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サブカル大蔵経 日本編

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#天皇

サブカル大蔵経874原武史『平成の終焉』(岩波新書)

『大正天皇』などの著作で天皇の母親の存在と所業を浮かび上がらせた原武史先生。 平成天皇の…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経844赤坂真理『愛と暴力の戦後とその後』(講談社現代新書)

圧倒的な『東京プリズン』を新書で解く。 今回も思った。どうして今まで誰もこのことを説かな…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経745『長崎市長への七三〇〇通の手紙』(径書房)

あけましておめでとうございます。。「天皇に戦争責任はある」といった市長さんはえらい。。…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経526袖井林二郎『マッカーサーの二千日』(中公文庫)

日本に乗り込んだ時マッカーサーはすでに六十五歳。p.11 いっちょあがりの人生のはずが、本国…

永江雅邦
4年前
2

サブカル大蔵経406原武史『線の思考』(新潮社)

 原武史が旭川を取材している!本屋で目次を立ち読みした時、思わず声を上げそうになりました…

永江雅邦
4年前
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サブカル大蔵経359半村良『産霊山秘録』(祥伝社ノンポシェット)

「麒麟がくる」を観ていると、半村良の本書を思い出します。光秀の真の姿。 〈ヒ〉の一族の時…

永江雅邦
4年前
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サブカル大蔵経155赤坂真理『東京プリズン』(河出文庫)

 格の違う迫力。何の迫力なんだろう。  今の日本の成り立ちの責任を、大人の男たちが放棄し、少女に押し付け、背負わせた。その罪の意識を、小説を読み進めるうちに感じてしまう。全日本人の原罪。  ディベートという米国式裁判の中、英語と日本語に挟まれながら、そこから紡がれる言葉をたったひとつの武器として、〈多様性の国〉の理知的なクラスメイトや先生も振り払う攻撃は、蘇る真珠湾か。  結局何だったのかわからない戦争とヒロヒト。わからないまま死んでいった日本人と攻撃された外国人。そし

サブカル大蔵経80高橋秀実『ご先祖様はどちら様』(新潮文庫)

 〈私〉から〈天皇〉までたどり着く意外性。しかも、民の声を伝えることを通して、粘り強くタ…

永江雅邦
4年前
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サブカル大蔵経70袖井林二郎『拝啓マッカーサー元帥様』(岩波現代文庫)

この一年で一番びっくりした本でもあります。日本人が、ここまで変わるのか。 終戦直後、マッ…

永江雅邦
4年前
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サブカル大蔵経34 永井和『西園寺公望』(山川出版社)

 西園寺公望がなぜ<最後の元老>となったのか、その人物像や活躍ではなく、ただただ周辺の相…

永江雅邦
4年前
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サブカル大蔵経14赤坂真理『箱の中の天皇』(河出書房新社)

 以前、赤坂真理『東京プリズン』を読んだ余韻はまだ残っている。テーマも、台詞も、物語の展…

永江雅邦
4年前
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