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味覚認嗜好物体

入院中は当然のことながらしっかりと栄養管理された食べ物が、3度3度しっかり運ばれてきていた。

されどこれまた当然のことながら、その全てが自分の好みのものが出てくるわけではなくて、たまに自分の好みとは甚だしくかけ離れたものが登場して、
「のぉぉぉぉぉう( ;∀;)」となっていた。

しかしながら、やはりきちんと塩分が管理されているので、
その塩加減に舌が慣れてしまったらしく、
退院後の食事の塩分がものっすごい気になっている昨今だったりする。

入院前までのわたくしは「しょっぱい星人」でしたが、現在のわたくしはもはや故郷のしょっぱい星のことなど忘れ、「うすあじ星人」として生きております。

薄味に慣れたのだから、またしょっぱいのにも慣れていくだろうと思うやん?
思うやん??

ところが!

そんなことないんだよねえ…
おもてたんとちゃうかったわ…

あるものが少しずつなくなっていくことには抵抗はない代わりに、
いきなりそれがドカッと増えると、びっくりするほど抵抗を示すんだねぇ、体というやつは。

それを一番感じたのは、退院後に母親が漬けた漬物を口にした時だった。

一口食べた途端に舌に細かい鋭利な刃物が刺さったような痛みが走った。

しょっぱさって痛みだったのだと初めて思った瞬間だったわ…( ´,_ゝ`)

今まで普通に口にしていたものが
もうほぼほぼしょっぱい星の物だったんだと気づいてしまったわたくしは、
再入院時の食事が今からちょっと楽しみだったりいたします(´∀`*)

とは言うもののだよ。

これまでの嗜好とガラリと変わってしまった食生活。
今まで好きだったものが口に合わなくなってしまってなぁ…
されど、うすあじならば何でもいいわけではなく。
新たなる味覚の嗜好を確認する日々なのであります(^ω^)

まさかここにきて味覚の好みがガラリと変わってしまうなんて思ってもいなかったし、ずっとしょっぱい星人として生きていくもんだとばかり思っていたので、この新たなるミッションをこなしていくのが楽しみでならんよ(^ω^)

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