2017年9月29日
今朝、母の夢を見た。
家の前の道路で、
父と母とたわいもないことを話しながらいる。
家を改装する前で、まだ二人は若い。
母の顔がなんとなく違っていて
目がくっきりしていて黒目が茶色く大きく瞳孔が開き気味。
そうだ、もうこの人はいなくなってしまうんだ
というのがわかる。
父は、しゃべりに夢中になって、向こうから来た車に気づかなくて、車が近くに来て初めて気づいて逃げて家に入る。
母は、その来た車に笑いながら話しかける。
知り合いではなさそうだ。
中にいる人はキョトンとしている。
そんななか、なんか違う雰囲気を感じている。
そう、緊張感がないのだ。
父の中にも母の中にも。
苛立った感じがひとつもない。
真夏のモワッとした空気を感じる。
ちょっとまぶしげな光。
家の中に入って、ソファーに座ってテレビを見る。
ソファーも古い家にあった茶色系のベルベットのもの。
母の隣に座って、
この存在と一緒にいられるのは短いからなー、と
肩をくっつけて手を持ちすりすりする。
体温と皮膚の柔らかい質感を本物のように感じ
ほんわかーと目が覚めたら
ギャオスが布団の中にいた。
さすが外気温6度。
猫も布団に入るシーズン。
親しい人との間に生じてしまう緊張感
落ち着かない感
いつ来るかわからない攻撃に対する防御
無意識にぎゅっと持ち続け信じ続けてきたものを
手放していってもいいんだと感じた。
手折った小松菜とパセリの香りが混じり合い
まるでレモンクラス。
息はもう白い
東北の朝。
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