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サブカル大蔵経140岸誠二/上江洲誠『世界を変えるアニメの作り方』(洋泉社)
「スクールデイズ」を見てから上江洲さんの名前は覚えていました。二人のアニメ作りの情熱に驚く。サブカルチャーと一言で言っても、このような情熱と職人の方々のおかげで成り立っていることを再認識しました。日本の仏教もこうやってもがきながら受け継がれてきたのではと思う。
スクールデイズの〈中を見てもいませんよ〉で検索ユーザがみたかった最悪で最高のバットエンド。ようやくプレイヤー代表が作り手に持ったのだ。p.7
ゲームとアニメがついに真の合体
2人とも声優さんに当時流行だったきゃぴきゃぴした演技をさせるのが大嫌いで、野川さくらさんにも、もっと汚く喋ってくださいと。声優さんはすごい嫌がってましたよ。p.29
汚く喋って、が嫌がられるんだ…
スタッフのコンテと監督のイメージのズレがすごいのよ。依頼されたからホイホイとかけましたよってタイプ。岸さんがいちいち気持ち悪い吐きそうだと言いながら消してましたね。岸さんは吐きそうだまで言っちゃう。私はもうベテランて名前に対してものすごい警戒感があって、ベテランが来るって瞬間に時々来るなとp.76
集団作業であるアニメにおける〈監督〉
僕はアニメ版のクラナドがすごい好きなんですけど、何が良いかと言うとボタンを押さずともエンディングまで行くところですから。p.145
ゲームがアニメを飲み込んだのか、アニメがゲームを飲み込んで再生したのか。
岸監督のノート。舞台演出のような光はどこからどうやったのか。二十面相のデザイン。バタフライメモ年表p.219
監督のノート、ここまでやるのかの衝撃
あと、アニメの場合はちょっとお客さんがせっかちなんですね。30分でも自分の人生を使っちゃった以上は損したくないわけで。そういう意味では漫画もせっかちになってきてますね。p.253
なぜせっかちになったのか…。たしかに動画は早送りしたりCMは飛ばしたり、一気に見たり…。
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