言い尽くされてるけど、好きなもの好きって言うの大事
京都に帰って泥みたいに眠ってました、ミスiD2021ありがとうございました。アメイジングミスiD2021受賞だよえっへん。未だになんのオーディション?って言われると上手く答えられないけど、湧という人物を認めてもらえたんだと思う。まあ約3000人の中の12人に選んでもらえたみたい。セレソンかな、この国の救世主たらんことを。
鬼の様に長かった昨日のミスiD卒業式。受賞者は当日まで結果が分からないから数十秒のパフォーマンスの為に京都から東京へ向かう訳で。戸田真琴ちゃんや他のファイナリストに会えるのもこれが最後かもしれないしね。しかしまあ個性的な女の子を発掘するオーディションでそのファイナリスト約200名が集まるとなると異様な光景だった。この全員から漂うぼっち感の正体は、授賞式で分かることになる。
個性。個性ってなんだよとミスiDを受けた時から、いやその前から考えていた。だって普通の人とか居ないしみんな普通と言ってしまえば普通だし、宇宙パトロールルル子のママだって「人間一回死んで生き返ってからが普通ってもんだよ!」って言ってたし。普通じゃないねって言葉は言い尽くされてる。
でもこれは考え方が違った。個性的の反対を普通と考えてたから分かんなかったんだ。普通なんてそもそもない。個性は普通じゃない我々全ての生き物が持つ"好き"って感情だ。お菓子が好き、歌が好き、ギターが好き、シンセが好き、アニメが好き、漫画が好き、戸田真琴ちゃんが好き。これが私なりに出した個性とはの答えだ。
ミスiD卒業式にはその好きを突き詰めた人が集められていた。受賞した人のスピーチを聞いててそりゃクラスで浮くわねと思ったよ。出る杭は打たれると身をもって知っていてなお好きを貫いた結果がぼっちと栄光だ。誇りじゃないか。ぼっちが集められた待機室では意外とみんな打ち解けていた。
だからてっきり湧は音楽賞か戸田真琴賞を貰えると思っていたのだけれど、なんとミスiD2021。名前を呼ばれ、"あなたの孤独は美しい"を握りしめて壇上へ上がった。音楽だけじゃなくオールマイティに戦える様にと受けたミスiDで湧は目標を果たせたのだ。応募した時より写真とかも心なしか可愛くなった気が、、、しているのですが。服とかメイクとか表情とか。気のせいかな。歌すごい褒めて貰った。
後から読んだ審査員の選評も素敵なことばっか書いてあって嬉しくなっちゃったな。戸田真琴ちゃんに関しては愛で殺す気か?ってくらいのコメントで泣いてしまったよ in エクセシオール。アルバム予約しました!って吉田豪さんのコメントも最高。ほっかほかの気分で夜行バスに乗ったもんだから滋賀県くらいまで眠れなかった。貴重な体験だったな。賞取ったからって何かが劇的に変わる訳ではないと思うけど、このまま好きを突き詰めてやってこうって思いました。
最後に、やっと真琴ちゃんと話すことができた。本にサインももらって、この前のnoteでキモいくらいに書いてた真琴ちゃんへの愛も程よく要約して伝えてきました。あの愛くるしい瞳でこちらを見つめながら話を聞いてくれた真琴ちゃん。鼻の上のところが痛くなるくらい込み上げちゃった。ツーショットはほんとは自分だけのものにしたかったけど、戸田真琴ちゃんに会いたいと散々公言して皆様に応援して頂いたので奇跡の一枚、お見納め下さい。
嗚呼、言い古されてるけど好きなものを好きと言うのは大事なことだなと改めて思いました。湧は好きって言うの苦手だけど、好きが個性だしこれからもどんどん言っていこう。ヘイトばっか言っても誰も幸せになんないしね。"あ、あの子チェーンの喫茶店嫌いって言ってたな…。お茶誘うの辞めとこうか"とかなっちゃうかもしれないし、好きって言ってた方が楽しい。良いこともあるかもしれない。湧みたいにね。
2021年5月19日、湧のミニアルバム"Train Pop"を出すので要チェック!→ https://okmusic.jp/news/417596
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