
なぜ、研究好きであった技術者がビジネスに興味を持ち、起業を目指すのか?
はじめまして。経営コンサルタントの傍ら、起業を目指すmk8です。
私は、量子コンピュータの研究を大学院で経験した後、データ分析ベンチャー、大手電気メーカー、経営コンサルティングファームと渡り歩き、テクノロジーサイドからビジネスサイドへと活動領域を移してきました。
モチベーション
大学院で量子コンピュータの研究をしていた頃は、研究が大好きで日々、どっぷりと実験に向き合う日々でした。ただ一方で、趣くままに、技術者を続けていても、技術者の価値が高くない日本においては、経済的な報酬が薄く、将来に不安を感じる面もありました。
世界的な大業績をあげることや渡米することで解決する方法も有りますが、当時の私にはあまり魅力に思えなかったのです。
2010年、学生であった私は様々な情報を読み通す中で、日本のテクノロジー産業の課題として、「技術とビジネスの融合が米国ほどには進んでおらず、ビジネスがスケールしないために、技術者の価値が上がっていない。」との考えに至りました。
少なくとも、大手電機メーカーが毎年大赤字を出し続けている、当時の日本大手起業においては、技術者で有り続ける限り、ビジネスサイドの人間に左右され続けてしまう。
一種の悲壮感に包みこまれた私は自らビジネスをつくり、技術者を生かす環境を用意したい。
そのためには、テクノロジーとビジネスの両方を知る必要がある。
これが、私がキャリアチェンジをし続けている動機です。
起業のタイミング
そして、電気メーカーでの新規事業リードと、事業戦略からデジタルトランスフォーメーション等のビジネスコンサルタントの経験を経た今、スキルセットは十分に獲得でき、行動が求められる局面にきていると捉えています。
2020年、世の中では新型コロナ騒動で経済の停滞感が広まっております。
経済が落ち込んだ先には、必ず、回復時期が訪れます。
次の経済回復の時期、それが起業にとっての好機。まずはサラリーマンの傍ら、創業準備でウォーミングアップをすることにします。
noteでは、創業準備の記録と思考整理を目的に、隔週に1度程度、投稿できればと思っております。