新生活20字小説(駿府城)
新生活。リサイクルとお古だけでも僕の城。
大学時代、寮を一年で出て、一人暮らしを始めましたが、お金もなく、ほとんど全て貰い物。
いろんな人に聞いて周り、集めて回りました。
そんな古いものだらけの部屋でも、
初めての「自分だけの」生活に、ワクワクしたことを思い出します。
「新」という言葉がよく似合う春。
春になると、そんなワクワクをちょっと思い出します。
昨日の夕方、病院の帰りに並んだ提灯を見て、
おっ、週末は静岡祭りだった!
桜はどんな感じかな?
と、少し歩いてみました。
この場所は、昨年の静岡祭りできた場所です。
週末の天気、土曜日は良さそうです。
今年は、静岡祭りには来ないつもりですが、
この提灯で少しお祭り気分を味わえました。
私の周りでは、一斉に桜が咲き出しました。
桜が咲くと嬉しいと思うのは、
もしかしたら、「食べ物が少ない冬、寒い冬が終わる」
という、人が人となる以前からの動物的な、感情かもしれない。
でも今は、単純に
美しい花、景色を楽しみたいと思います。