これでやっと戸田真琴ちゃんのファンだと胸を張れる
愛すべきバイト先を潰しライブも中止中止、地球をまるごと鬱に包み込んだ厄病で難航に難航を重ね、ミスiD2021は約10ヶ月間の戦いとなった。ついに今月終焉。
140字に収まらない長文はTumblrやInstagramに度々投稿してたけど何せ後から読み返しにくいのでブログを始めた次第です。Tumblrはこれ→https://dacherrra.tumblr.com/
コロナになってなかったらミスiDは受けてなかったかもしれない。"地下室を出ろ"とお尻を叩かれた様な気がして、音楽だけじゃない武器も手に入れようと思い立ち応募した。あと戸田真琴ちゃんが審査員だから応募した。ぶっちゃけ後者の方が理由の半数かもしれない。さておき、これは私が戸田真琴ちゃんと出会って歌を届けにいくまでのお話。
真琴ちゃんとの出会いは2019年10月3日.携帯の画面越しだ。バンドメンバーに "山本直樹に出てくる女の子みたいな子現実に居ないかなぁ" と相談したら戸田真琴と返ってきた。これは『堀田/山本直樹』を読み終えた直後のこと。検索して出てきた真琴ちゃんの画像と目があった瞬間 "ほんとに存在したんだこんな子" と一瞬で心を奪われた。瞳の奥に宿す孤独。それはそれは強くて、しかしながら儚い雰囲気。それからこの人はどんな人だろう、あの瞳で何を見て何を感じて来たんだろうと電波の限り調べた。blog、インタビュー、SNS、そして本。愛に対する純粋な疑問と単純な答えを彼女は知っていた。女として生まれたことに絶望する私には、理を受け入れ命全てを包み込む様な優しさで生きている真琴ちゃんが大層眩しく映った。私は彼女にはなれないけれど、私(生を持ち戸田真琴ちゃんに好意を示す者)を肯定し言葉と愛らしい視線をこちらに送ってくれる彼女が同じ世界線で生きているということがただ嬉しかった。
こんなに好きなのに一つ問題があった。戸田真琴ちゃんの "本業を見ていない" ということ。つまりアダルトビデオを見ていなかった。彼女を形成する一部の本業を見ずして好きだと言えるか? いや、好きだからこそ見れない。もともと3次元が苦手だのもありジャケットで断念。しかしこれは私の中で失礼に値する。「湧ちゃんの大ファンなんです!!!曲一切聞いたことないんですけどね!ハハ!」と言われるのと同じだから。出会いはなんでも良いけれど本業としている所を無視されると流石に辛い。そうして私はどうにかして真琴ちゃんの作品を見なくてはいけなくなった。その為にはかなりの心の整理が必要になる。さてそこでミスiD2021が出てきます。なんと今年は戸田真琴ちゃんが審査員らしい。勝ち進めば会えるじゃないか。もし会えたらそこをケジメとしよう。画面からだけの情報で都合よく妄想していた私のケジメを直接会うことで付けよう。そう心に決め4月ミスiD2021に応募しました(いやもちろんそれだけの理由じゃないんだけどサッ)。
真琴ちゃんに会うべく2676人もの女の子達の中で足掻く夏。歌って書いて弾いて撮って、進んだ先に真琴ちゃんが待っていると自分を鼓舞して頑張った。1ヶ月毎日配信もしたね。しかし進んでも進んでもコロナのせいで審査はことごとく遠隔、画面に映るのは小林司さんのみ(ごめんなさい小林さん)。まこりんは何処だ、私は一生まこりんの作品を見ずして死ぬのかとまで落ち込んだ日もあった。次こそは‼︎と進み続け遂にファイナル・対面審査まで来てしまった。長かったなあ。応援してくれた人ありがとう。長すぎて世の中も私も沢山変わった。コロナ禍で対面面接に行き着いてくれた運営、スタッフ、審査員みなさんありがとうありがとう。
面接前日、ギターと『あなたの孤独は美しい』を抱きしめて夜行バスに乗った。画面と文章の中でしか知らない彼女は果たして本当に存在するのだろうか。忙しい人だから会えないかもしれないな。そんなことを考えながら車に揺られる時間そのものが愛おしかった。東京の朝、興奮と不安でどうにかなりそうだったので一先ず銭湯・萩の湯で整えてから面接会場へ向かう。やっと電波を超えて直接届けられるんだ。どんなに技術が進歩したって生以上のコミュニケーション手段はない。いざ決戦の時。私のミスiDの戦いを終わらせるのだ。名前を呼ばれ部屋に入るとそこには一角の異空間があった。豪勢な審査員が十分な間隔で並んでいる中明らかに透明な空間、そうそこには戸田真琴ちゃんが居たのです。ピュアピュアな透明と水色と薄ピンクの空気をまとって。呼吸だけで半径2メートルが浄化されてそうなオーラだった。まずは私の専売特許、歌を歌わなくては始まらない。曲はもちろん「水色の花」。地獄の様な自粛社会でやっと貴方に会えたんだ、これしかない。多目的室2個分くらいの大きな部屋を私の声で埋め尽くした。マイクもアンプも通さずに。出来る限りのパフォーマンスができたと思う(ギターストラップ忘れてたけど)。心優しい小林さんが真琴ちゃんに話を振ってくれたので彼女の声を聞くことが出来た。感動したって言ってくれたな。真琴ちゃんに会えるだけでなく私の歌を直接聴いてもらえるなんてなんと貴重な機会でしょう。あと服のセンスが良いとも言ってもらえたヤッタネ! ホカホカの心で会場を出て思う、確かに真琴ちゃんは存在したと。誇大妄想していた湧は自在する現実の真琴ちゃんを確かに視認した。身体も声もある人間だ。天使度は高いけどベースは人間らしい。おっけい、覚悟は決めた。早速その日の帰りにビデオ2本とVRゴーグルを購入。ビデオはデビュー作とVRの平和そうなやつ。
それから1週間ほど心の準備期間を設けてビデオ視聴に至る。最初はもちろんインタビューでも度々語られていたデビュー作。登場したのは垢が全然抜けてないまさに少女。ビデオの最初はインタビューでこの部分が本当に凄かった。質問しながらAVの現実を突きつけていく誘導が鬼畜すぎて何度も止まった。少女まこりんと視聴者湧は緊張しまくってお互い鳥肌でブツブツになってたな。息を殺して、最後まで見届けました。3時間もあってどっと疲れたけど真琴ちゃんの意を決した瞬間が見れてよかったと思う。お相手の人もベテランっぽくて安心もした。この頃の真琴ちゃんを見ると魅力が年々増しているのが分かる、真琴ちゃんはすごい。生々しいのでこの辺にしておきます。気になる人はWEBでどうぞ。
やっと好きな人の本業が見れた。心に引っかかってたものがすっかり取れたので胸を張って戸田真琴ちゃんのファンだと言える。ミスiDのファイナルに来ちゃうくらいまで見たかったもの。この時の決心が湧と真琴ちゃんを出会わせてくれたんだ。ありがとう。真琴ちゃんは存在していると知ってるだけで心があったかくなる様な人だ。これにて湧のミスiDは終焉________
いや湧だけ終わってどうする。どうせなら応援してくれた皆さんと共に賞を期待しよう。4/11はミスiD卒業式及び賞発表。戸田真琴賞とかあったらいいのになあ。ここまで来るのに応援してくれた皆様ほんとにありがとう。CHEERZ、TikTok、Twitter、インスタ 1いいねがいつも嬉しいです。見てくれてるだけでも嬉しいのにいいね!なんて、ありがとうね。湧ちゃん頑張れちゃう。
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