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サブカル大蔵経446矢野憲一/五十鈴塾『三重県謎解き散歩』(新人物文庫)

三重県は、関西か中部か、どちらなのか。

どちらでもありませんでした。

三重は日本の中心でした。

五年前に三重を旅しました。街も食事も神社仏閣も非常に見どころ多かったです。

松坂牛や伊勢エビよりも、ホテルの朝食の白飯ご飯の美味しさが印象的でした。

三重米は、神や畿内に納めていた由緒がありました。三重が日本を支えていました。

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瀬古利彦、吉田沙保里、植木等、平井堅、ドン小西、磯野貴理子、市川崑、高畑勲。p.45

 揺るがない〈個〉を輩出した土地。

パノラマ島奇譚、鳥羽市。p.47

 以前鳥羽に泊まった時、乱歩と岩田潤一のことを想いながら歩きました。岩田の研究した海辺の遊女ハシリガネ。その末裔のお店をお婆さんに案内してもらいました。

紀伊路中辺路は貴族の道、伊勢路は民衆の道。p.66

 熊野古道、早く行ってみたい…。

権禰宜は報酬なかった。全国に祈祷、おふだ配った。御師。p.90

 これが仏教の仏壇のように、家と神道を結びつけるアイテムとシステムになった。

僧侶は五十鈴川を渡らせなかった。朝塚山は阿弥陀信仰と結びついた。p.119

 僧侶仲間と初めてお伊勢さんに行った時、五十鈴川でたたずみました。

伊勢うどんとホイアンのカオラウ。p.138

 両方現地で食べたことあるのですが、まさか由来あるとは。ホイアンはベトナムの元日本人街です。白くて長い麺。

朝熊山経塚、神主が極楽浄土を願う銘文奉納。p.201

 熊野古道と阿弥陀信仰。一遍上人。

三井高利、松坂生まれ。三井財閥ルーツ。江戸の名物、伊勢屋・稲荷に犬の糞。伊勢商人。木綿、呉服、両替。p.248

 三重が江戸の街を構成した。

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永江雅邦
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