【旧型肺炎(?)入院日記】#8
前回まではコチラ
「暇」が病衣を着て寝たり起きたりしている。
熱が37度台で安定してくると、それまで39.7をマークした身といたしましては、もはや平熱くらいの体の楽さ加減だったのですが、血液検査の数値はそんなに甘くなく、白血球の数は次第に少なくなってきていたものの、CRP定量という小難しい定量がひどい状態だったので、点滴は手放せなかった。
わたしの血管は見つけづらく、昔から看護師さん泣かせで有名である(有名とは?) わたしの腕を見た看護師さんが必ず言うことベストテンの第一位が「血管出にくいですねぇ…」なのであります。
もう今回も当然のごとくわたくしは「どーせ血管出ねぇのはわかってんだよ…もう煮るなり焼くなり好きにやっちまってくれよ…」くらいのやさぐれっぷりだったのだが、そんなわたしの目の前に現れたよね。 女神が。
わたしを担当してくださった看護師さんのOさま☆彡
ものの見事に血管を探し当ててくださり、指で血管をぷにぷにしながら
「ここにありますね」と示してくださったのだが、血管ド素人のわたしにもそこに血管があることがハッキリわかるくらいのぷにぷに加減(伝わらない語彙)だったのだ。
しかも、これまで点滴といえば必ず「漏れ」を起こすわたしの血管が、女神の手にかかったら少しも漏れることなく、それはそれは快適な点滴タイムを過ごせた。
もしも点滴にドラフト制度が適用されているならば、「第一回選択希望点滴ナース Oさん!」と指名したいくらい、今後わたくしの点滴はすべてこの女神にお願いしたいと思うほどだった。
こちらがベッドの上で転がっている間は、とても大きく見えた女神だったが、退院の際に色々説明しに見えた時の女神があまりにお小さくてびっくりした。
「わたしチビなんです~」とおっしゃる姿がすこぶる可愛らしく、震えた…。今後入院することがあったらまたОさんに担当看護師になっていただきたい。心密かに推しナースとして推させてもらうでござる。
推しの幸せを遠くから毎日祈るでござる。(唐突なヲタ活)