サブカル大蔵経263トニ・モリスン/荒このみ訳解説『「他者」の起源』(集英社新書)
大坂なおみ、サニブラウン、八村塁。ネットでは〈ハーフ・アスリート〉と呼ばれてたりしている。肌の黄色い人たちから遠い存在だった肌の黒い人たちの活躍。その距離は縮むのか広がるのか。白人ではないという共通点の黒人と日本人のこれからを考察する一冊。
森本あんりさんの寄稿。
彼女によると「黒人」はアメリカだけに存在する。彼らは「アフリカ系アメリカ人」とも呼ばれるが、アフリカに住むアフリカ人は、それぞれガーナ人であり、ナイジェリア人であり、ケニア人である。p.11
それぞれの国籍