術後10日目
家で転がること二日間
もう階段を降りるペースがゆっくりなだけで
日常生活への支障はほとんどない。
咳も出るし笑えるしイキめるし
お風呂にも入れる。
まだ筋トレは次の通院日までは我慢と言われたけれど
それくらいだろうか??
痛みもほぼないし。
術前と比べても術後の方が体調の良さを感じる。
子宮全摘というと
「ぁぁ…もう女じゃなくなるのか…」
とか
そんな風にマイナスな感情が湧き上がってきたりするのかと思ってたけど
不思議なくらい全然そう思ってなくて
「女じゃなくなったとしても男になったわけでもないから
めっちゃ別な生き物になったってことやんけ(・∀・)」
という新たなライフがスタートしてる感じがいたしますよ。
子宮癌になるリスクがゼロになったし、
卵管ももうないし、卵巣も一個しかない。
だからといって喪失感があるわけじゃない。
大抵の女性はこのような立場になった時に
ものすごい喪失感を抱くと聞いたことがあるけれど、
わたしの場合はむしろ切る前の方がすごかった。
切らねばならないほどに内臓をいじめてしまっていたのか…という罪悪感の方がすごかった…
申し訳ない…ごめんよ… といつも思っていた…
それがこのたび自分の体内から取り出された時
なんとも言えない解放感のようなものが
湧き上がってきてしまったのだった。
こういうの一つとっても
感じ方や受け止め方は千差万別だなと思う。
日が経つにつれて喪失感が遅れてやってくるのかもしれないし、
それは誰にもわからないけど、
わたしがわたしであることに何も変わりはない。
これまでわたしの一部であり続けてくれた臓器たちのことを思いながら
感謝をするしかないんだろうなぁ…と
今は思っている。