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サブカル大蔵経450松浦弥太郎『考え方のコツ』(朝日文庫)

松浦弥太郎さんの本は、目次を読むだけで、ヒントがいっぱいありそうです。当たり前のことを思い出させる独創性。しかし、自分がそれをできるか、できないか。

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まずは午前中の一時間を確保します。純粋に考えるための時間です。どこで過ごすかも、決めておくといいでしょう。必ず1時間で切ること。p.19

 松浦さんイズムというか、忙しいのにあえて時間をつくる、費やすというか。それが結果的に人生につながっていく。

考えることをあきらめない。知らないことを調べない。知識は捨てる。p.29

 この一文もすごい。鬼。たしかに何でもスマホで検索するだけになり、考察方法は一変しました。

白い紙A3を机に置いて見つめ、思考のかけらをひたすら書く。p.32

 やってみましたが、三日坊主でした。

一考二案、誰が、何を、いつ、どこで、なぜ、どのように、いくらで。p.48

 いくらでが、大事だと。

未完成、叩き台は人には見せない。p.58

 見せてしまいがちですが。

対処であり、解決ではない。p.62

 この一文、出会えてよかったです。

アンチ・敵は、自分の本質への案内人。p.82

 そう思えるかどうか。

社長にするべき人は、社長になりたいと思わない人。社長になりたい人は、こうしたいと我欲が多すぎるから、会社のためにならない。p.98

 この辺りも考えさせられます。

目の前のことにしっかり向き合い、流れに身を任せてみる。/コミュニケーションの基本はいつも幸せな自分でいること。マナー、身だしなみです。p.102

 大事なことがいっぱい書かれている。

メールにはすぐ返信。反射神経。与える行為であり、早ければその場で仕事が終わる自分のメリット。p.115

 これ読んでから心がけてます。

反論しない。相手に花を持たせる。p.120

 これも心がけてますが、家族にはカチンときたら吐き出すように止まらないです。

自分の意見を言うのは、求められた時だけ。相手に尊敬の念を込めて。簡単に披露するのはもったいない。p.125

 この辺の塩梅、行ったり来たり。

お願いごと。相手のタイミング、ギフト、準備。あなたが必要です。あなたの価値はこうです。断られないお願いはしない。断られそうだと思ったら頼まない。その上で相手が断りやすいようにしておく。お願いことは気安くできない。p.128

 この文章読んでから、思い切って人にお願いするようになりました。

知り合いより、信頼できる十人。p.142

 知り合いと信頼できる人を混同

自分がハブになること。助けてもらうこと。ありがとうを1日百回。p.148

 松浦イズム。

学ぶにはお金を惜しみなく使う。p.181

 再読してる現在、昔より本代をケチるようになったかもしれません。買える時は買おうと、この一文で思いました。

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永江雅邦
本を買って読みます。

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