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サブカル大蔵経170丸山ゴンザレス&世界トラベラー情報研究会『旅の賢人たちがつくったインド旅行最強ナビ』(辰巳出版)

 旅人にとってのインド。

 混沌の国。

 魅惑の国。

 私は二度インドに行きました。

 一度目は南インド。二度目はブータン国境から北東インド。

 仏跡もタージマハールもまだ行ったことはありません。

 行ってよかったと思いますし、よく帰ってこれたなとも思っています。

 本書は、昔の「歩き方」に近い作りで、情報もアップデートされて丁寧なのに、なぜか文章の内容が入ってこないような気がします。なぜかインドを語るひとは、どこか上から目線になるような?日本人に対しても、インド人に対しても。

 私もそうなっているかも。

 インドを語ることは、インドに行くことより危険なのかもしれません。

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インド中の物乞いがガンジス川に多く集まる。人々から気持ち良く恵んでもらえてしかも生活用水が使い放題のガンジス川はインド中で1番住みやすいのかもしれない。p.25

 そうか…、ガンガーは、死ぬ場所かと思ったら、生きる場所でした。

オートリクシャーに連れていかれた旅行会社が手配する専用車ツアーは日本から申し込むツアーより結果的に高くなることがほとんどだ。たとえ見かけが安くても高いレストランや高い土産物屋に寄りホテル代も割り増し。p.35

 あの「オートリキシャーに土産物屋連れていかれるシステム」はまだ健在なのかなあ。

 私は最初に着いたチェンナイで遭遇しましたが、その時買った襟シャツは未だに夏に重宝しています。

 さらにそのリキシャーの家に連れていかれ、コーラを家族にご馳走させられました。なぜか?と聞くと、メリークリスマス、だから!!と返答。そういや12月後半だったけど、まさかインドでクリスマスを祝うとは思わなかったし、私がサンタになるとも思っていなかったです。

 そのままチェンナイからマハーバリプラムまで、100キロリキシャーで移動しました。途中ワニ園に寄った記憶があります。街に着いたら私が決めていたホテルと違うホテルに案内しようとするので抵抗しました。着いたホテルで、リキシャーの料金の交渉しました。100ドルと言われてびっくりしていると、ホテルのフロントが間に入って値段を下げてくれました。その間、リキシャーは決してホテルの中には入れませんでした。これがカーストか、と思いました。

ネパール人系のインド料理店p.53

 インド周縁の国の人たち。ネパール、パキスタン、ブータン。大インドとどう付き合っていくか。ブータンの道路工事をしていたのはインド人でした。ブータンの水力電気を買っていたのもインドでした。

ジャイガオン〜プンツォリン、ブータンを直接目にすることができる。p.94

 ここは訪れましたが、門のこちらと向こうがこんなに違う場所は珍しかったです。ブータン側は人気のない民家。インド側に入ると片脚のない乞食がいました。

インドで1番飲まれているお酒はウイスキーでその消費量は世界一。しかしその大半は国産の安い酒だ。コーラ等で割って飲むインド人も多い。p.121

 Amazonで取り寄せたインドウイスキー美味しいです。タイのメコンウイスキーも美味しいです。アジアウイスキー同盟作って欲しい。

インドでウイスキーとされているものは糖蜜から作られたものが多く国際的な基準ではウイスキーとは表示できずむしろラムに近いと言う。p.132

 南インドのコーチンで警官に案内された闇居酒屋で呑んだウイスキーがこのタイプでした。向かいの男はラムコーク呑んでた。彼女の写真を見せてくれました。

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永江雅邦
本を買って読みます。

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