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サブカル大蔵経102 矢口高雄『おらが村』(ヤマケイ文庫)
矢口高雄の描く女性は、なぜ可愛いのか。上向きの眼球なのに、なぜ可愛いのか。
上みれば虫ッコ…中みれば綿ッコ 下みれば雪ッコ… p.81
そンただごど憲法さうたってるだ。p.203
まだ嫁に行かねえ…とか 世間の口は全くうるせえ!!p.203
田舎の方言と、意外な現代知識で、父親を悩ませる娘、たつみ。秋田美人なのかな?
しかし、その父親、オドも活躍。
だがな…だがな…おらにゃできなかっただ…。勇気がなかったといえばそれまでかも知れねえが…。p.102
もしかしたらあの…赤々と燃える冬の夜の囲炉裏火だったかも知れねえ。p.103
年にたった一回、山も雪もねえ都会さ命の洗濯に行くのが出稼ぎなんじゃ〜ッ!!p.692
秋田を舞台にした、村から離れられない人と、村を出て行った人と、村に帰ってきた人たちの物語。
ゆかりさんはおめえの嫁ッコになる人だべーッp.788
田舎って、都会以上にドラマチックです。
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