デザインスプリントなどのノウハウを提供 職場環境向上を図るモバイルアプリの設計協力
▼クライアント
富士通 様
https://www.fujitsu.com/jp/
▼業種
広告・情報通信サービス|システム開発|システムインテグレーター
▼サポート内容
モバイルアプリ『Buddy Connect』の設計協力
▼DXの分類・目的
派生事業(既存市場×新規資産)|新製品・サービスの開発|人材・組織
▼キーワード
デザインスプリント|SDGs
富士通はノッティンガム・トレント大学と協力し、顧客・社員・学生の健康と安全の向上に取り組んでいる。その一環として、自閉症の方と健常者がともに働きやすい環境を実現するため、スマホアプリ『Buddy Connect』を設計・開発した。
モンスターラボは同アプリの開発において、課題解決フレームワークやデザインスプリントのノウハウを提供した。
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■課題
長年、従業員のためになる職場環境を作ろうと試みてきた富士通。多様性を重視し、会社のために働いているすべての人々がサポートを得られる環境を確保するために、自閉症の人々が直面している職場の問題改善を目指していた。
富士通はどのようにアシスティブ・テクノロジー(補助的テクノロジー)が使われるかを考察。現実的な解決策を得るため、デザインスプリントやハッカソンのノウハウを持っているモンスターラボと協力することにした。
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■ソリューション
5日間のブレインストーミングセッションのち、モンスターラボは課題解決のためのフレームワークと方法論を提供。自閉症の従業員が直面しうる潜在的問題を洗い出し、富士通の既存システムを元にしたプロトタイプを作った。
この新しいアプリは『Buddy Connect』と呼ばれ、全従業員がこのアプリを通じ、それぞれのバディと繋がることができるもの。ここでのバディとは、日々の簡単なサポートをしてくれる社内の従業員を指す。
ユーザーは、色分けされたシンプルなシステムによってそれぞれの従業員の現在の気分を把握できるように。例えば、緑は絶好調、赤はあまり気分が良くないことを意味しており、それに対するアクションを起こすことができるようになっている。
加えて、アプリには計画・スケジュールツールも搭載。タスクが山積みにならず、1日を無理なく過ごせることを目的としている。
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■結果
プロトタイプの作成・試用後、富士通とモンスターラボはフィードバックを集めて課題を発見していった。多くの従業員はアプリに概ね満足していたものの、プライバシーにより深く注意を払う必要があること、サポートを提供するバディに対してトレーニングやリソースを提供したりする必要があることなどが挙がった。
富士通は、今後も誰もが暮らしやすい社会の実現に向けて活動を続けていく。
(情報公開日:2019年5月7日)
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