サブカル大蔵経703『竹宮惠子のマンガ教室』(筑摩書房)
手塚治虫の編み出した技術と漫画の文化を伝えていく、その使命感あふれる竹宮惠子が後に教鞭をとることが予感される本書。
連載媒体である「JUNE」らしい「キャプ翼」やBL同人誌などについての言及やイラストもあり、サービス精神満載の本書です。
後年竹宮惠子が説く漫画技術の集合知、オープンソースについて、この時も語られていて、関連して、萩尾望都との関係性にも踏み込んでいきます。
竹宮 私、萩尾さんのマンガを見た時にも、彼女の影響が自分の中に入ってきているのを知ってて、でもどうし