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愛しきキミへ

小さな小さな身体を、精一杯じたばたさせて泣いているキミ。
冬の晴れ渡った空の元、キミは引っ張り出される形で、外の世界に出てきた。

暖かくて心地いい水中から出てきて、初めて外気に触れて、きっと何が起こったのかわからず、怯えているかもしれない。

そんなあなたが、ママのお腹の上に置かれると、安らかな顔をしてうとうとし出す。

なんて天使のような存在なのでしょう!

まだ見る前から、あなたへの愛は当たり前のように私の心にあった。
愛さずにいられるわけがない!

ずいぶん前だけど、
君のお父さんも、こうやって産まれてきました。
一生守り続けようと、心に誓ったあの日。
今もその気持ちは変わっていない。

そして新たに今、自分よりも大切な存在として、キミが加わった。

楽しいことばかりじゃない
嬉しいことばかりじゃない
これからの人生だけど、誰よりも幸多き人生を歩んで欲しい。

そしてパパやママに存分に甘えて、元気に笑顔で成長していってほしい。

愛されるために産まれてきた。
そんなふうに思う小さな命。

私の命ある限り、キミを愛します。


「#恋文求ム」
三羽さんの企画に参加しました。

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