew Watersなどである。

 Charlie MortonとDrew Smylyを獲得し、早くも先発投手はそろえたブレーブスだが、次の目的は6,7番を打つ中距離打者、ブルペンである。この目的を達するためには、いくらかの資金が必要だ。

 ブレーブスにとってそれを成功させる最も簡単な方法は、Ender Inciarteをトレードで放出することだ。Watersのメジャー定着までの穴を埋めているだけの選手にとって870万ドルは少し高額だろう。

3. Baltimore Orioles : Alex Cobb を放出

 2018年頃から本格的に始まったオリオールズの再建モードはManny Machado に始まり、最新の放出はJose Iglesiasである。ほとんどのトレード価値のある選手は放出してきた。ここにきて、ベテランのAlex Cobbにもそのターンが回ってくるかもしれない。Alex Cobbは2021年1500万ドルを受け取る予定だ。これはチームの再建に悪影響を与えているかもしれない。

 オリオールズは確実に、プロスペクトをドラフトで獲得し、トレードで獲得できるだけの選手は獲得してきた。そこで、もう少ししたら明るい未来が待っているのではないか。

4. Boston Red Sox : Eduardo Escobar を獲得

 レッドソックスはシーズン開始前の期待を一番裏切ったチームかもしれない。主力(BettsやPrice)を放出したために、2021年は2億1000万ドルのぜいたく税を下回る可能性がある。

 レッドソックスはまず投手を補強する必要があるが、センターと2塁にも穴が開いている。特に重要な2塁の穴は、今現在はChristian Arroyo しかおらず、Eduardo Escobar は最適だ。しかも、レッドソックスのラインナップには右打者が多く、左の強打者はRafael Deversくらいしかいないので、両打のEscobarはとても合う。

 一方ダイアモンドバックスは年俸削減を目指しており、Nick Deckerなどのプロスペクトを獲得するだろう。

5. Chicago Cubs : Kris Bryantを放出

 Bryantの状況はしばらく不確定要素が多かったが、2016年MVPの彼をノンテンダーにせず、契約を提示した。

そうすることで彼をトレードで出し、優秀なプロスペクトを獲得できる。

 2016年に待望のワールドシリーズでの勝利をしてから4年が経ち、今カブスは年俸削減をしようとしている。主力のトレードのうわさが絶えない。それには、ダルビッシュ有、Willson Contrerasが含まれているが、彼らよりももっと可能性が高いのは、BryantとJavier Baezである。

 Bryantがトレードされると予想した理由は2つある。

 ①2020年はそれぞれ自己最低のシーズンだったので、これ以上の成績は望めるので、見返りが大きくなること。

②1860万ドルを節約できること。

である。

6. Cincinnati Reds : Trevor Story を獲得

 MLB NetworkのJon Morosiによると、現在レッズは遊撃手の候補として、Francisco LindorとTrevor Story の2人を検討している。

 前者のLindor のほうが後者のStoryよりも全体的に能力が高く、利用しやすいらしい。しかし、レッズの観点からすると、Lindor を獲得しづらいのは、インディアンズは今すぐに使える選手を見返りとして要求してくる可能性が高いためである。

 Storyをもしロッキーズがトレードする際には、それは本格的に再建モードに突入することを意味する。レッズも‐0.3WARの遊撃手のスポットを大幅に改善することになるだろう。

 7. Cleveland Indians : Francisco Lindor を放出

 Morosiによると、ほとんどの確率でLindorは開幕時にはクリーブランドにいないらしい。

 インディアンズは再建を目指しているわけではない。インディアンズはそこまで金持ちの球団ではないので、Lindor の年俸2150万ドルは多額である。それに加え、延長の話もないので、そのままFAに流入するよりはトレードで放出して見返りをもらった方がいいと考えるのだろう。

 今季は不振に終わったが、彼が今まで積み上げてきたパワーとスピード、2度のゴールドグラブの守備はまだ価値が高いと考えている。

8. Colorado Rockies : Trevor Story を放出

 2017年と2018年に球団史上初の2年連続のプレーオフ進出を果たしてから、2019年に91敗を喫してナ・リーグ4位まで落ちてしまった。2020年も最初は力強いスタートを切ったが、結局4位で終わってしまった。

 一方、球団の2021年の給与総額は2020年とほぼ同じになるだろうと予測される。更に、ファームシステムは球界で最悪の1つである。

 チームに変化が起こるとすればNolan Arenado もトレードの可能性が高いが、Story のほうが可能性が高いと考える。もしロッキーズがレッズとトレードを成立させた場合、ロッキーズは元トッププロスペクトのNick Senzelや現在のプロスペクトの左腕のNick Lodolo、捕手のTyler Stephensonを獲得できるかもしれない。

9. Detroit Tigers : Joe Jimenez を放出

 オリオールズと同様に再建のこの段階でトレードが起こることは考えにくい。彼らは2017年にスター選手を放出し始めた。そしてその頃からいるスター選手はMiguel Cabreraだけだ。しかもCabreraは明らかに衰えが見えているうえに、2023年までに計9400万ドルを支払わなければならない。

 現時点では、トレード候補がほとんどいないが、しいて言うならば、Joe Jimenezが一番可能性が高い。

 2018年にオールスターに選出されたが、2020年は25試合で防御率7.15と、価値が高いとは限らない。しかし、平均以上の速球の速度とスピンレートはまだ彼の優秀なポイントである。一部のチームはまだ7,8回を投げさせるために獲得を試みようとするかもしれない。

10. Houston Astros : Chris Stratton を獲得

 George SpringerとMichael Brantleyの2人の強打者をFAで手放してしまったので、アストロズは強打者が必要である。

 The AthleticのKen Rosenthalによると、Carlos Correaがトレードされる可能性は低いということだ。アストロズのファームシステムはほとんどない脳のある選手はいないため、大きなトレードを仕掛けることはできないかもしれない。

 したがって、アストロズがトレード市場で獲得する場合、もっと無名な選手を手に入れようとするかもしれない。例えば、複数イニングを稼げるリリーフなどである。

 パイレーツの右腕、Chris Strattonはこれに適するだろう。一つの理由としては、スピンレートが高いところである。今季は27登板で防御率3.90を記録した。

11. Kansas City Royals : Justin Williams を獲得

 ロイヤルズは過去3年間にわたって再建してきたが、GMのDayton Mooreは11月に、2021年に競争に加わることを期待していると述べた。

 彼は既に今オフシーズン、Mike Minor とMichael A. Taylor との契約を成功させた。その2つのポジションは埋めなければならなかった穴で、もう1人必要なのは6、7番に座る打者である。

 ロイヤルズが誰かをトレードで獲得しようとする場合、現在チームで不必要な選手に出場機会を与えられるトレードになる可能性がある。

 例えば、カーディナルスのJustin Williamsである。彼にはもうマイナーリーグオプションが0回なため、ずっとメジャーに残れるので、大きな経験にもつながるだろう。しかも、まだ25歳と若く、今後の将来が楽しみな選手の一人である。

12. Los Angeles Angels : Sean Newcomb を獲得

 9月に元GMのBilly Eppler を解任した後、エンゼルスは新GMとして、元アトランタブレーブスGM補佐のPerry Minasian を雇った。

 彼の最初の仕事は間違いなく、2020年チーム防御率5.52でMLB全体29位だった先発投手を補強することだ。実際、MinasianがFA市場からTrevor Bauerを獲得しても、やるべきことはまだあるだろう。

 たまたま、MinasianのもといたチームはCharlie MortonとDrew Smylyと契約し、投手の厚みが増した。おそらく、ブレーブスがMinasianと取引することは嫌がらないだろう。

 この目的を果たすために、Sean Newcombはお買い得となるかもしれない。彼にはまだ年俸調停の資格がなく、2020年の防御率は11.20だったが、速球とカーブは平均以上の速度とスピンレートを維持していた。

13. Los Angeles Dodgers : Francisco Lindor を獲得

 今年の2月のドジャースの大きなトレードを最終的にとても良い結果となった。Mookie BettsがMVP級の活躍を見せ、大型契約を結ぶことに成功したからである。

 もしドジャースがショートのLindorで同じ成功をしたらどうするだろう?

 スターの遊撃手はドジャースにとって今オフ最大のターゲットであり、今もなお獲得しようとしている。ドジャースには2020年に活躍したCorey Seagerという優秀な遊撃手がいるため、その点が一番の問題となる。しかし、それはSeagerを3塁にコンバートすればいいだけの話だ。

 インディアンズは内野手のGavin Luxや、右腕のTony Gonsolinを見返りとして求めるだろう。

14. Miami Marlins : Gary Sanchez を獲得

 数年の再建のあと、予定よりも早くプレーオフ進出を果たすことができた。

 彼らがトレードで補強するならば、キャッチャーは重要なポジションである。Jorge AlfaroはJ.T. Realmutoの後継者として期待されていたが、2020年シーズンは打率.226、OPS .624と、とても不本意な結果となってしまった。

 もし、キャッチャーをトレードで獲得した場合、今季チーム全体で60本塁打だった打線に攻撃力を加えることができるだろう。

 New York Yankeesの捕手であるGary Sanchezは年間本塁打30本を2度達成しているため、チームにフィットするだろう。また、比較的安く手に入るのもMarlinsが獲得しやすい理由の一つだ。

15. Milwaukee Brewers : Kyle Seager を獲得

 FansidedのRobert Murrayによると、ブリュワーズはエースのクローザーのJosh Haderのトレードを”聞くつもり”と言っている。

 しかし、Haderは防御率3.79で、四死球率もキャリアで一番高くなってしまった。しかも、FA市場には有能なリリーフ投手が多くいるため、Haderのトレードの確率は今オフはかなり低いとされている。

 しかし、それはあまり関係ない。Murrayによれば、ブリュワーズの最優先事項は2020年OPSがわずか .574だった3塁をアップグレードすることだ。

 Kyle Seager とのトレードはブリュワーズにとってうまくいく可能性が高い。過去2シーズンでOPS .789、32本塁打と、今も成長しており、マリナーズが2021年の1850万ドルの一部を負担することになるかもしれないからだ。

16. Minnesota Twins : Jordan Lyles を獲得

 ツインズは2020年にア・リーグ中地区で2連覇を達成した後、埋めるべき穴がいくつかあるが、そこにお金をかけることをいとわないだろう。

 The AthleticのDan Hayesによると、ツインズは「別のビッグネームの選手を獲得するよりも、ロースターをより完成形に近づけることに重点を置いているようだ。

 レンジャーズが再建の準備を整えたので、ツインズは昨オフにJordan Lyles を逃した後、再び獲得する機会が回ってきた。2020年は防御率7.02だったので、安価で獲得できるだろう。

17. New York Mets : Carlos Martinez を獲得

 ニューヨークメッツは今年は大胆なFA補強をしてきそうだが、トレードでも獲得するかもしれない。チームプレジデントのSandy AldersonがMLB Network Radio で MLB Trade Rumors の Mark Polishuk を介していったように、選手とお金のやりくりが重要だと思う。今のところメッツは上位層にはそこまで高い金額の選手はいないだろう。

 オーナーの一人であるSteve Cohenがメッツと契約した今、メッツは確かにお金を持っている。それは、他のチームの悪い契約を引き受けるのを受け入れやすくするかもしれない。

 その選手の代表例として、カーディナルスのCarlos Martinez等が当てはまるだろう。彼は2020年は不本意なシーズンを過ごしたが、それ以前の数年間は先発としても、救援としても活躍してきた。

18. New York Yankees : Gary Sanchez を放出

 内野と先発ローテーションでの彼らの必要性を考えると、捕手について考えるのはそのあとかもしれない。

 それにもかかわらず、New York Postの Dan Martin、Ken Davidoff、Joel Sherman によると、Gary Sanchezはトレード要員の一人になっているという。

 ヤンキースは28歳の彼にはほとんど見返りがないと考えるかもしれない。彼は2度のオールスター出場経験があるが、過去3シーズンのうち、2年間はチームを裏切る結果としてしまった。さらに、彼をトレードで放出することで、640万ドルを節約できるだろう。

 もし仮にマーリンズとトレードする場合、若い投手を見返りに求めるだろう。例えば、右腕のNick Neidertなどだ。

19. Oakland Athletics : Alex Blandino を獲得

 アスレチックスにとって、今冬の最も起こる可能性の高いトレードのシナリオは、お金を節約するようなトレードだ。

 しかし、実際その点では選択肢はほとんどない。Khris Davis の2021年の給与1680万ドルは基本的に動かせない。アスレチックスは、Stephen Piscottyを2022年まで1520万ドルで保有できるが、2年続けて平均以下の成績だったので、見返りの選手の価値は低くなるだろう。

 そのため、アスレチックスは他のチームで地位を確保できていないが有力な選手を引き受けるというトレードの方法を取りそうだ。

 例えば、レッズのAlex Blandinoは成績は悪くない。28歳で3Aでの出塁率.386を出しているので、アスレチックスはそこに可能性を見出すかもしれない。

20. Philadelphia Phillies : Joe Musgrove を獲得

 フィリーズはスターキャッチャーのJ.T. Realmutoと再契約または彼にとって代わる捕手を獲得する必要がある。また2020年に防御率7.06だったブルペンを補強する必要がある。

 彼らがFA市場でこれらのニーズを満たせたとしても、先発投手にも問題があるかもしれない。Aaron Nola と Zack Wheelerの両エースに続く先発投手がいないことだ。

 フィリーズが先発3番手を求めてトレードで獲得しようとする場合、元シンシナティ・レッズの投手コーチで今フィリーズで投手コーチを務めるCaleb Cothamと協力できる人を探すかもしれない。

 しかし、レッズのエース、Sonny Grayのトレード獲得は達成できない可能性が高いため、フィリーズはレッズと同じNL中地区のパイレーツの右腕、Joe Musgroveを獲得に動くかもしれない。彼のスライダーは素晴らしいものだ。

22. Pittsburgh Pirates : Joe Musgrove (とその他数名)を放出

 パイレーツと言えば、Joe Musgroveなどの放出に注目が集まっている球団である。

 パイレーツは2015年以来ポストシーズンに進出しておらず、実際、1979年のFall Classic以来ポストシーズンで勝っていない。彼らはまた、2020年19勝41敗と、勝率ワーストとなっていて、93敗した2019年よりもさらに悪くなっているともいえる。

 ファームシステムも決して素晴らしい物とは言えない。3塁手のKe'Bryan Heyesなど期待できる選手もいるが、彼はもうすでにメジャーデビューしてしまっている。

 したがって、価値のあるベテラン選手は今冬トレードで放出されるかもしれない、むしろ放出されてよい成績を残すべきだ。2020年にわずか39.2イニングで55人から三振を奪ったMusgroveは最大の候補である。彼をフィリーズに放出すれば、見返りとしてショートのBryson Stottなどを獲得できる。

22. San Diego Padres : Blake Snell を獲得

 2020年に14年ぶりにポストシーズン進出を果たして以来、パドレスはほとんど全く今冬はまだ補強していない。

 特にMike Clevingerはトミージョン手術を行ったので、先発投手が足りない状態である。San Diego Union-Tribune のKevin Aceeによると、パドレスはTrevor Bauer やレイズのエース、Blake Snell の獲得に向けて調査を行っているという。

 2018年にサイヤング賞を受賞した頃の成績は残せないかもしれないが、2020年もレギュラーシーズンとポストシーズン合わせて防御率が3.16だった。

 彼の才能や若さ、2023年まで4080万ドルで保有できるという安さもパドレスには最適だ。パドレスには有望株が豊富なため、レイズを満足させられるだけの選手は提示できるだろう。

23. Seattle Mariners : Kyle Seager を放出

 Kyle Seager は今季の8月31日のトレードデッドラインまでに放出されるとうわさされていたが、結局されなかった。しかし、今度は今オフにトレードされる可能性が出てきた。

 GMのJerry Dipotoは8月20日にこのようなことを言った。「Kyle Seager に本当に迷ったことは一度もない。彼は理由があってここにいる。」

 しかし、これはSeagerがよく打てていたころの話である。最後の33試合でOPS .662だったため、そうはいかなくなった。

 これは、彼がピークを過ぎたことを証明しているのかもしれない。マリナーズがブリュワーズとトレードをした場合、見返りに外野手のTristen Lutzなどを要求するかもしれない。

24. St. Louis Cardinals : Carlos Martinez を放出

 Kolten Wong の来年の1250万ドルのオプションを破棄した後、カーディナルスはさらに年俸を削減しようとするかもしれない。

 Baseball Operations の社長John Mozeliakは10月にパンデミックが間違いなく球団に打撃を与えたと説明した。

 ベテランの右腕Carlos Martinezは今季年俸が1170万ドルのため、カーディナルス側にとっては、不利益にはたらくかもしれない。メッツとトレードすればFranklyn Kilome のような有望株を獲得できるだろう。

25. Tampa Bay Rays : Blake Snell を放出

 MLB.comのMark Feinsandによると、レイズは確かにSnell のトレードでの放出に肯定的である。

 ワールドシリーズに出場したばかりのチームがエースを放出しようとするのはなぜだろうか。それはおそらく、Snell はワールドシリーズで監督が彼に示した信頼の欠如から来ているのだろう。

 もしくは、ただの金銭的な問題かもしれない。2020年の年俸総額が全球団ワースト3位であるだけに、Snell の4080万ドルを保有するのが難しいのだろう。しかも今年はパンデミックの影響を大きく受けた。

 レイズがSnellをトレード放出するならば、ベストな相手はパドレスだろう。Zunino とは再契約したが、打率がかなり不安定なだけに、これからが期待される若手捕手、Francisco Mejiaも要員の一人である。さらに、Snellの穴を埋めるために、Luis PatinoやMacKenzie Goreも候補の一人だろう。

26. Toronto Blue Jays : Ender Inciarte を獲得

 ブレーブスが実際にEnder Inciarteをオープンにした場合、最も欲しがる球団はブルージェイズだろう。

 彼らの打撃はどうだろう?2020年の1試合平均得点は5点を超えていて、十分来年も期待できるだろう。

 しかし彼らの問題は守備力だろう。昨年のブルージェイズのDRSとOAAは両方MLB全体で29位だった。特に外野はひどく、MLB平均より11アウトも低くなった。

 たとえそれが去年たまたま起こっただけだとしても、Inciarteのような3度のゴールドグラブ賞受賞者は間違いなくチームの助けになるだろう。そして、彼の年俸は下がってきたので、ブルージェイズはブレーブスから引き出すために、低レベルの見返りを用意する必要がある。

27. Washington Nationals : Kris Bryant を獲得

 ナショナルズほど3塁手を欲しがっているチームはいないだろう。

 Morosiはナショナルズが昨年12月にBryantに最初に興味を持ったと報告した。その時点で、Anthony Rendonと再契約できない場合の代替案を考えていたという。最終的に2020年はBryantもRendon も獲得できなかった。

 その結果、今年のナショナルズの3塁手の成績はOPS .575、0.1rWar だったので、それが大きな問題であることが判明した。今年11月にMorosiが再度ナショナルズがBryantに興味を持っていると報告したときに驚かなかった人も多かったのではないか。

 ナショナルズはカブスからBryantを受け取るために、単に財政的な負担だけを負うのではなく、それ以上の見返りを用意する必要があるだろう。右腕の有望株Jackson Rutledgeなどが候補だ。

 レッズのEugenio Suarezと交渉しているとの報告もある。

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