筋斗雲に乗って
運転中、踏切の遮断機が降り、ふと夕方の空を見たら
あまるい白いお月さま
その横に、小さな雲
筋斗雲みたい
頭の中で、筋斗雲の上に、孫悟空の姿を描いてみる。
頭には、、前がくるってなった金の輪っか
手には如意棒
赤いベスト着てるかしら…
あ、私が想像したのは、ドラゴンボールではなく、堺正章でもなく、
子供用の絵本の孫悟空でした😅
車が動き出し、建物で月も雲も見えなくなり、2分後くらいに空を見上げると
まあるいしろいお月さま
あれ? 筋斗雲がない‼︎
月の近くに全く雲がない
やっぱり筋斗雲だったんだ!
孫悟空が乗っていて、どこかにす−って行ってしまったんだ!
まるで孫悟空を見たような気になって
嬉しくなった
雲って、想像を掻き立てる。
黒い巨大な雲の塊を見たら、ラピュタを思い出すし、
火の鳥のような雲を見たら、手塚治虫の「火の鳥」を思いだす。
そしていろんなものに見立てては、
どこまでも
どこまでも
空想の世界が広がっていく。
小学校の教科書に、
「くじらぐも」
というのがありました。
まだクジラが好きになる前だったけど、このお話はずっと忘れられません。
小学校の頃、友達数名と、手を繋いで輪になって
「天まで届け、一、二、三!」
と叫んでジャンプしたりしてました。
クジラの形の雲を探しました。
雲の上には乗れない。
そんなことわかっていても、
飛行機から見るモコモコした雲海を見たら
その上に寝そべりたくなるし
流れる雲の上に乗ってみたくなる。
筋斗雲に乗って、どこにでも行きたいところにすーっといけたら最高!
どこに行こう…
あそこに行こう
あそこにも行こう…
時には、子供の頃に戻ったような
そんな空想の世界に行ってみるのも
悪くない