サブカル大蔵経841酒井順子『オリーブの罠』(講談社現代新書)
読みながら、酒井順子の代表作だと感じました。酒井さんに書かれるのを待っていたというか、介錯してもらうのを待っていたというか…。
実は男性である私も同じ影響下にあったことが判明して、何か人生を取り返したくなるような、でも、これで良かったんだと慰められるような、悪夢のような、サブカルの墓標のような一冊。
結婚が第一目標の赤文字系雑誌に対して、オリーブには卒業が用意されていませんでした。p.225
オリーブ的な人生に乾杯。合掌。
ページを開ければ、「オリーブ少女は花嫁衣装