三匹の娘ブタ 8 「はちゃめちゃ寮生活」
久しぶりの三匹の娘ブタシリーズです。
前回の記事から1年以上書いていませんでした。
三匹の娘ブタとは、学生時代まるまる太っていた、ミクジ(私)とヒトミとセイコの仲良し三人組のお話です。
思い出にフィクションをミックスさせていますので、ご注意ください。
三匹の娘ブタちゃんたちが住む寮は、とにかく寮則が厳しい。
三匹は、はじめは真面目で従順だったはずなのですが、悪い先輩たちや、やんちゃな寮のお友達から、様々なことを学び、成長しました。
本日は、そんな娘ブタちゃんたちが住む寮の規則を紹介しつつ、その対処方法について、娘ブタちゃんたちが学び、実践したことなどをお話したいと思います。
寮は男子禁制です。家族でさえも、玄関横の応接室にしか入れません。
さすがに男子を招き入れた、というツワモノはいませんでした。でも夜中に抜け出して彼氏に会いに行く先輩はいましいた。
そんな先輩を、大人だあ・・・と思って見ていた娘ブタちゃんたちでした。
門限は10時。玄関のカギは8時に締まり、その後はチャイムを鳴らして開けてもらいます。
アルコールは、どんな理由があろうと禁止です。
もし、コンパなどでお酒を飲まなければならず、8時までに帰れないときは、チャイムをならすと寮監先生に見つかる可能性が高いので、誰かに玄関付近で待っていてもらって、静かにノックしてあけてもらい、素早く部屋に戻ります。
4階の奥の部屋だった娘ブタちゃんたち、階段ダッシュして、部屋に戻ってから、酔いが回ってゲロゲロ…
お風呂は8時までに出ること。
もしサークルで遅くなってお風呂に間に合わないときは、近くの銭湯に行きます。自治会費を払っている人しか入れない銭湯ですが、こそこそ入らないで、住民らしく笑顔で元気に「こんばんは~」と挨拶して入ります。
ただし、最後にならないように気を付けます。声をかけられる危険性があります。
洗濯室の使用も8時まで。
8時過ぎに翌日サークルで使うものなど、アイロンがけをしなければならないときは、しゃべらずに静かにやります。また、ドアをしっかり占めて、光が廊下に漏れないように気を付けます。
夕食は8時までに終わりましょう。
ご飯はお替り自由です。余っているおかずは食べてもいいです。
そうはいっても、ヒトミさん、セイコさん、どんぶりご飯3杯は、食べすぎじゃないですか?
おかずもあまっているとはいえ、まだ食べますか?
2人はマネージャーだから、そこまで体動かしてないよね?
唖然として見ていたミクジが一番太っていたのはなぜかしら・・・
しかしその後部屋に戻って他の部屋のお友達と共に又お菓子を食べていたのだから、太って当たり前ですね。
11時消灯。即寝ること。
冬は、消灯時こたつのコードを回収します。
エアコンも扇風機もストーブもない生活。
夏うちわだけでは暑くて耐えられないときは、消灯後30分以上してから静かに屋上に行って涼みます。電気はつけてはいけません。おしゃべりは静かに。つい声が大きくなり、度々、シッ!と言って笑い合う娘ブタちゃんとお友達たち。綺麗な星をながめ、身体が冷えたら気持ちよく寝られます。
冬は、こたつのコードを2本準備。消灯後も足を温めることができます。
(2本準備できなかった、娘ブタちゃんたちは、あきらめて布団にもぐりこみました)
カーテンレールに物を掛けてはいけません。
以前、サークルの先輩の道着を乾かしてこなければいけなくて、カーテンレールにかけていて、寮監先生にこっぴどく叱られた娘ブタちゃんたち。
渋柿をとってきて、皮をむいて、ビニールひもを括りつけてカーテンレールに干していた時には、寮監先生見回り情報を聞きつけるやいなや、すばやくカーテンをしめます。
できた干し柿は、その後美味しくいただきました😋
朝の食事当番は、時間厳守。
ヒトミとセイコは、朝寝坊しがちなので、ミクジは、2人を起こすところから始まります。
ちなみにそれは、サークルの朝稽古の時も同じです。
当時は早起きは得意だったミクジも、今は苦手です。
日が暮れたら、カーテンは閉めましょう。
寮から見下ろせるアパートで、あるサークルの先輩が情事を繰り広げていたとしても、カーテンの隙間から覗いてはいけません。
そのサークルの後輩には、教えてはいけません。
(後から聞いた、そのサークルの後輩の娘ブタちゃんたちでした)
2ヶ月に一度くらい日曜午前の掃除当番があります。
行けないときには、誰かと交代しましょう。
とはいえ、毎週サークルがあって、代わってもらいたくてもなかなか代われる日がない。そんな時、交代するのではなく私たちの分もやってくれた、優しいお友達に感謝です!
結局3回くらいしかしていない…
外泊禁止。外泊時は外泊届を出して、寮監先生の許可を取ること。急な場合は寮監先生に電話をいれること。
もしも、先輩からオールナイト飲み会を強制されたら、外泊届には、実家や親せきの家に行くと書きます。(おそらくバレバレ)
急な場合は、公衆電話から寮監先生に電話しましょう。その際、近くの公衆電話だとわからないように、少し小さめの声で話ましょう。
(当時、近くの公衆電話だと、声が近い!と寮監先生にばれると、まことしやかに言われていた)
こうして、厳しい寮での生活をしてきた娘ブタちゃんたちでしたが、
さすがに無理を感じて、通常2年の寮を、一年で出ることにしました。
「1年で出ようとすると、寮監先生に止められる」と聞いていたのですが、娘ブタちゃんたちは、すんなり受け入れられ退寮。
寮監先生は。問題児が出ていってくれてほっとしたことでしょう。
こうして娘ブタちゃんたちの、はちゃめちゃ寮生活は終わりました。
当時は本当に大変でしたが、楽しい寮生活でした。
これまでの三匹の娘ブタシリーズは、こちらのマガジンをご覧ください。
福島太郎さんより、これもメディアパルさんの企画に参加してみたら?とのお声をいただいたので、初めての寮暮らし、ということで、参加させていただきたいと思います。
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